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自分の「流儀」の確立こそダンディズム。フォックスブラザーズのオーダースーツ
オーダースーツを作り始めてその良さと服飾文化の深さに触れ、ファッションの王道を歩みたくなった人もいるはずです。そんな人にとって、どのようなオーダー服地を選ぶのがよいでしょうか？
狐がトレードマークの、「フォックス」の愛称で親しまれてきた「フォックスブラザーズ」にその答えがあります。フラノ、つまり「フランネル」の代名詞とも言われるフォックスは、「ダンディズム」を体現する、これこそ男の流儀という服地を2世紀以上の間に亘って、常に最高級の品質で世に送り出し続けているのです。
その品質への並々ならないこだわりにより、なにせあの稀代のファッションリーダーであるウィンザー公やウィンストン・チャーチル首相、名優ケリー・グラント、ショーン・コネリーやカリスマ、デビット・ボウイも愛していた服地ブランド「フォックス」を紹介します。
目次
自分の流儀を確立したい30代ビジネスパーソンにおすすめの生地、フォックス
ファッションとは一般的に「流行」と解釈されていますが、本来の意味は「流儀」なのです。また他にも「影響を与える」「感化する」という他動詞の意味もあります。つまり、ある人の流儀が格好良いので、周囲が感化されてそのやり方が広まり「流行」となるのです。
だからファッションの楽しみ方には2種類あります。結果としての「流行」を享受するのもファッション、自分の「流儀」を確立するのもファッションです。そして、後者のように自分の流儀にこだわることこそ「ダンディズム」の本来の意味でもあります。
年齢も30代に入り、着実にキャリアプランを実現しつつあるアグレッシブな人達には、表層的なファッションの流行に左右されるのではなく、揺るぎない自分自身の流儀を確立しようとするスタンスが似合います。
そういう人達にこそ2世紀半近く頑なに、良質でオーセンティックな服地にこだわり続けてきた、フォックスブラザーズがおすすめなのです。
フランネルの母にしてダンディズムの父、フォックスブラザーズはどんな生地ブランド？
「フォックスブラザーズ（Fox Brothers）」は1772年にトーマス･ファックスによって英国南西部にあるサマセット州のウェリントンで創業され、紡毛・梳毛生地の生産を始めました。第一次世界大戦中は重厚で堅牢な「サージ」織物を「ロイヤルアーミー（英国王立陸軍）」に大量に納めていました。
後にフラノ＝フランネルの創設者として公認され、極めて高い評価を受けてサヴィル･ロウをはじめとした欧州各国の名だたるテーラーにて、冬の定番服地として愛され続けてきました。
もちろんフランネル以外にも、オーセンティックな英国クラシックの服地を作り続けてきました。近年は連綿と続く伝統的な製造プロセスを、アートデザインの技術と結びつけ、最高グレードの羊毛素材を世界に発信しています。
現在のオーナー、ダグラス・コルドー氏はフォックス以前にもファッション業界に長年携わってきた有能な経営者で、ある時ハケット・ロンドンを創始したジェレミー・ハケット氏との昼食の席で、ハケット氏から当時低迷していたフォックスブラザーズの立て直しを、君ならできると勧められたのです。
引き受けたコルドー氏は製法と品質管理に徹底的なこだわりを全社的に貫かせて、経営を見事立て直しました。現在も映画の007シリーズの制作者から、ジェームス・ボンド役のダニエル・クレイグが身に付けるスーツやタキシードの服地のオファーがくるほどの、服好きの人達の憧れのブランドとして君臨しています。
フォックスブラザーズ生地の特徴はゆっくりじっく織り上げるこだわりにあり！
フォックスブラザーズの工場は織機が11台でスタッフは総勢32人という、意外と小規模なミルです。11台の織機の内、新しい織機は2台だけで、9台は旧式の織機なのです。紳士服用のメインの服地は旧式織機で織り上げられます。実はこのあたりにフォックスのこだわりがあります。
新しい織機は高速で織ることができます。しかしフォックスの紳士服地はあえて旧式織機でゆっくりと、通常の2～3倍もの時間をかけて織り上げます。
何のためにそうするのでしょうか？大変良質な、繊維の細いメリノウールの原料を使っているので、高速で織ると糸に負担がかかります。手作業で細かい入念な準備をほどこし、スピードをあえて落として糸に負担をかけずに織ることにより、生地の織り上がりのクオリティにはるかに違いが出るからなのです。
フォックスブラザーズの生地の世間の評判は？
ここ数年間、服地のトレンドとも相まってフランネルを主軸に、世界中の多くのビジネスパーソンが「フォックスブラザーズ」の素晴らしさを再認識しています。とても控え目なのにも関わらず、ほのかにゴージャスな雰囲気を醸し出す仕立て上がりの佇まいは、まさにオーセンティック！
そしてその名声は冬向け服地のフランネルに留まらず、スリーシーズン向け服地の「ゴールデン・フォックス」や強撚糸を使用したポーラ系の夏向け服地の「フォックス・エア」も注目を浴びています。
フォックスブラザーズ生地のオーダースーツの価格帯はどのレベル？
フォックスブラザーズのオーダースーツの価格帯をリサーチした結果を紹介しましょう。
フォックスの服地自体のバリエーションもあり、またショップによって若干のバラつきはありますが、エントリープライス（裾の値段）が税別98,000円～108,000円ぐらいが相場です。グレードが高い服地を選べば、12万円を超える場合もあります。
税別108,000円であっても他のオーダースーツと併せて2着を購入すると、フォックスが1着税別68,000円になるコンビ価格で買えるショップ（グローバルスタイル）もあります。
一般的なオーダースーツの価格よりはちょっと高めになるので、セットで他の服地と一緒に2着購入をするのが、結局はお得な買い方ですね。
フォックスブラザーズ生地のオーダースーツはどの店舗で作れるの？
フォックスブラザーズの服地を使用したオーダースーツを作りたい場合、東京ではどのショップに行けばよいでしょうか？フォックスブラザーズの服地を扱っている東京都内のオーダーショップの中で、トータル的にもっともおすすめな店を紹介します！
グローバルスタイル銀座本店でフォックスブラザーズ生地をチェック！
それはズバリ「グローバルスタイル」です。オーダースーツ専門店として急成長で全国展開をしていますが、その「GINZAグローバルスタイル 銀座本店」でフォックスブラザーズの服地でオーセンティックなオーダースーツを作ることができます。
大阪船場の老舗の生地問屋がグローバルスタイルの母体であり、長い年月で培った業界内のネットワークと素材のバイングの技術を最大限に活かし、リーズナブルで上質なオーダースーツを提供してくれる専門店です。
英国服地とイタリア服地の双方で用意された、潤沢な選択肢からチョイスして作れます。
型紙や価格帯のバリエーションも多く、スーツを着るすべての年齢層に対応できるメンズ・オーダースーツショップと言ってよいでしょう。メインのオーダースーツの他にもサブアイテムのシャツやネクタイおよびシューズなども含め、トータルでコーディネートができるように品揃えされてます。
フォックスブラザーズの服地のオーダースーツ価格は税別108,000円から選べます。コンビ価格という2着同時購入の場合の価格設定は1着が税別68,000円です。デザインの選択は、アパレルの実力派デザイナーとのコラボレーションによるトラッドからモードまでを包含した型紙（モデル）群の中から選べます。
10パターン以上という、多くのモデルの中から選べるバリエーションの潤沢さは業界随一です。顧客の年齢や職場でのポジション、および好みに見合うスタイルが選べて安心ですよ！
オーダービギナーから上級者まで、すべてのオーダーファンにとっておすすめのグローバルスタイルは、東京の他に関西では大阪と京都、そして名古屋と福岡にショップがあります。
- 店舗名：GINZAグローバルスタイル 銀座本店
- 住所：東京都中央区銀座1-5-7 アネックス2福神ビル1･2F
- 電話番号： 03-5579-9485
- 営業時間：平日／11:00～21:00 土日・祝日／11:00～20:00
- 公式HP
▼グローバルスタイルをもっと知りたい方はコチラ
フォックスブラザーズの生地を使うおすすめアイテムはストライプスーツ
フォックスブラザーズの服地を使って作るおすすめのアイテムは、やはり「ストライプスーツ」！
フォックスのグレード感を伴うストライプは、これぞ英国クラシックという迫力があります。それもバンカーズストライプ系の幅のあるはっきりしたストライプがなおよいですね。
デザインはシングルでもダブルブレステッドでも似合いますが、上のイラストのようなクラシカルな3ツ釦のスリーピースなど品格もあって素敵です。さらにイラスト同様に襟付きベストにすると、一層オーセンティックで洒落ています。
冬なら迷わずフランネル！バンカーズストライプ系のチョークストライプがよく似合う素材です。それ以外の季節なら「ゴールデン・フォックス」でカバーできます。柄のバリエーションは多いので、じっくりと迷うのも楽しみのひとつです。
フォックスブラザーズのおすすめ生地は『フランネル』
フォックスの服地は非常に豊富なバリエーションで組まれています。スーツ用としては目付け（1平行メートルあたりのグラム数）180gのライトウェイトから重厚でクラシカルな400gのフランネルまで、またジャケット・コート用に1000g以上の超ヘビーウェイトのものまで揃っています。
何よりもまずフォックスブラザーズにおいては、フランネルがおすすめです。ブランドのアイデンティティとも言える素晴らしい品質です。しかしあくまで冬用でもあり、近年は暖冬傾向にあるので、スリーシーズン対応の「ゴールデン・フォックス」も優れた服地としておすすめできます。
それと盛夏を含む夏用として、｢フォックス・エア｣は他ブランドとはひと味もふた味も違う夏服地です。3本の糸を撚り合わせる三子撚り（みこより）の強捻の梳毛糸(そもうし)で高密度で織られた「ポーラ」あるいは「フレスコ」とよばれる服地です。通気性が高く、シワに強くて、見た目のハリと触った時のコシが素晴らしいと定評があります。
まとめ
ファッションの王道とも言える自分の「流儀」の確立を目指す人にこそおすすめの、フォックス服地を紹介しました。その圧倒的にオーセンティックな服地によって、自らのスタイルを見いだすことでダンディズムを体現できます。
季節感に合わせた服地のチョイスで、いついかなる時も自分が自分らしくあることを可能にするフォックスブラザーズのオーダースーツで、自分の流儀を打ち立てる旅に出ましょう！
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