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自己承認欲求が強い人の原因と特徴とは?満たす方法を解説!

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「自己承認欲求」というフレーズを耳にしたことはありますか?自己承認欲求は、正しく前向きな考えをもとに、誰にでもある自然な欲求だと言われています。今回は自己承認欲求が強く表れる人について、その人が持つ特徴、そして原因を探るとともに、自己承認欲求に対して満足感を得るための方法を徹底解説していきます。

自己承認欲求とは?

あまり聞きなれない「自己承認欲求」が意味するものは、いったいどのようなことなのでしょうか?「自己承認欲求」は、自分で自分を見つめ、良いことも悪いことも認めたいという思いで、自分の自分へに対する評価の欲求のことを指しています。

つまり、自己承認欲求とは、認めてもらいたい相手が他人ではなく自分なのです。この思いが強い弱いに関わらず、通常誰もが持っている欲求です。自分で自分を認めることで、それが信頼性や自信につながり、さらには自分を尊重することができるようになります。

他者承認欲求との違い

「自己承認欲求」と「他者承認欲求」の違いをご存知ですか?どちらも同等の思いだと勘違いしそうになりますが、実は両者は全く異なる意味を持ち、他者承認欲求は、他人に対して自分を高く評価してほしいと、強く望むことを指しています。

他者承認欲求は、自分の周囲にいる人、上司、同僚、友人など、あらゆる人から認めて欲しいという願望を持つことで、自己承認欲求とは少し意味合いが異なります。しかし、自己承認欲求が強い人は他者承認欲求も強い傾向にあります。

自己承認欲求が強い人の特徴

ここでは、自己承認欲求が他の人よりも強く出るタイプの方が持つ特徴をみていきましょう。特にそのような方はどんな行動パターンがあるかも詳しくご紹介します。

特徴①他人の話を聞かない

一般的には普通の人は、自分の意見も述べながらも人の意見にも耳を傾けます。しかし、あまりに自分を認めたいと思っている自己承認欲求が強い人は、他の誰かが話をしていても、いつも上の空で話を聞く姿勢ではありません。

それよりも人の話に割って入ることもあるでしょう。このような行動は、自己承認欲求が強く出る人に頻繁に見られる特徴です。

特徴②自分と他人を比較する

人はつい、自分と他人を比べる傾向にあります。たとえば、同じ業務を行っていても、業績が良く、社内でも評判が良いと判断された場合、優越感に浸ることができるでしょう。さらに、自分が勝ち組だと自負することで強い満足感を得ることができるでしょう。

自己承認欲求が強い人は、常に他人と自分を比較し、自分の方が良いと断定することで自己満足に浸るなど、自分が大好きという姿勢を見せることがあります。

特徴③自慢話が多い

すごいことをした場合、それがどのようなジャンルであっても、自分の成功を人に話したくなるなど、自慢話に花を咲かせる人は、自己承認欲求が強く出る人の典型的なパターンだと言えます。

どんなジャンルの話でも、人が聞いても楽しく聞けるような話ではない場合、それは単に自慢話であり自己承認欲求の表れです。

特徴④SNSのいいね数が気になる

自己承認欲求が全面に現れる方は、同調されることを望む傾向です。そのため、SNSを利用している場合でも、人から「いいね!」されることを期待しているため、もしも自身の投稿に対してコメントが少ないと、輝く自分を理解してもらえないことに対して大きな不満を抱くことがあります。

そして、一匹オオカミの一面もある承認欲求の強い人は、周囲の人に非難されるようなことがあると、人に対して攻撃的になることもあるため注意が必要です。

特徴⑤SNSに自撮り写真を投稿する

自分の自己承認欲求が強い人は、他人から見られることを好む傾向です。そのため、自身の自撮り写真をSNSに頻繁にアップしていることが多く見受けられます。他人に自分の写真や投稿を見てもらえていることに快感と満足感を得ているのでしょう。

自己承認欲求が弱い人の特徴は?

では、反対に自己承認欲求が弱い人とはどのようなタイプの人のことを指すのでしょうか。自己承認欲求が強い人とは真逆のタイプ、自己承認欲求が弱い人の特徴を詳しくみていきましょう。

特徴①マイペース

毎日自分のペースでのんびりと過ごす方ほど、自己承認欲求は強くありません。また周囲の様子に流されることもなく動じることなく過ごしていることでしょう。このように、毎日穏やかに過ごしている人こそ、自己承認欲求が弱い人だと言えます。

特徴②自分と他人を比べない

人は自分と他人の良いところ、悪いところを比べてしまう傾向です。しかし、自己承認欲求がそこまで全面に出ない人は、自分に自信があり、自分の存在に満足していることでしょう。

これは、他人に対して強い敵対心を持つのではなく、常に平等な精神を持っているからです。このように、自己承認欲求が弱い人とはまったく正反対の性格あることが分かります。

特徴③向上心がない

自分のペースを守り、日々、決められたルーティンで過ごす傾向にある自己承認欲求が弱い人は、自己承認欲求が強い人と比べても野心がなく、淡々と過ごす方が多いと言えます。つまり、向上心がなく、高い目標設定を行う訳でもなく生きているのです。

言い方を変えればネガティブにも見える姿勢ですが、自己承認欲求の弱い人は、自分に対して満足度も高く、強い向上心を抱かなければならないという焦りもないように見受けられます。

自己承認欲求が強いことのメリットとデメリット

続いては、自己承認欲求が強い人こそ実感するメリット、また、強いことで受けるデメリットに感じることをそれぞれ詳しくみていきましょう。

自己承認欲求が強いメリット

まずは自己承認欲求が強い人が普段の生活の中でどのようなメリットを感じることができるか以下に3点みていきましょう。

【向上心を保ち続けることができる】

人よりも自己承認欲求が強いは、仕事でのモチベーションも高く、常に向上心を持って過ごしています。そのため、仕事ができる人も多く、それを評価してくれる人がいるからこそ、より一層努力する傾向です。

【ビジネスに成功する】

野心があるためビジネスチャンスを掴みやすく、起業した場合も強運の持ち主であることが多いと言えるでしょう。自分の力でビジネスチャンスを掴もうとする姿勢が人よりも強いため、大きく飛躍する人生になるというメリットを持っています。

【自分に対する自信がつく】

チャレンジ精神のある自己承認欲求が強い人は、特にビジネスにおいては高く評価され、周囲の人から自分の存在を認められることが多いと言えます。それが自分への自信につながり、日々の暮らしが善循環するでしょう。

自己承認欲求が強いデメリット

自己承認欲求が強いことによってメリットを感じることがあれば、逆にデメリットと取れる部分もあるでしょう。続いては、自己承認欲求が強い人が普段感じるデメリットについて詳しくみていきます。

【やる気をなくしてしまう】

自己承認欲求が強い人は、自分はこうあるべきだという理想を高く持っています。理想の自分と現実の自分にギャップがあると、自分はダメだ…とネガティブになってしまうことがあります。

また、自己承認欲求が強い人は他者承認欲求も強い傾向がある為、自分の努力を高く評価してもらえなかった場合、やる気をなくしてしまうことがあります。

【良い人間関係を構築しにくい】

自分のことばかりを人に話すことが多い自己承認欲求の強い人は、ビジネスのことであれば耳を傾けてもらえますが、プライベートの自慢話は周囲の人にとって煙たい話でしかありません。

それを面倒な人だと捉えられるだけではなく、付き合い辛い人だと思われるため、本心で付き合えるような良い人間関係が構築しにくい存在だと言えます。

【良い人を演じるようになる】

どうしても人からお願いされることがあると、良く見られたいがために自分がどんなに嫌なことでも断り切れないこともあります。そのため、悪い言い方をすれば、都合よく使われることもあるので少し注意が必要です。時に確実にできないことはきっぱりと断ることも大切です。

自己承認欲求が強くなる原因

自己承認欲求が強い人は、どんな原因あり、またどのような理由からそのような人間が構築されてしまったのでしょうか。ここでは、自己承認欲求が強く出てしまう主な原因を確認してみましょう。

原因①褒められたことがあまりない

子供の頃、誰もが無邪気に楽しく、時に叱られながらも日々成長し、親や周囲の人、近所の大人から褒められながら育ったことでしょう。しかし、幼少期に褒められることが少なかったという人は、大人になった時に大きな影響を及ぼす傾向です。

これは、自分の努力を自分で褒めることしか方法がなかったからです。通常、このような生活を送ってきたことは健全な暮らしだとは言い難く、家庭環境等にも問題があったと推測されます。

原因②周りの視線が気にしている

常に自分が人からどう見られているか、どう感じられているかを気にしながら生きている人は、自己承認欲求が人よりも強く出てしまう原因に直結しています。これは、自分をよく見られたい、人に評価してもらいたいとなど、常に自分への視線が気になるからです。

このように、いつも心休まることなく人からどんな見られ方をしているか、その視線を常に気にしていることが自己承認欲求の強い表れだと言えるでしょう。

原因③SNSを日常的に使っている

直接的に人と交流を持たなくても、SNSなどを活用することで、知らない相手とつながりを持つことで満足感を得る自己承認欲求の強い人は、これらを常に活用した生活を送っています。

SNSの媒体上なら、自分の存在を認めてもらえる恰好の場だと認識しているため、その評価に支配されることに快感を覚え、より一層自己承認欲求が強くなってしまうのです。このSNSが直接的な原因であることは否めません。

自己承認欲求を上手に満たす方法

では、このような自己承認欲求が他の人よりも強く出る人に対して、欲求を満たす方法はあるのでしょうか?ここでは、自己承認欲求を、自分が満足できるようにするための方法をみていきましょう。

自分を褒める

人から褒められて高く評価されることがなくても、自分の努力を自分が褒めることで解決することができます。そのため、頑張った自分の姿がここにあれば、まずは自分で自分を褒めることを行ってみてください。そうすることで自分に対して最も高い満足度を得ることができるはずです。

自分自身を受け入れる

自分の現在の状況、姿、思いを受け入れ、自己肯定感を育みましょう。野心が強く、向上心のある自己承認欲求の強い人は、今の自分よりもさらに目標高く持って突き進む傾向です。

無理して高いハードルを超えようせず、一度現状のありのままの自分自身を受け入れ、認めてみてください。その結果、それ以上の自分になろうとせず、現状の自分の良さを快く受け入れられるようになるでしょう。

なりたい自分になれるように努力する

これまで多くの努力を重ね、ビジネスでも飛躍してきた自己承認欲求の強い人は、今後はなりたい自分を目指して奮闘していくのも方法です。

ひとつのことに固執するのではなく、色々な面で自分らしさと楽しさを持って生きていくと、より輝きある人生を歩むことができるでしょう。なりたい自分を目指して努力すれば、いつしか自己承認欲求は満たされ、さらに充実した毎日を送ることができるはずです。

自己承認欲求が強い人への対処法

最後は、周囲にいるかもしれない自己承認欲求が強い人対して、いったいどのような対処法を取れば良いか解説します。もしも自分の周りに自己承認欲求が強い人がいれば、以下の対処法を参考に上手に付き合っていきましょう。

【努力や結果に対して褒める】

自己承認欲求が強い人は、あまり褒められた経験がないために、自分を評価して欲しいと思っています。そのため、自己承認欲求が強く表れる人に対しては、どんな些細なことでもその努力や結果に対して褒めてあげてください。

一言でも褒める言葉や評価する言葉があれば、それだけで欲求を十分に満たすことができるのです。うまく付き合っていくためにもこの方法は鉄板だと言えるでしょう。

【程良い距離感で接すること】

自分との考えが一致し辛い自己承認欲求の強い人は、協調性に欠ける一面を持っているため、周囲の人から嫌悪感を抱かれることもあります。そのため、程良く一定の距離感を保った付き合い方をしてみましょう。距離を保っているだけで接する側にストレスがかからず、うまく付き合っていくことができるでしょう。

【合わないならきっぱり関係性を断つ】

人それぞれ性格も考え方も異なります。そのため、自分が「自己承認欲求の強い人と性格が合わない」「あまりうまく付き合っていく自信がない」など感じる場合は、無理に付き合っていく必要はありません。

もしも合わないと感じるなら、無理に合わせることなくきっぱり関係性を断つのも方法です。自分にストレスがかからないようにしましょう。

自己承認欲求を満たして自分を認めてあげよう

自己承認欲求が強い人に見られる特徴や、なぜそのようになってしまうのかその原因を探るとともに、自己承認欲求を満たすための方法まで徹底解説しました。自己承認欲求が強く表れる人には様々な原因がありますが、対処法を知ることで上手に付き合っていくことができるでしょう。

自己承認欲求が強い人は、自分に対する理想のハードルを少し下げてあげることで、気持ちも楽になり楽しく過ごすことができるでしょう。まずは、自分を褒めてあげたり、現状の自分を受け入れるなどして自己承認欲求を満たし、自分で自分を認めてあげましょう!

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