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ガチ英国調を求めるアンチイタリア派なら、ヒールド・ブラザースのオーダースーツ
青年層とは言えどもひと昔前では中年と言われていた30代に入り、職場での地位も築きつつあるビジネスパーソンの皆さん。あなたはどのような装いで仕事に臨みますか?
イタリア系のスーツスタイルのお洒落さは認めるが、あの伊達男っぽい感じがどうしても好きになれない・・・自分自身は英国調のもの、オーセンティックなブリティッシュスタイルで、シックで大人の余裕で魅せる装いを目指したい・・・そんなひとも、意外と多いのではないでしょうか。
そんな燻し銀のテイストで身を飾ることを切望するひとたちに、これこそおすすめというオーダー服地ブランドが英国の老舗の織元(おりもと=毛織物製造業者)である「ヒールド(Hield Brothers)」です。
ヒールドとはどのような服地ブランドなのかを、この記事では掘り下げてみますので、最後までお付き合いください!
目次
オーセンティック英国調を好む人にヒールド・ブラザースがおすすめ!
世の中のファッションには様々な種類がありますが、ことスーツスタイルに関しては下記のようにある程度大別できます。
- 英国テイスト
- イタリアンテイスト
- アメリカントラッドテイスト
- モードテイスト
これらの中でもっとも主流は何でしょう?現在の主流は、強いて言えばイタリアンテイストです。しかしその中に英国調やモードが混じったりするのも現代ファッションの複雑なところです。モードテイストとはデザイナーズブランド系のトムフォード(下の画像)やアルマーニ、日本のコムデギャルソンなどです。
さて、イタリアンテイストの代表的なものといえばサルトリア(仕立て服)系ブランドのキートンやイザイア、最近ではタリヤトーレなどが人気を集めています。(下の画像の人物はキートンのCEOであるアントニオ・デ・マテスです。創業者のチロ・パオーネは彼の叔父にあたります。)
そういうイタリア的な、伊達男的なイメージのファッションを好まず、紳士然とした重厚な英国ファッションを好む人も少なくありません。
そういう人達におすすめのオーダー服地は英国のヒールドです。多くの英国服地ブランドが時代の流れの中で、イタリア的な要素をほどよく取り入れている中、頑固一徹というか武骨というか、我こそは英国なりという感じの威風堂々たる服地です。
ヒールド・ブラザースとは一体どんなオーダー生地ブランドなのか?
ヒールドとはどのような服地ブランドなのでしょうか?
ひと言で言うと、英国テイストのアイデンティティを混じりけなく現代に伝え継いでいるミル=織元です。生粋の英国テイストが味わえる服地だと言って過言ではありません。それでは、そんなヒールドの歴史と、その特徴を確認してみましょう。
大英帝国の輝かしい栄光とリンクするヒールドの歴史
ヒールドは1922年の英国にて、国王ジョージ5世の時代に設立されました。この年の大英帝国は、世界の人口の4分の1を占めている史上最大の帝国となりました。
織元ヒールドはヒールド家の起業家によって、織物産地として名高いハダーズフィールドよりも少し北のウエストヨークシャーにおいて、「Hield Brothers」という名称で設立されました。
大英帝国の輝かしい歴史の中で、英国の普遍的な高品質の服地の象徴として、世界的な評判な地位を獲得してきました。英国の繊維業界に寄与したヒールドの功績は、英国王室から二度にわたって表彰されたほどの目覚ましいものです。
サヴィルローの名門テーラーの間でも現在に至るまで、英国らしい服地として贔屓客へのおすすめ度が高い服地の位置付けになっています。
英国服地の代名詞、ヒールド・ブラザースのオーダー生地の特徴とは?
ヒールド服地の原料の供給元は、ヒールドと同じく歴史が長くて100年以上続いている、選りすぐりの老舗の2社です。常にヒールドは最高級の原料を使用してるのです。
極論で言えば、糸の撚りも甘く打ち込みも荒いイタリアの服地とは全く対照的に、撚りが強い糸で高密度に打ち込まれて非常に目が詰まっているのがヒールド服地です。
経糸(縦糸)と緯糸(横糸)の両方に双糸(複数の糸を撚り合わせた糸)を使用する重量感がもたらす仕立て映えは、真の英国らしさを表現します。ハードな着用にも、その堅牢度によってヒールド服地は耐えます。
ヒールド・ブラザースのオーダー生地の世間の評判はどんなものか?
英国のブラッドフォードにあるヒールドの工場が最新鋭の機械と先端技術を導入する意欲は、しっかりとした経営がなされている英国の織元の中でも群を抜いています。英国服地のアイデンティティに強いこだわりを持っていて、昔と変わらぬ良き服地の追及の手を緩めません。
そのこだわりがあってこそ、英国王室・女王陛下のベントレーリムジンのシートにヒールドの素材が使用されたりするわけです。
服飾関係の業界人や愛用者からの評価は、その打ちこみの良さからコシとハリが素晴らしく、武骨なざっくり感がある一方でクラス感やアカデミックな趣きも湛えている服地などと言われています。また、最初はゴリゴリした硬さが残りますが、着込むほどに柔らかくなり、着る人の体型に馴染んでいくとも評されています。
ヒールド・ブラザース生地のオーダースーツの価格相場はどのぐらい?
ゴリゴリの英国テイストが持ち味のヒールドの服地を使用してオーダースーツを仕立てるのは、どれぐらいの費用がかかるのかをリサーチしました。初めてオーダースーツを作る人も、参考にしてください。
調べたところ、ヒールド服地のオーダースーツは、多くのショップが税別68,000~89,000円の範囲内の価格設定です。クオリティが最高級である服地としては、決して高過ぎない価格相場だと言えましょう。
ヒールド・ブラザース生地のオーダースーツはどの店舗で作るべきか?
東京でヒールド服地を使用したオーダースーツを仕立てることができる、おすすめのショップを紹介しておきます。
MARUNOUCHI グローバルスタイル 本店
「MARUNOUCHI グローバルスタイル 本店」でヒールド服地のオーダースーツを仕立てることができます。有名ブランドショップがひしめく東京丸の内にあるショップです。何と言っても都内最大級の売場面積を誇り、東京駅・有楽町駅・日比谷駅から歩いて行ける利便性を持っています。
スーツのデザインとして、10パターン以上の型紙から選べるという豊富さも魅力です。オーダーメードの初心者から愛用者まで、すべてのオーダースーツファンにおすすめできるグローバルスタイルは、東京に9店舗されています。その他には大阪・京都・名古屋・福岡の各エリアに展開されています。
- 店舗名:MARUNOUCHI グローバルスタイル 本店
- 住所:東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
- 電話番号: 03-6256-0886
- 営業時間:平日/11:00~21:00 土日・祝日/11:00~20:00
- 公式HP
■グローバルスタイルをもっと知りたい方はコチラ
ヒールド・ブラザースでオーダースーツを作る際のおすすめ生地3選!
ヒールドでオーダースーツを仕立てる時には、ぜひとも直球ど真ん中の英国クラシック柄をおすすめします。コーディネート例とともに紹介しますね!
ヒールドおススメ生地1:ヘリンボンのツイード
これこそクラシックスーツの感があるヘリンボンのスリーピースは、ヒールドの目付け(生地1平方メートルのグラム数)が350~400グラム級の服地を使って重厚感あるスーツにしたいものです。
襟付きのベストを含むスリーピースにして、シンプルに白ドレスシャツと紺と赤のストライプタイできりりと締めたいですね。
ヒールドおススメ生地2:プリンス・オブ・ウェールズチェック
プリンス・オブ・ウェールズは稀代のファッションリーダー・ウィンザー公のことです。ウィンザー公が好んで選んだ柄がプリンス・オブ・ウェールズチェックと敬意をこめて呼ばれます。グレンチェックにオーバープラッド(オーバーチェック)が重ねられた柄です。
インナーには白無地やブルー無地のドレスシャツもよいですが、このようにロンドンストライプを合わせてソリッドなダークネイビーのネクタイを締めるとブリティッシュ感がより一層際立ちます!
ヒールドおススメ生地3:ハウンドトゥースチェック
日本では千鳥格子と呼ばれるハウンドトゥースチェックは、犬の歯のカタチに似ているのでそう呼ばれている、代表的な英国柄のひとつです。時代やトレンドを超えて、常に見かけることができる柄ですが、やはりヒールド製であると打ち込みの違いで質感が素晴らしいのです。
王道的なコーディネートではありますが、ハウンドトゥースチェックのスリーピースにネイビーベースのペイズリーのネクタイは痺れますね!
まとめ
アンチイタリア派で、生粋の英国テイストを求める人におすすめのヒールド服地を紹介しました。
英国王室からの信頼も厚く、原料時点から最高級のものしか使わず、また服地の製造過程での技術革新と英国服地の原点をともに重要視した織元だからこその、完璧な英国テイストが味わえるヒールド服地で、あなたもガチなブリティッシュスタイルを一度楽しんでみませんか?
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■イタリア生地
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