2020/09/03

時計愛好家にも一目置かれる「ロンジン」の腕時計の魅力とは

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どんな時計ブランドも、人によって好き嫌いが分かれるものですが、ロンジンは万人に愛される珍しいブランドです。

老舗スイスブランドとして確かな機能性とデザインを備えながら、ロレックスやオメガ、タグ・ホイヤーほど高価ではないのも特徴。本格的なスイス時計を適正価格で手に入れたい人に狙い目のブランドだと言えるでしょう。

ここでは、ロンジンの魅了やおすすめのモデルについて紹介します。

ロンジンの解説

ロンジンの時計の歴史

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ロンジンは、180年の歴史を誇るスイスの名門ブランド。設立は1832年で、創業者のオーギュスト・アガシがスイス・ジュラ山脈の谷間に開けた小さな町サンティミエで時計製造販売会社の共同経営者に就任したのが始まりです。

「アガシ商会」の名でスタートした事業は、1850年代半ばに甥のアーネスト・フランシロンへと受け継がれました。当時の時計製造はとても非効率的で、各地の時計職人がそれぞれの自宅で部品を組み立てるというものでした。

フランシロンは1866年、「レ・ロンジン(Les Longines)」と呼ばれる場所に向上を設立し、ちりぢりだった時計職人を一箇所に集めて時計を製造するシステムを考案します。つまり、現在で言うところのマニュファクチュール(自社一貫製造)の体制をスイスで初めて確立したのでした。

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また、時計という製品にブランド名やロゴマークを配置して付加価値を与えたのもロンジンが先駆者でした。ロンジンという名は、工場の設立地が由来であるとともに、フランス古語で「花溢れ小川流れる野原」という意味もあります。そして、有名な「翼の砂時計」のロゴマークは、スイス時計界で最も古いブランドロゴであると言われています。

一貫製造のスタイルを完成してからほどなくして、ロンジンの時計はパリ万国博覧会で銅賞を獲得します。1885年のアントウェルペン万国博覧会では初のグランプリを受賞。その後もロンジンさまざまな博覧会で栄誉に輝き、1929年には通算10回目のグランプリを受賞するという偉業を達成しました。

特徴・こだわり

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ロンジンの時計の特徴は、長い歴史で培われた洗練された「デザイン」です。

特にロンジンを象徴するのが、パイロットウォッチ。1927年に大西洋単独横断無着陸飛行という世界初の偉業を達成したパイロット、チャールズ・リンドバーグ氏との逸話は、ロンジンを語る上で欠かせないほど有名です。

前人未到の長距離飛行を達成するため、リンドバーグ氏は自身の経験に基づいた計器を考案。そのアイデアを具現化するためにパートナーとして支えたのが、ロンジンでした。こうして共同開発によって1931年に誕生したのが、名作「アワーアングル・ウォッチ」です。

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航空計器の黎明期だった時代において、ロンジンのパイロットウォッチは飛行士たちの必需品となりました。航空機の現在位置を把握できる文字盤や、グローブを嵌めたままでも操作できるリューズなど、機能を叶えるデザインも見事なものです。

ロンジンの腕時計には、このように後世の腕時計のお手本となるような洗練されたデザインのものが非常に多いのです。また、「アワーアングル・ウォッチ」をはじめとする多くの名作モデルが現在でも機能とデザインを継承しながら制作され続けています。

愛用している有名人

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由緒あるスイスブランドだけあって、国内外の有名人がロンジンを着用するシーンも多く見られます。

ドラマ『小さな巨人』では、香川照之さんが「マスターコレクション オートマティック」を着用。また、大ヒットシリーズの『相棒season16』では主演の水谷豊さんが「エヴィデンツァ」を着用していました。

ダンディな大人の男性のイメージをあるロンジンですが、海外ではミランダ・カーさんがロンジンの「コンクェスト ヘリテージ」を愛用しています。

セレブなイメージが強いミランダ・カーさんがロンジンを着用するのは意外なギャップですが、若い男性や女性が着けると好感度がアップするのもロンジンの特徴ですね。

香川照之さん着用のマスターコレクション L2.628.4.51.7

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「西郷どん」も愛用?!スイス時計の中でも長い歴史を持つロンジンのアンティーク時計

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ロンジンは、現存する時計メーカーの中でも特に古い歴史を老舗。日本へも幕末期に渡った記録があり、あの西郷隆盛がロンジンの懐中時計を愛用していたと言われています。

また、アルバート・アインシュタイン博士もロンジンの愛称者として有名で、懐中時計やトノー型ケースの腕時計を所有していました。

19世紀から続く老舗ブランドのアンティーク時計というのはどのメーカーのものも一定のファンを抱えていますが、ロンジンは多くの偉人が愛用していことや華々しい受賞歴から特に人気を博しています。

懐中時計の美しさに関しては現代の製品も評価が高く、日本でも芥川賞と直木賞の正賞としてロンジンの懐中時計が贈られています。

ロンジンの時計の評価

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ロンジンは、時計愛好家やマニアから非常に高評価を得ているブランドです。

時計愛好家の中には、同じスイスブランドでもロレックスやオメガのようなメジャーブランドを嫌煙する人もいます。ロンジンは、そういった一種の「ミーハー嫌い」の層からも好感度が高い傾向にあります。

好かれる理由としては、やはり歴史の長さ。ロレックスやオメガが台頭する以前はロンジンの方が知名度が高かったこともあり、年配の方からの人気も高いです。

一方でロレックスやオメガぐらいしか知らないような、時計への関心が薄い人にしてみれば「ロンジン?何それ?」と思われてしまうのも一つの事実。どちらかと言えば時計愛好家にこそ一目置かれるような、通好みの存在だと言えるでしょう。

ロンジンの定番シリーズ紹介

マスターコレクション

ロンジンを代表するシリーズです。

シンプルな3針モデルからクロノグラフモデルまで、幅広いラインナップを展開。長い歴史で培われた技術力の真髄を堪能できます。

マスターコレクション L2.673.4.78.3

さまざまな機能が集約されたクロノグラフモデルです。

24時間積算計と30分積算計を備えているほか、6時位置にはムーンフェイズを搭載。さらにトリプルカレンダー仕様で、12時位置のサブダイヤルから「曜日」と「月」を確認できます。

「日」に関しては文字盤外周に配置。先端が三日月の形状に象られたブルースティールの針が指し示します。これだけの複雑機構を搭載した自動巻ムーブメントを、スケルトンの裏蓋から鑑賞できるのも嬉しいポイント。

マスターコレクション L2.793.4.97.6

極限までシンプルさを突き詰めた3針モデルです。

インデックスも非常にミニマルで、3時位置には小ぶりなデイトカレンダーをさり気なく配置。光沢感のある文字盤やシルバーのリーフ針など、シンプルながらも細部のこだわりが随所に光る逸品です。

コンクエスト

ロンジンのコレクションの中では比較的スポーティなモデルが並ぶシリーズです。

力強いクロノグラフモデルやGMTモデルなど、デザインに関しても男心を掴むような現代的な要素を備えています。

コストパフォーマンスに優れているのも魅力で、クォーツムーブメントを搭載したモデルなども展開しています。

コンクエスト L3.716.4.76.6

見た目からもタフさが伝わるスポーティな1本。カレンダーは、半永久的に日付合わせの必要がないパーペチュアルカレンダーです。

搭載されている「コンクエスト V.H.P.」は2018年の最新クォーツムーブメントで、年差±5秒という圧倒的な精度を実現。耐磁性や耐衝撃性にも優れ、次世代技術のGPDシステムによって誤差を補正します。

海外の時差を簡単に調整できるスマートクラウンなど、見た目によらず革新的な機能を備えながら、クォーツモデルならではの優れたコストパフォーマンスも魅力です。

コンクエスト L3.700.4.56.6

3つ目のサブダイヤルを備えたパワフルなデザインのクロノグラフモデルです。

積算計やスモールセコンド、日付カレンダーを搭載しているほか、300mという本格的な防水性能を誇ります。

スイス製のクォーツムーブメントを搭載しており、スポーツシーンはもちろん、ビジネスなど幅広いシーンでタフに使用できます。

ヘリテージ

名前のとおり、ロンジンの過去の名作にインスパイアされたモデルが並ぶコレクションです。

チャールズ・リンドバーグ時代のアワーアングルウォッチはもちろん、ミリタリーテイストの腕時計など、ロンジンが誇る過去のアーカイブが現代の機能を備えて蘇っています。

クラシックやヴィンテージ好きには堪らない腕時計が並ぶシリーズです。

ヘリテージ1951 L2.745.4.73.2

パッと見ただけで高級感が伝わってくるクロノグラフウォッチ。磨き上げらられたステンレススティールのケースと文字盤が美しい光沢を宿しています。

クラシカルな文字盤デザインはもちろん、時代を感じさせるプッシュボタンの形状も魅力。男心をくすぐる意匠が随所にちりばめられています。

ヘリテージ L2.781.4.13.2

計測機器のトップブランドとしての誇りを感じさせるヘリテージモデル。2種類のタキメーターを備え、ハイスペックな計測機能とデザインを両立しています。

時分針にはブルースティールのブレゲ針を採用するなど、細かい部分にもこだわりが行き届いているのが特徴。ステッチ入りのレザーストラップで、ジャケットなどのきれい目コーディネートにも合わせやすいのも魅力です。

ヘリテージ L4.795.4.78.2

1957年に発表され、圧倒的な人気を博した傑作モデルを忠実に復刻した「フラッグシップ ヘリテージ」です。

2針とスモールセコンド、日付カレンダーというシンプルな構成は、まさに当時のモダンエレガンスを象徴するデザイン。レトロ感を感じさせる文字盤色も素晴らしいです。

裏蓋にトレンドのスケルトンバックをあえて採用せず、帆船のモチーフを施しているあたりもニクい演出です。

まとめ

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シンプルな3針モデルからパイロットウォッチまで、長い歴史で培われた洗練されたデザインを備えているのがロンジンの魅力。

由緒あるブランドなので、どこに着けていっても恥をかくことはありません。

本格的なスイス時計ながら、サラリーマンがちょっとがんばれば手の届く価格帯なのも嬉しいポイントです。

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