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誰もが一度は手にしたい!グランドセイコーは日本が世界に誇る高級腕時計ブランド

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世界的にも有名な国内最大の時計メーカー「セイコー」。

そのなかでもセイコーの最高級ブランド「グランドセイコー」は、腕時計に興味のある方ならだれもが知るところでしょう。

今回は、大人の男性の憧れの腕時計、グランドセイコーについて解説していきます。

グランドセイコーの解説

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グランドセイコーとは

初代のグランドセイコーが登場した1960年代、高級腕時計といえばスイスのブランドが主流でした。

日本の腕時計づくりを牽引していたセイコー社は、「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと、グランドセイコーを開発します。

グランドセイコーが世界トップクラスのブランドになるまで

初代グランドセイコーは、それまでセイコー社の高級腕時計ブランドだった「セイコークラウン」をベースにさらなる高精度化を図り、世界で最も厳しいスイス・クロノメーター検査基準の優秀級規格に準拠した国産初のモデルとして販売するに至ります。

Seiko Crown Stainless Steel Manual Vintage 36mm Mens Watch Year 1960

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グランドセイコーが登場した翌年、腕時計の輸入規制が緩和され、日本国内にも海外製の腕時計が広く流通するようになります。

セイコー社は海外製の一流ブランドの腕時計にシェアを奪われないため、グランドセイコーの実用化に向けた開発をスタートさせます。4年後の1964年には、当時としては最先端技術であったカレンダー機能を搭載、水深50mまでの防水性能にも対応した「GSセルフデーター」がリリースされました。

1960年代はグランドセイコーにとって飛躍の10年と言って良いでしょう。誕生から4年後に高性能化を図り、さらに1967年には初のデイデイト表示・自動巻きモデルの「6GS」が登場、ダイアルにAUTOMATICの刻印が刻まれています。1969年には精度が月差±1分以内という、機械式腕時計としての正確さを極限まで追求した超高精度モデル「61GS V.F.A.」をリリース、世界トップクラスの腕時計と一切の遜色ない名品が次々とセイコー社から送り出されました。

グランドセイコー 61GS

セイコー 61グランドセイコー 桐箱付き GRAND SEIKO 6146-8000 61GS 1968年(昭和43年製)製 ハイビート36000

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世界初のクォーツ式腕時計はセイコー社から

現在では高級腕時計から安価な腕時計まで、一般的となったクォーツ式。実は、世界初のクォーツ式腕時計を開発・販売したのはセイコー社でした。世界初の市販クォーツ腕時計は、1969年発売の「セイコー アストロン」。当時の乗用車並みの価格だったそうです。

その後、クォーツ式腕時計はコストダウンが進み、高価な機械式腕時計が一時期売れ行き不振になるほどの「クォーツショック」と呼ばれる減少を引き起こします。機械式腕時計で世界の頂点に立ったグランドセイコーも、まさか自社が開発したクォーツ式腕時計で大打撃を受けるとは思いもよらなかったでしょう。

1988年、クォーツ式のグランドセイコー「95GS」が発売されます。年差±10秒は当時にして超高精度で、それまでクォーツ式腕時計の影に隠れていたグランドセイコーがふたたび注目されるきっかけとなったのです。

さらに5年後の1993年には、「クォーツを超えたクォーツ」として、従来のクォーツでは実現不可能と言われた高機能を搭載したモデル「9F8」シリーズがリリースされ、グランドセイコーは機械式でも、クォーツ式でも、世界の最高峰に君臨することになります。

グランドセイコー 9F

Grand Seiko 1993 Caliber 9F - original

グランドセイコーは従来の普遍的なデザインを踏襲する伝統と、その時々の最高の技術を投入する革新を兼ね備えており、常に最高と最先端の精度・信頼性を追究しています。派手さはありませんが、フォーマルでもカジュアルでも調和するシンプルでエレガントなデザインが人気の秘密です。