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ミニマリストって病気なの?極度なミニマリストの特徴を徹底解説!
「自分はミニマリストかも?」と感じる瞬間はありますか?ミニマリストは病気などと騒がれることもあれば、必要不可欠な存在だと言われることもあるなど様々な疑問が湧いてきます。今回は、この「ミニマリスト」に着目し、どのような特徴を持っているのか、また、ミニマリストになる原因や対処法まで、様々な情報を徹底解説していきます。自分がミニマリストかどうか、その特徴を照らし合わせながら参考にしてみてください。
ミニマリストとはどんな人?
ここでは、ミニマリストと呼ばれる人はいったいどのような人のことを言うのか、また、ミニマリストとして有名な「しぶ」さんの情報についてそれぞれ詳しくみていきましょう。
ミニマリストとは
そもそも「ミニマリスト」というフレーズを耳にしても、それはいったい何のことを意味しているのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか?
この「ミニマリスト」とは、「必要最小限」という意味を持ち、私たちが日常生活において必要な物を購入するのはもちろん、その物をすべて必要最低限で暮らす、いわば倹約家のことを指しています。
ミニマリストになることで「貯金ができる」などと言われたのをきっかけに、実行する方が増え、さらにミニマリストをきっかけにあらゆる物を処分する「断捨離」につながると考えられるようになりました。
ミニマリストしぶが有名
「ミニマリスト」と言えば、近年ブログ運営や自身の本の出版などで収入を得ている「しぶ」さんこと、渋谷直人さんの存在があります。しぶさんがなぜ「ミニマリスト」と言われているのか、その生い立ちをご紹介します。
しぶさんは4人家族の長男として誕生し、のびのびとした生活と裕福な暮らしを送っていました。幼少期からパソコンやゲームを使いこなし、不自由のない生活を送っていたそうです。
しかし、中学生時代に両親の離婚を経て、生活が貧困化し、それがきかっけとなり自分がお金を稼ぐことへの意識がつき、ハイレベルな高校へ入学しました。その後、大学受験で体調不良が続き進学を断念することとなり、結果的にフリーターへの人生の運びとなりました。
その頃から自分の情報発信を行うためにブログ運営を始めたそうです。また半年間で日本国内を行脚し、現在は四畳半という狭い部屋で生活をされているそうです。幼少期の裕福な生活から一転、苦労をバネに努力を重ね、現在はスマートなミニマリストと生活を送られています。
ミニマリストが病気といわれる理由
「ミニマリスト」は一見、とても経済的で楽しく過ごせる生き方だと感じる反面、世間では「病気なのでは?」などと言われることがあるようです。
では、なぜ「ミニマリスト」が病気などと言われてしまうのか、その理由を以下に5つご紹介します。それぞれどのような理由であるかひとつずつ詳しくみていきましょう。
病気といわれる理由①やりすぎた断捨離
ミニマリストは、私たちが思っている以上の物を断捨離し、どんな物でも捨ててしまうというような驚く行動がみられます。まさか家族が必要としている物まで捨ててしまうとは、その考えや神経を疑うほどです。そのため、同じ家に住む者にとって動揺を隠せないような状況です。
このように、ミニマリストにとって当然だと思う行動が、周囲の人はあり得ない出来事であり、異常だと感じられるやりすぎた行為と捉えられてしまうことがあると言えるでしょう。
病気といわれる理由②宗教的に見える
物を貯める、保管するという姿勢がないミニマリストは、基本的に物がない生活をしているので、周囲から見ると人間的に気持ち悪い存在に思われる傾向です。
当然、物がないのですっきりとした清潔感のあるイメージに捉えられるともあり、中には良い印象を受けることもあるかもしれません。しかし、人によっては宗教的なことに見受けられるなど、大きな勘違いを受ける可能性があると言えるでしょう。
病気といわれる理由③「ミニマリスト=幸せ」を押し売りする
自分がミニマリストだと自負している人は、誰よりもスマートでクリアな生活をしていると自己肯定感が強く、「ミニマリストこそ幸せ」と思い込み、周囲の人と極度な価値観の違いや温度差を感じることになります。
そのため、自分の考えや感覚を人に押し付ける傾向があるなど、周囲の人からするとミニマリストの人格を疑い、病気だと感じてしまうこともあるようです。このように、固定概念を強く持っているために「病気」だと捉えられてしまう可能性が高いと言えます。
病気といわれる理由④だらしない生活ができない
ミニマリストとして過ごしている方は、基本的に清潔な環境、そして片付けが行き届いたクリアな中で暮らしています。そのため、自分の気質や性質とは相反するだらしなくいい加減な人の気持ちが理解できずにいます。
しかし、行き過ぎた気持ちによって、周囲の人が怪訝に感じ、病気を疑うこともあるなど、ミニマリスト本人が疑いの目で見られる可能性があるため注意が必要です。
病気といわれる理由⑤物が少ない=正しいと思っている照
物を買い足したりせず、スマートな生活が正しいと思い込んでいるミニマリストは、自分の信念を曲げることがありません。また、周囲から心配されてもその心配に対して何も感じていません。
この姿勢こそ、ミニマリストが病気ではないかと思われる理由になっていることがわかります。このように、自分の世界観を持ちすぎていることが病気を疑う理由に挙げられていると言えるでしょう。
極度なミニマリストの特徴
ここからは、ミニマリストととして自分を追求したために一般的な考えを持つ方との違いにより、特別に持つミニマリストの特徴を以下に7点ご紹介します。それぞれどのような特徴を持っているか詳しくみていきましょう。
特徴①他人のものも断捨離する
ミニマリストは、自分のテリトリーの物だけではなく、他人が持っている物やその人が大切だと感じている物にまで手を伸ばし、断捨離してしまうという特徴を持っています。
しかし、他人が感じる物に対する意識はミニマリストとは異なります。そのため、ミニマリストの価値観に合わせることなどできるはずがありません。このような他人の物まで断捨離するというような行き過ぎた行動がみられるのもミニマリストの特徴だと言えるでしょう。
そのため、家族の中にミニマリストが存在するという方は、ある日突然物がなくなっているという事態に遭遇することがあるかもしれません。
特徴②必要以上に捨ててしまう
物が目に見えて溢れた状態だと感じやすいミニマリストは、その環境が目に飛び込んでくるどけで苛立ちをみせることがあります。この時点ででに病気の可能性を疑うのも無理はありません。
自分の感情を理解してもらえる環境がない場合、このように物を捨てることで感情を吐き出しているのはパセドウ病や橋本病と呼ばれる病気の可能性を疑うことになるでしょう。
特徴③人間関係の断捨離をはじめる
自分が大切にしているはずの人間関係を断捨離しようとするのもミニマリストの特徴です。本来、人間関係をよ良好に保ってこそ自身を豊かに、そして気持ちよく過ごしていえるものです。
そのため、たとえミニマリストであることを自覚していても、人間関係の断捨離は踏み留まるべきだと言えるでしょう。
特徴④物を増やすことに移譲に嫌悪感を示す
物がない生活に慣れ親しんでいるために、今更物を増やす行為に抵抗感を持つ方も少なくありません。しかし、快適な暮らしを実現させるために必要性のある物については購入せざるを得ないと言えます。
このように、物を増やしてしまう行為に嫌悪感がある、あるいはもどかしく感じるのはミニマリストだからこそ持つ特徴だと言えるでしょう。
特徴⑤体重が急に減る
ミニマリストは、物を増やさない、買わないだけではなく、自分の生き方に合理性を持たせるようになります。そのため、食べ物まで大きく食生活を変えてしまうことがあります。
このような偏った生活を送る傾向にあるのはミニマリストだからこその特徴だと言えます。生活をするうえで、体重が急激に落ちる、健康状態の悪化が疑われると言った事態には注意が必要です。
特徴⑥ミニマリストに依存している
自分がミニマリストであることに誇りを持ってしまうと、「ミニマリスト」という言葉に依存している可能性が高いと言えます。物がなくて当たり前、物を捨てることが当たり前と考えすぎて物への依存度も低く、病的な状態へ陥って行く可能性も高くなってしまいます。
特徴⑦使いたいときにお金を使えない
ミニマリストである以上、物を増やさない、買わない性質を持ち合わせているため、お金を使う機会がありません。そのため、必然的にお金が貯まる傾向です。
しかし、本来お金を使うべき時にどう使って良いか分からない、あるいは欲望がないためにお金を使うことがないなど、私たち人間が生きる上で支出しなければならないことが怖くてできなくなってしまったと言えるでしょう。
過度なミニマリストが陥りやすい状況のため、自分がこのような特徴を持ち合わせているなど、状況に合致している方は特に注意してください。
病気と思われるミニマリストにならない対処法
ここでは、周囲の人から、また、自分自身でも気付く範囲でミニマリストにならないための対処法についてご紹介します。以下に5点の効果的な対処法を詳しくみていきましょう。
対処法①なぜミニマリストになったかを考える
まずは自分がなぜミニマリストと化してしまったのか、それまでの自分の在り方と何が変わってしまったのかを改めて確認してみて下さい。酷く我慢を強いられるような生活ではなく、心豊かな考えを持ち、楽しく無駄のない、快適な暮らしを実現させることができます。
そのため、無駄をなくすと言った考えに執着しすぎる必要はありません。必要な物はあえて手に入れ、満足度の高い生活を送っていきましょう。
対処法②ミニマリスト生活を楽しむ
ミニマリストが悪いと言うことではありませんが必要最小限に抑え、堅実な生活を送るのは誰もが行うべきスタイルです。
しかし、やりすぎや完璧を求めすぎるあまり、自分を窮地に追い込んでしまう可能性があります。そのような状態に陥っていると気づいたら、一度すべての行動を止めて、自分の在り方を見つめ直してみてください。今よりも自分にとって最適な居場所をみつけることができるはずです。
対処法③他人の価値観を尊重する
たとえ自分がミニマリストであっても、それを家族や他人、友達へ向けて強要するような姿勢や態度を見せるのはNGです。
親しき仲にも礼儀ありという言葉があるように、ミニマリストにとってその物じたいに価値が見出せず、何でも断捨離したいという気持ちが働く中で、他人にとってはそれがとても大切な物である可能性は高いことが大半です。
そのため、人の物や大切にしている物を自分の勝手な考えで処分すると言った行為は避けましょう。「他人の価値観は尊重する」と念頭に置いておくことが大切です。
対処法④ミニマリストの悪い面も理解する
ミニマリストは、そうではない周囲の人から見ると、とても不思議な存在であり、理解しがたい部分をたくさん持っているとても異人な存在に思えるかもしれません。
しかし、ミニマリストとして良い面もあり、その反面、悪い面も持ち合わせているという点をしっかりと理解しておきましょう。
たとえば、ミニマリストがいるだけで家の中が散らかると言った自体はなく、いつもすっきりとした環境で過ごせる。あるいは必要な物をすぐに利用できる、部屋全体を広く利用ができる、など様々なメリットを実感できます。
一方で、物があまりにもなく、閑散とした環境を不便に感じる他、物を捨てすぎて家族や他人の間で人間関係がこじれてしまうこともあります。
このように、ミニマリストである以上、様々なメリット・デメリットを感じながらも、周囲の人にも理解を得て快適な暮らしを送ることが大切だと分かるでしょう。
対処法⑤断捨離後の生活を客観的に考える
自分が必要最小限の生活を送ると想像し、断捨離前後の生活がどのように変化するか、それによって極端なミニマリストになると言った事態を予防できます。
そのため、生活をする上で必要なものや、食べ物、飲み物などといった人間が生きる上で必要なものは確実に確保し、明らかに不用だと感じるものを断捨離するなど、自分の生活をある程度イメージしながら過ごすことが大切です。
買い物へ行って手に取った品物に対して、それをどの場面で活用するのか、また、今の自分に本当に必要かどうかをしっかりと自問自答した上で答えを導き出し、購入するかしないかを判断していくと良いでしょう。
物を選別し手に入れて行けば、不用な物で溢れ返るということはなく、自分の断捨離後の生活を客観視することができるようになります。ぜひこのように実践してみてください。
ミニマリストは工夫をすれば快適な生活を送れる!
今回は「ミニマリスト」に対して、悪いイメージを持たれ、病的な扱いを受けてしまう中で、本当のミニマリストの姿や、自分がミニマリストになっていないかを確認し、最善の対処法などについて詳しくみていきました。
ミニマリストは私たちが生活する上で必要な存在であると感じる場面から、逆に行き過ぎたミニマリストは敬遠されてしまう原因などを紐解いていきました。ミニマリストの特徴や対処法などの情報を参考にして、今後より快適で楽しい生活を送っていきましょう。