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恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは

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必要以上に恋人に対して依存してしまう恋人依存症は、通常の「好き」という感情とどう違うのでしょうか。今回は「好き」と「依存」の違いや、恋人依存度チェック、恋人依存症の克服方法などについて詳しく解説していくので、自覚がある方や周りに依存症の人がいるという方はぜひ参考にしてみてください。

恋愛依存症とは

恋愛依存症とは、恋人への強い執着心を持ち、自分よりも常に相手を優先することが習慣化してしまう状態を指します。たとえ自分にとって不利な状況でも常に恋人が第一で、家族や仲の良い友人も恋人の二の次になってしまいます。

そして、恋愛依存症の人はなかなか抜け出せないため、誰と交際しても同じような行動を取ってしまうことがほとんどです。相手に「重たい」と感じられて振られてしまったり、中には恋人に尽くしすぎて無一文になってしまう人もいるため、できるだけ改善したほうが良いでしょう。

「好き」と「依存」の違いとは?

「好き」というのは、単純に相手を愛し、大切に想うことです。好きだから一緒にいたい、好きだから頭の中で頻繁に思い浮かべる存在ということであり、お互いを尊重しつつも2人が自由に楽しく過ごすことができるというのが本来あるべき「恋愛」の定義だと言えます。

対して「依存」は、相手を愛しすぎるがあまりに相手の存在に執着し、全て頼ってしまうことを言います。そのため、相手が自分の元から離れないよう束縛してしまったり、常に一緒にいてほしい、常に把握していたいという感情が芽生えてしまうのです。

恋愛依存症診断!あてはまる特徴がないかチェック!

ここで、恋愛依存症の人に良く見られる主な特徴をご紹介していきます。万が一あてはまる項目がいくつかあった場合は、あなたも恋人に依存している可能性があるので改善したほうが良いでしょう。

診断①恋人に見捨てられるのが怖い

恋人に執着していると「いつか見捨てられるのが怖い」という恐怖心も伴うことがほとんどです。「もしも嫌われて振られたらどうしよう」「もし見捨てられたら自分は生きていけるだろうか」という不安に駆られ、常に恋人の機嫌を伺ったり、自分のことを好きかどうか試したくなります。

また、相手に頼まれたことならば何でも聞いてしまうという傾向もあるため「お金を貸して」と言われれば、なんの疑いもなく貸してしまったり「今日会えない?」と言われれば、他の予定をキャンセルしてでも会いに行ってしまいます。

診断②会う約束がなくても恋人のために予定を開けておくことがある

恋人とデートに行く場合は、お互いの休日に合わせて日程を決めておくというのが普通ですが、恋愛依存症の人は約束をした日以外の日程も、誘われるかもしれないということを考慮して予定を空けておきます。生活の最優先事項が恋人なので、自分よりも恋人の予定や気分に合わせて自分の予定も決めてしまうのです。

万が一、仲の良い友達から「この日遊ばない?」と誘われても、恋人から誘われそうな日程だったら予め断って、恋人からの連絡を待ってしまうなんてことがあれば、完全に依存している証拠でしょう。

診断③恋人からの連絡がないと不安になる

朝「おはよう」とLINEをしたのに全く返信がない、お昼休みに1通も連絡が来ない、帰っているはずなのに連絡をしてきてくれないなど、特別な用事があったり何か質問のLINEを送ったわけでもないのに連絡が来ないと、物凄く不安になってしまうという場合は相手に依存している可能性大です。

依存が進行していくと、30分~1時間程度返信がないだけで気になって居ても立ってもいられなくなってしまいます。

これは、なにか重大なことに巻き込まれたのではないか、事故に遭ったのでは?という心配だけでなく、他の異性と浮気しているのではないかという疑いの気持ちも込められているため、余計不安になるのです。

診断④恋人のためならお金を使うこともいとわない

お金をいくら使ってでも相手の存在を繋ぎ止めておきたいと思う気持ちは、恋愛依存症の人に表れやすい特徴の一つです。交際記念日や相手の誕生日でもないのに頻繁に食事を奢ってあげたり、高価なプレゼントを送ったりしてしまう方は依存していると言えます。

また、恋人からお金を貸して欲しいと言われたらすぐに貸してしまう、財布を忘れたと言われたらその日の金額を全てもってあげてしまうという方は、相手が金銭目的で交際している可能性もあるので、くれぐれも注意してください。

診断⑤恋人に自分の意見を伝えることができない

相手に何か不満があったり、相手が100%悪いことをしている場合に、自分の意見をぶつけられないという方は「本当のことを言うと離れていってしまうのではないか」と心配している状態であり、恋人に依存していると言えるでしょう。

通常、恋人同士に上下関係は存在しないものであり対等であるべきなので、相手に対して思うことがあるならば正直に言うことが大切です。しかし、依存していると何も言えなくなり自分の中でどんどんストレスが蓄積されていってしまいます。

診断⑥恋人の予定や行動を把握しておかないと気が済まない

自分と会っていない時に相手が何をしているのか常に気になってしまう、把握しておきたいと思う場合は依存症の可能性があります。しかし、相手に「今何してるの?」と聞いてうざったいと思われるのも嫌なので、SNSを頻繁にチェックしたり、全く関係ない話題のLINEを送って様子を伺うといった行動をします。

その他にも、相手の仲良くしている友人にわざと連絡をして、現在一緒にいるかどうか確認したりする人もいますが、ここまでくると依存度は非常に高めだと考えられます。

診断⑦恋人に不満を感じることが多い

恋愛依存症の人は恋人のことを常に考えていて、いつでも頭の中に相手の存在があるため、相手にこう言って欲しい、次のデートはここへ行きたいなど、未来への理想を抱きがちです。それゆえに、少しでも自分の思い描いた展開にならなかったり、自分の思い通りにならないことがあると、イライラしてしまいます

しかし、そのイライラを相手にぶつけることもできないので、気づかぬうちに不機嫌になってしまったり、相手への不満が募ってストレスが溜まりやすくなるでしょう。

恋愛依存症になってしまう原因とは?

そもそも、恋愛依存症になってしまう人にはどのような原因が挙げられるのでしょうか。考えられる原因をいくつかご紹介します。

原因①自分に自信が持てない

自分の容姿や性格に自信が持てない人は「いつ相手が自分から離れていってしまうだろう」と常に考えてしまい、その気持ちが依存へと繋がっていきます。恋人は、あなたのことが好きだから付き合っているのに、依存心から相手を束縛したり干渉しすぎてしまうと、逆に嫌われる結果になるでしょう。

「万が一振られても、自分なら他にも好きになってくれる人がいくらでもいる」というくらいの自信が持てれば、自然と依存する気持ちも解消されていくはずです。

原因②感情をうまく表現できない

感情表現がしっかりとできる人は、相手に自分の気持ちが伝わりやすいためお互いに自分の気持ちを伝え合うことができます。しかし、感情表現が苦手な人は相手に「好き」という感情や「〇〇が嫌だ」という本音まで何も伝えられず、相手にも全てを理解してもらえない状態になります。

そうなると不安な気持ちばかりが先行して、恋人の気持ちをなんとかして確かめようと依存するようになってしまうのです。この場合は、口にできることはできるだけ伝えていくようにすれば、恋人依存も改善されていくでしょう。

原因③子どもの頃の家庭環境

幼少期にネグレクトやDVなどを受けた経験がある人や、両親が忙しく十分に愛情を注がれていなかったりした場合、自分の大切な人が離れていくことや自分自身が傷つくことにトラウマを抱いて恋人依存症になってしまうというケースもあります。

この場合、相手に対して自分のことを好きかどうか頻繁に確認したり、自分が見捨てられないか相手の行動を細かく監視してしまうこともあります。

原因④過去の恋愛で傷ついた経験

過去に大好きだった恋人から突然別れを告げられたり、理由もなく振られたりした経験があると、その時の光景が頭に焼き付いてしまい恋人依存症に陥りやすくなります。振られるのが怖いという理由から、相手に嫌われないよう従順になったり、常に干渉してしまうこともあるでしょう。

原因⑤寂しがりやな性格

単純に寂しがりやな性格の人は、交際すると恋人に依存しがちになってしまいます。一緒にいる時間は近くにいるので安心できますが、離れた途端に寂しいという気持ちが溢れてしまうためです。

また、仕事が忙しかったりなどで会えない日が続くと、強い孤独感から連絡もなしに突然職場や家まで行ってしまうという人もいます。

恋愛依存症のままでいるとどうなる?デメリットを解説

恋愛依存症のままの状態で過ごしていると、自身のあらゆる生活環境に支障を来すことがあります。ここでは、恋愛依存症のデメリットについて解説していきましょう。

デメリット①友達が自分の元から離れてしまう

恋愛依存症で恋人ばかり優先していると、自然と周りの友達との間に壁が生まれてしまいます。特に、恋人との約束を優先して友達との約束を断ってしまった経験がある人は、その友達から良く思われないのは当然のことです。

恋人とラブラブで周りが見えていない時は気付きにくいですが、万が一別れたり振られてしまった場合に、誰も相談できる相手がいない、相談しても真剣に聞いてもらえないという状況になったら、非常に孤独な気持ちになります。

恋人は別れる時が来る可能性がゼロではありませんが、友達は何か大きな喧嘩をしたり絶縁状態にならない限り一生繋がりが持てる存在なので、依存によって友達との関係を疎かにしている自覚があるのならば、早急に改善すべきでしょう。

デメリット②常に不安や不満がつきまとう

恋愛依存で恋人中心の生活を送っていると、相手の行動や言動一つで自分の気持ちが大きく揺れ動くことが頻繁にあります。

例えば「仕事が終わらないから会うのは明日にしよう」と言われただけでも、不安に襲われて集中力が無くなったり、相手からのLINEがいつもより少ないだけでイライラしたりと、情緒不安定になりがちです。そうなると、周りに迷惑をかける結果になるのです。

仕事中にボーッとしてケアレスミスを繰り返したり、友達と会っていても全く話を聞いていなかったり、ずっとスマホと睨めっこしていたりと、自分の普段の生活に悪影響を及ぼすでしょう。

デメリット③恋人に問題があっても別れられなくなる

恋人に依存すると、万が一相手に問題があって周りから「別れたほうが良い」と言われても、なかなか別れることができません。自分でも心の中では「この人とずっと交際していても自分は幸せになれない」とわかっていても、好きな気持ちが残っていたり、独り身になるのが怖くて別れを切り出せないのです。

しかし、問題のある相手と一緒にいても自分にとって悪影響を及ぼすだけでなく、将来が崩れていく可能性もあります。今は辛くても、次の恋愛に成功すればもっと明るい未来が待っていると信じて、勇気ある行動を取ることも大切です。

恋愛依存症を克服する方法5つ

最後に、恋愛依存症によって様々なデメリットを既に感じている場合は、積極的に克服していくことが大切です。5つのポイントをご紹介するので、できる項目から実践してみましょう。

克服方法①過去と向き合って依存の原因を見つける

過去の経験が恋愛依存症の引き金になっているのであれば、しっかりと過去の出来事と向き合ってそのトラウマを解消していくことが大切です。恋人のことを心から信頼できているのであれば、過去にこんなことがあったと正直に打ち明けても良いでしょう。

また、過去に相手に依存して振られてしまった経験がある場合は、自分の何がいけなかったのか、どのような行動が別れを招いたのか、一度整理してみると改善すべき部分が明確に見えてくるはずです。

克服方法②1人の時間を大切にする

恋愛依存症の人は、恋人が一緒にいないと何もできない、どこへも行けないという人が意外と多いものです。そうなってしまうと、自分の行動範囲も狭まっていき余計に依存する結果になるでしょう。

デートの約束がない日は1人でランチに行ってみたり、ゆっくりとショッピングや映画などを楽しんでみると、1人でも充実した時間が送れることや気兼ねなく行動できるというメリットを発見できるはずです。

克服方法③恋人の気持ちを考える

あなたの行動について恋人はどう感じているのか、逆の立場になって一度考えてみましょう。例えば、何か他のことに集中している時に「今何してるの?」と頻繁にメッセージが来たり、残業して仕事を頑張っているのに「浮気してたんじゃないの」と疑われたら、嫌気が差すはずです。

自分に置き換えた時に嫌だと思う発言や、重たいなと感じる行動は、当然ですが相手も同じことを感じているでしょう。このように、一度相手の気持ちになってみたら程よい距離感を意識できるようになるのではないでしょうか。

克服方法④信頼できる人に話を聞いてもらう

恋愛依存になると全ての物事をネガティブに考えてしまうため、被害妄想を抱いたり、自分で良くないストーリーを勝手に描いてしまうことがあります。そして、自分の想像だけで落ち込んで相手にその不安をぶつけるという負のループが完成します。

そんな時は、親しい友達や家族など自分が信頼できる人に一度相談してみると良いでしょう。第三者は至って冷静なので、あなたの思いを汲み取りつつも正しい判断を促してくれるはずです。

克服方法⑤恋人と一定の距離を保つ練習をする

恋人と頻繁に会っていたり、いつも一緒にいるという場合は、あなただけでなくお互いに依存し合う「共依存」に陥っている可能性もあります。依存を克服するために、お互いが自立することが大切なので、一定の距離を保つ練習をしてみましょう

たとえば、1週間に5~6回と高頻度で会っている場合は、3~4回、1~2回と徐々に会う回数を減らしてみたり、一日中一緒にいるのではなく、2~3時間一緒に食事をするだけにしてみるなど、いきなり減らすのではなく少しずつ会う時間を減らしながら、趣味や自分の時間を楽しめるようにしていくのがおすすめです。

恋愛依存症は努力をすれば克服できる!

恋人を大切に思ったり、愛する気持ちはもちろん大切ですが、過剰に相手に頼ってしまう恋人依存症になるのは避けたいものです。自覚があったり、既に自身の生活に支障が出ているのであれば、恋人と協力し合いながら克服していきましょう。

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