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器用貧乏ってどんな意味?特徴から向いてる仕事まで徹底解説!

何をやらせても一通りこなす事はできるけれど、しかしどれもが中途半端なものになってしまう器用貧乏。「貧乏」という言葉からマイナスな意味で使われることが多いですが、考え方によっては利点や向いている仕事もあります。本記事では、器用貧乏な人について詳しく解説していきます。

器用貧乏の意味は?

器用貧乏というのは「基本的に器用で大抵の事は何でもできるけれど、それゆえに1つの事を極める事が出来ずに大成しない人の事」を意味します。

これは、本当に経済的に貧乏だという意味なのではなく、例えば何でも頼めばすぐにできてしまうような人であるため、当人が本当にやりたい事が出来なかったり、とびぬけて優れているものが無いために、強みが無かったりするのです。

その為、大抵の場合には誉め言葉として用いられる事はほとんどなく、もったいない、器用ではあるけれど残念、といったような評価を周りから受けがちです。または、当人が自称して自虐的に用いる事もあります。

器用貧乏な人の特徴

器用貧乏とはどんな意味なのかについて、簡単にではありますが解説しました。実際にどこに居てもおかしくはありませんが、もしかしたら今まで思っていなかった自分が当てはまっているかもしれません。

特徴①何事もそつなくこなす

1つ目の特徴は、何でもそつなくこなせることです。マイナスな意味合いで使われる事は多いものの、事実大抵の事はサッとできる能力がありますので、言い換えればオールラウンダーやマルチプレイヤーなどとも言えます。

こう言い換えると、何でもできて頼れる人というイメージも付くかもしれません。しかし、実際には何をやらせても万能にやれる、というよりは、何でも平均以上にできるけれど、何が一番得意かと問われたときに上手く答えらえない人の方が多いのです。

他の人が時間をかけて覚えるような事も、器用貧乏だとすぐにできたりします。その為、仕事として考えると、様々な業務内容のある仕事の方が向いているかもしれません。

特徴②仕事を頼まれることが多い

続いて2つ目は、他人から仕事を頼まれる事が多いという点です。先に解説した通り、基本的に器用貧乏の人というのは何をやらせてもすぐに一定以上のレベルで出来るようになります。周りから見れば、何を任せてもやってくれるだろうというある種の信頼を置ける人と見られているでしょう。

そして、貧乏と呼ばれてしまう理由の1つが、そういった頼みごとを断れずに引き受けてしまう点です。周りから信頼されていると言えば聞こえはいいかもしれませんが、都合良く使われていたり、押し付けられた利といった事もあるので、一概に良いとは言い切れません。

特徴③他人と張り合う気がない

3つ目は、他人との張り合いをする気が無い事です。ある程度の事はすべてそつなくこなせてしまえますから、それなりにできる所までくれば「このくらいできるようになればよいだろう」と思うので、無理をしたりする事はありません。

他の人よりもデキる人でありたい、他人に負けたくはない、なんとしてでもその分野でトップになりたいといった、ライバル心や野心などを持ち合わせる事は無いために、負けず嫌いな器用貧乏というのはほぼいません。

自分の中である種納得するラインが存在するので、これ以上上手くなろうとしてスキルアップを図ったりといった事もありません。その為、器用ではないものの何かの分野で突き抜ける、といった事は少ないのです。

特徴④好き嫌いが少ない

好き嫌いをする事も少ないというのも、器用貧乏な人に共通しがちです。元々器用であり、苦手なことが無いからこそ仕事などにおいてもえり好みをしたりといった事も無いのか、もしくは好き嫌いが無く何でも取り組めるから器用なのかもしれません。

ただ、好き嫌いにおける「好き」の方もあまり多く感じないという点もあり、嫌いな物がないので避ける事も少ない代わりに、好きだと思えるものもないので、熱中できるものを持ち合わせていないのです。

それでも、柔軟になんにでも対応できるのは事実ですし、人に対しても苦手意識を持つ事がありません。その為、周りの人からも人間的に好かれやすいですから、嫌われたり敵対心を持たれる事もあまり無いでしょう。

特徴⑤すぐに飽きる

そして5つ目は、飽きっぽい事が挙げられます。特徴として、能力自体はあるのに執着心は無いというのが挙げられ、基本何でもすぐに人並みにできるようになるので、1つある程度の段階までやったら、また別のものに興味が移ったりします。

すなわち、ある特定の事に特化して集中的にやるよりは、色々と手を出して様々な経験をする方が向いている訳で、当人としてもそれを自覚しているところはあるのでしょう。

何事に対しても飽きっぽいとは言えるものの、言い換えれば好奇心旺盛で常に新しい、経験した事の無い何かに興味を持てる強みを持っている訳でもあります。ゆえに、チャレンジを恐れずにできるというのは、長所なのでしょう。

器用貧乏な人の長所

この様に、器用貧乏な人には様々な特徴がありますが、共通しているのは大抵何でもこなせるのが好き嫌いの無さや好奇心の旺盛さへつながっているという事です。続いては、そんな器用貧乏な人の長所をご紹介します。

長所①円滑な人間関係を築ける

まず1つ目の長所は、円滑な人間関係を築けるというものです。人間関係の良し悪しというのは、当人にとっても大きく影響し、社会人のストレスの原因でも最も多いと言われているのが、人間関係なのです。

これを円満にするためには、コミュニケーション能力が重要です。器用貧乏な人は、対人関係においても同じく器用にできる所があり、相手が言いたい事、伝えたい事を即座にくみ取って理解できる節があります。

仮に自分が想定していない会話の流れになったとしても、すぐに柔軟性を活かして対応出来たりといった事も可能です。これは、好奇心の旺盛さ故に広く浅く様々な知識を持っているからなのかもしれません。

長所②どんな状況にも対応できる

2つ目は、どのような状況においても対応が出来るという点です。特徴の中でも、どんな事であってもこなせるのを何度も解説していますが、仮に急に状況が変化したりしても、すぐに対応が可能になるのが特性の1つでもあります。

柔軟性を持っており、大抵の事がすぐにできるレベルの学習能力があるゆえに、様々な状況にも順応できるのでしょう。世の中には、そういった対応が苦手な方も多いので、得難い長所の1つとも言い換えられます。

器用貧乏な人の短所

 

器用貧乏が基本的にマイナスな使われ方をする言葉ではあるものの、実際には柔軟な対応力や良好な人間関係など、長所はしっかりと存在するのです。しかし、長所がある分短所についても相応に持ち合わせています。

短所①キャリアアップは望めない

1つ目は、キャリアアップは望みにくいというものです。器用貧乏な人は、社会に出始めたころは間違いなく同期の中でも一番仕事ができる人間となっているでしょう。これは、すぐに仕事をする環境に順応できたからです。

しかし、努力家とは言い難い性格でもあるので、一定のライン以上にできるようになった時点で「ここまででいい」と思ってしまうのです。その為、現状の自分を超えようと思ったり、周りの人よりも上に行きたいという意識が非常に希薄です。

人よりも上の立場に立ちたいのであれば、社会の中でも時に人と競り勝っていかなければならない状況もあります。しかし、競争心の薄さから、出世といったものにも興味が無くなりがちです。

短所②都合のいいように使われる

2つ目は、周りの人に都合の良い人に使われかねないという事です。器用である上に、お人よしで何か頼まれごとをされたときには2つ返事ですぐに引き受けてしまいます。

これは周りから頼られるといういい受け取り方も出来るかもしれませんが、下手をすると他人に利用される、何でも屋といった扱いを受けてしまう可能性も孕んでいます。一度引き受けたばかりに、どんどん要求がエスカレートしていくと考えられます。

人から頼みごとをされるというのは、それだけ自分の能力に信頼を置かれているからなので、嬉しくもあるでしょう。ただし、自分のやりたいことをやる時間を奪われかねないので、ほどほどにしておくべきです。

器用貧乏な人が才能を活かせる仕事

長所も短所もありはするものの、間違いなく良い点もあります。世の中に様々な仕事がある中で、器用貧乏と言われる人がその才能を生かせる仕事というのももちろんあります。

おすすめの仕事①事務

まずは、事務の仕事です。おそらくどんな企業であっても必要な仕事である事務、もしくは総務といった仕事は、その企業の中における様々な業務について広く、そして浅く対応する力が求められます。

専門性についてはさほどないものの、事務処理、来客対応、他の部署の補佐といったように、その業務内容は多岐にわたります。柔軟に対応する力が必要な場は、器用さを持ち合わせている人にピッタリかもしれません。

加えて、お人好しな面もあるのが器用貧乏な人です。仮に雑用を頼まれる場面があったとしても、それを嫌に感じることなくすぐに対応できると、ストレスなく続けていけるでしょう。

おすすめの仕事②営業

2つ目は、営業です。自分の会社内の人も、会社外の人とも関わっていく営業の仕事は、思っている以上に幅広いものです。多くの人との良好な人間関係を構築し、そして維持していくためには、相応の知識を活かす必要があります。

ここで活きてくるのが、器用貧乏な人の好奇心です。好奇心があれば様々な知識を得ようと行動し、それを蓄えられますから、営業においても周囲の人を引き付ける様な話が出来るでしょう。

また、営業事務のようなアシスタント的な業務にも適性があると言えます。この場合、営業の人や顧客の管理をする必要が出てきて、柔軟に何でもできればそういった環境にも順応していけると思われます。

おすすめの仕事③介護職

3つ目は、介護職です。介護職といえば、大変なイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、人と接する事が非常に多い職業です。高齢者など、助けが必要な人とコミュニケーションを取りながら、必要なサポートをする事が求められます。

介護の現場においても、出世というものはあります。しかし、器用貧乏な方というのはそういった欲が薄い事でしょう。故に、人から求められる、必要とされるという事の方が、意味のある仕事に感じられる筈です。

毎日の介護もめまぐるしく忙しいものではありますが、それゆえに飽きるような時間も無いでしょう。今後の社会情勢を鑑みても需要がある職業なので、検討してみてください。

おすすめの仕事④コンサルティング

もう1つ、コンサルティング業務も向いていると言えます。コンサルタントという職業になりますが、これは様々な企業に対して、運営のアドバイス等を行うのが主な仕事内容になってきます。となれば、多様な業務に精通している必要があるので、相応に知識も必要です。

ある特定の業界にのみ強い、精通しているというコンサルティングも存在していますが、基本的にはそことつながりのある業種の知識も必要です。様々な分野の知識を必要とするコンサルティングの業務は、とても適している可能性があります。

器用貧乏を解決してオールラウンダーになる方法

器用貧乏な状態でも、もちろん良い点は様々あります。しかし、そのままでは嫌だと思う人、どうにか変えたいと思う人も居る事でしょうから、最後にオールラウンダーへとなる為の方法をいくつか解説します。

方法①1つのことに没頭してみる

まず1つ目は、何か1つの事に没頭してみる事です。器用貧乏な方は、自分でも気づかないうちに様々な事に手を付けている事があります。好奇心故の事であり決して悪い事でもありませんが、自分で気づくことも必要です。

ですので、どんな事でも構いませんから、自分が出来る事の中で何か1つだけに集中する体験をしてみましょう。思いのほか熱中する事が出来て、突き詰めたものを持てる人になれる可能性があります。

方法②これで充分!という考えはやめる

2つ目に「これで充分だ」という考えを捨てる事です。自分の中である程度満足したら、それ以降飽きて別の事に興味が移ってしまう経験もあったことでしょう。そういった満足のラインを自分で決めず、限界を常に目指し続けるようにしてみましょう。

目標があると更に良く、それも達成が困難なものです。お金を稼ぐ、何かのスキルを磨くでも何でも良いですが、その困難な目標達成のためには集中せざるを得ませんので、改善につながる可能性は大いにあります。

方法③頼まれ事はすべて引き受けない

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もう1つ、頼まれごとを全て引き受けないようにするのも解決方法です。他人からの頼まれごとをすべて聞いていては、自分のやりたい事も後回しになります。時には謝って断り、自分の時間を確保してください。

器用貧乏の長所を活かして強みにしよう!

悪い意味で使われがちな器用貧乏ではありますが、しっかりと長所を持ち合わせており、上手く発揮すれば強みになります。是非ともオールラウンダーになれるように意識してみてください。

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