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自分に自信がない人の原因や特徴は?自信を持つためにできる改善方法を解説!
自分は失敗してしまうのではないか、周りは優秀で自分は劣っている、というように、自分に対して自信がない人というのは、現代では珍しくはありません。しかし、何とかして変えたいと思っている方も居るでしょう。そこで、自分に自信のない人の特徴、原因や、克服の仕方を解説します。
目次
自分に自信がある人とない人は何が違うの?
自分に自信を持っているか、持っていないかは、本人にしか分かりません。自信という内からくる感情なのですからそれも当然なのですが、客観的な視点からもそれを見分ける事は可能です。
例えば、猫背になっているか、背筋をまっすぐに伸ばしているかの姿勢の違いです。前者は自身の無さそうな雰囲気を纏っていますが、後者はそんな気配をまず感じる事は無く、一目で自信を持っていると分かります。
他にも、話し方でも判断する事が出来、ハキハキと話せているか、聞き返すくらいのボソボソとした話し方かという違いもあります。この様に、自身の有る無しというのは意外にも如実に表れているのです。
自分に自信がない原因は?
見た目でも、自信を持っているか、そうでないかをある程度判別できることが分かりました。では、なぜ自分の事に自信を持てないでしまっているのか、その原因はいくつか考えられます。
自分に自信がない原因①育った環境
まず1つ目に考えられる原因は、自信が育った環境によるものです。幼少時に否定をされることが多かったり、過度に期待や干渉をされていたり、または兄弟がいる場合には比較されることが多いと、自信を無くしやすいと言われています。
幼少の時代であっても、他人からの評価というのは精神に想像以上に作用するものです。そこで否定されたり、比較されたり、または期待をされ続けたりしていると、自分への評価が低くなってしまうのも、無理はない話でしょう。
自分に自信がない原因②過去のトラウマ
2つ目は、過去のトラウマによるものです。誰にだって失敗した経験や、挫折した経験というものがあってもおかしい話ではありません。しかし問題なのは、それを自分の中でどうやって乗り越えられたか、にあります。
失敗したのもとても良い経験である事に間違いはありません。それが次の成功のための踏み台になるからです。しかし、その失敗がトラウマになってしまえば、自分への自信を喪失し、何かへの挑戦をする気持ちを失ってしまうのです。
自分に自信がない原因③人と自分を比べている
3つ目は、常に自分を他人と比較している事です。比較することそのものが悪いという訳ではありません。むしろ、他人と自分を比較する事は、自分自身の事を知るのに大切であり、自分にないものを持っている人を目標にしたりできます。
こうしたプラスの働きではなく、マイナスに働いてしまうと、自信を無くすのにつながります。それは、比較する事で自分の中の劣っている部分が顕著になり、こんな自分では誰も受け入れてくれないと思い込むからです。
人をあまり羨ましがっていても意味はありませんし、隣の芝生は青く見えるという言葉もあります。自分が苦手な事や、出来ない事が出来る人がいるように、自分も誰かが出来ない事をできるという自覚が必要です。
自分に自信がない原因④完璧主義
完璧主義な人も、自分への自信を失ってしまいがちです。常に完璧を求めている人ならば自分への自信が常に満ち溢れていそうなものですから、不思議に思われるかもしれないですが、実はその逆なのです。
完璧主義と言えば、常に自分が求める100%完全な結果を目指そうとする人の事です。しかし、仕事でもプライベートでも、往々にして自分の思い通りに全てが運ぶとは限らないのです。
言い換えれば、理想が高すぎるとも言えます。そして、0か100かという両極端な考え方をしており、どこか一点でも欠けているところがあればすべてが駄目に見えてしまい、傍から見れば十分よくできているように見えても本人は自信を持てないのです。
自分に自信がない原因⑤成功体験の少なさ
もう1つ、成功した体験の少なさも挙げられます。どんな事であっても、成功したという経験、体験そのものがその人にとっても自信につながります。当然、その経験が無ければ、自分自身を持つことは難しいでしょう。
そもそも、最初からすべてがうまくいく事などありません。何度も失敗を繰り返し、その先にやっと成功が見えるというものです。こうした経験が無いと、自尊心にも影響を及ぼします。
しかし、自身では成功体験が少ないと思っていても、そうではないケースも珍しくないです。悪い部分にばかり目が向いている所為で、達成できている事に気づけていないのかもしれません。
自分に自信がない人によく見られる特徴
この様に、これまでの自分の置かれていた状況や経験などが、自信を無くさせている原因になっています。それでは続いて、自信を持てていない人の具体的な特徴にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
自分に自信がない人の特徴①ボソボソと小さい声で話す
1つ目の特徴は、話をしている時にボソボソとしていて聞き取りにくい声で話す事です。最初の自身の有る無しの違いの中でも挙げていますが、自信のない人に多く共通しているのが、この聞き取りにくい話し方です。
もしも自分自身、もしくは持っている意見に自信を持てていたのであれば、それを発信するときにも堂々とした態度で話せるでしょうし、必然的に声も張れます。
しかし、話す内容に自信がなく、否定されてしまうのではないかという考えが先行している所為か、どうしても声が小さくなりがちです。また、批判を恐れて最低限の話しかしないように努めているケースもあります。
自分に自信がない人の特徴②いつも優柔不断
2つ目は、優柔不断な行動が目立つことです。自分なりの判断の軸というものを持ち合わせていないために、決断をすることそのものが苦手になっている傾向が見られます。その為、大事な局面でも人に任せたりするシーンが目立ちます。
優柔不断なのは一概に悪いわけではなく、当人も何も考えていないわけではないので、リスクをしっかりと考慮できるなどのメリットもあります。しかし、やはり大事な場面で決断力が発揮できないと、周りからもマイナスな評価を受けてしまうでしょう。
自分に自信がない人の特徴③他人の意見に流されやすい
先に挙げた優柔不断さが影響しているのか、他人の意見にも流されやすいです。本人の中には間違いなく自分の意見がある筈なのに、自信が無い所為でそれを対外に主張できず、人の意見に流されてしまうのです。
もしも本人の意見を求められるような場面に遭遇した場合、他の人に同調するような言葉ばかりが出てきて、周りの人を納得させられる意見が出せません。その為、頼りなさを感じさせるのです。
自分に自信がない人の特徴④仕事がうまくいかずイライラしている
自分の身の回りに、どうにも仕事を上手く進める事が出来ずに、イライラしている人はいませんか?もしかしたら、その人は自信に自信が無いのが原因かもしれません。勿論、本人も悪気があって仕事を遅らせたりしている訳ではありません。
むしろやる気だけなら人一倍といった感じで、不安を解消できるように頑張りすぎてしまう節があります。それゆえに、忙しそうにしている割には結果が出せていなかったり、上手く進められず周りに迷惑をかける事も珍しくないです。
自分に自信がない人の特徴⑤ネガティブで自分を卑下する
やはり、ネガティブな発言や思考が多く自分を卑下する言動が多いのも特徴の1つです。自分に対して自信を持てていないのですから、自分が行う行動も、良い結果をもたらせない、成果を出せないと思い込んでいます。
どうせ自分には出来ない、自分には周りの人に褒められるようなところはない、などの卑屈な発言ばかりしていて、本当にその言葉通りに染まっていってしまいます。こうしたネガティブ思考から、何かを始める前から諦めている事も多いです。
自分に自信がない人の特徴⑥腹を割って話せる友達がいない
心から気を許し、腹を割って話せるような友人もいない傾向にあります。これは、周りからの目線を気にし過ぎているのが影響していると考えられ、嫌われたくない、批判されたくないという気持ちが強いです。
その為、相手からすれば気の許せる人だと思われていても、自分から悩みや相談などを持ちかけると、相手にとって迷惑なのではないかと思っています。その為、一人で抱え込む事も多く、他人に相談する事自体に抵抗感があります。
自信のなさを改善するためにできること【心構え】
以上、自信を持てない人の原因や特徴をご紹介しました。それらが分かっていて、どうにかしてそんな自分から変わりたいと思っているのであれば、変革が必要です。まずは心構えから変えていきましょう。
心構えの改善①魅力的な未来をイメージする
まず1つ目は、自分にとって魅力的な未来をイメージする事です。仕事でも恋愛でも、お金や健康面、夢などどんなことでも構わないので、自分が思い描く理想的な未来を何か1つでも想像してみてください。
人間は描いた目標しか達成できない、目標を持つからこそそこに行きつこうとする事が出来るというのは、脳科学や心理学でも言われています。目標を描けば、そこに向かって自動的に自分の行動も変わっていくのです。
心構えの改善②諦めずに改善策を考える癖をつける
2つ目は、諦めることなく改善策を考える癖をつける事です。上手くいかない事があったからやめる、自分には向いていないと最初から諦めたところで、成長にはつながりません。上手くいかなかったのなら、その都度改善策を考え続ければ、成功に近づきます。
心構えの改善③否定されることもあることを受け入れる
他人は山ほどいるのですから、その中には自分の意見を否定する、対立する事もあるのは受け入れましょう。世の中の人すべてに好かれる事も、受け入れられるような人間になるのも不可能ですので、それよりも自分を肯定してくれる人の事を考えて下さい。
心構えの改善④自分を肯定する
そして大切なのが、自分を肯定する事です。これが難しいかもしれないですが、例えば数年前の自分と比べて成長したところは何か、身の回りに応援してくれる人や、感謝すべき人はいるか、一日を終えて、自分を褒められそうなことは無かったかなど、自問自答してみましょう。
こうして自分を振り返る事で、自分は必要な人間であり、生きている事そのものを認められる、自己肯定感を高めるのに繋げられます。
心構えの改善⑤チャレンジ精神を身に着ける
もう1つ、チャレンジ精神も身に着けましょう。2つ目の改善策を考えるのと同様、やる前から諦めたりするのは自分の成長を阻害しています。今まで手に付けていなかったことも、一歩踏み出してチャレンジすれば、自分を成長させてくれる可能性は大いにあります。
自信のなさを改善するためにできること【行動】
今の自分を変えたいと思っているのであれば、まずは心構えから変えてみましょう。そうすると、必然的にこれから行う行動も変化してくるはずですので、最後に自信のなさを改善する行動を紹介します。
行動の改善①ポジティブな人と過ごす
まず、ポジティブな人の近くで過ごしてみましょう。自分一人だけでは自信が無いのは分かっていますので、そのまま一人で居ても悩んだままで前に進めません。であれば、自信を持っている人の近くに居る機会を増やすのです。
自信を持っている人と接する機会が増えれば、必然的にその人の行動を間近で見ることになります。近くに居れば自然とその人と同じ行動を取るようになり、特に、色々と悩み抱え込んでしまう人にはお勧めできます。
行動の改善②目標を公言する
2つ目は、目標を公言する事です。周りの人に、自分の持っている夢、目標を公言する事で、それを達成せざるを得ない状況が作り出されます。実は見栄っ張り、という人も少なくないので、これが意外とプラスに働いてくれる事も多いです。
行動の改善③良い習慣を身に着ける
3つ目は、良い習慣を身につけ実践する事です。この良い習慣というのは、簡単に達成できそうな目標を設定し、それをクリアし続ける事です。毎朝早起きする、運動をする、整理整頓をするなど、すぐにできる事で良いです。
重要なのは、それを継続的に達成する事です。目標や習慣が小さいものでも、成功している体験であることに変わりはありません。コツコツと続けていれば、やがて自信につながります。
行動の改善④ネガティブワードをポジティブワードに変える
毎日の言葉遣いも変えてみましょう。いつもネガティブな言葉ばかりが口を出てくるのであれば「全部は達成できなかったけれど、出来た部分もあった」のように、プラスな言葉遣いに変えます。前向きな言葉が増えてくれば、後ろ向きな考え方もいずれ取り払われます。
行動の改善⑤SNSを断つ
もう1つ、SNSを見ないように意識するのも改善方法になります。昔の知人や友人の投稿を簡単に見る事が出来、それらが目に入ると自分とすぐに比較してしまって、無駄に落ち込むところが想像できます。
SNSは便利なものである反面、それで劣等感を感じている自覚があるのであれば、思い切ってSNSを絶つというのも選択肢になります。完全には難しいところもありますので、まずは頻繁に見ないように、というところから始めてみましょう。
自信を持つための改善法を実践していこう
自信が無いのは、自分に対しての評価が低かったり、不要に周りに対して劣等感を抱いているケースが多いです。自信を持つまでには時間がかかる事もありますが、少しずつ改善していきましょう。