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威圧感を出す人の心理や特徴は?高圧的な人への上手な対処法を解説!
「威圧感を感じて側にいたくないな」と思う方はいませんか?近づきがたくて一緒にいると疲れやストレスも溜まってしまうでしょう。こう言った威圧感を出す人にはどのような心理や特徴があるのか理解しがたい部分もあるかもしれません。この記事では、威圧感を出す人の心理や特徴、高圧的な人への上手な対処法を解説していきます。うまくかわしながら上手に付き合っていきましょう!
威圧感とはどんな意味?
上から押さえつけてくる感じがする人が身近に存在するという方もいるのではないでしょうか。親しみやすさが全くなく、むしろ態度や言葉で表れているため、周囲には「怖い」「近寄りたくない」という印象を与えます。そのため、話しづらいし距離を置きたい、苦手という方も多いでしょう。
威圧感の意味は、「相手を恐れさせたり押し付けるような感じ」「圧倒されるような感覚」を意味しています。比較的悪い意味で使われることが多い言葉だと言えます。
威圧感を出す人の心理
押さえつけてくる人に対しては、どうしてそのような態度や行いをしてくるのか理解できない部分が多いです。心理についてご紹介するので、チェックしてみてください。
心理①優位に立ちたい
威圧感を出してくる人は、他の相手よりも優位に立っていたいという心理があります。いつでも主導権を握って進めていきたいために、誰かが一番になるのを嫌います。
プライドをズタズタにされたと横柄な態度を取り、自ら上の立場であると知らしめようとするのです。人間なので誰もが苦手なところもありますが、圧迫感を出してくる人は「己にできないものはない!」と思っているので、何事に対しても自分中心で進めていくことを前提に考えています。
心理②思い通りにしたい
何でもコントロールしたい気持ちが強いです。己の意見が正しいと思っているわけではないけれど、一番でいたいこともあって思うままに事が進まないと独裁的な態度を取ったりすることもあるでしょう。
もし歯向かってくるようなことがあれば、さらに強く押さえつけてくる動きが加わる場合もあるかもしれません。「何か言われないだろうか…」と本音は不安に思っているので、反論をさせないためにも高い圧力をかけて有無を言わせないようにしているのです。
何でも思うままにコントロールしたい人は、自身の間違いを認めない場合も多く、他の相手に責任をなすりつけるといった行いに出ることもあるでしょう。組織のトップに君臨している方には、横柄かつ押さえつけてくる人も中にはいます。同じ勤め先同士協力し合ってというよりも、独断で決めてしまうことも多いので、頭を悩まされることにもなるのです。
心理③他人に否定されたくない
他人に否定されたくないという心理があり、間違えたことは言っていないと自信を持っているわけじゃなくても、それを打ち消されることがあれば、人間そのものを認めてもらえないという感覚に陥ってしまいます。
常に必要とされているという安心感が欲しいので、承認欲求が強い傾向にあります。打ち消されることを阻止するために、相手に言われる前から横柄な行いや言葉で相手を罵倒してしまうのです。
心理④自分を偉いと思っている
周囲から見ても偉い要素は1つもなくても、自分としては偉いと思いこんでいるという場合もあります。相手のことを思いやることができないので、自分の意見を無理にでも押し通そうとします。
圧力をかけてくる人は優先順位をつけている可能性があります。一番優位に立っている人は自分以外はあり得ないので、周りのことを下だと思っているからこそ、上から目線でものを言ったり、有無を言わせず決めつけてしまうような態度を取るなど自分勝手な行動や発言が目立つようになるのです。
心理⑤育った家庭環境
育ってきた家庭環境が影響しているといった心理もあります。人それぞれ生まれた環境は違いますが、親に過保護に育てられたために自分が一番という感覚を持ったり、相手の気持ちを考えることができなかったりすることもあるでしょう。
また、親そのものが強い圧をかけてくるタイプで、いつも押さえつけられていた場合は、それが当たり前なのだという感覚になり、大人に成長した時に横柄な人間になることもあるのです。
周りの家庭がどうなのかということが見えてこないことで、自分がそのように育てられてきたのだから同じようにするのが正解だと思ってしまうため、家庭環境の影響力は大きいと言えるでしょう。
威圧感を出す人の特徴
圧迫感を出せば、相手は自分についてくると思っていたり、本当は否定されるのが怖くていつでも認めてもらいたい臆病者なのかもしれません。
周囲にこのような人がいたら、接し方にも困ってしまうでしょう。特徴をご紹介していくので、周りに横柄な態度を取っている方がいたら、以下の項目に当てはまるかチェックしてみてください。
特徴①見栄っ張り
自分よりも目立つことが許せないので、見栄っ張りになってしまう傾向にあります。馬鹿にされたり、見下されるといったことが心のどこかにあるので、つい大きく見せるために相手に圧をかけるような行動を取ったりします。
よく見せようとありもしないことで見栄を張ったり、最終的に追い詰められてしまう結果を招くこともあるでしょう。
特徴②言葉遣いが悪い
言葉遣いが悪い傾向にあり、誰かと話をしている時でも言葉遣いに品がなかったり、きつい言い方をして相手を傷つけてしまうこともあるでしょう。
本人は普通に会話をしているつもりなので、傷つけるつもりは微塵もないのですが、結果的に同僚や後輩などを怖がらせてしまうと言ったことも多いです。相手が苦手意識を持つようになり、接し方もよそよそしくなってしまう場合もあります。
特徴③声が大きい
もともと声が大きい人もいますが、自然な声のトーンとはやはり違ってきます。普通に話せば何も違和感はありませんが、大きい声で話されると相手は圧迫を感じてしまいます。ハキハキしているを通り越して、怒られていると感じられることも少なくありません。
また、自分の意見を押し通そうとしたい場合にも声を大きくすることで、有無を言わせないようにするためとも言えるでしょう。
特徴④話を聞かない
他人の話を聞いて情報を得たり成長にも繋がりますが、話を聞かない傾向にあります。「自分の言っていることが全て正しい!」と思いこんでいるところがあるので、第三者の意見は聞こうとしないのです。間違っている情報は聞き入れないといった先入観が生まれている可能性もあります。
特徴⑤自己中心的
自己中心的な考え方を持っており、何に対しても自分が優先、相手がどう思っているか理解できないところがあります。どういう態度を取っているかというのを本人は見えていないので、周囲が怒って距離を置かれてから初めてわかるといった場合もあるでしょう。
客観的に見ることができないために、横柄な態度を取って相手を振り回してしまうのです。普通に生活している時は穏やかにしていることもあるかもしれませんが、主張する時には自然に圧を出してしまうので、周りをビクビクさせている可能性が高いです。
特徴⑥態度が大きい
態度が大きいのは最大の特徴だとも言えます。大きい声で話をしていたり、物音がすごかったり、言葉遣いが荒いなど存在を周囲にアピールしているような態度を取ります。
自分は偉いのだから何をしてもいいという思い込みもあり、周りが手を焼くといった状況が出てくるのです。このような態度は怖がらせますし、苦手だから近寄りたくないと思われてしまい、孤立することもあるでしょう。
特徴⑦上から目線
圧をかけてくる人は、自分が偉いかのように上から目線でアドバイスをしてくることがあります。例えば悩みを打ち明けたら、共感してもらったり、叱咤激励されながらも温かいアドバイスをしてくれたりと相手はそのような関係を望んでいるものではないでしょうか。
横柄な態度を取ってくる人は、全てお前が悪いと否定をしてきたり、「なぜそんなことまで言われなきゃいけないの?」と思うようなことまで上から目線で言ってくることもあります。本人は良いアドバイスをしてあげたから相談に乗ってあげてる自分は偉いと、自画自賛しているかもしれません。
特徴⑧近寄りがたいオーラを出す
親しみやすい、近寄りがたいタイプは態度や行動・発言などで異なります。親しみやすいと感じる人のところにはいつも誰かしら集まっているはずです。しかし近寄りがたいと思われている人のところには、誰も寄ってこないという現実があります。
服装によっても雰囲気というのは変わってきますが、何をしても威圧的に感じるオーラを持つ人もいます。周囲からも近寄りづらい雰囲気があるからなかなか行けないと思われる場合もあるでしょう。
特徴⑨話し方が断定的
「~した方がいいんじゃない?」という言い方ではなく、「~しなさい」とはっきり言い切るタイプなので、相手の気持ちも考えずに発言してしまうことが多いです。
また頑固で融通が利かないところがあるため、自分の意見を主張しすぎるといった面があります。思いを伝えずにいられなく、全てが正しいと思っていることから有無を言わせずに行動してしまうのです。
特徴⑩マウントをとってくる
優位に立っていたいので、会話をしている中でも主導権を握ってしまいます。自分がいつも正しいと思っており、マウントを取ってくるという特徴もあります。
相手に主張したいことがあっても、上から目線で発言をしたり、意見を少しも肯定することなく否定するなど、圧をかけてくるような態度で接してくるのです。
「あなたより上だから意見しないで!」というような思いがあるのでしょうが、実際に能力がある人はそのような行動はしないでしょう。逆に相手の方が能力が高くて、それを認めたくないという気持ちの表れであるとも言えます。
威圧感がある人への上手な対処法
近くに威圧感がある人がいると、どう接していったら良いのかわからなくなるのではないでしょうか。上手く付き合って生活をしていきたいものです。威圧感がある人への上手な対処法についてご紹介していくので、参考にしてみてください。
対処法①反抗せず落ち着いた対応をする
言っていることが明らかにおかしいと思っていても、反抗せずに落ち着いた対応をすることが大切です。圧をかけてくるような人は自分が全て正しいと思っているため、意見や考えを否定されることは許せません。
もし意見しようものなら、トラブルを招いてしまう可能性もあります。重要な局面でどうしても意見が通っては困るといった場合は反論することがもちろん大事ですが、それ以外は冷静になって気持ちを整えて対応していきましょう。
対処法②毅然とした態度で接する
上手に対応する方法として、毅然とした態度で接することがポイントです。自分は偉いと思っているため、下に見ている相手に対して威圧的な態度や行動を取る場合もあります。構っていたら、真に受けてしまい、傷つくこともあります。
相手にすることで疲れてしまったり、それがストレスとなることもあるのです。職場ではどうしても用事のある時以外は毅然とした態度で接してみてください。反論するといつまで経っても高圧的なままで言い争いになるので、自分をしっかり持って受け流すようにしましょう。
対処法③適度な距離感をとる
威圧感のある人が側にいると、疲れが生じたり、ストレスが溜まってしまうことも多いでしょう。上手に付き合っていくためには、適度な距離感をとることも必要です。どうしても関わりがある場合は、用事がある時だけ声のがベストです。
また話しかけるタイミングも重要になってきます。もし怒っていたりイライラしていると感じたら、無理せずその時に声をかけないで落ち着いてから会話する時間を取ることがポイントとなります。
ここで親身になって話を聞いてあげようとすると、偉そうだと相手の怒りをかってしまう可能性があります。怒りの矛先があなたに向けられて、ひどい態度を取られてしまう場合も考えられるので、注意が必要です。
対処法④相手に流されないようにする
流されてしまうと、それを境に威圧的な態度を取られる可能性があります。主導権を握れる相手を探しているため、ターゲットにされてしまうのです。目の前で上から目線でものを言われたり、否定されたりすると、怖いですし近寄りがたくて苦手意識も高くなってしまうでしょう。
ただ主導権を握れないと判断した場合は、高圧的にならない傾向にあるので、流されずに自分の気持ちをしっかり持つことが大切だと言えます。
まだこのようなタイプと出会っていなければ、今後関わらなくてはいけない状況になった時に何があっても動じない姿を見せることでターゲットにされてしまうことはなくなるはずです。
ほどよい距離感で威圧感のある人とも上手にコミュニケーションをとろう
威圧感のある人が身近にいると、意見を押し通してきたり、上から目線でものを言ったり否定してくるなどストレスが溜まる状況が出てきます。自分の意見が全て正しく、他人は間違っているという思い込みから話を聞かないといった特徴もあるのです。
職場で一緒に場合、どうしても関わっていかなくてはいけないとどう接していけば良いのかわからなくなってしまいます。反抗せずに落ち着き、毅然とした態度で接することが大切です。ほどよい距離感で威圧感のある人とも上手にコミュニケーションを取りましょう!