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マブダチと呼べる友達の特徴から作り方まで徹底解説!

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「自分の友人は誰か」と問われたとき、何人か頭の中に思い浮かぶことでしょう。しかし「マブダチはいるか」と問われたときには、どんな人を思い浮かべるでしょうか?そもそもマブダチという意味が分からない方もいるかもしれません。今回はマブダチとはどんな相手か、そう言える相手の特徴、作り方などを解説します。

マブダチとは

友達と呼べる存在は非常に大切ですが、“マブダチ”となるとどんな人のことを思い浮かべるでしょうか?そもそも最近は聞かない言葉となっているので、まずはマブダチの意味などについて解説していきます。

マブダチの意味

まず意味についてですが、マブダチとは「特別に親しい友達」「心を許し合っている友人」などといった意味を持っています。昔の漫画やドラマなどで使われたことによって、若い世代を中心に広まりました。

この言葉は、マブダチという1つの言葉と言うよりも、マブ、そしてダチという2つの言葉で構成されています。マブは本物、本当といった意味を持つ形容詞となっていて、ダチはそのまま友達のことです。

すなわち、この2つの言葉を組み合わせたのが、本当の友達という意味を持つマブダチなのです。このため、特に親しくしている友達や、親友といった言葉と似たような使われ方をします。

マブダチの語源

このマブダチという言葉ですが、様々な語源があると言われています。その中でも有名な説として、マブダチのマブというのを漢字にすると「間歩」となります。これは鉱山の坑道を意味し、金脈などがあることから本物、という意味を持つようになりました。

これ以外にも、明治時代にはお祭りなどで露店を営む商人、特に的屋が隠語として用いていたという経緯もあるとされています。

ダチについては、マブほど複雑な経緯があるわけではなく、単純に友達の「ダチ」から取られたもので、これだけで友達であることを意味します。組み合わさることで、本当の友達、心を許せる友達といった意味になったのです。

マブダチが世間に広く認知されたきっかけ

最近ではあまり耳にしなくなったマブダチですが、この言葉が世間に広く知られるようになったのは1970年代の後半であると言われています。2022年現在から言えば、およそ50年も前の話になります。

ロックンロールバンドである横浜銀蝿がデビューしたこと、なめ猫、ツッパリファッションといったものが流行したことによって、当時はツッパリブームというものが生まれていました。

その他にも、漫画や曲の名前などでも用いられるようになりました。こうした経緯が70年代後半以降に増えたことによって、多くの世代に普及していったのです。

マブダチと親友は違う?

おそらく現代においては、非常に親しい友達に対して、マブダチよりも親友という言葉の方を多く使うでしょう。これらに違いがあるとなると、少々ややこしく感じてしまうかもしれません。

しかし、実際のところはマブダチと親友に大きな意味の違いはありません。親友もお互いに信頼を置き合っている友人同士のことを指し、しばらく会っていなくとも久しぶりに会っても昔と同じような接し方ができるのなら、それは親友と言って差し支えないでしょう。

意味的に大きな違いこそありませんが、マブダチといった方がより砕けた印象を持ちやすいでしょう。「俺たちはマブダチ」といった風に使った方が、ヤンキー用語感が強く出ます。

マブダチと似た意味を持つ類義語

昨今こそあまり聞くことのなくなったマブダチではありますが、それはその分親しい友達のことを表す言葉が他に数多く存在しているからであるとも考えられます。そこで、似たような意味を持つ類義語についてもいくつかご紹介しましょう。

類義語①親友

まずは、親友です。先述している通り、マブダチと親友との間には大きな意味の違いはなく、ほぼ同じような用い方ができます。何年も会っていなくとも、再開すれば昔と同じような接し方をお互いが自然にできる、という相手が、親友に該当します。

定義としては、お互いに心を許し合っている友人、特に親しい友人ということになります。類義語は色々とありますが、その中でもマブダチに最も近い言葉として使われるのはやはり、親友でしょう。

ただ、親しみやすさや砕けた感触という意味では、マブダチの方がより親しみを感じるでしょう。親友だと多少堅苦しさがありますが、マブダチであればどんなことをしてもお互いを許し合える存在であると分かります。

類義語②ズッ友

続いては、ズッ友です。これはずっと友達という言葉やメッセージを略したものであり、これも親友などと同じく、特別仲の良い相手に対して、これからもずっと友達でいることを表現する際に用いられます。

ずっと、という言葉があるわけですから、これまでも相手とは相応に関係を持っていることが分かります。すなわち、ある程度以上の期間親しい間柄で居続けた相手に対して使われる言葉であると考えられます。

この言葉は、2000年代の前半あたりから、若い世代、特に女子高生の間で流行し始めました。マブダチが流行ったのが1970年の後半であると言われているので、そこから時間を経てまた新しい言葉が生まれたのです。

類義語③ニコイチ

ニコイチ、というのも、非常に親しい友人同士の間で使われることがあります。これは二人の人物を一人の存在として捉える、という例えの意味を持っており、一個の存在とまで言える以上にお互いを信じ切っている間柄を意味します。

マブダチに似たような意味を持っていますが、どちらかというと友人としての意味合いがより強いのは、マブダチの方かと思われます。

そして、親しい人物同士を一人の存在としてみなす以外にも、2つ以上の中古の機械から部品を使い、新しい1つの機会を作る、といった意味もあるので、中古の自動車を言い表す別名としても用いられているのです。

類義語④相棒

非常に分かりやすいのが、相棒という表現でしょう。元は一緒に物事や仕事などをする時の相手、となっていますが、籠やもっこ等、二人以上で担ぐものを担ぐ際に一緒にやる相手、といった意味も持っています。

籠、もっこなどは、二人以上が居なければ運ぶのは難しいでしょう。二人が力を合わせなければ担いで持って行くことも進むこともできない、という意味から、何でも協力して物事に当たる相手、嬉しさも悲しさも共有し合えるほどの仲になった相手、として使われます。

類義語⑤BFF

もう1つ、BFFというのも類義語に数えられます。これは「Best Friend Forever」の単語の頭文字を取ってできたものであり、簡単に直訳してしまえば、永遠に自分の最高の友達、という意味になります。

こちらは、アメリカの女子高生が中心となって広がった表現であると言われており、日本においても若者の間で略した言葉が使われることが多くなったために、そのまま受け入れられて親友などと同種の扱いをされています。どちらかと言えば、SNS等でよく使われている傾向があります。

マブダチと呼べる友達の特徴

以上、マブダチの意味、そして似通った意味を持つ類義語などについて解説してきました。では、具体的にマブダチと言える相手はどんな友達なのでしょうか?続いてはその特徴についてご紹介していきます。

特徴①尊敬できる

まず、尊敬ができる相手であることが挙げられます。心から信頼できたり、許し合える存在のことを親友やマブダチ、と言いますが、自分が持っていないものを持っていたり、その人にしかできないことがあると、憧れに似た尊敬の気持ちを持つことができます。

仕事であろうとそれ以外の場面であろうと、そういった自分に無いものを持っていると分かり、それを尊敬というプラスの気持ちとして捉えられれば、良好な関係が続くでしょう。

そして、相手も自分に対して同じような目線を向けてくれています。それゆえに、相手を受け入れつつ、尊重ができるのです。

特徴②何でも話せる

続いて、何でも話し合えるということです。ポジティブやネガティブな内容の話であっても、マブダチ相手であれば臆することなくすべてを話せるので、お互いに隠しごとがない状態になります。

相手もどんな話をされようと嫌な気持ちにならないので、非常に強い信頼関係を構築できていると言えます。すなわち、隠し事をする必要もない間柄なのです。

そして、そういった話が全てできるのは、相手のことを最も知っているからです。それゆえに、何を考えているのか、何を必要としているのかも手に取るように分かるでしょう。

特徴③互いに自然体で付き合える

極めて自然体の状態で付き合っていけるというのも、マブダチには欠かせない要素です。それほど親しくない相手であったり、あるいは完全に初対面の相手と二人だけの状態になると、中々会話が続かなくなったり、沈黙した状態が続いてしまいやすいです。

そして、そういった時間が自分、あるいは双方にとって苦痛になってしまいます。全くそう感じない方も居るかもしれませんが、どちらかというと少数派でしょう。

対して、マブダチ相手であれば、例え沈黙が続こうと気まずいと感じることは全くありません。それどころか心地よさまで覚えるので、一緒に居ることでストレスは感じないのです。

特徴④裏切らない

マブダチがお互いを裏切るようなことは決してしません。これまでに気付いてきた強固な信頼関係があり、そしてそれが非常に大切で得難いものであるということをしっかりと分かっているからです。

おそらくマブダチになるまでには、衝突したこともあったかもしれません。しかしそれを乗り越えたからこそ、互いに信頼できているのです。最大の理解者とすら言える得難い相手を、早々裏切りはしないでしょう。

特徴⑤困っている時に助けてくれる

自分が困っている時、あるいは相手が困っているとなった時には、何をおいても助けてくれます。これは、嬉しいことも悲しいことも、相手と共有できているからです。

辛い状況になっているのを自然に察知して、寄り添うことができます。もちろん相手が同じ状況になった時にも絶対に見捨てないので、そういった支えがより信頼を深めるのです。

特徴⑥礼儀を心得ている

「親しき中にも礼儀あり」という言葉がありますが、マブダチの間でもこれはしっかり行われています。先にご紹介した尊敬の気持ちもあるでしょうが、仲が良いからと言って適当に接するわけではなく、感謝や礼などは必ず行うのです。

特徴⑦欠点を受け入れてくれる

自分の欠点すらも、マブダチが相手ならそれを改善させようとするのではなく、受け入れてくれます。直すべきではなく、その欠点も含めて当人の魅力である、というように決して否定することはありません。

特徴⑧恋愛関係に発展しない

異性で普通の知人や友人といった関係であった場合、何らかのタイミングによって恋愛関係に発展する場合もあります。それ自体が悪いことではもちろんありませんが、マブダチとなると恋愛関係には決して至らないのです。

異性同士という関係を超えて、まるで家族のような間柄になっているからです。それほど長い間をかけて築いた関係ですから、恋愛感情が起こらないのです。

マブダチの作り方

お互いをよく知り、尊敬し、尊重し合えるマブダチという存在は、誰であっても得難く、そして一人は欲しいと思うでしょう。そんな相手が欲しいのであれば、心がけるべきことがいくつかあります。

作り方①自分のことを隠さず話す

まず、自分のことに関しては包み隠さず話すのが大切です。ほんの小さいことから、深くあまり他人には言わないようなことまで、とにかく自分を相手に知ってもらい、どんな人間かを把握してもらう必要があります。

もちろん、嘘をついて試すようなことをしては、本当の信頼関係は築けません。本音を話してくれている、ということが相手に伝われば、自然と相手も自分と同じように接してくれますので、マブダチの間柄が成立します。

作り方②共に過ごす時間を増やす

一緒に居る時間をできる限り長くしましょう。わずかな時間だけ相手といても、何を考えているか、何に興味があるかなど全く分からないでしょう。

兄弟や家族に近い間柄となるマブダチは、それこそ家族のように長い時間を共に過ごすことで人間性を把握できます。なるべく多くの時間を共有するのが、マブダチを作る基本なのです。

作り方③相手の立場に立って行動する

そして、相手の立場や目線になって行動してみるのも大切です。○○ならどう思うか、どう対処するかといったことを常に考えていれば、自然と相手にも伝わりますし、同じように自分のことを意識してくれる流れが生まれます。

マブダチはかけがえのない一生の友達

マブダチと呼べる友達の特徴についてご紹介しました。お互いへの絶大な信頼という、非常に得難いものを持っているマブダチは、人生の中でもかけがえのない一生ものの友達と言えます。皆さんもぜひマブダチと言える相手を見つけてみてください。

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