記事作成日:

反骨精神がある人ってどんな人?意味や特徴を徹底解説!

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。

反骨精神という言葉を時折り耳にすることがありますが、いったいどんな精神のことなのでしょうか。”反骨精神”の意味について、またそれを持っている方の特徴やメリットデメリットについて解説していきます。さまざまな状況において成功を手にするために欠かせないこの精神について知っておきましょう。

反骨精神の意味とは?

反骨精神を身に着けるためには、まずその言葉の意味についてはっきりと知っておく必要があります。「反骨精神」の語源や、一般に同義語として使用されている言葉から見ていきましょう。

反骨精神の意味

「反骨精神」とは、大きな権力や不利な状況に負けることなく自分の信念を貫き通す精神のことです。ただし、これは単なる頑固者のことを指すわけではなく、確かな根拠に基づいた信念を守り通す人のことを言います。

またもう一つ覚えておきたいのは、口ばかりで何も行動が伴っていない人については、「反骨精神がある」と言うことはできません。本当に反骨精神を持っていることを示すには、言葉と行動がしっかりと伴っている必要があります。

反骨精神とハングリー精神の意味は同じ?

「反骨精神」と似た意味でよく使われる言葉として、「ハングリー精神」という言葉を聞かれたことがあるでしょう。これら二つの言葉には似たようなニュアンスが含まれることもありますが、正確に言うと両者の意味には大きな違いがあります。

「反骨精神」という言葉には、上述したように”権力に屈することなく信念を貫く”という意味がありますが、この「ハングリー精神」という言葉の主な意味合いは、意欲的に上を目指す”向上心”というものです。

どちらも強い精神力やポジティブな見方をする能力が関係しているため、度々同じような状況で使用されることがあるようです。

反骨精神の語源

「反骨」と言う言葉は、中国が語源となっています。漢字を見ると、反対の”反”に”骨”という語が使われていますが、本来は”叛骨”という語から来ています。昔の中国の仙人が自分の骨をひっくり返して施術を行ったという逸話が、この言葉の由来となっているようです。

反骨精神がある人の特徴【行動編】

では、反骨精神がある人は実際にどのような特徴をもっているのでしょうか。特に多いと言われている、5つの行動の特徴について見ていきましょう。

行動の特徴①自分の意見をしっかり伝える

本当に反骨精神を持ち合わせている人は、上司や目上の人に対してであっても、必要であれば自分が正しいと確信していることを物怖じすることなくしっかりと伝えることができます。

しかし、だからといって目上の人を軽く見ているというわけではなく、リスペクトしていることを示しながらも、上手にはっきりと伝えることができるのです。自分に自信を持っていて精神的にも余裕があるので、相手のことを尊重しながら、自分の意見をしっかり伝えることが可能となります。

行動の特徴②弱い立場の人に優しい

反骨精神がある人は、「気性が荒く気難しい人だ」と勘違いされることも良くありますが、実際にはそうではなく、自分より弱い立場の人にも優しく接することができます。

逆に反骨精神がない人の場合は、自分より上だと感じる人にはうまく取り入ろうとし、弱い立場にあると感じる人に対しては、なんとか自分の思い通りに動かそうとして威圧的に接する傾向があります。しかし、反骨精神がある人は曲がったことが嫌いなので、そのような態度を取ることを好みません。

行動の特徴③上の立場の人に媚びない

反骨精神のある人の3番目の特徴は、「上の立場の人に媚びない」というものです。仕事をスムーズに行い、できるだけ面倒なことを避けるために、権力を持っている上の立場の人に媚びて、気に入ってもらおうと考える方も一般的に少なくありませんが、基本的にそのような行動をとることはありません。

たとえ上の立場の人に嫌われたとしても、自分の意に反することや納得できないことをしたいとは思わないのです。とはいっても、権力を持っている人の言うことを全く聞かないというわけではなく、マナーをきちんと守りつつ相応の敬意は払います。

行動の特徴④リーダーシップをとる

反骨精神のある人は、リーダーシップをとるのも上手です。みんなの意見を上手にくみ取り、権力や周囲の圧力に屈することなく、決めたことを一貫性をもって実践していくことができるからです。そのような行動力のあるリーダーは部下からも好かれ、信頼を置かれる存在となります。

行動の特徴⑤人目が気にならない

人目が気にならないというのも反骨精神の大きな特徴です。一般的に、「これを言ったら周囲はどう思うだろうか…」「非常識な人だと思われたりしないだろうか…」などと考えて、自分の意見を持っていてもそれを飲み込んでしまう方も多いですが、反骨精神を持っている人はそれに打ち勝つことができます。

もちろん、自己主張をしたがゆえに敵を作ってしまうという状況もあり得ますが、反骨精神がある人はしっかりと自分を持っているため、逆風にも特に気に留めることなく信念を持って突き進んでいくことができます。

反骨精神がある人の特徴【性格編】

反骨精神のある人の行動について見てきましたが、ここからは性格面での特徴も見ていきましょう。自分の性格とどの程度当てはまっているか、ぜひ比較してみてください。

性格の特徴①負けず嫌い

仕事においても遊びにおいても、反骨精神のある人は常に負けず嫌いな性格を見せます。周りから見ると小さく思えることであっても、論理的に言って自分の考えが正しいと確信していれば、それをはっきりとアピールしようとします。

そのためには、かなりのエネルギーが必要となりますが、決してそれを惜しむことはありません。常に全力で物事に取り組む性格で、簡単に妥協して意見を曲げたり、ゲームなどの勝負事に負けることも嫌いです。

性格の特徴②責任感がある

反骨精神のある人は、真面目に物事に取り組み責任感があるという特徴があります。その場しのぎで適当にごまかして仕事をしたり、途中で投げ出したりすることが大嫌いなので、割り当てられた仕事を最後まで一生懸命やり遂げようとします。

物事を論理的に考える力があり、自分の考えに自信を持っているので、一度引き受けたことを適当に流したりすることはできないのです。結果として、周囲の信頼を勝ち得てリーダーとしても力を発揮することができます。

性格の特徴③頑固

反骨精神を持っている人には、周囲の意見に流されにくいという良い一面がありますが、その反面周りからは頑固で融通の利かない人と思われてしまうこともあります。

自分の中で考え抜いて出した答えがあり、それが正しいという信念を持っていますが、妥協することが嫌いなので他の意見を持っている人とぶつかる可能性が高くなり、それが頑固だと周囲には映ってしまうのです。

性格の特徴④努力を惜しまない

反骨精神とは権力や圧力に屈することなく信念を貫くことのできる気質のことですが、それができるのは自分自身の惜しむことのない努力に裏打ちされた自信があるからこそです。

つまり、ただ単にいつも他の人に批判的だったり、自分の意見に固執して頑固に押し通そうとするわがままな存在なのではなく、いつでも全力で物事に取り組むことのできる努力家だということです。だからこそ、信念を貫く力を持つことができるのです。

性格の特徴⑤劣等感を持っている

少し意外に思われるかもしれませんが、反骨精神のある人の中には常に劣等感を持っている人も少なくないようです。劣等感と聞くとかなりマイナスなイメージがあるかもしれませんが、反骨精神のある人にとってこの劣等感はポジティブな方向に作用していきます。

劣等感があるからこそ、「自分はもっと努力していかなければいけない」と考え、それが継続的な努力につながっていくのです。反骨精神のある人は、一見ネガティブな感情に見える劣等感を自身の成長のバネとして利用していくことができます。

反骨精神があることのメリットとデメリット

非常に頼もしく筋の通った気質が特徴の反骨精神ですが、状況によってはマイナス面が生じることもあります。メリットとデメリットをしっかりと理解して、メリットの方が際立つ仕方でこの気質を表せるようにしていきましょう。

反骨精神があることのメリット

反骨精神のある人は、どんな状況の中でも物事を最後まで責任をもってやり遂げることができるため、周囲からも「真面目な頑張り屋さん」という評価を得て信頼されるようになりますし、自分自身としても達成感や充実感を得られることが多く、自信を持つことができます。

また、自分の信念をしっかりと持っていて周りの意見にフラフラと流されたしませんし、自分が成し遂げたことに対して鼻にかけて自慢したりすることもないので、友人たちからも頼りにされ、職場においても上司からの信頼を勝ち得ることができ、重要な仕事を任される機会が増えるというメリットもあります。

反骨精神があることのデメリット

反骨精神のある人は、決して頑固者というわけではないのですが、周囲からは時折そう見られてしまうことがあります。物事に対して自分の意見を持っていると同時に周囲の意見にもちゃんと耳を傾けますが、筋が通っていないと感じて納得がいかない場合には意見を受け入れるのを難しく感じてしまうのです。

そうなると、”自分の意見を曲げない頑固な人”とか”他の人のアドバイスを受け入れない頭の固い人”などという良くないレッテルを張られてしまい、その勘違いにより周りから距離を置かれてしまうこともあり得ます。

さらに、反骨精神がある人は自分が感じたことをストレートに表現することが多く、「それは違うと思います」とか「それってどうなの?」などと、はっきりと言ってしまうことがあります。悪気は全くないのですが、相手側は”怖い人”とか”自分は否定された”と感じて、高圧的な印象を持ってしまうことがあります。

バイタリティ溢れる反骨精神がある人向けの職業

反骨精神はどのような気質なのか、またそれを持っている人の特徴やメリット・デメリットについて理解することができましたが、特にこの反骨精神のメリットを生かすことのできるどのような職業があるのかについても、ここから見ていきましょう。特にメリットの多いとされる3つの職業をご紹介します。

職業①スポーツ選手

最初の職業はスポーツ選手などのアスリートです。スポーツ選手は常に勝負の世界に身を置いて切磋琢磨しています。表向きの活躍だけを見ると非常に派手な印象を受けるかもしれませんが、その裏には地道なトレーニングの積み重ねがあります。

仮にスポーツ選手に反骨精神がなかった場合、この地味で厳しいトレーニングを継続していくことは不可能でしょう。そして、反骨精神には負けず嫌いな一面もありますが、これもスポーツ選手にとっては欠かせない気質と言うことができます。

また、スポーツ選手は好調で結果が出ている状況では良いのですが、結果が出ていない時は周囲からの批判の的になることがあります。そんな時にも、信念を貫き自分を信じてパフォーマンスに集中するために反骨精神は重要な気質となります。

職業②会社経営者

会社の経営者として成功していく点でも、反骨精神を持つことは大切なことです。社員の先頭に立って舵を取っていく重要な役割を担うにあたって、自信のなさを醸し出しさまざなま決定に関しても優柔不断な気質を示す上司では、部下は不安を覚えてしまいモチベーションも下がってしまいます。

どんな難しい状況においても器の広さを見せつつ、自分の信念を貫きながら一貫した行動や決定を下していける人は、部下からも厚い信頼を勝ち得ることができ、経営者としても成功を収める確率が高くなるのです。また、そのような信頼のおける会社には、良い仕事も舞い込んできやすくなります。

職業③アーティスト

アーティストと呼ばれるジャンルには、画家やミュージシャン、陶芸家や書道家などさまざまな職業が関係しています。そしてこれらのいずれにおいても、反骨精神はなくてはならないものと言えます。

真のアートというのは、他の人のまねをして生まれるものではありません。周りにすぐに流されてしまう気質では新たなアイディアを生み出すことは難しくなります。常に自分の発想を大切にし、ブレることなくそれを表現できてこそ、人の心を打つ作品を生み出すことができるのです。

また、いつも順風満帆で波風を立てることが嫌いな性格や、あまり深く物事を考えずに平凡に日々を過ごすのが好きな気質もアーティストには向いていません。むしろ世の中の不条理や間違いなどへの反骨心を強く持っている人の方が、その気持ちをアートへと変えていくことができます。

反骨精神をビジネスに活かそう

反骨精神にはメリットもデメリットも存在しており、状況に応じて上手に活かしていくことが必要です。そうすれば、周囲からの敬意や信頼を勝ち得ることができ、有意義な生活を送っていく助けとなります。特に、日々のビジネスシーンにおいても、この反骨精神をうまく表していき成功を収めましょう。

その他の関連記事はこちらから