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秀才と天才の違いとは?特徴や秀才と言われる芸能人まで紹介!

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しばしば使われる「秀才」という言葉。基本的には人を褒める際に使われるものですが、どういった人に当てはまるのかを考えたことはあるでしょうか?天才とは違った言葉として使われている以上違いがある筈ですが、今回はその秀才とはどんな人なのか、該当する芸能人などをご紹介します。

秀才の意味・語源

仕事や勉強など、なんでもそつなくこなす事が出来るスマートな人の事を、しばしば「秀才」と呼びます。これにあこがれを持つ人も少なくありませんが、そもそもどういった場合に用いられる言葉なのかを知っているでしょうか?

秀才の意味

まず秀才というのは、非常に優れた学問的な才能、またはその持ち主の事を指すと言われています。あくまでも学術などの分野において突出した成績を出す人の事を指しますので、スポーツなどとはまた別ものに区別されると思われます。

やはり優秀な人の事を指しますので、平均以上の才を有している人、もしくはその能力そのものを指す事もあります。元から秀でた才を持っているよりも、訓練などによって後天的に身に着けた能力の事を指しているケースの方がほとんどです。

秀才の語源

この秀才という言葉ですが、古代中国にある官史登録試験の中の「科挙」が語源となっていると言われています。科挙には科目がいくつかあり、その中に秀才科という科目があったのですが、これが非常に難しい難関の科目でした。

それゆえに、この秀才科を突破した人、またはそれに準じる人に対して、優れている事を表す意味で秀才という言葉が使われたのです。現在の学問において優れた成績を残す人に対して使う秀才も、大抵同じような意味合いのままとなっています。

秀才と天才の違い

秀才とはどんな意味の言葉なのか、どんな人の事を指すのかについて解説してきました。同じく非凡な才能を示す人の事を表すのに天才、という言葉があります。1文字しか違いませんが、これらにはどんな違いがあるのでしょうか?

違い①後天的と先天的

まず、後天的に得たものなのか、先天的に有しているものなのかという違いが挙げられます。能力の出どころという事も出来、優れた能力をどの段階で得られたのか、という点が大きく異なっているのです。

秀才の有している才能というのは、自らが努力し行動をし続けたことによって得られたものです。これに対して天才は、文字通りの天から授かった才、すなわち生まれつき持っていた先天的な才能の事を言います。

すなわち、秀才は最初から能力的に秀でていたわけではないということになります。ですがそもそも、秀才は学問の分野で用いられる事が多く、様々な努力の結果の成績を収めている人の事を指しますから、後天的である事は必然なのです。

違い②論理的と感覚的

続いて、論理的なのか感覚的なのかという違いです。先に述べた通り、秀才は学問の分野で努力を重ねる事で優秀な成績を収めます。その結果として回りよりも突出している際を持つことになるので、論理的な思考をする人の方が自然に多くなります

これに対して天才は、元より備わっている才能を発揮するわけですから、感覚的発想や表現力の方向で考えます。自分で何かを決めたり、行動をする際にも、論理的に考えるより直感などに頼る方が多いでしょう。

絵を描くときを例にしてみれば分かりやすいのですが、秀才は絵画の基礎から学ぶことで、計算された構成によって絵を描きます。対して天才は、そうした基礎などを学ばずに感覚で絵を描きます。

違い③秀才はオールマイティ

そしてもう1つ、才能が発揮される分野が突出しているかという点についてです。秀才というのは努力を重ねて学問を学び続けてきた人ですから、完璧にできる訳ではないものの、どんな分野であっても常人以上の成果を安定して発揮する、所謂オールマイティータイプです。

これに対して天才は、ある特定の分野にのみ突き抜けて優れた能力を発揮します。この万遍なく能力を発揮するか、それとも特定分野のみなのかというのも大きな違いです。

実際、絵画が天才的に描ける人が、他の分野に関しては軒並み常人程度といった事もあり得ます。天才の場合は興味のある分野を突き詰めようとするので、他よりも一点突破の才を有しているという訳です。

秀才の特徴

能力的に優れている点に関しては天才も秀才も共通してはいますが、しかし分野や生まれつきなのかどうかなど、違っている点があるのも確かです。続いては、実際に秀才と呼ばれる人の特徴についてです。

秀才の特徴①努力を積み重ねる

まず挙げられる特徴は、努力を積み重ねられる事です。基本的には勉強熱心な努力家な人たちばかりであり、自分で目標を決めたらそれを達成するためにコツコツと積み重ね、その結果として優秀な学問の成績を収めます。

単に勉強をし続けられるというだけではなく、ポジティブな考え方をしている事も多いとされています。努力を続ける事自体、並の覚悟では難しく、長期化すればするほどモチベーションが下がってしまいます。

この点、目標を必ず達成する事、結果は必ず後からついてくる事を信じて、努力が出来るのです。こうした継続できる努力というのも、一種の才能と言えるのかもしれません。

秀才の特徴②IQが高い

続いて、IQが高い事が挙げられます。これは生まれ持ってIQが高い、という訳ではありません。もしそうであれば、秀才ではなく天才に該当します。

秀才が努力を重ねられるという事は、先にご紹介した通りです。そして、勉学に励んでいれば当然ながら自分の中に蓄えられる知識や能力は向上します。記憶力、学習力、理解力なども努力の分だけ向上します。

IQは知能指数を表し、勉学に取り組み続けた人にテストを受けさせれば、高い数値を出す事でしょう。これも、秀才が生み出す副産物の1つと言えます。

秀才の特徴③粘り強く物事を追究する

秀才の特徴の1つとして、集中力が高く探求心を深く持っている事が挙げられます。目の前にある事柄、減少などに対して、どんな構造をしているのか、どんな原理で起こっているのかなど、気になったらそれに対してとことん追求しようとするのです。

こういった興味、関心の高さを探求心と言いますが、起きた事象や事柄などに対して深く探って理解をしようと行動を起こし、知識を得ようとするのです。こういったところが勉学などの努力につながり、秀才を形作っていきます。

天才に関しても、特定の分野に限ってではありますが非常に高い集中力を発揮するとされていますので、この点については天才も秀才も共通しているのかもしれません。

秀才の特徴④なんでも良く覚えている

もう1つ、どんな事でもよく覚えているというのもあります。すなわち記憶力に優れているということになりますが、これも勉学をし続けた努力の結果によって生み出されたものでもあります。

オールマイティに優れた才能を発揮する、という点が天才とは異なっていると紹介しましたが、例えば歴史科目で身に付けた記憶力を英語の科目でも単語を覚えるのに活用するといったように、能力を様々な分野で活かせるのです。

こうした記憶力というのも、その分野に対して少なからず探求心を持っていたからだとも考えられます。こうして、様々な能力が組み合わさる事によって秀才の多彩な才能は形成されているのです。

秀才になるにはどうする?

この様に、秀才も最初から才能を持っていたのではなく、探求心や勉強をする中で培われた能力によって才能が発揮されるようになったのです。では、普通の人でも秀才になる為には、どんな事をすれば良いのでしょうか?

努力を続ける

まず真っ先に、努力を続けられるようにしましょう。どんな秀才であっても、努力家な点は必ず共通しているとさえ言えます。そして、自分で自分の中に限界などを作らずに、探求心を持ち続けられます。

どれほど周りから無駄な努力だ何だと言われても、そういった評価を全く気にする事はありません。揚げ足を取ろうとしたり足を引っ張ってくるような人は、最初から自分の味方などではないと分かっているからです。

というよりも、秀才である当人は努力が大切などとは思っていないのかもしれません。自分が興味のある事や知りたい事にとことん取り組んでいる訳ですから、根本の知識欲を大切にするのが重要とも言えます。

疑問に思ったことを追求する

次に、疑問に思った事に関してはとことんまで追求するようにしましょう。特徴の中で探求心を持っているという事を挙げていますが、非常に大切な要素になってきます。

例えば数学や理科などで計算の問題があったとして、正解を導くなら慌てて計算をしよう、などとは思わない筈です。正解が導き出したければ、なぜそうなるのかをじっくりと考えて、その中で解き出されるのが答えになる筈です。

暗記する能力などももちろん重要ではありますが、それが全部に通用するという訳ではありません。大切なのは、なぜそうなるのか、という疑問に対して、解消できるまで答えを探し続ける事なのです。

規則正しい生活をする

意外に思われるかもしれませんが、生活リズムを規則正しいものにするのも、秀才へと至る道の一歩です。秀才はどれだけ忙しかったりしても、睡眠時間まで削ったりするような事は決してしないのです。

睡眠の時間が減少し、質が落ちれば、起きている際の自分のパフォーマンスが落ちてしまうので、例え勉強をしようという欲があったとしてもうまく知識を吸収できない、という事を知っているのです。

逆に寝る間も惜しんで熱中するような人は、おそらく天才の部類に近いものがあるでしょう。優れた秀才を目指しているのであれば、無理な生活習慣ではなく、人間的なサイクルを心がけてください。

秀才と言われる芸能人

芸能界には様々な方がいますが、勉学に努め秀でた能力を有している方も少なからず存在している事は、おそらくご存じの事でしょう。最後に、秀才だと言われている芸能人についても何名かご紹介します。

芸能人①パトリック・ハーランさん

まずは、パトリック・ハーランさんです。お笑い芸人のパックン・マックンの一人であるパトリックさんですが、最終学歴はハーバード大学比較宗教専攻科であると言われています。

ハーバード大学という時点ですでに秀才の域に入っている事は誰の目から見ても明らかではありますが、本大学は単に偏差値が高いだけではなく、特別な試験もあると言われていて、その偏差値は80にも上ると言われています。

まさに芸能界屈指の秀才と言えますが、7歳児に両親が離婚し、勉学以前に生活にも苦しんでいたという経緯がある様です。そんな中でも世界レベルの大学に入って卒業したというのは、秀才と言う他ありません。

芸能人②林修さん

続いては、林修さんです。東京大学出身という事で、こちらも日本が誇るトップレベルの大学の出身なわけですから、一般の目から見れば天才レベル、とすら言う事が出来るかもしれません。勿論、そこには並々ならぬ努力が合った事でしょう。

現在は東進ハイスクールの講師として有名であり、最近ではテレビにもひっぱりだこという形になっていますが、生徒から非常に分かりやすい授業をしてくれると高い評価を得ており、この教えるスタイルというのも林修さんが独自で編み出したものであると言われています。

芸能人③菊川怜さん

菊川怜さんも、林修さんと同じく東京大学、工学部建築学科を卒業しているという秀でた才能の持ち主です。女優やコメンテーターとして現在は活躍していますが、知性的、理的な立ち回りになっている事が多いのは、秀才であるからなのでしょう。

クイズ番組にも多数出演しており、その中で立て続けに難しい問題にも正解していくところを見る事が出来ます。これも、元々有しているものではなく、これまでにたゆまず取り組んできた努力の結果であると分かります。

芸能人④香川照之さん

現在も多数のテレビドラマなどに出演している、香川照之さんも秀才の1人に数えられます。こちらも東京大学の文学部社会心理学科を卒業されていて、先に紹介した林修さんは香川さんの大学の同級生だったのです。

非常に高い学歴を持ち、その数値は75という、日本国内でもトップクラスである事は疑いようのないものとなっています。俳優としても、その努力は一切怠っていないのでしょう。

芸能人⑤宇治原史規さん

最後に、ロザンの宇治原史規さんも忘れる事はできません。インテリ芸人の中でも代表格とされている宇治原さんですが、出身は京都大学の法学部という事で、こちらも紹介してきた4人に負けず劣らずです。

クイズ番組などでも数多く出演し、難解な問題を解き明かしているところを見る事が出来ます。現役の超優秀な大学生と肩を並べてクイズに参加できる事からも、自頭の良さが垣間見えます。

秀才は努力を積み重ねることでなれる

秀才というのは、決して最初から才能を持っていた一握りの人間がなっているものではありません。そのほとんどが、たゆまぬ努力や探求心によって才を得ているのです。憧れているのなら、皆さんもぜひ努力をしてみてください。

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