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自分で考えない人の心理や特徴は?上手な接し方や対処法を解説!

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自分の頭で考えない人というのは、周りにいると疲れてしまうでしょう。「そのぐらい自分で考えてほしい」と思わされる事ばかりで、関わりを避けたくなる気持ちにもなります。本記事では、そんな自分で考えない人の心理や特徴、対処法などについて解説していきます。

何も考えてない人にイライラ…自分で考えない人の心理って?

考えない人、というのは自分の身近に居るとイライラさせられてしまいます。そもそも考えない人というのは、考える人の対極に位置していますから、“世間一般の考える人の出来る考え方が出来ない人”ということになります。

考える人は、自分の今までの経験や知識などから物事を自分自身で把握できる人の事を指します。となれば、考えない人というのはその真逆ですので、例え知識があろうとも自分で理解したり判断しないのです。

考えない人の心理①自分の考えに自信が持てない

心理としてまず挙げられるのは、自分の考えに自信を持てていない事です。真の意味で頭が空っぽという訳ではなく、ある程度は自分の頭の中で考える事自体はできているのです。

しかし、問題はその自分が行き着いた考えに対して、自信を持てないのです。「自分の考えは間違っているのではないか…」と勝手に思い込んで、それゆえに決断力も無く優柔不断な人が多い傾向にあります。

例えばレストランに居たとしても、自分の頼むメニューをずっと迷ったりします。考えない人に該当しなくとも多少迷ったりする事はあるものの、本当に優柔不断な人は周りに人が居ても関係なく時間をかけ続けます。

こういった心理から、自分の考えに基づいて行動したり、判断する事によって成功するという自信が持てていない事が分かります。その為、自分一人では何も決められなくなっていきます。

考えない人の心理②責任を取りたくない

続いて、責任を取りたくない、という心理もあります。責任感を持っていませんから、例え仕事の場であったとしても自分が何かを考えたり、決断したりする必要は無いと思っています。

基本的に誰かがやってくれればいい、誰かに教わればよいだろう、という考えが先行していますので、自分から何かをしようとしたりはしないのです。これは、後述する特徴である心配性な点が影響していると考えられます。

自分から何かをしたりするという事は、それ相応に責任を取らなければならない、という事につながります。そうなれば当然リスクも発生するわけですが、これを極度に怖がっているので、ある種非常に憶病な状態になっています。

考えない人の心理③言われたことをやっていればいいと思っている

想像しやすいかもしれませんが、基本的に考えない人は言われたことだけをやっていればいいと思っている節があります。仕事においては所謂「指示待ち人間」が常態化しており、人から何かを支持されなければ自分からは全く動きません。

自分のやるべき事が何もないと、ずっとボーっとした状態を取り続けるのです。その為、指示を出す側の人からすれば、少しは自分の頭で考えて行動してほしい、と思わされます。これが、仕事などにおける考えない人が迷惑がられる大きな原因でしょう。

この際、考えない人というのは指示を受けてから動くのが正しい事だと思っています。その為、やるべき事が無くなってボーっとしている状態があっても、それが悪い事だとは思っていないのです。

先述した責任を取りたくないという心理や、考えに自信が持てていない事が影響しているところもあるでしょう。しかし自分の態度が悪いと思っていないために、中々指示待ちの状態を改善するのは難しいです。

考えない人の心理④物事に対して無関心

欲が全くと言っていいほど無かったり、身の回りの事に対して無関心な人というのはおそらく身近に1人はいたことはあるでしょう。そういった人は本当に物事に対して無関心で、何がどうなろうと自分には関係ない、どうでも良いと思っています。

自分に関する事に関しては流石に多少は関心こそあるものの、それ以外の事に対してどうでも良いと考えている故に、物事に対して自分で深く考える事がありません。

この無欲、無関心な状態に対して周りからどんなにマイナスな思われ方をされていても、それすら興味がありません。その為、例え注意をされようとも改善したり、直そうといった態度は全く見られません。

こういったケースだと、生まれながらという訳ではなく、何かをきっかけとして無関心な状態になった場合があります。悩みや不安などから考えることそのものが嫌になった、などが考えられます。

考えない人の心理⑤自分の気持ちを伝えることに抵抗がある

恥ずかしがり屋な人、というのは、誰の近くにも居たかと思われます。自分が目立ったり大勢の人の前に立ったりする事が苦手なので、いつも引っ込み思案な人は珍しくありませんが、考えない人も実は恥ずかしがりな可能性があります。

恥ずかしがり屋の人に共通するのは、自分自身に対しての評価が過小になりがちで、自分から何かを起こしたり、行動しようという気持ちになれません。恥ずかしがりが人前に出たがらないのは、そういった心理が元になっています。

そして、そんな心理状態であるために、自分の気持ちを伝えたり、自分自身の事を周りに知ってもらうのに抵抗感を持っています。故に大抵人と一定の距離を保っており、自分で考えるという事をしなくなるのです。

自分で考えない人に共通する特徴とは?

自分で考えない人の心理状態について解説しました。理解できなくはないものもあったかと思われますが、しかし考えないばかりで周りに迷惑が掛かっているのも確かです。続いては、そんな人たちに共通しがちな特徴についてです。

考えない人の特徴①返事が早い

まず、返事が速い事が挙げられます。返事自体はとても大切で、誰かから何かを投げかけられた時、それをしっかり受け止め返せているという証にもなりますから、基本的にはしっかりすべきというのが常識になっています。

考えない人は、この返事が早い傾向があります。早いことそのものが悪いという訳ではありませんが、なぜ早いかといえばそれは自分の頭の中で考えるという段階を経ていないからなのです。

しっかり考えている人というのは、何かを話しかけられた時にその内容に対してしっかりと考え、その後に返します。特に仕事においては軽率には判断してはならないので、より十分に考えてから返事をするでしょう。

ですが、考えない人の場合には相手を待たせてはいけないという気持ちが先に出るので、何も考えずに返事だけをします。聞いた側もあまりに返事が早いので、本当に問題ないのかと疑いやすくなります。

考えない人の特徴②心配性

考えられない人の行動を見てみると、よく周りの人に確認を求めたり、報告を逐次行って意見を求めるといった事が目立ちます。報告や確認は非常に大事ではありますが、考えない人は普通よりもその頻度が多いです。

その理由は、心配症である事に起因しています。心理の中で自分の意見に自信を持つ事が出来なかったり、責任を取りたくない事を挙げていますが、それらはこの心配症が元となっていると考えられます。

自分から行動を起こせば、それに対しての責任を取ることになります。すなわちリスクを自分から被るということになりますが、自分の選択や行動によってミスをしてしまったら、という事を先に考えるのです。

リスクをしっかりと考えられる、といえば聞こえは良いかもしれませんが、それも度が過ぎると自分からは何も動けないだけとなります。これは、それまでの人生の中で失敗の経験をしてこなかったからとも考えられます。

考えない人の特徴③自分勝手

考えない人は、自分勝手な人も多いです。一般的には仕事でも何でも自分から考えて行動する事が大切になりますし、特に仕事という場面で考えれば頭を使わなければならないという考えになる筈です。

しかし、考えな人は自分勝手でもあります。仕事に関しても考えることそのものを嫌がる傾向があるので、面倒で頭を使わなければならない仕事、特に一から組み立てていくような事はしたがらないのです。

普通に考えても、何もないところから何かを考え出すというのは非常に大変で努力が必要なものです。勿論、そういった経験は後々自分にとっての糧になりますし、より上の立場になる事もあるでしょう。

しかし、逆に誰かに支持されたことをやっている仕事はとても簡単で、特に考えなくても良いです。責任を取りたくないという思考も相まって、面倒な事はしたくないという自分勝手な行動が目立つようになります。

考えない人の特徴④自分の軸がなく流されやすい

分かりやすいかもしれませんが、自分の軸というものを持っていないのも特徴です。周りの人の意見に乗っていれば、自分は何かをする必要は無いので楽ですし、そこには責任も発生しません。

そもそも考えない人というのは、自分の考えを持っている事自体ほぼ無いと思っても良いです。自分なりの意見も気持ちも無いため、周りの意見に流されてばかりで、一方が意見を出せばそれに同調し、また一方が異なった意見を出すとそちらにも同調したりします。

こんな調子であるために、結局どんな意見が正解なのかも分からずじまいになります。勿論自分の意見が無いために、意見を求められたとしても何も言えなかったり、または他人の意見に乗っかってばかりです。

考えない人の特徴⑤人に頼る癖がついている

元々自分で何かを考えたりする事がない訳ですが、考えない事がやる気のなさと捉えられ、されにそれが責任感がないと捉えられる事もあります。故に、考えない人は「もっとよく考えるように」というストレートな指摘をされる事も珍しくありません。

こう言われるのは、自分で考えるのではなく他人に考えてもらおうという気持ちが強いからです。それゆえに何でも人に任せたり頼ってばかりで、人の案に乗ったりするなどから軸の無さを問われるのにつながったりもします。

案を人に考えてもらったりするだけではなく、すぐに結論を教えてもらいたがったりもします。そうすれば自分で正解にたどり着く労力も必要ありませんので、楽をしているとも取れます。そうしていれば自分に責任が来ることも無いので、ずっと人に頼っている訳です。

考えない人=仕事ができない人って本当?

人に頼ってばかりであったり、指示が無ければ何もしないなど、仕事ができないといったイメージを持ったかもしれません。しかし、実際の場面では一概にはそう言えないというのが事実です。

確かに仕事の場においては、自分で考えて行動するという場面も多くあります。しかし、考えない人は全く仕事ができないわけではなく、言われたことであれば完ぺきにこなす事が出来たりもします。

実際、若手とされる社会人や誰でもできる仕事をしている人には、言われ事だけを、しかし着実にこなしている事が多いのです。すなわち、一言で言ってしまえば適材適所という事でしょう。

自分で考えて新たな発見や方法を実践するなど、考える事も非常に大切です。しかし、考える人とそうでない人は、仕事そのものに対するアプローチの仕方が違っているので、どちらかが絶対的に「できる」とは言い切れない訳です。

考えない人への上手な接し方&対処法を伝授!

考えない人=仕事ができないとは言い切れないのですが、とはいえ実際には自分で思考を働かせられない人というのは接し方も難しそうなものです。そんな場合に向けて、上手な接し方や対処法をお教えいたします。

考えない人への接し方&対処法①相手の意見を聞き出す

まず、相手の意見を聞き出す事から始めてみましょう。考えない人、というのはその人に接している自分を含めた周りの人からの評価であって、当人が本当に全く何も考えていない頭空っぽの状態とは限りません。

むしろ、これまでにご紹介してきたように、自分なりの考え方から自発的に意見を言わないなどの行動を取っている事があります。または、当人としては何かしらを感じつつ仕事などをしている可能性もあるのです。

考えない人というのは自分の意見をまとめたり、口に出すのを苦手としてはいるものの、まずは話し合いで聞き役に徹して上手く引き出してみましょう。本人の意思を知る事で、改善のための対処法が見つかるかもしれません。

考えない人への接し方&対処法②単純な作業を任せる

頭で考えることなく仕事をしている人は、仕事そのものに対して楽しさを感じていたり、熱意を持って取り組んでいる事はほぼ無いと思われます。その為に向上心やモチベーションといったものは、ずっと低いままなのです。

考える事をしない人に「考えながら仕事をして」といった所で、モチベーションが低いのは依然として変わりません。それにそもそも何を考えればいいか自体分からないので、言ったところでほぼ意味がありません。

であれば適材適所という事で、考えなくても出来るような単純な作業を任せてみましょう。考えさせることそのものが無駄になってしまうのであれば、そもそも考える必要が無い事を任せた方が、仕事の効率としては良くなります

言われたことであれば確実にやってくれることは確かなので、その仕事に関しては間違いなくこなしてくれるでしょう。もし当人に変化があって考えながらの仕事がしたいというのであれば、それも効果があったということになります。

考えない人への接し方&対処法③複数の正解を教える

自分で考えられない人には、先に正解を教えてあげる方が効率的です。正解を考えさせたところでまともな結論に至る事はほぼ無いと言えますから、先に正解を教えて、その通りにやってもらう方がスムーズに事が運びます。

そしてその際、正解自体が1つだけではないということも教えてみましょう。大抵考えない人は1つだけの思考に偏ってしまいがちで、自分の中の知っているやり方でしか実践しないのです。

仮に利益をより高めるにはどうすれば良いか、という投げかけをし、原価を抑える、売値を上げる、宣伝対象のターゲットを絞るといったように、結果に結びつける方法は様々あるという複数の方法を提示するのです。

この際、相手に位置から考えさせない事が重要です。あらかじめ複数の提案や正解を設けておいて、その中から選ばせることによって考える事を面倒臭がらせないようにします。

考えない人への接し方&対処法④失敗を責めない

考えない人がそもそも自分で何も考える事をしないのは、それによって生まれる責任から責められるのを恐れていたり、失敗する事を怖がっているからです。その為、ミスをした時にそれを責めると、更に考える事を放棄してしまいます。

ですから、仮に失敗をしたとしてもそこですぐに責めないようにしましょう。そこでなぜ失敗してしまったのか、次回はどうすればミスが起きないか、といったように、原因の追求ではなく対策を立てる事を優先するのです。

性格や思考というものは、そう簡単に変えられるものではありません。しかし、失敗をした時になぜ起こったのかを考えられるようになれば、自ずと対策や反省点も見えてくるでしょう。

考えない人への接し方&対処法⑤考えない人だと割り切る

自分で考えない人が近くに居て自分がイライラさせられるのであれば、単純にそういった人だと割り切り、あまり関わらないようにするのが得策です。

そもそもストレスに感じてしまうのは、その人に対して期待しているからとも言えます。期待に応えられていないからこそイライラさせられてしまうので、最初からそういう人だとして期待しないようにしてみましょう。

本人としても、急に考えて仕事をさせたりするようにしても、いきなり性格などを変えるのはやはり難しいです。そんな人を相手にするのなら、自分の仕事に集中しておく方がよっぽど効率的となります。

考えない人への接し方&対処法⑥相手を褒める

もし相手が多少なりとも自分で考えて行動をしたのならば、たとえそれで失敗をしてしまったとしても、責めるより先に褒めるようにしてみましょう。考えて行動した、という点を評価するのです。

褒められれば誰であっても嬉しいですし、自己肯定感を高める事にもつながります。結果が失敗であろうとも、考えて動けたことに対する達成感や成長、価値などを見出せるようになると、褒めた買いもあるというものです。

考えられる人になりたい!考えない人をやめる方法

 

これまであまり意識してこなかったけれど、改めて振り返ってみると考えない人に相当するのでは、という方も居るかもしれません。無意識に身の周りの人に迷惑をかけているとなると改善したいでしょうから、考えない人から脱却する方法を最後に解説します。

考えない人をやめる方法①読書をして知識を身に着ける

まず、読書をして知識を身に着ける事から始めてみましょう。基本的に考える事をしない人は、論理的な思考を重ねる事を苦手としています。その為、本を読んで論理的な文章や考え方に慣れるのです。

書籍というのは、いわば非常に身近にある他人の意見を集約したものとも言い換えられます。論理的な考え方が順序立てて記されている方法などを読むことによって、考えて行動するとはどんな事かを頭に取り入れます

もしも仕事の場や人間関係などで悩んでいる場合には、エッセイや自己啓発本などが適しています。考え方を知る事によって、周りの人の気持ちもある程度察せられるようになり、改善につながるでしょう。

考えない人をやめる方法②すぐに人を頼らずまずは自分で考える

大抵何か分からない事があった時には、すぐに人を頼ってしまっている事でしょう。それ自体が完全な悪い事という訳ではありませんし、むしろ人に頼るという事を知っているのはある種優れた能力といえるかもしれません。

しかし、自分一人で考え、1つの結論にたどり着くという事を毎度毎度避けていては、いつまでたっても考えない人のままです。誰かに頼るのは楽ではあるものの、自分自身の成長という観点からは避けるべき事なのです。

一度でも自分で何かを考えて結論を出す事が出来れば、それは自分にとってしっかりと考えた経験になります。周りがもしそれを否定せず、考えたことを褒めてくれれば、思考を重ねる事に対し前向きになれるでしょう。

考えない人をやめる方法③見切り発車をせず考えてから行動する

考えるという事を先にしない人は、大抵その場のノリ、勢いで行動を決定しがちです。行動力があるといえばそうかもしれませんが、見切り発車してばかりでは周りも見えず、人の意見を聞くこともしないばかりというのはいただけません。

その結果として、考えていれば防げたはずのトラブルや不測の事態に陥り、失敗につながってしまうというケースが想定できます。こういった見切り発車は、失敗を誘発する可能性が高いという事をまずは知るべきです。

そしてその上で、いったん自分の頭の中で考えてから体を動かすようにしてみましょう。すると、足りていないものは無いか、こういった事が発生するのではないかと、事前に予測を立てて行動できるようになるでしょう。

考えない人をやめる方法④ノートに自分の考えを書き出す

ノートに自分の考えを書き出してみる、というのも有効な方法です。自分自身が何を考えているのか、何を思っているのかという内側の事すら、はっきり理解できていない事も決して珍しくは無いのです。

その為、まずは自分の内側を客観的に把握する、という意味でもノートに書き出すという行動を取ります。「なぜそう思ったか、なぜそうしたか」という感情や行動を文字として形にする事で、考え方などを把握できるようになります。

考えない人と上手に接していこう

自分で考えない人の心理や特徴、上手な接し方や対処法について解説しました。考えない人というのは、決して悪気があってそう振舞っている訳ではありません。適切に対応すればやる事はしっかりやってくれる人の筈ですから、自分がストレスを抱え込まないためにも上手に接していくようにしましょう。

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