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コミュ症の人の特徴と自己診断チェック!克服方法を徹底解説!
相手とコミュニケーションを取るのが苦手という方もいるでしょう。自分の中でもこのままじゃいけない、改善させたいと思うけれど、なかなかうまくいかないことも多いです。自分はもしかしたらコミュ症かもしれないと思っている方必見!コミュ症の人の特徴と自己診断チェックをご紹介します。コミュ症を克服する方法も徹底解説していくので、参考にしてみてください!
コミュ症ってなに?
コミュ症は、コミュニケーション障害の略で、人と関わることを苦手とし、距離を置いてしまうことを意味しています。人とコミュニケーションを取るのが苦手、好きではないという方は多いですが、その全てが障害として判断されるかといえばそうではありません。
苦手としながらも関わりを持って生きていくことが必要になってくるため、うまく関わっていこうとするでしょう。関わらないようにわざと人と付き合いをしないようにしているのが、コミュ症だと言えます。
医学上のコミュニケーション障害と俗語のコミュ症の違い
コミュ症という言葉は、ネットで知られるようになり、医学上のコミュニケーション障害とは違いが見られるようです。
一般的に言われている特徴としては、人見知りが強く人と話をすることができない、同じ言葉を繰り返し言ってしまう、どもりがあるなどが見られると、コミュ症だとされています。
しかし、医学上で見れば、言語症・語音症・吃音・社会的と特定不能のコミュニケーション症の5つの疾患が1つにまとめられることで、コミュニケーション障害と呼ばれています。
コミュ症と対人恐怖症やあがり症との違い
対人恐怖症やあがり症は似たような意味合いを持ち、人前だと緊張しすぎて話ができなくなったり、顔が赤くなったり、周りはそこまで自分のことに注目していなくても、見られているという怖さがあります。あがり症の場合は、相手が異性のみに症状が現れるということもあるでしょう。
これらは精神疾患としての扱いになりますが、コミュ症は病気としての位置づけはなく、自分の中で人前で話すことが苦手、スムーズに言葉が出てこないなどといった場合に使われます。自分の中で特徴が現れていると感じた時に、気軽に「コミュ症」という言葉が用いられています。
コミュ症の特徴や症状
自分または周りの人がコミュ症かもしれないと思ったこともあるでしょう。特徴や症状がわかれば、うまく克服していく方法も見つかってくるはずです。自分や周りの人が当てはまっていないかチェックしてみてください。
コミュ症のタイプ①一般的な症状の人
コミュ症といっても程度はそれぞれ違います。軽度・中度・重度に分けることができ、軽度は自分の中では違和感を覚えつつも、周りには気づかれないことが多いです。なかなか馴染めないと思っていても、相手にうまく合わせることができています。
中度では、人見知りの激しさや会話がかみ合ってこないことが多くなり、周りも変だなと気づくようになります。何とか話をしようと思っていも、緊張のあまり不自然になってしまうことから、相手との関係が気まずくなってしまうのです。
重度では、とにかく人と関わりたくない気持ちが強くなり、会うことを避ける傾向にあります。外に出れば会話をしなくてはいけない場面も出てきますが、事務的な話だけにとどめて、目も合わせられないといった状態になります。
コミュ症のタイプ②クセありで厄介な人
コミュ症は人と関わること自体したくないことが多いですが、その中にクセありの厄介なタイプも存在します。それは話すタイプのコミュ症です。
この手の特徴は、同じ話を何度も繰り返ししたり、コロコロ変わるために最終的に何が言いたいのか全くわからなくて相手を困らせることもあります。
また、このタイプの場合は、沈黙になっていることに恐怖を感じるため、「何か話さなきゃ」という気持ちが先走り、焦ってしまいます。まとまりのない内容で次から次へとしゃべるため、さらなる沈黙ができてしまうことにもなってしまうのです。
コミュ症の対処法や克服する方法
人とうまく関われるようにしたい、緊張しないで普通に会話できるようになりたいなど、コミュ症であることに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
自分の意に反して、うまく喋りたいのに喋れないといった状態が続いたら、外に出ることさえ怖くなってしまいます。対処法と克服する方法を学んで、コミュ症から脱却しましょう。
コミュ症の克服法①笑顔を絶やさない
人と接するのに無表情だったり、不愛想な態度を取ってしまうと、相手も離れていってしまいます。自分の意に反していなくても、相手から見ると「おかしな人だからあまり関わりたくない」と思うでしょう。
克服するためにも、笑顔を絶やさないようにすることがポイントです。いつでも笑って過ごしている姿は、周りから見ても印象が良いです。笑顔でいなくてはと気張りすぎてしまうと、逆に不自然になってしまうことも多いので、自然に笑顔を作れるように練習してみてください。
コミュ症の克服法②聞き役に徹する
コミュ症を克服するためには、聞き役に徹することも重要なポイントです。何か話さないとと言葉から出てきてしまい、焦って支離滅裂なことを言ったり、何を話しているのか相手はわからないといった状態になります。
聞き役になって相手の話をじっくりと聞くことで、うまくコミュニケーションを取ることができるようになります。
コミュ症の克服法③相槌を打つ
相手の話に対して何も反応しなければ、「本当に聞いているのかな?」と相手も不安になってしまうでしょう。聞いている時は、相槌を打ってみてください。
首を縦に振るだけで、しっかりと話を聞いてくれていると良い印象を与えることができます。たとえ自分から喋ることはなくても、聞いて相槌を打つことで苦手だったコミュニケーションを取ることができるようになります。
コミュ症の克服法④相手に合った話題を選ぶ
コミュ症を克服するためには、相手に合った話題を選ぶことが大切です。会話を盛り上げるためには、相手が好きそうなものを知ることが重要になってきます。
好きそうなものがわかれば、前もってネタの中に組み込み、喋りたい内容を考えておくと当日スムーズに進めていくことができるようになるでしょう。相手が初対面の場合は、お互いに何もわからない状態なので、どう対応したらよいか迷ってしまうかもしれません。
質問をすることで必ず返答は返ってくるので、いくつか質問をしていきながら、相手の情報収集をしていくことをおすすめします。また、時事ネタは有効活用していくことができるため、取り入れていきましょう。
コミュ症の克服法⑤嫌われることを恐れない
こんな発言をしたら相手に嫌われてしまうかもしれないという不安から、人前で自分の思い通りに会話ができなくなるといったこともコミュ症になる原因の1つであると考えられます。
克服するためには、嫌われることを恐れないことが大切です。必ずしも自分が発言したことに共感してくれるかといったらそうではありません。
否定される時もあるので、「人それぞれ考え方がある」とポジティブにとらえられるようになると人とコミュニケーションを取ることが嫌ではなくなってくるでしょう。嫌われてもいいという強い気持ちを持って、対応してみてください。
会話をしていくうえで、本当に嫌われてしまうこともあるかもしれません。もし嫌われたとしても自分を責めることはせず、一歩踏み出したことに自分自身を褒めてあげましょう。
コミュ症の克服法⑥相手の目を見て話してみる
会話をする時に、相手の目を見て話をするのは苦手でできないといった方もいるのではないでしょうか。向こう側がしっかり目を見ているのに、こちら側が逸らしてしまうと印象も悪くなってしまいます。
どうしても目を見ることができないという場合は、相手の眉間を見ながらコミュニケーションを取るようにしてください。直接目を見ていなくても、眉間に視線をそそぐだけで、自然と相手のことを見ている状況を作ることができます。
コミュ症の克服法⑦相手と共感できる点を探す
コミュ症を克服するためには、相手と共感できる点を探すことも重要なポイントです。沈黙にならないために、どう話題を振っていこうか、どんな話が盛り上がるかなどあれこれ考えてしまい、逆に沈黙ができやすくなってしまいます。
自分が話さなきゃいけないと考えるよりも、相手と共感できる点を探して質問することで、会話もスムーズに進んでいくでしょう。
コミュニケーションがうまく取れないと悩んでいる方は、相手が興味のあることを質問して、聞くことによって、沈黙になるなど気まずい雰囲気になることもなく、上手にコミュニケーションが取れるようになります。
コミュ症の克服法⑧あえて空気を読まなくてよい
コミュ症の方は、その場の空気を読んで行動しようとする傾向にあります。どのタイミングで話せばよいのか空気を読んでいるうちに、タイミングを逃してしまい、話ができずに終わってしまうといった場合も多いです。
あえて空気を読まないようにすることで、自分が思ったことを発言していくことも大切です。初めは勇気がいるかもしれませんが、うまく会話に入ることができれば、自然とタイミングを掴むことができ、自分を徐々に出していくことができるでしょう。
時には相手の話に共感しながら、自分の思ったことも言えるようになると、コミュ症を克服できるようになるはずです。
コミュ症の克服法⑨失敗しても落ち込まない
うまくコミュニケーションを取ることができないと、「また失敗しちゃった…」と落ち込んでしまうことも多いのではないでしょうか。スムーズに会話ができないことで、相手にどう思われているのだろうと気になったり、不安になることもあるかもしれません。
克服するためには、失敗しても落ち込まないことが大切です。失敗しても落ち込まないようにするのはなかなか難しいことでしょう。しかし、コミュニケーションを取る機会があるたびに、「失敗したらどうしよう…」と思ってしまうことで、どうしても苦手意識が強くなってしまいます。
ますます人と関わりたくないといった状態になると克服するのは難しくなってしまうので、「失敗してもまた次がある!」とポジティブに考えることができれば、自然と苦手意識もなくなっていくはずです。
コミュ症の克服法⑩自分をよく見せようとしない
コミュ症の場合は、うまく人間関係を築いていけないことにコンプレックスを感じているため、自分に大きな課題を作ってしまいがちです。うまくやらなくてはという気持ちが強くなることで、自分自身に大きなストレスをかけてしまってる状態だと言えるでしょう。
コミュニケーションをうまく取ることができた日はうれしい気持ちになりますが、その分の疲れが後になってから一気にやってきます。逆にコミュニケーションを取ることができなかった時には、「何でできなかったのだろう」と自分を責め、落ち込んでしまいます。
このままの状態では克服もできなくなってしまうので、自分をよく見せようとしないことが大切です。取り繕うのではなく、本当の自分を見せることで、ストレスも消え、リラックスしながら自然とコミュニケーションを取ることができるようになるでしょう。
面接時のコミュ症克服方法
社会人になると、職場での対人関係など悩むことも多くなってきます。初対面の人と会話をする機会も増え、いかに早く良好な関係を作っていくかというコミュ力がポイントになってくるでしょう。
職場で働く前に、まずは面接があります。コミュ症の方は面接をどう乗り越えるかが重要になってきます。面接はもちろん初対面の相手と会話をするわけなので、誰でも多かれ少なかれ苦手意識は持っているものです。
緊張するのは自分だけではないと思うことで、気も楽になります。また、面接で必ずといっていいほど聞かれるのは、自分の長所や短所ではないでしょうか。人見知りというのは相手に対してもマイナスな印象を与えがちなので、どうやってうまく乗り越えていくかが悩むところです。
人見知りな性格で失敗したという出来事があれば、エピソードと一緒にどう克服をしていったかを面接官に伝えるのもありです。失敗しただけならネガティブなイメージしか与えることができませんが、自分の性格をしっかり理解したうえで乗り越える力があると好印象を与えることができるでしょう。
努力次第でコミュ症は克服できる!
コミュ症であることにコンプレックスを持ち、どうにか克服したいと思っている方も多いでしょう。相手を目の前にすると、緊張してしまったり、嫌われたらどうしようという思いから、うまく話せないといった状態に陥ります。
支離滅裂なことを発言したり、どもったりすることで、失敗して落ち込むこともあるのです。コミュ症にも軽度から重度のものがあるので、人と全く関わりたくない、外に出たくないといった状況になる前に改善していきたいものです。
努力次第でコミュ症は克服することができます!さまざまな方法の中から、できることから始めてみてください。時間はかかるかもしれませんが、努力をしていくことで人とコミュニケーションを取ることが楽しくなってくるでしょう。