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「責任感が強い人」はどんな人?長所にも短所にもなり得る特徴を解説!
「責任感が強い人」と言われると、どんな人を思い浮かべるでしょうか?自分の受け持った仕事を最後までやり遂げるなど、好感が持てる素晴らしい人が想像できるかもしれません。長所として捉えられることが多いですが、逆に短所にもなり得ます。今回は、責任感が強い人の特徴について解説します。
目次
「責任感」とはどういう意味?
まずは責任感というのがどういう意味なのかについて解説しましょう。基本的に責任感とは「責任を重視し、受け持った内容を果たそうとする気持ち」を指すと言われています。
そもそも責任という言葉には「立場的に負う必要のある責務、義務」や「自分が受け持った事の結果に対して責めを負う」という意味を持ちます。その為責任感とは、自分が果たすべき任務などに対し、最後までやり遂げようとする気持ちを意味しています。
責任感が強い人に見られるいくつかの特徴
責任感とはどういう意味かについて、簡単にではありますが解説しました。そんな責任感をしっかりと持っている方には、よく見られる特徴があります。これらを知ることで、責任感のある人とはどんな人なのかがある程度分かるようになるでしょう。
責任感が強い人の特徴①リーダーシップがある
まず1つ目は、リーダーシップを持っていることです。仕事などの場において、リーダーというのはどんな役柄かというと、グループやチームの向かうべき方針を決め、何かしらの目標を達成するために導くのが主な役目です。
率先して目標達成に至るまでの行動をしようとし、自ら率先してリーダーとして前に立てば、到達すべき目標に向けての課題解決から逃げずに立ち向かわなければなりません。故に、リーダーを務めるような方は、総じて責任感を強く持っています。
責任感が強い人の特徴②忍耐できる
2つ目は、忍耐力を持っていることです。自分が受け持つことになった仕事の内容が、苦手な分野であったり、難しいと感じるものもあるでしょう。そうした「向いていない」と感じる事に関しては、投げ出したくなってしまいがちです。
しかし、責任感を強く持っている方は、自分が受け持つことになった事に関しては、途中で放り出したり、最初からあきらめたりはしません。苦手だったり、向いていないのなら、解決のために勉強をするなどといった努力で克服できるのです。
責任感が強い人の特徴③自己管理できる
自分のことについて、しっかりと管理できるのも共通している特徴です。具体的には健康意識の高さという形で表れており、大人になれば体調管理も仕事に含まれると良く言われますが、体調を崩し、周囲に迷惑をかける事を良しとしません。
なんとしても自己管理の甘さで周りの人に迷惑をかけてしまうのを避けるために、日ごろから最大限健康的な生活を心がけています。それでも風邪をひいてしまったりすることはありますが、その兆しを感じた時点で先に手を打っておくなど、先々の展開まで考えているのです。
責任感が強い人の特徴④計画性がある
責任感が強い人は、何か物事を成し遂げるにあたって、事前に綿密な計画を立てておく傾向にあります。無計画のままに行き当たりばったりの進め方でいては、突発的なトラブルなどへの対応ができず、決めたはずの目標にたどり着けなくなってしまいます。
責任感が強い人は自分がリーダーに立つであろう仕事などに対して、そんな中途半端な結果を残すことを許しはしません。その為、細かく進行のスケジュール計画を立てたり、そのスケジュールに沿った事前のシミュレーションをするなど、最大限の準備をして臨みます。
責任感が強い人の特徴⑤完璧主義な一面がある
もう1つ、完璧主義な面もありがちと言われています。これは先に解説した計画性からも分かりますが、失敗をしたり、中途半端で満足のいかない結果を残すのを何よりも嫌っています。
受け持った事柄を点数に変えた時、80点や90点など、他からすれば十分と言えるような結果まで行ったとしても、責任感が強い人はそれで満足することはありません。自分がかかわった以上、必ず100点の完璧な結果を残そうとするのです。
責任感が強い人の長所とは
責任感が強い人に共通しやすい特徴を、いくつかご紹介しました。もうすでに想像ができるかもしれませんが、様々な長所を備えています。長所が分かれば、そこから得られるメリットも必然的に見えてきます。
長所①約束を守る
1つ目の長所は、約束事は必ず守ることです。一度誰かと約束をしたり、最初から決まっているルールを自ら破るという事は、まずありません。これらを破るような真似をすれば、間違いなくかかわっている人たちからの期待を裏切り、信用に傷をつけてしまうからです。
自分からリーダーに立とうとするような人が、期待や信頼を裏切るような事があってはならないと考えているのです。これに関連して、同じ理由で時間についても必ず守ります。守らなければ相手に迷惑をかけてしまいますから、遅れるような事は決してしません。
長所②昇格のチャンスが多い
2つ目は、昇格する機会が比較的多い事です。必ずそうと断言することはできませんが、実際に仕事で率先してリーダーシップを発揮したり、満足のいく結果になるように様々な努力をしている方は、周りから見ても素晴らしい人に映るはずです。
グループやチーム内で立候補をすることもあれば、それまでの姿勢が評価されて多数の推薦を受けたりすることもあります。そんな人が会社内で評価されないわけはなく、任される度にしっかりとした結果を残し、その分だけどんどん昇格していくのです。
長所③信頼される
責任感が強い人はやはり、周囲の人たちからの信頼も多く集めやすいです。基本的に何か頼まれごとをした時点で、それを自分事と捉えます。こうなれば半端なことは絶対にせず、主体性を持ってやり遂げてくれるので、周りの人たちは安心して頼れます。
仕事を依頼することだけに限らず、相談事などの人に話しにくいことも親身になって聞いてくれます。これは、自分への一定以上の信頼から話してくれているのだから裏切る真似はできないとして、口外したりせず、真剣に話を聞けるのです。
長所④人に好かれやすい
人に好かれやすいのも長所に挙げられます。人と結んだ約束をしっかりと守ることができ、受け持った事については最後まで責任を持って最大限の結果を出し、他人から信頼される人なのですから、ある意味当然の帰結とも言えます。
もしも、いつも周囲から頼られている人が反対に困っている状況に陥っていれば、助けてあげたいという気持ちになるでしょう。それはこれまでの信頼の積み重ねの裏返しであり、男女問わず好かれている証拠でしょう。
長所⑤中途半端な仕事をしない
特徴から想像しやすい長所ですが、仕事を中途半端にすることはありません。もしも得意ではない仕事を任されたとしても、半端な結果を残しはしません。得意でないなりにそれを補うための努力をして、自分が満足のいくレベルまで仕上げようとします。
また、ほかの人から頼まれたことに関しても、一度頼まれ、関わってしまえばそれは既に自分の問題と捉えます。こうなれば最後まで成し遂げなければならないと強く責任を持って取り組んでくれますから、周りの人も安心して任せられるのです。
責任感が強い人にも短所がある
このように責任感が強い人は、様々な長所を持っています。基本的に責任感が強い、と言えばプラスなイメージを持ちがちですが、紹介したように様々な長所を持っていながら、その逆の短所も抱えてしまっています。
短所①一人で問題を抱え込みやすい
まず1つ目の短所は、問題を一人で抱え込んでしまいやすいことです。かかわった以上、自分が全霊を持って取り組まなければならない、と思うのは非常に立派なことですが、その意識が強すぎる弊害か、自分一人で抱え込みすぎてしまうのです。
言い換えれば、他人に頼ることを知らないとも言えます。その為、悩みごとがあっても人に相談できずに解決しないままであったり、トラブルが生じたときに自分で解決しなければと抱え込みすぎた結果、失敗につながってしまうこともあります。
短所②人に厳しくしてしまう
責任感の強い人は、まず自分に対して厳しいです。これは、受け持った仕事を中途半端にしないという特徴からも分かることですが、他人にも厳しいです。そして周りの人からは、この他人への厳しさという面が目立ってしまうケースがあります。
当人の意識が強いと、他人にもその意識レベルを求めようとしがちです。根幹にあるのは本人の責任感の強さであり、それ自体が悪である事は決してありませんが、しかし他人への指摘が多かったり、厳しい態度を取られれば、他人に厳しいと捉えられても致し方ないでしょう。
短所③頭が堅いと思われやすい
ありがちな短所として、頭が固いと思われやすいのが挙げられます。長所の中で、約束や時間を守ることを挙げました。それらは間違いなく良い面ではありますが、見方を変えれば、融通が利かないという受け取り方もできます。
例えば、5分程度遅れてしまったとしても、たいして問題ではないと受け流してもらえるとこちらとしても助かりますが、これを厳しく注意をしたりします。約束、ルールなどを厳格に守ろうとする姿勢が、頭が固く柔軟な対応をしてくれないと捉えられてしまうのです。
短所④頼まれると断れない
こちらも共通しがちな短所ですが、人に頼まれると中々断れません。人から何かを頼まれるのは、その裏に一定以上の信頼があってこそです。そういった信頼、期待がある以上、なまじ責任感が強いために応えなければと請け負いがちです。
いくら努力ができるといっても、人一人ができるキャパシティにはどうしても限界というものがあります。結果的に、人を助ける方を優先してしまい、自分がすべき事が後回しになってしまうなどといった弊害が生じます。
短所⑤時間配分を間違えやすい
もう1つ、時間の配分を間違えやすい、無駄にしてしまうこともあります。すでに何度も解説している通り、一度自分がやり遂げると決めた事に関しては、なんとしても満足がいくまで取り組みます。
しかし、手詰まりになったときには諦めて、別の事を勧めたほうが良いというシーンも考えられます。それでも曲げずに取り組んだ結果、顧みた時に無駄に時間を消費していたなど、当人の意志の強さ、責任感の強さが逆効果になってしまうのです。
仕事において責任感の強い人になるには
長所があればその裏を返して短所もありますので、両方の特性を抑えておくことが大切です。とはいえ、責任感の強い人が仕事において信頼と好感を得られるのは間違いない事実です。最後に、責任感を強く持てるようにするためのコツを解説しましょう。
責任感の強い人になる方法①チャレンジ精神を身に着ける
まず1つ目は、チャレンジ精神をもって、様々なことに挑戦してみましょう。何も新しい事に手を付けないままでは、責任感はどんどん薄れていってしまいます。新しい事を始めるにあたって、失敗をするのは怖いかもしれませんが、だからといって何もしないのは、一番の失敗とも言えます。
まずは、勇気を持って今までやってこなかったことに率先してチャレンジしてみましょう。上手くいかずに失敗してしまったとしても、それを自身が成長できたと前向きにとらえられれば、また次の挑戦の為の良い経験になるはずです。
責任感の強い人になる方法②計画や目標を立てる
2つ目は、何かやり遂げるべきことがある場合に、計画や目標を立ててから行動することです。特徴の中でも解説した通り、責任感が強い人は仕事に取り掛かる前に、具体的な目標を定め、達成するための計画を立てています。
今まで意識してこなかったけれど、目標や、何のために取り組んでいるのかの目的を明確にすることで、おのずと責任を感じるようになりますし、達成のためにやるべき事も見えてきます。行き当たりばったりではなく、出来る限り事前に綿密に計画をしてみましょう。
責任感の強い人になる方法③責任感の必要な状況に身を置く
もっと分かりやすいところで言えば、否が応でも責任感を感じることになる状況に身を置く方法があります。身近なところで言えば、リーダーに自分から立候補をする手段があり、皆の前に立つリーダーは、必然的に責任や計画性が問われます。
人を作るのは環境であるという言葉もある通り、今までと同じ環境ではなく、間違いなく責任感を感じることになる環境に自分から身を置く事によって、自然と実力も身に付いてくることでしょう。
責任感の強い人になる方法④定期的に自己分析をする
最後に、定期的な自己分析をしてみましょう。客観的に、自分の今までの行動がどうであったかを振り返るのです。一日を振り返って、今日の自分の言動をできるだけ細かめに思い出し、それをノートにまとめたり、データとして残しておくなど、方法は自由です。
自分自身の言動を客観的に振り返れば、今後の目標達成に向けて何をすべきなのか、○○をしたのは最適とは言えなかったかもしれない、など、反省点や今後やるべき点が明確化してくるはずです。
長所と短所を理解したうえで責任感の強さを伸ばしていこう
責任感の強さというのは、往々にして良いイメージを持たれがちで、実際に長所もたくさんある反面、問題になりがちな短所もあります。目指すのならばこれらをしっかりと理解して、うまく付き合いつつ理想的な姿に向かって努力していきましょう。