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感情的な人の心理や特徴は?気持ちを抑える対処法や上手な付き合い方を解説!
人は時に自分の感情をコントロールしきれず、つい、感情的になってしまい、周囲の人と調和が取れなくなることがあるでしょう。自分の思いを全面に押し出し、自分本位になってしまう時こそこのような感情的な言動を取ってしまいます。今回は、このような感情的になる人の心理状態や特徴、また感情的にならずに気持ちを抑える方法や対処法についてみていきます。さらに、感情的な人との付き合い方まで徹底解説していきます。
目次
感情的とはどういう意味?
自分の理性を上手く調整することができず、喜怒哀楽が激しいために思ってもみない言動を起こしてしまう状態こそ「感情的」であると言われています。実際、喜怒哀楽が激しく感情的な人こそ、常に興奮状態を繰り返す傾向にあります。
また、物事に対して筋が通っていないことを嫌い、理屈っぽく対応する人物が目立ちます。自分の思い通りにならない場合、特に感情的になりやすく、人と接する時は感情をぶつける可能性が高く、注意が必要です。
感情的な人に隠された心理とは
「感情的」であると言われる人は、いったいどのような心理状態にあるか疑問に感じる方も少なくありません。ここからは、感情的になる人が持つ心理状態を深く掘り下げてみましょう。きっと何らかの原因が隠されている可能性があります。それではひとつずつみていきます。
感情的な人の心理①自分のことを理解してほしい
自分の思いを相手に伝えたい、周囲の人に理解してもらいたいという感情を常に持っている人こそ、感情的な人だと言えます。そのため、言うまでもなく自分本位な考え方を貫く傾向にあります。
そのため、人とのコミュニケーションを取り辛く、良い人間関係を築くことを苦手としています。言い換えると、相手の気持ちになって考える力がないため、周囲の人から反感を持たれる可能性が高いと言えるでしょう。
感情的な人の心理②自分の思い通りにしたい
自分本位な考えや行動をとってしまいがちな人こそ感情的な人だと言われています。特に物事を自分のペースで、そして自分の考えのまま貫きたいという願いを持っているため、それが叶わなかった時、理不尽に感情的になりやすくいなってしまいます。
感情的な人の心理③裏表のない性格
常にエネルギッシュに人と向き合う傾向にある感情的な人は、人に対して表裏のない、良く言えばとても素直な性格だと言えます。また、いつも本心を貫き通す傾向のため、上手に嘘をつくこともできません。素直な感情を全面に表現するタイプのため、人から嫌がられるという存在にはなりにくいと言えるでしょう。
感情的な人の心理④自信がない
自分に自信がなく、いつもおどおどしてしまう、また、周囲の人の様子をついうかがってしまうというタイプの人こそ感情的な人の特徴だと言えます。また、自分の存在を人に認めてもらえるかいつも不安に感じているのです。
ここで一旦小休止し、自分自身と向き合う時間を設けてみましょう。そうすることで自分に不足するものが何であるかに気付かされるかもしれません。
感情的な人の心理⑤気が短い
すぐに沸点に到達してしまい、感情論で言葉を発してしまうほど気が短い性格の持ち主であることも感情的な人が持つ特徴です。これは、いつも自分に余裕を持った生活を送ることができていない証拠でもあります。
それに加え、自分本位である分、人の気持ちを尊重することができないことが多く、常にイライラを隠せずに過ごしています。反対に、自分の思いのままスムーズに事が進んでいる場合、とても機嫌良く過ごしているなど、常に気持ちに左右されることが多いと言えるでしょう。
感情的な人にはどんな特徴がある?
ここからは、感情的な人にみられる特徴を5点確認していきます。自分に当てはまる項目がないかしっかりとチェックしてみてください。
感情的な人の特徴①プライドが高い
自分の感情論だけを貫き通そうとする分、自分の存在を人よりも「上」に見る傾向です。だからこそ、自分が発する意見に相違はなく、自分で正しいという判断を下しています。その分、誰よりもプライドも高く、周囲の人が接しにくく、そして扱いにくい存在であると言えます。
感情的な人の特徴②自己中心的
自分本位な考えしかできず、周囲の人の様子をみながら行動することができない感情的な人は「自己中心的」であると言えるでしょう。なかなか人の意見に同調することができず、つい自分の意見を優先させてしまう傾向です。人の感情を尊重できないという特徴を持っています。
感情的な人の特徴③行動力を持っている
感情的な性格の人こそ、人が思いもしないような行動力を持っています。特に負けず嫌いな一面を持っているため、どのようなことも自分が先回りして成功のチャンスを掴もうと努力を惜しみません。それほど俊敏な行動力の持ち主こそ、感情的な人だと言えるでしょう。
感情的な人の特徴④好き嫌いがはっきりしている
自分が持つ気持ちにいつもストレートで真っ向勝負をかける感情的な人は、人に対しての好みもはっきりとしています。そのため、自分と波長が合う人は問題ありませんが、根っから合わないと感じる人に対しては「嫌い」という感情を全面に見せる傾向です。
つまり、嫌いな人とは接点を持ちたくないと思っているのです。反対に、自分が好きな人やウマが合う人に対してはとても好意を持つなど、完全な二極化の行動を取る傾向です。
感情的な人の特徴⑤論理的に考えるのが苦手
自分の思いのまま過ごす感情的な人は、論理的な考えに対して首を縦に振ることがありません。自分が思ったままの行動をする感情的な人にとって、論理的な出来事は逆に感情を逆撫でしてしまい、物事を落ち着いて対処することができなくなってしまうのです。
そのような場合、仕事をスムーズに行うことさえ困難となってしまうかもしれません。少しでもそのような一面を正す努力が必要だと言えるでしょう。
感情的な人のメリットとデメリット
次は、感情的な人であることにどのようなメリットがあるか気になるところです。また、逆に感情的になることで被るデメリットについてそれぞれ詳しくみていきましょう。
メリット①人に共感できる
感情的な人は、いつも情熱的に物事を遂行させようとします。そのため、人に共感する能力に長けた部分を持ち合わせています。
そのため、相手の気持ちに共感する能力を持っている分、自分と意見が合う人とはビジネスチャンスを掴みやすくなるなど、業務をこなす上では良い効果をもたらすなど、とても素晴らしい一面を持ち合わせているのです。
このようなことから、ビジネスにおいての周囲の人からの評価も高く、感情的な人であってもメリットを実感することができるでしょう。
メリット②怒りをエネルギーに変換できる
あらゆる物事に対して怒りを覚えた時、それをバネにしてエネルギーに変えることができるのも感情的な人が持つメリットだと言えます。さらに、このスキルを身に付けていることで、大きく成長を遂げることができるはずです。ぜひ、怒りを原動力に変えていきましょう。
メリット③表情や態度で対応の仕方を判断できる
感情的になりやすい人ほど、周囲で今何が起こっているか、いったいどのような対処をすれば良いか、適切な判断を下すことができるというメリットを持っています。
このように、相手の表情や考えを予測し、どのような態度で接してくるかで自然と対応の仕方を判断することができるのも感情的な人のメリットです。
デメリット①エネルギーの消費が激しい
いつも情熱的で、そして常に一生懸命に接する傾向にある感情的な人は、全神経を集中させようとするため、人よりもエネルギーの消費が激しいと言われています。そのため、ここぞという時のパワーに欠けてしまう可能性があります。
このようなことを避けるためにも、自分の感情を上手くコントロールしながらも、エネルギーをすべて使い果たしてしまうことのないよう行動することが大切です。
デメリット②周囲と衝突しやすい
いつも自分の意見をしっかりと持っている感情的な人は、自分の思いのままの行動を起こす分、周囲の人と意見が合わないことで対立してしまい、衝突を起こしてしまうと、物事を円滑に進めることができなくなってしまいます。
そのため、「〇〇さんと関わることは避けた方が良い」など、変な噂を立てられる可能性があります。とてもマイナスな存在に思われてしまう分、自分の言動には注意するのはもちろん、人の意見にも耳を傾け、自分本位な考えを拭い去ることが必要になるでしょう。
感情的な気持ちを抑える対処法
感情的な人が感じるメリットやデメリットを詳しくみていきました。次は、感情的な人が自分の気持ちをどのようにコントロールすれば良いか、その対処法を以下に3点みていきます。どのような方法で対処すべきか正しい方法を身につけていきましょう。
対処法①自信をつける
先述した通り、感情的な人ほど自分に自信がなく過ごしています。そのため、周囲の人からどのように評価されているかを常に気にしている状態です。これでは日々の生活に疲れてしまうでしょう。そのような時は、自分ができるどんなに小さなことからでもこなしていってみてください。
少しずつの努力が大きく積み重なることで、自分にしっかりと自信を持つことができるようになります。そうすれば感情的な気持ちを効率良く抑えていくことができるはずです。ぜひ実践してみてください。
対処法②日頃からストレスを発散する
誰でもあり得ることですが、日々の暮らしの中でどんな些細な出来事でも、積もり積もるとどうしてもストレスが溜まり、それが爆発してしまい、つい感情的な言動を起こしてしまいます。そのようなことを避けるためにも、普段からストレスのない状態を保ち、自分の感情をコントロールすることが大切です。
適度に自分の趣味に没頭する、あるいは休息を取り、心身を休めるようにしましょう。自身でストレス発散を行うことができれば、自然と感情のコントロールができるようになります。ぜひ実践してみてください。
対処法③クールダウンする時間を取る
つい、感情的になるあまり、自分の意見を主張し、反論したくなるのが感情的な人のよくある行動です。しかし、真っ向勝負をかけるのではなく、一度止まって深呼吸し、自分の感情をクールダウンさせてみましょう。
一歩引いて冷静になって考えてみると、感情を落ち着かせることができるようになります。時にそこに時間を費やしてみることもとても大切なことだと言えるでしょう。
感情的な人との付き合い方
自分が生活する環境の中に、何人かの感情的な人が存在するという方も多いのではないでしょうか?とは言え、そのような人を避けて過ごすことができないという方にとって、どのように接するべきか悩む方も少なくありません。
ここでは、感情的な人と上手く接して行くための上手な付き合い方について、その方法を以下に5点みていきます。もしも自分の周囲に感情的な人がいるという方は、ぜひこれからご紹介する方法を参考に対処してみてください。それではひとつずつ確認していきましょう。
付き合い方①一時的にその場を離れる
どんなに感情的な人がそれぞれの場面で感情をあらわにしていても、そこに常に自分がいる必要はありません。少し距離を置き、接点を持たないようにすることで、自分への被害を受けることなく接することができるようになります。
とは言え、完全に無視するのではなく、必要最小限の関わりに留めるのが大人の付き合い方だと言えます。このように、一時しのぎでその場を離れるというスキルを持つことが大切です。
付き合い方②常に冷静でいる
喜怒哀楽の激しい感情的な人と上手く付き合っていくためには、自分が冷静でいることがとても重要ポイントだと言えます。そのため、感情的な人に投げかけられる言葉を鵜のみにしてはいけません。
すべて受け止めることで腹立たしさが増す可能性があります。そのため、上手に聞き流し、自分の感情を高めるのではなく、冷静沈着な思いで受け止めるようにしましょう。
付き合い方③褒めてあげる
人から認めてもらいたいという願望を強く持つ感情的な人には、あえて良い部分を探し出し、褒めることを行ってみてください。誰しも褒められると自分を良く評価してもらえたと判断し、気分が良くなるものです。
あまりにオーバーに褒めちぎると逆に感情を逆撫でしてしまう可能性があるため、自然と褒めてみてください。そうすることで感情的な人と上手に付き合い、コミュニケーションが取れるようになるでしょう。
付き合い方④感情的であることを指摘しない
少なからず、自分が感情的なところがあるということは、本人が気付いていることです。そこをあえて刺激してしまうと、より関係性が悪化してしまいます。そのようなことを避けるためにも、あえてスルーする気持ちを持ってみましょう。
あまり相手に対して反論する思いを持たず、相手の感情のアップダウンを見計らって対応することが上手く付き合う方法だと言えるでしょう。
付き合い方⑤エネルギーをプラスの方向に変えてあげる
あまりにヒートアップし、感情的な思いが強くなってしまったら、気持ちのリセットを促してあげてください。たとえば、「一緒にお茶でもどう?」など、気分転換を行い、今いる環境をガラリと変えてみてください。
そうすれば、エネルギーの矛先を変えることができると同時に、プラス志向へ転じることができる可能性があります。少しのことが大きく動く原動力になる可能性を見越した付き合い方をマスターしていくと良いでしょう。
感情的な人の心理や対処法を理解して上手に付き合っていこう
感情的になりやすい人の心理状態や、その人が持つ特徴を詳しく解説しました。周囲にいる人の中に、このような感情的な人が存在するという方も多く、どう向き合い、どのように付き合って行けばよいか悩む方も少なくありません。
そのような時は、この記事でご紹介した対処法や付き合い方をマスターし、感情的な人と上手に、そして楽しく向き合っていきましょう。