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絶対覚えておきたい「長持ちする革靴の手入れ方法」ブラシ クリーム クリーニングを活用
意外と人に見られている「靴の汚れ」。
スーツがばっちり決まっていても、靴が汚れたままでは台無しになってしまいます。
そこで今回は、日頃のケアから雨に濡れた場合の対処法まで、「革靴の手入れ方法」をご紹介します。
■「家に帰ったら汚れを落とす」習慣を
毎日履くものだからこそ、こまめなケアが必要になる革靴。
素材によって手入れの方法が変わるので、手持ちの靴に合った方法を選んで下さい。
<日頃のお手入れはブラシで、磨くのは週一程度で充分>
革靴の手入れと聞くと「靴磨き」を思い浮かべますが、磨くのは週に1度くらいのペースで充分。
磨きすぎても逆に靴を傷めてしまいます。
そのかわり、普段は履き終わったら靴ブラシを使ってホコリや汚れを落とすようにしましょう。
磨き方については、表面がつるつるしている一般的な革靴の場合は次のような手順で行います。
〜基本の落とし方〜
・1.汚れを落とす。(ホコリや泥を靴ブラシで落とし、靴用クリーナーで全体の汚れを拭き取る。)
・2.靴用クリームで栄養補給と保護を行う。(クリームをムラなく塗り、柔らかい布やブラシで全体に均一にのばす。)
・3.全体がツヤツヤになるように磨き上げる。(履いた状態で磨くほうが力が入りやすい。)
・4.保管する。(形を整えるため、シューキーパーを入れて保管する。)
靴用クリームについては、主に
・靴に栄養を与える効果がある「乳化性クリーム」
・防水効果やツヤを出す効果がある「ワックスクリーム」
2種類があります。
磨く場合には前者を、出かける前にササッと仕上げたい時には後者を使うのが一般的です。
<雨に濡れてしまったら?>
水分は革靴の天敵。万が一雨などで濡れてしまったら、形を整えて徹底的に乾かしましょう。
乾かすのには「新聞紙」を使うのがオススメです。
・1.新聞紙を丸めてつま先の形に整えて中に入れる。
・2.ブラシで表面の汚れを落とす。
・3.風通しの良い日陰の壁に爪先を立てかけるようにして2日〜4日程度(完全に乾くまで)干す。
・4.完全に乾いたら栄養クリームをたっぷりと与え、シューキーパーで形を整える。
しっかりと乾かすには、中の新聞紙をこまめに取り替えるのがポイント。また、できるだけ靴底が革ではなくゴムや特殊な素材で作られた「雨用の靴」を用意しておくのが理想です。
<革靴をより長持ちさせるには?>
日頃の手入れ以外にも、革靴をより長持ちさせるために覚えておきたいポイントがあります。
POINT1. 紐靴の場合、靴を脱ぐときは靴紐を解いて、履く時に結ぶ。
POINT2. 履く時はかかとを傷めないよう靴べらを使う。
POINT3. 1日靴を履いたら、最低丸1日は休ませる。
POINT4. 脱いだらシューキーパーを入れて保管する。
POINT5. オフィスではスリッパに履き替える。
形が崩れたり傷んだりしないよう、履き方にも気を付けましょう。
また同じ靴を履き続けるのは傷む原因になるので、毎日履くなら少なくとも2、3足は用意しておくのが理想です。
オフィス内ではスリッパに履き替えるなどの工夫をするのも◎。
手入れや履き方に気を付けて、できるだけ長く愛用したいですね。