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大人の男に許されたリボン使い、「タッセルローファー」は好感度高し。

枚挙にいとまがないとは、こういことか。選りすぐりの名品たち。

やはりオールデンという安定感

リボンタッセルのオリジン。すべてのモチーフと言えるオールデンのリボンタッセルは外せません。しかしオールデンというとコードバンとなりがちですが、このタイプに限ってはカーフ素材という選択もアリだと思います。質感や光沢がコードバンよりもエレガントに映えると感じるからです。メタルボタンのニューポートジャケットで、娘と買い物に行ってきます。

ブルックスブラザーズはオールデンとのコラボで出陣

アメリカントラッドの名峰は、やはりアメリカ靴の頂とのコラボレーションです。コメント不用の安定感です。シェアサッカーのスーツに合わせると、足元を涼風が吹きぬけていくようです。リネンのチーフを忘れずに、ウェストはリボンベルトで主張しましょうか。

素足履きはクロケット&ジョーンズが火付け役という噂あり

ファッションスナップでリボンタッセルの素足履きが目立つようになりましたが、その多くがクロケット&ジョーンズのキャベンディッシュだと言われています。理由のひとつは、流通量が多いことですが、それだけ世界レベルで愛され浸透しているからだと言えます。ウールパンツに合わせれば、整った面立ちが際立ちます。

エドワードグリーンはひねりの効いた美しさが身上です

注目していただきたいのは、タッセル(房飾り)が結ばれたレースのあしらいです。編み込まれているのが分かると思います。こうした甘さを纏わせながら、端正な作りに同居させることで中性的な魅力を放っています。敢えて重厚なバンカーズスーツに合わせることで、難しい商談も円滑に進むかも知れません。ネクタイは遊び心のあるモチーフでユニゾンさせましょう。

ニッポンプライド 三陽山長からは鹿三郎を推薦します。

エドワードグリーンと同じように、タッセルが結ばれたリースに編み込みが施されています。しかも正面で大きく露出し、その仕掛けを誇っているようです。また少し開いたタッセルが何か言いたげで悩ましい。細身のシルエットも相まって、柳腰の美人画を見てるような錯覚に陥ります。

墨を思わせる深い『黒』、日本ならでは、鹿三郎(ロクサブロウ)ならではの高い完成度です。やや湿り気のある色っぽさと相性がいいのは、デニム。それも世界的に評価の高いジャパンデニムをリジッドのままで合わせてみましょう。

満を持して、ジョージ・クレバリーの登場です。

有名ミュージシャンやハリウッドセレブも顧客として名を連ねるジョージ・クレバリーで、ため息が出るほど美しい作品を発掘しました。どのような着こなしが相応しいのか、限られた紙面で論じるのは不可能です。しかしよく見るとシェイプや意匠に際だった新しさはありません。ヤバいのは色使いです。危険なニオイが充満しています。

リボンタッセル進化形 そろそろ、プラダの心地よさを味わう頃です。

プラダに限らず老舗メゾンは靴作りに対しても積極的です。グッチやエルメスを見てもわかるように、なにより名品、ロングセラーが多いのです。

プラダはミニマルなモノ作りに定評がありますが、このタッセルの潔さは拍子抜けするほどです。まるでダンスシューズのような華奢な作り、リボン部分もアッパーにねじ込んだようにも見えます。しかし1枚革を成型して作るホールカットという構造を用いることで、存在感のある作品に仕上がっています。

これまで紹介してきたものとは違う地平にありますが、これもまたリボンタッセルです。こうした靴が似合う男になりたい、と思わせてくれます。ゲーンズブールがリペットを履くような境地でしょうか。こうした靴にも、そろそろ挑戦してみましょう。