コインローファーについてのおさらい。すると日本ブランドの実力が見えてきた。

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ローファーなど紐のない靴はスリッポンと呼ばれますが、英国の室内履きに源流があるそうです。当時英国に留学していたアメリカの学生が母国に持ち帰り、改良が加えられて現在のスリッポンになっていきます。その原点とも言うべきスリッポンが下の画像にあるBASSのウィージュンで、1936年アンメリカで発売されると気軽に履けることや、求めやすい価格から大学生に愛用されるようになりました。

http://orangecounty.ocnk.net/product-list/138

Loafer=ローファーとは怠けものを指す言葉ですが、ウイージュンの特徴<芯のないつま先や柔らかい皮室など>から、締め付けがなくユルく履けるという様子を表現したものが一般的になっていきます。そしてコインローファーと呼ばれるようになった理由ですが、甲分を左右に渡るパーツ(サドルと呼ばれますが)のスリットに1セント硬貨をアクセサリーのように挟んだため、というのが広く伝わっています。

https://www.lafayettecrew.jp/shopbrand/bass/

他にも公衆電話で女の子に電話するとき(当時ケイタイなんて存在しません)、途中で切れないように緊急事態に備えてコインを忍ばせておいたという説もあります。当時の学生はパンツのクリースがきれいに見えるように、ダブル仕立ての溝にコインを入れ重しのように使っていたというエピソードがあるほどですから、意中の女の子の興味を引こうとという、コインに込められた健気さに拍手を送りたいものです。

コインローファーという名称はいったん商標登録されるのですが、現在では後半で紹介するようなデザインはコインローファーと呼ばれ、一般的になっています。ローファーと言えばアメリカの代表靴のように思われがちですが、実のところ源流はイギリスにあったのですね。今では多くのブランドでローファーを取り扱っています。

ローファーと聞くと、学生のイメージが強いかも知れません。しかしある部分の違いで印象が分かれます。比較しながら話を進めましょう。