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アンティーク時計の魅力にハマる。手に入るおすすめモデルをご紹介

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近年のメンズファッションにおいて声高に唱えられている「クラシック回帰」というキーワード。スーツやジャケット、トラウザーズなどは、古き良き紳士のスタイルが注目されています。

クラシックスタイルを構築する上で意外と重要なのが、アンティーク時計。ダブルブレストジャケットに2プリーツパンツを合わせたとしても、時計がアップルウォッチやGショックでは興醒め。やはりそこにはアンティーク時計がしっくりくるでしょう。

また、アンティーク時計はクラシックスタイルだけでなく、どんなファッションに合わせても映えるのが特徴です。スーツなどのキレイめスタイルはもちろん、Tシャツとデニムのようなラフな格好もお洒落な雰囲気に格上げします。

このページでは、実際に購入できるかっこいいアンティーク時計を紹介。アンティーク時計の特徴や楽しみ方についてもご紹介します。

アンティーク時計とは?

いつの年代のものがアンティーク時計?

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家具や宝飾品などの世界では、アンティークと言えば製造から100年以上経過したものを指すのが一般的です。

時計の場合、史上初の男性用腕時計とされる「サントス・ドゥ・カルティエ」が製造されたのが1904年。つまり、懐中時計ならともかく、腕時計自体の歴史は100年と少ししかありません。

実際、100年前の腕時計は誕生したばかりで、現在も元気に動き続けるものはほとんど存在しません。そのため、腕時計の世界では1970年代以前に作られた製品を「アンティーク」や「ヴィンテージ」と呼ぶのが一般的です。

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1970年代と言えば、クォーツショックによって大多数の時計メーカーが壊滅した、言わば機械式時計にとっては暗黒期。その前後に作られ、今なお動き続ける機械式時計にアンティークとしての魅力があります。

また、1980年代には機械式時計が復権し再び製造されるようになりましたが、30年を経た近年ではこの時代のものもアンティーク時計と呼ぶ傾向になりつつあります。

有名ブランドでも低価格で買えるのがアンティーク時計

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アンティークやヴィンテージと聞くと、どうしても高価なイメージを抱きがちですが、実際はその逆です。オメガをはじめとする高級ブランドの腕時計も、手の届く価格で買えるのがアンティーク時計の魅力と一つと言えます。

1990年代後半頃から現在にかけ、新たに発売される機械式時計はどんどん高騰しています。今では信じられない話ですが、90年代の大ブームを迎える前のロレックスは、20万円台で買える時代もありました。

2000年頃のオメガに至っては、スピードマスターやシーマスターが10万円台という価格帯です。機械式時計が高騰した理由としては、最新の機構やパーツなどの価格上昇や、ブランド戦略などさまざまな要素が考えられます。

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クオーツどころか電波時計やスマホが普及した今、機械式時計は「装飾品」としての意味合いが強くなっています。一方で、アンティーク時計とされる1970年代以前の機械式時計は「日用品」としての意味が強かったことから、実用性以外の付加価値はそこまで求められていません。

こうした理由から、アンティーク時計は発売当時から今ほど高値で売られていませんでした。そのため、オメガやIWC、ゼニス、チュードルといった高級ブランドも、アンティーク時計なら現行モデルよりはるかに安い価格で手にすることができます。

ただし、ロレックスの「デイトナ」をはじめプレミアが付いているモデルは例外です。こうしたモデルは発売当初より、むしろアンティークのほうが値段が上がっています。特にアンティークロレックスは高値が付きがちですが、一部モデルはお買い得なものも存在します。

アンティーク時計の楽しみ方

年代モノならではの「年季」を味わう

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色褪せた文字盤や年季の入ったケースは、アンティーク時計だからこそ味わえる魅力です。たとえば新品の腕時計を買ったとして、そのレベルまで使い込もうと思えば20年〜30年ほどの時を待たなければなりません。

綺麗に日焼けした文字盤のアンティーク時計は、それだけ大事に扱われてきた証でもあります。元は白やシルバーだった文字盤がクリーム色になるのは、「焼け」と呼ばれる現象です。

雑に扱えばシミなどが入るものですし、そもそも何十年も動き続けることはないでしょう。美しくクリーム色に変色した文字盤は、それだけでデザインの役割を果たします。

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また、扱われるパーツもアンティーク時計ならでは。今でこそ高級ブランドと時計の風防は「サファイアクリスタルガラス」が一般的ですが、かつては一流ブランドもプラスチック製の風防を使っていました。

プラスチック風防は強度を高めるため、わずかにカーブさせるのが当時のやり方でした。ドーム型風防と呼ばれるその意匠は、アンティーク時計ファンの心をくすぐる要素の一つです。

プラスチックと聞くと傷が付きやすく割れやすいイメージがありますが、磨いて傷を消したり簡単に交換できるという意外なメリットも備えています。

他人と異なる自分だけのデザイン

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せっかく買った時計が周りの人と被ってしまうほど、がっかりする出来事はないでしょう。アンティーク時計は1点ものではないものの、他人と全く同じものを買ってしまうことはまずありません。

現行モデルにはない古き良きデザインなので、周囲とはひと味違った魅力を発揮できます。特に「サイズ感」は、現代の時計にはないアンティーク時計ならではです。

2000年前後に、「デカ厚時計ブーム」が到来しました。現在ではやや落ち着いたものの、時計の標準サイズ自体が上がり、男性用腕時計の現行モデルは40mm前後が一般的となっています。

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アンティーク時計のサイズは、34mmが標準。現在の基準で考えるとかなり小さく感じてしまいますが、このサイズこそクラシックを体現しています。

スーツやジャケットの袖からちらりと見える時計として、34mmサイズは絶妙だと言えます。また、細めの腕が多い日本人にとって、最も収まりやすいサイズだと言えるでしょう。

流行というものはやがて廃れます。もはや腕時計のデカさ競う時代ではありません。40mmサイズが標準の現在において、小ぶりな34mm時計はむしろ存在感を発揮できます。

アンティークだからこその注意点も

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アンティーク時計は年代モノであるだけでなく、現代のようにパーツが未発達であることから、当然ながらデリケートな扱いが必要となります。

まず気をつけるのが「水」です。ロレックスがオイスターケースを開発して以降、古い時計であっても最低限の防水性は備えていますが、経年劣化によって期待できるレベルではありません。汗や雨粒程度ならともかく、過剰に水に濡らすのは禁物です。

また、「磁気」についても注意が必要。現在でこそオメガのコーアクシャル機構のような磁力対策が開発されていますが、精密部品の塊である機械式時計にとって磁気は大敵です。パソコン作業時などは時計を外すなどして、極力電子機器は避けるようにしましょう。

もちろん、ぶつけたり落としたりなど衝撃のも要注意。とは言え、あまり神経質になりすぎるのもストレスです。最低限のケアを心がけて、デリケートな部分もまた愛嬌と考えながら着用するのがおすすめです。

おすすめのアンティーク腕時計

ROLEX(ロレックス) OYSTER(オイスター) Ref.6426

ロレックスの三大発明のひとつ、防水ケース「オイスター」の名を冠したモデルです。1970年式のアンティーク時計で、ムーブメントは手巻きの「Cal.1225」を搭載。ドーム型風防をはじめとするクラシックな意匠はもちろん、ロレックスの腕時計をこの値段で買えるのはとても魅力的です。

ROLEX(ロレックス) オイスターデイト プレシジョン Ref.6694

3針時計のオイスターに日付カレンダーを備えたモデルです。大きくて見やすいデイト表示は、現行モデルにも通ずるものがあります。12時位置のロレックスのクラウンは時代が変わっても色褪せません。

OMEGA(オメガ) コンステレーションC

20世紀で最も偉大な時計デザイナーと称されるジェラルド・ジェンタ氏がデザインを手がけた、オメガの伝説的なモデルです。古き良きオメガを代表するスワンネック型緩急針微動調整装置付きムーブメント「Cal.564」を搭載した、アンティークウォッチファンも認める逸品です。

OMEGA(オメガ) Seamaster(シーマスター) クロノメーター Ref.176.004

現在まで続く超人気シリーズ「シーマスター」の、1972年式モデルです。独特の大きなボディーが特徴で通称”BIG BLUE”と呼ばれているモデルです。オメガならではの魅力がちりばめられています。

OMEGA(オメガ) 30mmキャリバー

アンティークオメガの中でも人気の高い手巻き式30mmムーブメント「Cal.285」を搭載したモデルです。すっきりとした文字盤ながら、アップライトインデックスがさり気なく魅力を発揮。

VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン) エッセンシャル セミフラット 31039/000J-3

世界三大時計ブランドとしも名高い、ヴァシュロン・コンスタンタンのアンティーク時計です。美しい18Kイエローゴールドケースやクラシックなローマインデックスなど、まさに雲上ブランドの風格。この価格で手に入るのはアンティーク時計だけです。

IWC(アイダブリューシー) ヨットクラブ R811AD

時計通ほどファンの多いIWCの1本。質実剛健な造りで時代に左右されないデザインです。

LONGINES(ロンジン) cal.L847.4

スイスの老舗ブランド、ロンジンのアンティーク時計。美しいシルバー文字盤で、カジュアルからフォーマルまで活躍する1本です。

Cartier(カルティエ) アンティーク手巻き

世界初の男性用腕時計を開発したカルティエのアンティーク時計です。針やインデックスのデザインは現在まで受け継がれており、普遍の魅力を放ちます。

BREITLING(ブライトリング) CHRONO-MATIC(クロノマチック) Ref.2111

高精度なクロノグラフ時計で有名なブライトリングの逸品。アンティーク時計は手巻き式のものが多いですが、「Cal.11」を搭載したこのモデルは自動巻きのクロノグラフです。

まとめ

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日に焼けたダイヤルや風合いの良いケースなど、一度ハマると抜け出せなくなるのがアンティーク時計の世界です。

ビジネスから休日のカジュアルスタイルまで愛用できる汎用性もメリット。数十年という歴史の蓄積による味わい深さは、現行モデルでは到底再現できません。

着用者に貫禄する感じさせるような、独特の雰囲気がアンティーク時計の魅力です。

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