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アンティークなおしゃれを身につける。懐中時計のおすすめブランドをご紹介
腕時計と比べて馴染みの少ない懐中時計。ポケットから取り出して時刻などを確認できる便利なアイテムです。機能性も去ることながら、そのファッション性は腕時計に勝るものがあります。
ですが馴染みの少なさから、懐中時計の存在は知っていても、あまり知識のない人がほとんどではないでしょうか。今回は懐中時計の歴史や使い方、おすすめブランドまで詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。
懐中時計について解説
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おしゃれなデザインや、高級感を感じさせる懐中時計。
ポケットウォッチとも呼ばれており、スーツやジャケットのポケットに入れて持ち歩き、使用する時計のことです。
懐中時計は見た目の美しさだけでなく、長い歴史や使い方など奥が深いのも魅力の一つです。ここからは懐中時計について詳しく掘り下げていきます。知識を深めて、より懐中時計を愛着のあるものにしていきましょう。
懐中時計の歴史を知る
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懐中時計の歴史は非常に長く、1600年代の17世紀ごろにまで遡ります。その当時に懐中時計が使われていたという記録が残されているそうです。時計を作れる技師がごく少数であったことから、当時は一部の貴族たちが持つ高級品とされていました。
現在に残っている当時の懐中時計は、フランスやスイスで作られたものがほとんど。現在に比べるとその制度は非常に低く、初期の懐中時計は工芸品としての意味が大きいのが現状です。
18世紀に活躍した天才時計技師アブラアム=ルイ・ブレゲ。「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれた彼が作り出したギミックを書く時計製造メーカーが採用し、世に懐中時計が広まりました。
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日本における懐中時計の歴史は、海外から持ち込まれたことが始まりでした。1879年に大野徳三郎氏が手工で作成したのが日本で初めて作られた懐中時計だと言われています。その後日本でも時計メーカーが立ち上がり、日本での製造や販売が始まりました。
腕時計の便利さに押され、20世紀に入ると徐々に懐中時計は姿を消していきます。ですが、日本の有名時計メーカーは懐中時計を原点にしているところが多く、わずかではありますが現在でも懐中時計の製造を続けているメーカーもあります。
文明が進み、どんどんと便利になる世の中ですが、懐中時計の魅力は変わらず多くの愛好家から愛され続けていると言えます。
懐中時計の種類を知る
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懐中時計と一言で言っても多くの特徴が存在し、その種類はさまざま。見た目の違いで雰囲気が変わってくるので、自分の好みや使い方によって選ぶのがおすすめです。どんな種類があり、そのような特徴があるのか一緒に見ていきましょう。
懐中時計の種類①オープンフェイス
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懐中時計の中で最もメジャーなオープンフェイス。ケースに蓋がついておらず、フェイス部分が見える状態になっています。ポケットから取り出した時にすぐ時刻が確認できるのが特徴です。また内部に埃が入りにく構造になっているのもポイント。長く使い続けたい人にはおすすめのタイプです。
懐中時計の種類②ハンターケース
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懐中時計についている風防部分を守るためにフタが付いたデザインのハンターケース。汚れや傷などをきにする人にはこちらのタイプがおすすめです。映画などで使用される懐中時計はこのタイプが多く、雰囲気をより楽しみたい人はハンターケースがぴったりではないでしょうか。
懐中時計の種類③ハーフハンターケース
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上でご紹介したハンターケースの真ん中に穴を開けたデザインが特徴的なハーフハンターケース。穴の部分にはガラスがはめ込まれており、ケースを閉じた状態でも時刻を確認できるのが大きなポイントです。ほとんどのものがフタにも12時間表記がされているので非常に便利。どことなく個性を感じるデザインも魅力的です。
懐中時計の種類④スケルトン
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文字盤やケース部分がガラスで出来ており、中のムーブメントが透けて見えるようになっているのがスケルトン。電池で動くクオーツ式の懐中時計には存在せず、機械式の懐中時計でのみ見られるタイプです。スケルトンは高級懐中時計に使われていることが多く、愛好家からの人気も高いと言えます。時計本来の魅力を楽しみたい人にはぜひおすすめです。
懐中時計の選び方を知る
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懐中時計にはさまざまな種類があることがわかったところで、実際にどんなものを選ぶのかが重要です。それぞれに特徴があるので、自分の望む使い方にあった懐中時計を選ぶことで、長く愛用し続けられます。それではパターンごとに見ていきましょう。
実用品として使いたい
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懐中時計を実用品として持ち歩き、時計としてしっかりと使用したいという人はケースのフタの有無にポイントを置くのがおすすめ。実用的に使用する場合、フタが邪魔になってしまう可能性もあります。
また逆に、埃の侵入や、持ち歩くからこそ傷などがつくこと想定し、それを避けたい人はフタ付きがおすすめです。
機械式かクオーツ式かに関しては、それぞれにメリットデメリットはあるので、それを踏まえた上で決めましょう。
クオーツ式は電池で動くため、時間の狂いが少ないのが特徴。またメンテナンスの手間もほとんどないため使い勝手がよいと言えます。デメリットは電池の交換が必要なことです。
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一方機械式は、電池は使用せず歯車が動いて時計を動かしているため、半永久的に使えるのが魅力。デメリットは、使用状況や環境によって時間に若干の狂いが出てきてしまうところです。また定期的なメンテナンスが必要な場合もあるので、手間がかかると考える人も。
それぞれの特徴を理解して選べば、長く付き合える最高の懐中時計に出会うことができます。
インテリアとして使いたい
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懐中時計は持ち歩くだけでなく、インテリアとして飾って楽しむ人も多いのが特徴。工芸品のような独特な雰囲気は、その空間をラグジュアリーな雰囲気に演出してくれます。
目で見て楽しむのであれば、断然スケルトンがおすすめ。リビングや書斎などに飾れば、おしゃれな空間を作り出すことができます。
もちろん持ち歩くこともできるので、パーティーシーンなどの華やかで特別な時に身につけるのも素敵です。
懐中時計の身につけ方
懐中時計にはチェーンが付いているのが特徴。ポケットに入れて持ち歩くため、落下防止としてチェーンが付属されています。命綱的存在で、大切な懐中時計を落下から守るためになくてはならないパーツです。本来、懐中時計はベストにつけるのが一般的。ですが、ベスト着用時以外も懐中時計を身につけられる、おすすめの付け方をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてください。
懐中時計の身につけ方①ベスト
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こちらはベストに懐中時計をつけているパターン。基本中の基本となるので、ぜひ覚えておきましょう。ボタンループにクリップを付けてベストのポケットに懐中時計を入れます。ベストのみや、スリーピーススーツを着用している時はこの付け方がベスト。チェーンがアクセサリーのように、コーディネートのアクセントとしておしゃれさを演出してくれます。
懐中時計の身につけ方②パンツ(デニム)
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カジュアルなファッションの時はこのような付け方がおすすめ。ベルトループにチェーンクリップをつな具ため、ジャケットやベストなどの上着を着ていなくてもおしゃれに懐中時計を見つけることができます。ウォレットチェーンのような見た目でとてもおしゃれ。懐中時計をこれからデビューする人も、この付け方であればチャレンジしやすいのではないでしょうか。
懐中時計の身につけ方③ジャケット
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こちらなジャケットのラペル部分にチェーンをつなぎ、胸ポケットに懐中時計を入れるパターンです。ベストに付けてしまうと、チェーンの主張が強くて苦手という人はこの付け方がおすすめです。さりげなくチャーンがキラリと光、上品なおしゃれを演出してくれます。
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こちらはシャツのボタンホールにクリップをつなげたパターン。パンツのベルトループではなくシャツのボタンホールにつなげることで、チェーンが正面に見え、より一層華やかさを感じます。軽装になる夏などはぜひチャレンジしたくなる付け方です。
懐中時計のおすすめブランド紹介
懐中時計のおすすめブランド①ティソ(TISSOT)
■TISSOT 懐中時計 サボネットメカニカル T83640113
150年以上の歴史を持つ老舗時計ブランド・ティソ。スイス生まれのティソは、トラディショナルな雰囲気の時計を多く生み出しており、クオリティの高い時計を作り出しています。ラウンドフェイスでシンプルなデザインが魅力的なハンターケースの懐中時計。風防には耐久性にも優れたミネラルクリスタルガラスを使用し、実用性も兼ね備えています。シンプルな中にも華やかさがあり、さりげないおしゃれを楽しみたい人におすすめです。
懐中時計のおすすめブランド②エポス(EPOS)
■EPOS 懐中時計 スケルトンB0017XMREQ
スイス生まれの時計ブランド・エポス。1925年創業で、老舗の高級時計ブランドとして人気のブランドです。機械式のムーブメントを特栽した時計のみを製作し続けており、多くの愛好家から高い評価を得ています。ローマ文字のクラシカルなデザインが魅力的なこちらの懐中時計。
懐中時計のおすすめブランド③セイコー(SEIKO)
■SEIKO 懐中時計 ポケットウォッチ SAPB003
1881年創業の老舗時計ブランド・セイコー。日本を代表する時計ブランドの一つとして、長きにわたって多くの人から愛されています。時計の本場スイスでも認められているセイコーが作り出したこちらの懐中時計。とてもシンプルで、どんな人でもどんな服装でもマッチするのがポイントです。クオーツ式なので使い勝手も抜群。海外ブランドはちょっと不安だという人にも安心して使える懐中時計です。
懐中時計のおすすめブランド④シチズン(CITIZEN)
■CITIZEN ポケットウオッチ BC0423-54A
日本を代表する時計ブランド・シチズン。1924年に「CITIZEN」という名の懐中時計を発売したのがこのブランドの始まりだと言われています。こちらの懐中時計はシンプルながら、さりげないおしゃれさを持っているのがポイントです。ゴールドカラーで大人の装いをより高級感のあるものに演出してくれます。数字で書かれた文字盤は、主張しすぎずさりげない印象。オンでもオフでも使いやすく、ファッション性も兼ね備えた優秀な懐中時計です。
さいごに
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懐中時計は腕時計と違い、芸術性を求められるのが魅力。実用性とともに美しさも感じられる懐中時計を選ぶと、大人の装いを楽しめるのではないでしょうか。懐中時計をまだ持っていないという人は、ぜひこれを機にチャレンジしてみてください。
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