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上下色違いのスーツはダメ?上下色違いスーツの選び方からコーデまでご紹介!
ビジネスにおけるスーツといえば、基本的に上下セットのものを使用するのが一般的ですが、色の異なる上下のスーツを使用しても問題はないのでしょうか?基本セットなので考えてこなかった方もいるかと思われますが、本記事では上下色違いのスーツの選び方などについて解説します。
目次
上下色違いのスーツでも問題なし!
スーツを着る際には、購入した当時の上下セットを合わせるというのがもはや当たり前となっていますが、実は上下で色違いのスーツを着たとしても、ビジネスにおいても問題がないというケースは普通にあるのです。
スーツの上下で色違いをすると、カジュアルな雰囲気を演出することができます。これは、仕事場や特定の社会的なイベント以外でスーツを着る場合に特に一般的となっていて、場面さえ適していれば上下の色が違っていても問題はありません。
ファッションは常に変化し、新しいトレンドやスタイルが生まれています。近年はビジネスとカジュアルの差があいまいになったこともあって、いわゆるジャパンスタイルを推奨している仕事場であれば色違いでも問題なく受け入れられるでしょう。
上下色違いのスーツがOKなシーン
この様に実は上下でスーツの色が違うものを着ていても問題がないシーンは存在しているのですが、具体的にどんな場面であれば問題なく受け入れられるのかといった点についてもご紹介していきましょう。
オフィスカジュアルが推奨されている職場
その1つが、オフィスカジュアルを導入している仕事場になります。オフィスカジュアルの環境では、個々の従業員が自分らしいスタイルを選択することができるようになっています。
よってスタンダードなセットでスーツを着ている方もいれば、上下で異なるカラーのスーツを着ている方もいます。その両方を会社としても認めているので、多様なファッションスタイルが生まれているのです。
スーツは伝統的にフォーマルな服装とされ、着ることでビジネスライクな雰囲気を醸し出します。ですが、許容されている企業であればそれぞれで色を変えることで、より快適で自由度のあるスタイルを選びやすくなります。
仕事着のファッションスタイルが多様であるために、オフィスカジュアルが推奨されている場所では周りの目を気にする必要もなく、自分が着たいスーツスタイルを選ぶことができるわけです。
結婚式の二次会
そしてもう1つが、結婚式の二次会になります。二次会は通常、結婚式の本番よりもカジュアルな雰囲気で行われます。したがって、フォーマルなドレスコードが緩和され、より個性的なファッションも許容されます。
結婚式自体も少し前までは参列者でもしっかりとしたスーツを合わせていく必要がありましたが、最近の場合ではかっちりとしたものでなくとも、カジュアルな装いでも問題なく参列することができるようになっています。
それに加えて二次会となると、一般的な結婚式であってもドレスコードは緩和されるので、カジュアル寄りのファッションでも問題なかったものが更に自由度を高めているといえます。
新郎新婦の友人のみで二次会が開かれるといったケースも珍しくないので、カラーを別々にしても問題ありません。ただし、特定の結婚式や二次会においては、主催者や招待状に明示的なドレスコードが設定されていることもあります。
上下色違いのスーツがNGなシーン
昨今はビジネスカジュアルを取り入れている企業が増えつつあることや、結婚式の形態の変化といった点もあって色の異なるスタイルであっても問題はありません。逆に、色を変えるとNGになってしまうケースもあります。
オフィスカジュアルが推奨されていない職場
オフィスカジュアルが推奨されていない職場でカラーを別々にするのは、通常は避けるべきとなっています。スーツは一般的にビジネス環境での専門性とフォーマリティを示す服装である、という考えのもとに、まだ推奨されていない企業もあります。
職場にはしばしばビジネスカジュアルのルールやドレスコードが存在します。これらは、組織のイメージやプロフェッショナリズムを維持するために設定されています。スーツを上下色違いにすることは規則に違反する可能性があり、問題を引き起腰かねません。
実際、推奨していない企業などでは服装の乱れがサービスや商品の安心感、質を下げかねないと判断している場合には、ルールが守れないとされ統一された服装を規定としているケースが多いのです。
結論として、ある程度以上の自由な服装が推奨されていない職場では異なるカラーリングの組み合わせは避け、伝統的なスーツのフォーマットに従うことが賢明です。
社外の人と会うとき
続いては、社外の人と対面するときになります。フォーマルなビジネス環境では、ルールや慣習に従うことが重要です。スーツを正しく着用することは、礼儀正しさの一環とされており、上下が同じ色であることが求められることが多いです。
特に社外の人々とのビジネスミーティングや交渉では、相手に対する尊重や信頼を示すことが大切です。もし外部の人と会うとするのならば、絶対にという訳ではありませんがジャケパンスタイルは避けた方が無難であるとされています。
もしお洒落な組み合わせであったとしても、印象としてラフなものである事は避けられませんから「服装や時間にルーズなのかも」「キチンとした印象が無い」といったマイナスな形で受け止められてしまいかねません。
自分よりも相手側の方がフォーマルだと、着こなしとしては失礼に当たってしまう事すらあります。よって営業や商談、打ち合わせ等で社外の相手と会う場合には、上下揃えたスーツを着るのが推奨されています。
就職活動中の面接
そしてもう1つ、就活中にも上下が異なるカラーのスーツは着るべきではないとされています。上下で異なる色を着用することは、仕事に対する真剣さやプロ意識の欠如を印象づける可能性があります。これは採用担当者にとっても好印象になりにくいでしょう。
異なる色の上下を着用することは、視覚的な違和感にもつながってしまいかねません。採用担当者がスーツに目を向けると、服装が不調和であることに気付きそれが面接での評価に影響を与えるかもしれません。
異なる色の上下を着用することは、面接中の本来の目的である資質や経験に対する注意を逸らすことすらあり得ます。。採用担当者の注意を服装に引かせることよりも、スキルや資質を際立たせることが重要です。
とはいえ、こちらも絶対にNGという訳ではなく、アパレルや広告業界、ITなどでは社内でもカジュアルスタイルが推奨されていることもあってか、構わないというケースもあります。
上下色違いのスーツの選び方
この様に、上下色違いのスーツはお洒落なスタイルとして選択肢の1つになっていますが、場面に合わせて着られるかどうかを判断する必要があります。ここからは、色違いのスーツの選び方のポイントについてです。
上下は対照色にする
まずは、上下の色を対照な色にするというものです。対照とはどういうことかというと、片方に明るめのものを選択した場合にはもう片方は暗めであったり、落ち着いたカラーのもので合わせていくというものです。
例えばジャケットを明るめのカラーのものにしたのであれば、パンツには暗めのカラーを選択します。下半身に暗めのカラーのものを持ってくる事で、上下で色は違っても落ち着きのある印象にまとめられます。
対照色を選ぶことで、上下の衣服が調和する一方でお互いを引き立て合うことができます。これにより、全体のスタイリングが調和している印象を与えられるという訳です。