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ドイツ時計界の至宝「ランゲ & ゾーネ」で大人の男にステップアップする
101.029 ランゲ1ルミナス WG
この時計のムーブメントは芸術と表現したくなるような美しさを持っています。また文字盤の各機構の配置もまさに完璧と言えるでしょう。時計業界を代表する傑作中の傑作と呼ばれることが多い時計ですが、圧倒的な存在感や美しさを見るとそれ以外に形容する言葉がないように感じられます。
ケース径約38.5mm。黒い文字盤は男性らしい印象を与えてくれます。これにより手首を凛々しく演出してくれます。また白い文字盤のタイプは反対に男性らしさを残したままのフェミニンさを感じさせてくれるでしょう。
サクソニア
サクソニアはランゲ1と同じくランゲ&ゾーネの復興時に発表されたシリーズの1つです。その名前はランゲ&ゾーネのルーツであるザクセン州を意味するサクソニアからつけられています。
この時計の魅力は何と言っても王道のドレスウォッチたる風格ではないでしょうか。華美になりすぎず、しかし手首をフェミニンに演出してくれる上品なデザイン性は多くの時計好きが注目しています。
しかしこのシリーズ最大の特徴は美しさにかまけることのない実用性の高さと言えます。カレンダー調整が年に一度のみのアニュアルカレンダーモデルや2つ目のデュアルタイムモデルなど、この時計を所有される方のニーズに合わせた様々な便利機能が搭載されています。
オートマティック 380.027
この時計は6時の位置にスモールセコンドを備えており、サクソニアの中でも最も象徴的なデザインが特徴です。これまでにランゲ&ゾーネが製作してきた数多くの自動巻き式時計の中で最も薄いモデルが、このサクソニア・オートマティックとなります。薄いので装着感が良いところも魅力の1つと言えるでしょう。
スモールセコンドは、10秒ごとの長めの秒目盛に数字が添えられています。これにより視認性を向上させることに成功しました。3時、6時、9時、12時の位置にはダブルアプライドインデックスを配置。これにより時間が更に認識しやすくなっています。
素材は、上品さを感じる18Kホワイトゴールドのタイプとフェミニンさが感じられるピンクゴールドのタイプから選ぶことができます。
オートマティック 380.044
シースルーバックから、ムーブメントの3/4を覆うプレートや、テンプの速度を微調整するスワンネック緩急針、チラネジ付テンワなど丁寧に仕上げられたムーブメントを心行くまで堪能することができます。
この時計の最大の特徴であり最大の魅力はブラウンの文字盤でしょう。ブラウンはケースに用いられたホワイトゴールドとの相性も良く独特の存在感を醸し出します。
上品でシックな佇まいが周囲に落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。この優雅なデザイン性が幅広い年齢層に支持され、また注目を集める秘密となっています。
ムーンフェイズ 384.026
12時の位置の日付表示はアウトサイズデイトを採用しており非常に視認性が高くなっています。また6時の位置にあるスモールセコンド上部にはムーンフェイズ表示が配置されており、バランスの取れた美しさを演出しています。優雅さが光る時計です。
アウトサイズデイトとは通常のデイト表示機能よりも大きな機構の事です。十の位と一の位に別々のディスクを用いることで日付表示させています。またムーンフェイズ機能は月の周期、月齢の経過を表示する機構の事を指しています。
このムーンフェイズ機能に用いられている群青色のプレートは金無垢のプレートにコーティングを施したものです。そのコーティング層をレーザー光で切り取ることで852個の星々の輝きを再現しています。
この精度の高い機械時計にはランゲ&ゾーネの均衡美が見事に表現されており、シックながらも圧倒的な存在感を醸し出しています。
1815
このシリーズ名は創業者アドルフ・ランゲの誕生年からつけられました。アドルフ・ランゲはグラスヒュッテという寂れた村の名を時計の聖地として世に知らしめたことでも知られています。グラスヒュッテは元々、銀の採掘場として発展していた村です。しかし19世紀の前半には鉱脈が枯渇。それから村は衰退の一途を辿っていきました。そんな未来のない村がアドルフ・ランゲにより見事に復興することができたのです。
レイルウェイ仕様の外周とブルースチールの針は、アドルフ・ランゲが好んで採用していたデザインでもあります。またこのシリーズはどのモデルも共通してアラビア数字のインデックスを採用。非常にクラシカルな印象を持たせてくれます。
このシリーズの最上位モデルはグランド・コンプリケーションで年間生産数1本、世界限定6本のみしか存在しません。そのため価格は2億円を越えます。