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ドイツの高級腕時計ブランド「ノモス」に注目!洗練されたデザインが魅せるホンモノの時計とは?
日本でよく知られている海外の高級腕時計ブランドと言えば、ロレックスやオメガに代表されるスイスのブランドが挙げられますね。
実は、ヨーロッパの工業大国のひとつドイツでも、170年以上の歴史を持つ時計の生産地があり、そこで製造されている腕時計が世界的に評価されているのです。
今回はそのドイツの腕時計ブランドのひとつ、ノモス・グラスヒュッテをご紹介します。
ノモスの解説
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ノモスとは
ノモス・グラスヒュッテ(以下、ノモス)は、ローラント・シュヴァートナーが1990年代にドイツの時計の街・グラスヒュッテに設立した、比較的新しい時計メーカーです。
2005年には自社開発のムーブメントを採用し、自社一貫製造を指す「マニュファクチュール」の仲間入りを果たします。
現在、ドイツでは最大の機械式時計メーカーですが、日本ではあまり知名度は高くありません。
しかし、ノモスの時計を知れば知るほど、その洗練されたシンプルなデザイン、コンパクトなケースに凝縮されたグラスヒュッテ170年の技術の賜物に魅力を感じることでしょう。
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特徴・こだわり
ドイツの時計の街グラスヒュッテで「至高」と評されるノモスの腕時計は、一切の無駄を廃したシンプルなデザインが世界的に高い評価を受けており、数々のデザイン賞を総なめにしました。
まさに、「シンプル・イズ・ベスト」の極地にあるような、洗練されたデザインがノモスの特徴です。
もちろん、見た目がただ美しいというだけでなく、文字盤の視認性の高さや精度など、機能面も非常に優れています。デザインの美しさは、確かな技術があってこそなし得るもの。
ノモスのムーブメントは、もともとETA社のPeseux 7001を改造・加工したものが使用されていましたが、2005年にノモス初の自社開発ムーブメント、アルファキャリバーが誕生します。ノモス最初のムーブメントであるアルファキャリバーは、タンジェントやテトラなど、現在もノモスの腕時計で最も多く搭載されています。
グラスヒュッテに脈々と受け継がれている、伝統の格式高い技術力によって作られた精緻なムーブメントは、コンパクトなケースのなかで確実に正確な時間を刻んでいるのです。
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ノモスが生まれた街グラスヒュッテ
ノモスのロゴに刻まれている「Glashütte」とは、ドイツ・ザクセン州にある街の名前で、現代ドイツの時計の街と言われる地域です。
19世紀に入ると、複数の時計工房や製作所、技術者を育成する時計学校などが設立され、スイスと並ぶ時計の一大生産地として発展しました。
グラスヒュッテの時計の技術は、時計の製造が始まった1845年から現代まで脈々と受け継がれており、質実剛健でシンプルなドイツの腕時計は、いくつもの世代にまたがって作られてきいます。多くのユニークな特徴を備え、優れた品質と労をいとわない手作業、伝統技術へ敬意が宿った腕時計は、伝統的でありながら、同時に現代的でもあります。
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15世紀ごろのグラスヒュッテは、ドイツの一大鉱業地域として発展していましたが、次第に銀や銅などの鉱物が尽き始めたため、鉱業が縮小せざるを得ない状況になっていきます。
そんななか、事態を重く見た当時のザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世は、ドイツを代表する時計技師フェルナンド・アドルフ・ランゲをグラスヒュッテに派遣。時計作りの手法をグラスヒュッテの人々に伝えるとともに、時計大国スイスでおこなわれているような時計産業をグラスヒュッテに興すことで、鉱業に変わる新しい産業とグラスヒュッテの復興に成功します。
のちに第一次・第二次大戦、そして東ドイツ時代は厳しい冬の時代を迎えることもありましたが、職人たちによって時計づくりの知識、技術は残り続けました。こうしてグラスヒュッテは脈々と時計づくりの伝統を継承し、今ではドイツのみならず世界的に見ても、最も優れた時計生産地のひとつとなっているのです。
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グラスヒュッテで作られる時計は世界的に評価が高く、この街の時計技術士は、世界中の技術士の中でも最高峰の技術を持つ匠として知られています。
「グラスヒュッテ」という名称には、産地を示すだけでなく、少なくともムーブメントの50%以上をグラスヒュッテで生産している会社だけが自社のロゴに関する「グラスヒュッテ製」という意味もあります。
ノモスはムーブメントの95%以上をグラスヒュッテで生産しており、まさに「グラスヒュッテの至高」の名を冠するにふさわしいブランドなのです。
グラスヒュッテにはノモスを始めとして、ランゲ・アンド・ゾーネ、グラスヒュッテ・オリジナルなど、ドイツを代表する時計メーカーの本社が置かれています。質実剛健でシンプルなドイツの腕時計は、グラスヒュッテから世界に向けて流通しているんですね。
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