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若者が使う「カオス」の意味や使い方を分かりやすく解説!

「カオス」という言葉は、最近の若者たちの間でよく使われています。何となく意味は分かっているつもりでも、正確な所はよく分からない方も少なくないでしょう。実際、カオスという言葉に様々な意味を持たせて使われていますので、今回は若者間で使われているカオスの意味などについて解説します。

若者が使う「カオス」の意味を分かりやすく解説

若者間、特にSNSなどでは「カオス」という言葉が用いられています。割と少なくない頻度で使われているのですが、その意味は何となく分かっていても、明確には分かっていないケースも多い事でしょう。

カオスの意味①混沌

まず、混沌という意味を含んでいます。カオスを日本語に訳せば「混沌」であり、全てが入り混じった状態を表しています。のちにご紹介するように、語源自体はギリシャ神話にある宇宙誕生以前の混ざり合った状態を意味します。

日本語における混沌も、元をたどれば中国の神話においてみられる、天と地が分かれる前の混ざり合った状態を表す言葉でした。それが転じて、現代では色々なものが整頓されておらず、一緒くたになっている場合に使われるのです。

カオスの意味②無秩序

続いて、無秩序という意味もあります。この言葉はそのまま秩序の無い状態を表しますが、そもそも秩序というのは物事における正しい順序の事であって、社会の集団がそれぞれ規則に則って結びついているのが、秩序が保たれている状態になります。

それが無い無秩序とはつまり、社会的集団がばらばらで結びついておらず、それぞれが好き勝手に行動しています。ルールや規則を無視しており、いわば無法地帯になっていると言っても過言ではありません。

カオスの意味③理解不能

様々な意味を持って今日使われているカオスですが、その中でもなじみ深さで言うならば、理解不能という意味が最も当てはまるでしょう。すなわち、自分の理解の範疇を超えている現象に直面しているのを表しています。

所謂一般常識では把握しきれない突飛さやユニークさに富んでいたり、魔訶不識な言動や考え方をする人に対しても、多少の皮肉を込めてカオスという場面があります。少なからず狂気が混じっている何かに対して使っても、違和感はないでしょう。

カオスの意味④混じりあって区別がつかない

混じりあって区別がつかない、というのもカオスの含んでいる意味の1つです。様々な特性や特徴を持っているもの、もしくは人が一か所に集まっていて区別できない状態であり、明確に分けられない際もカオスと表現されます。

例えば何か注目を引くことが起きて、急に人が集まってきた場合には、間違いなくカオスな状態に陥ります。その際はSNSなどでカオスになっていると投稿されるケースも珍しくなく、関係のない人や物が一点に集まっているのを指します。

カオスの意味⑤収拾がつかない

例え一見して秩序が保たれていそうな場面であっても、複数の人が集まってそれぞれの意見を言い合い、まともに議論が出来ないという場面の時も、カオスと使われるケースに数えられます。

関係のある人が集まっていたとしても、個々人が勝手に言い合っていればまとまりなど生まれるはずもなく、それを調整してくれる人も立てられていないので、ゴールが見えない状態となっています。

人同士の集まりの他にも、部屋などがあまりにも散らかり過ぎていて目に余っていたり、何がどこにあるのかも分からない場面も同じくカオスと称されます。

カオスの意味⑥整理整頓できていない

収拾がつかない中でも少し触れていますが、整理整頓の出来ていない時もカオスと言われてしまうでしょう。より砕けた表現に言い換えるのであれば「ぐちゃぐちゃ」となります。

部屋などが誰が見ても明らかにぐちゃぐちゃの状態になっているのがこれに相当し、そのほかにも財布の中身や頭の中など、整理が出来ておらずどこから手を付ければいいかすら分からないのは、混沌や無秩序に通じるところがあります。

「カオス」のそもそもの語源

冒頭あたりで述べている通り、カオスという言葉にはそもそもの語源が存在しています。それは古代ギリシャにまでさかのぼり、当時の言葉で「χάος」、ケイオスがその語源と言われています。

これはギリシャ神話において「宇宙が存在するよりも以前の、全てが無秩序で混沌とした状態」を表します。スケールの大きな言葉になっていると感じるでしょうが、元々の語源であり、カオス理論といった力学においても使われます。

古代ギリシャ人は、見果てぬ宇宙という存在に対して、成立するよりも前は無秩序で整然としていない空間だと認識していました。これが、現代では理解が出来ない、言葉で伝えにくい状況や物を表すようになったのです。

「カオス」と「シュール」の違いは何?

そんなカオスと似たような意味で「シュール」という言葉も同じような頻度で若者を中心に使われています。このシュールというのは、元をたどるとフランスで発生した前衛芸術運動「シュールレアリスム」、日本語で超現実主義を略したものとされます。

一般的にシュールは、日常的ではない奇抜な状態、現実的ではない不条理なさま、などといった意味で使われます。シュールな光景、シュールな人間関係、といった形が代表的です。

今回ご紹介しているカオスは、整然としていない無茶苦茶な状態を表すのに対して、シュールは現実離れしていてあり得ない場合に使われるのです。

「カオス」の使い方を例文でチェック

カオスが様々な意味合いを持っているというのが、大まかにでもお分かりいただけたことでしょう。より使い方を具体的に覚えるために、最後にカオスの使い方を例文で見ていきましょう。

例文①部屋がカオス

まず「部屋がカオス」です。部屋に対して使う場合には、意味の中でも特に整理整頓ができていないというのが当てはまると言え、散らかり過ぎていて足の踏み場すらなかったり、何か探し物があったとしてもほぼ見つからない状態になっているのを指します。

物が無秩序に散乱していて、整理を使用にも簡単には片付かないだろうと誰もが思う、そんな部屋の状態の際には、カオスと表されます。その部屋の主ですら困ってしまうような、無茶苦茶が過ぎる時に使ってみましょう。

例文②カオスな雰囲気

続いては「雰囲気がカオス」です。何となく想像できるかもしれませんが、大抵この使われ方をするときには無秩序で収拾がつかない雰囲気になっており、あちこちで盛り上がっているところもあれば、一人で孤立している人が居たりします。

ちなみに、ベトナムにあるスイティエン公園には、仏像やドナルドダック、魔法学校、ワニ釣りをはじめとした、関連性のみられない大きなオブジェが沢山作られており、まさしくカオスな雰囲気にふさわしい公園になっているようです。

例文③発想がカオス

状態ではなく、人の考え方などに対して使われるケースもあり、それが「発想がカオス」というものです。誰も普通では思いつかないような、言ってしまえば理解不能な考えや発案に対して使われるのです。

発想力に対して使われる言葉に「イノベーション」がありますが、こちらは革新的だったり独創的な発想をしている際に使われますので、どちらかと言えばプラスな意味合いで用いられています。

例文④カオスなメンバー

集まっている面子、組み合わせに対して使われるのが「カオスなメンバー」です。自分が予想していたものとは全く異なる組み合わせのメンバーが集まった時等に、誰も思いつかなかった組み合わせ、などという意味合いで使います。

例えば、飲み会が同窓会の集まりのようなものかと思っていたら、年代も全く異なる人が集まってきて、最終的に老いも若きも一緒くたになったメンバーが構成されたりした場合には、間違いなくカオスなメンバーと言えます。

例文⑤カオスな内容

内容、すなわちいま現実に起きているものではなく、捜索に対して使われる場合に「カオスな内容」と表します。例えば小説や漫画、会話など、普通は筋が通った内容がある筈のものが、荒唐無稽でよく分からない状態になっている際に使います。

この場合、仕上がりが酷くてとても人に見せられるものではないケースと、逆に飛びぬけていてセンスがあるのを褒める意味合いを込めたケースもある様です。

例文⑥カオスな組み合わせ

最後は「カオスな組み合わせ」です。人間は夫が居れば妻がいるというように、ある程度の予測が出来るものです。しかしこの予測を外れた場合には大きく違和感を感じるようになり、かつそれを明確な言葉にできないので、カオスと称するのです。

便利な言葉「カオス」の意味を理解して使ってみよう

状況などが秩序を失っていたり、自分の言葉では表しにくいほど混沌としているような状態の場合は、おそらくカオスという言葉が当てはまる筈ですので、是非とも使ってみてください。

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