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クレジットカードの年会費とは?年会費無料のものがおすすめ?!
クレジットカードと言っても種類は色々とありますが、年会費の有無について考えたことはありますでしょうか?会費が必要な物も珍しくありませんが、無料のカードとどちらか迷う事も多いはず。今回は、クレジットカードの年会費についての解説や、無料のカードとの比較などを行っていきます。
目次
クレジットカードの年会費について
まず、クレジットカードの年会費についてご説明します。これは、カードの利用者が年に1回、カード会社に対して支払う会費の事です。必要な金額については、カード会社や使っているカードの種類によって異なっています。
年会費が請求されるタイミングは、カードの入会日、つまり利用し始めた日と、毎月設定されている支払日によって違いが出ます。
この会費を支払うのは、通常の利用以外に旅行中の万が一に備える「海外・国内旅行傷害保険」や、紛失や盗難による不正利用被害を受けた際の補償が受けられる「紛失・盗難保障」、利用者が現金を借り入れられるキャッシング機能など、付帯サービスの利用にかかる費用等が含まれています。
年会費無料のクレジットカードの種類
この様に、年会費を支払うのは各種の付帯サービスを利用するためというのが主です。勿論、全てのクレジットカードに年会費が必要という訳ではなく、会費を支払う必要のない、無料のカードも様々あります。
年会費無料の種類①初年度のみ無料のクレジットカード
単に無料と言っても制度がいくつかあり、その1つが初年度のみ年会費が無料になるクレジットカードです。クレジットカードを作成した最初の年に限って、年会費が無料なので支払わなくても良いという事になります。
最初の1年の年会費が無料になるのにも、ウェブからの申し込み限定で適用されるというカードもあります。例えばオリコの場合「オリコカード ザ ゴールドプライム」「ザ ゴールド」などがあり、これらはゴールドカードという所謂ステータスカードに該当しています。
年会費無料の種類②永年無料のクレジットカード
2つ目は、永年無料のクレジットカードになります。言葉の通り年会費は永年無料ですので、カードを作成したその年から、翌年以降も基本的には会費を支払う必要はありません。
年会費がかからないクレジットカードは、経済的に余裕がない方にとっては魅力的に映る事でしょう。それは会社側も織り込み済みで、広告としての側面も持っていますので、費用をかけたくない人にもお勧めできますし、比較的審査も簡単になっている傾向があると言われています。
年会費無料の種類③条件付きで無料となるクレジットカード
もう1つ、条件付きで無料になるクレジットカードもあります。こちらは少々特殊になっていて、カードの年間を通しての利用金額が、会社が規定している一定の額を超えていたり、その会社の関連サービスへの登録といった条件をクリアする事で、年会費が無料になるという仕組みのクレジットカードです。
こうしたタイプの、条件によって無料にする事が出来るタイプのカードというのは、カード自体の利用回数や、先に述べたような利用金額などが無料化される条件になっている事が多いです。
条件自体もカード会社やカードそのものの種類によって異なっていますが、初年度の年会費については無料で、翌年度以降は年内に1回でも利用すれば会費が無料になるなど、緩い条件を設けているものもあります。
年会費ありはもったいない?年会費無料クレジットカードがおすすめ
無料のクレジットカードにも、条件が付いているものなど色々と種類がある事がお分かりいただけたでしょう。年会費が必要な物も、紛失時など万が一のサービスが受けられますので利点はありますが、会費無料のカードにも利点は様々あります。
おすすめの理由①維持するコストがかからない
お勧めしている1つ目の理由は、まず維持に関してコストが一切かからない事です。兎にも角にも年会費が不要ですから、コストを一円たりともかける必要が無く、クレジットカードという便利なカードの恩恵を受けられるようになります。
年会費が必要な、所謂有料のクレジットカードの場合、海外旅行や紛失時などをはじめとした万が一のサービスも利用はできます。しかし、全く使っていない場合であっても必ず会費の支払いは必要ですので、一定のコストがかかるわけです。
その為、クレジットカードの利用頻度にある程度のバラつきがある方には、特に無料のものがお勧めできます。利用しない時期があり、会費ばかり支払っていると損しかしていない状態になるからです。
おすすめの理由②使うことでポイントがたまる
2つ目の理由は、カードを使うごとにポイントをためる事が出来るからです。年会費が必要な有料のクレジットカードというのは、各種のサービスが受けられるのに並んで、還元率が高い事もメリットになっていました。
一方で、年会費無料のクレジットカードの場合、還元こそありはしますが比率はやはり有料の方が多いです。しかし、通常の利用であれば、年会費のかからないカードであったとしても、ポイントの還元率としては大差が無いのです。
そもそも、年会費分を取り戻そうとすると、それなりにカードを使わなければなりません。ですので、ランニングコストをかけず、ポイントをためる事が出来れば得が出来ます。
おすすめの理由③補償も充実しているものが多い
すでに何度か解説していますが、年会費がかかるクレジットカードは、その分の様々な補償をはじめとしたサービスの恩恵を、万が一の際に受ける事が出来ます。ですがこれは、年会費を支払わなければ絶対に受けられないものではありません。
つまり、無料のクレジットカードでも保証が充実しているものが多いという事です。旅行中の怪我を保証してもらえる海外旅行保険、国内旅行保険などが代表的で、これが利用付帯であなく自動付帯ならば、ただ持っているだけで保険が利用できます。
また、カード会社と提携している特定の店舗で使えば、割引サービスや特典などが付帯するもの、ショッピング保険が付帯しているものなど、補償内容が充実している無料のカードも少なくありません。
年会費無料クレジットカードについてのよくある質問
やはり、ランニングコストが必要ない、会費を支払わずにポイントを溜めたり、保証も受けられるなど無料で使えるクレジットカードの利便性は優れていると言わざるを得ません。実際に年会費無料のクレジットカードを作るにあたって、よくある質問にお答えしていきましょう。
質問①発行手数料はかかる?
まず、発行手数料がかかるのかについてですが、カードを発行する上で手数料がかかる事は、基本的にはありません。ただ、発行に関しては手数料なしで作れる場合が大半ですが、解約の際には手数料が必要なケースがあります。
その他にも、カードが盗難されたり、紛失した場合の再発行に際しても手数料が必要になる事があります。なお、年会費が無料ではあっても、リボ払いや分割払いなどを利用した場合には、それらの返済にかかわる手数料も必要になります。
質問②サービスの質は落ちる?
やはり、無料と有料と別れている分、両者間でサービスの質に違いがあるのか、特に無料の方が質が劣っているのではと思われるのも、ある種致し方ないところはあるでしょう。こちらについても、年会費が不要だからと言って、カードで利用できるサービスの質が劣るなどという事は原則としてありません。
会費の金額が無料だろうと有料だろうと、ショッピングなどの支払いにクレジットカードを利用する事は問題なく可能です。また、各カード会社のポイントサービスも利用でき、還元率の高いものもあれば、充実した保証サービスを受けられるものもあります。
質問③セキュリティ上の問題はない?
もう1つ、セキュリティ上の問題についてですが、これも基本的に、同じ会社のほかのカードに比べてセキュリティが劣る事はありません。年会費の有無によってわざわざセキュリティの質を変えるのは、会社側としてもコストがかかりますので、そうした問題はないと考えて良いでしょう。
ただし、基本的に会費が有料か無料化でセキュリティに差を設けられることは無いとしても、カード会社毎でセキュリティ面の充実度やサービスは異なります。その為、選ぶ際には安全な利用が出来そうかという観点も見ておくことを推奨します。
年会費無料クレジットカードの選び方
一度調べてみれば、年会費を支払わなくても良い無料のクレジットカードというのは、たくさん見つけられる事でしょう。ついついどれにすればよいか迷ってしまいがちですが、自分に合ったカードを選ぶためのポイントをご紹介します。
選び方①ポイントの還元率
1つ目は、ポイントの還元率です。クレジットカードを利用するごとに、利用した金額の内の何パーセントかをポイントとして還元するサービスは、大抵の会社で取られています。当然ながら、還元率が高い方が、利用した金額に応じて多くのポイントを効率よく溜められます。
カードの利用する頻度が高く、利用金額が高ければ高いほど、ポイントの溜めやすさ、効率には差が生じます。無料のカードで高い還元率というのはあまり多くは見かけませんが、2%など1%以上の高いポイント還元率が特徴的なものもあります。
選び方②サービスや付帯している保険
2つ目に、サービスや付帯している保険の数、充実度を見てみましょう。無料のカードをお勧めしている理由の中でも触れた通り、年会費無料のクレジットカードであっても、保険やサービスなど特典が付帯しているものは決して少なくありません。
保険で言うと、海外旅行、国内旅行の保険が付いていれば、旅行先で怪我などを負った際にも保障を受ける事が出来ますし、ショッピング保険が付帯していれば、カードで購入した商品に破損、盗難などが発生した時にも、同様に保障を受けられます。
その他、使う事で商品券やクーポンなどがプレゼントされ、お得に使えるカードもありますし、ガソリンを入れるのに使う場合には特定のスタンドで入れる時に常時割引が適用されるなど、カードごとで独自のサービスも設けられています。
選び方③搭載されている便利機能
もう1つ、決済の時に使える便利な機能があると使いやすいです。例えばタッチレス決済に対応しているクレジットカードの場合、名前の通り非接触でカードを使用する際の読み込みに時間を要することなく、スムーズに支払いを終えられます。
その他にも、スマートフォンで使えるアプリケーションのアプリを登録する事で、QRコードによる決済が可能になったり、後にアプリで支払い通知が届いて、リアルタイムで利用内容を確認できるなどの機能もあります。
年会費無料のクレジットカードを選ぶ際の注意点
選び方は色々とありますが、やはり少しでも費用を抑えたい場合、年会費のかからないクレジットカードを選ぶという選択肢はかなり優先される事でしょう。最後に、様々ある無料のクレジットカードを選ぶ際の注意点についても押さえておきましょう。
注意点①途中で年会費が発生する可能性がある
1つは、途中から年会費が発生する可能性がある点です。無料のクレジットカードにもいくつか種類がある事は紹介しましたが、その中にある初年度のみ無料のタイプの場合には、翌年度以降から自動的に会費を支払うようになります。
特に、学生向けのクレジットカードであったり、若者向けに作られているカードだと、卒業や一定の年齢を超えてから会費が発生するという仕組みになっているものもあります。必ず、今後に会費を支払う必要があるかを確認しておいてください。
注意点②初年度無料のカードは翌年の条件を確認しておく
会費が無料のカードには、初年度無料、翌年度以降永年無料、そして条件付きで無料のものがあるわけですが、永年無料のものは特に気にする必要は無いとして、初年度のみ無料と謳っているカードは、翌年度以降も何かしらの条件で無料にできるものが多いです。
よくあるのは、2年目以降も年内に1回以上カードを利用するだけで無料になるなどがあり、使い勝手が良い条件となっています。バラつきこそあれど、カードを使う場面が想定できるのであれば、そうした条件付きのクレジットカードも選択肢に入るでしょう。
注意点③ETCカードは年会費が発生する可能性がある
ショッピングに使えるクレジットカードに加えて、高速道路等で使えるETCカードも同時に発行できる場合には、年会費が発生する可能性があります。これは意外と盲点であり、ETCも同時に作ると年会費か手数料、またはその両方が必要になる事があります。
例えば流通系カードである「楽天カード」の場合、クレジットカードだけであれば年会費は必要ありませんが、ETCカードを作る際には別で550円の年会費が必要になります。
注意点④カードの増やし過ぎに気を付ける
会費が無料だからと言って、カードの増やしすぎにも気を付けてください。クレジットカードの所有枚数に上限こそありませんが、多くなる分管理も大変で、紛失などのリスクも高くなります。
ポイントを効率的にためてお得に使いたいのであれば、使用するカードはある程度絞り込んで使う事をお勧めします。
お得な年会費無料のクレジットカードを作ってみよう
年会費が無料のクレジットカードにも、保証がとても充実していたり、ポイントの還元率が有料のものと大差なかったりと、お得に使う事が出来るものが沢山あります。是非ライフスタイルに合う1枚を使ってみてください。
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