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職場にいるお局様の特徴と心理とは?上手な対処法を解説!

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お局様といえば、職場にいる厄介でいつも目の上のたん瘤的な存在を思い浮かべるでしょう。実際振り回される事が多く、ストレッサーになっている方もおそらく少なくはないと思われます。本記事では、そんなお局様の特徴や、自分がストレスを溜めないための上手な対処法などをご紹介します。

「お局様」とはどういう意味?

そもそもお局様というのは、本来の意味では「職場を取り仕切っているベテランの経歴を持つ女性」の事です。元の意味だけであれば、非常に頼りがいがあって相談なども出来そうな人物に見えます。

しかし、どこから意味合いが変化していったのかは定かではありませんが、現在では「意地悪な先輩女性社員」「口うるさく指図してくる先輩」といった形で使われるようになり、ほぼ100%ネガティブな意味合いで使われます。

その他、婚期を過ぎているのに結婚できていないというイメージを持たれるところもあり、まとめると未婚で口うるさい女性社員という事になります。同じ条件でも、尊敬できる相手であったなら、お局様とは呼ばれないのです。

お局様と言われる人にはどんな特徴がある?

昨今どの程度使われているかどうかは分かりませんが、お局様の正しい意味と、現代における使われ方の中での意味をそれぞれご紹介しました。では、実際のお局様というのはどんな人なのでしょうか?

お局様の特徴①人によって態度が変わる

まず1つ目の特徴は、相手によって態度を変える事です。これはお局様と呼ばれている女性社員の特徴としてまず真っ先に挙げられ、かつ最も多いとされていて、仕事の中で人毎で態度が変化するのです。

特に後輩、それも女性社員に対しては、口調が強く自分の価値観を押し付けてくるといったような、非常に厳しい態度を取りがちであると言われています。そういった態度を取っているのは、大抵気に入らないからというのが理由になります。

逆に、気に入っている人であったり、男性社員相手には猫を被ったような態度を取ったりします。お局様でもそうでなくとも、相手の立場などによって態度を変える人を尊敬しようと思っても、難しいところでしょう。

お局様の特徴②言うことが気分によって変わる

2つ目は、その日その時の気分によって言う内容が変化する事です。お局様には、気分にムラがある人というのも少なくない様で、その日の体調、気分などで言っている事がコロコロ変わるのです。

仮に自分が同じことをしたり言ったとしても、気分や体調が良ければ褒められ、逆に悪い時にはネチネチと嫌みを言われる事もあります。そういった耐性の無い方にとっては、顔色を毎日窺わなければならなくなります。

その機嫌が悪くなるタイミングや理由というのも、当人にしか分かりません。その為、周りの人はどう接すればよいのかわからず、日々振り回されることになります。

お局様の特徴③後輩の女性に厳しい

3つ目は、後輩の女性社員に厳しい傾向がある事です。人によって態度を変える中でも少し触れていますが、お局様というのは自分よりも若い女性というのを嫌う傾向にある様です。

若いために周りの人たちからチヤホヤされるためなのか、後輩女性社員を快く思っていません。その社員に何の落ち度も問題も無かったとしても、冷めた態度を取ったり、キツい言い方をして精神的に追い詰めたりします。

「なんでできないの?なんで理解できないの?」といったセリフはもはやテンプレとも言えるほどで、さも自分の方に落ち度があるかのように言ってくるのです。

お局様の特徴④理不尽なことで怒り出す

理不尽な事でよく怒るのも、お局様にはよくある事です。先に述べた通り気分にムラがある人が多く、気分が良い時ならばまだ問題にはなりませんが、気分が悪いときにはどんな対応をされるか分かったものではありません。

もし自分にとって不都合な事が起きた場合、いきなり大声で怒鳴ってきたり、相手の事情も意見も聞かなくなったりします。また、そんな事で怒るのか、と思うようなところで怒ってきたりもするので、所謂「地雷」を抱えているのです。

お局様の特徴⑤陰口や嫌味が多い

5つ目は、陰口や嫌味を常に言っている事です。基本的に周りの人の嫌味、陰口を言うのが大好きで、褒めるよりも人を貶める様な発言をコソコソというのが好きなのです。

特に、会社であれば入ってきたばかりの新入社員であったり、それなりに在籍していても自分より後輩で、おとなしめの性格の人はそのターゲットになりやすいです。自分よりも社内では弱い立場なので、陰口を言ったり、本人の目の前で嫌みを言ってきたりします。

お局様の特徴⑥自分のミスを認めない

お局様当人がミスをした場合には、当然注意されたりすると思われるかもしれませんが、基本的に一切自分がへまをした、ミスをしたといった事については認める事はありません。

自分が長年勤めてきたという事実、そしてその過程で生成された余計なプライドから、ミスを受け入れるという事が出来ないのです。仮に指摘された場合には、本当に自分が原因のミスなのか、そもそもミスをしたのかなど、とぼけた態度を取ってきます。

そして、逆に自分以外の誰かがミスをした場合には、ここぞとばかりに追及してきます。つまり、自分のミスは認めないのに、他人のミスについては執拗に責めるのです。

お局様の特徴⑦自分の苦労話が多い

もう1つ、自分の苦労話を多く話す事も特徴に挙げられます。特にこちらが聞きたい訳でもないのに、昔の自分の苦労話をして「自分は寝ないで働いていた」「今の若い世代は楽ばかりしている」などと言ってくるのです。

昔と今では働く環境も、若い世代の仕事に対する捉え方も何もかも変わっていますので、変化しているのは当然のことです。それを全く無視して、自分の世代はこれだけ苦労したのに、今の若者が楽をしていると要らぬ説教をしてきます。

お局様が持つ心理とは

お局様がいるとどんな事をしてくるのか、特徴から想像できる事でしょう。居ても迷惑な事ばかりしてくるので、居てほしくないのは誰もが思う事ですが、ではなぜそんな嫌味な態度や嫌われるような態度ばかり取っているのでしょうか?

心理①プライドが高くて負けず嫌い

1つ目は、プライドが高く負けず嫌いな事です。お局様に限らず、プライドが無駄に高く負ける事を嫌っている人というのは、それを守るために自分よりも優秀な人をターゲットにして、嫌味や意地悪な態度を取り続けます。

特に、顧客を多く持っている方などを妬んで、そうした態度で接してくるケースがあります。ネガティブな要素ばかり持っているお局様になっているという事自体、当人は気付いていない事が多いです。

心理②職場が唯一の居場所になっている

2つ目は、職場が自分にとっての唯一の居場所になっている事です。お局様の中には、職場こそ自分の唯一居られる場所だと思っている人が多い傾向にあるとされています。

特に、仕事を優先した結果、婚期を逃して未婚のままの人であったり、長年勤めてきた人にとっては、プライベートで寂しさや居場所の無さを感じている分、仕事場に対する執着が強くなるのです。

こうした心理の働いているお局様は、自分の居場所が会社にしかない、と考えています。それゆえに、今の自分の立場を脅かすかもしれない人に対してはとても攻撃的な態度を取ってくる、という訳です。

心理③自分が会社を仕切っていると思っている

お局様にも色々と居るのは間違いありませんが、自分が会社を取り仕切っている、という思い込みをしている方も居ます。その為、職場内の人間関係、仕事内容などについても熟知していると思っているのです。

そうした勝手な自負からなのか、新しく入ってきた社員や若手の人たちに対して、上からの目線になってしまっている可能性があります。加えて、誰よりも職場の状況を理解している立場に居たいので、プライベートな話まで突っ込んできたりもします。

そうした行動を繰り返す事で、経歴が長く周りの人からも信頼される人物だ、と思い込みたいのでしょう。実際は、はた迷惑なベテラン社員という立場になっている事に気づかないままです。

心理④ストレスを抱えている

勤続年数の長い人が課長、部長といった役職に就くことも、勿論珍しくありません。それは男性でも女性でも変わりはなく、そうした役職に立つ以上は、部下を指導する立場になりますので、相応に責任も増えます。

人の上に立つ立場の人は、その分ストレスを抱えてしまっている事も多く、結果的に周りへの当たり方がきつくなってしまっている、というケースもあります。元は優しい性格である人も居たので、そうした致し方のないお局様というのも存在している訳です。

職場にいるお局様への上手な対処法

一口にお局様といっても、とても頑固で独りよがりな性格の人も居れば、立場上の責任からそうなってしまった、というケースまで様々あります。そうはいってもこちらにストレスを与える存在である事に変わりはありませんので、上手な対処法を実践すべきです。

対処法①褒めて立てる

まずは、自然な感じで褒め立ててみましょう。立場が上のお局様というのは、自分の今の立場を守る事に固執している傾向が多いです。その為、自分自身を優秀だと実感させてくれるような相手を気に入るのです。

仕事の内容だけに留まらず、相手が無駄に語ってくる人生経験などもそれとなく褒めてみると、ターゲットにされる可能性を下げられます。褒めれば悪態をつかなくなるというのは、ある種単純といえるかもしれません。

対処法②仕事の相談をする

2つ目は、仕事に関する相談をする事です。面倒なお局様に仕事で相談をしに行くなど嫌に思うかもしれませんが、基本的に仕事に対して積極的な姿勢を見せるような人には良い印象を持つからです。

今後の自分のキャリアプランや、業務内容などについて、真剣にあてにしていなくても良いので相談を持ち掛けてみましょう。その結果自分の味方に付けられれば、より自分の仕事もしやすくなると思われます。

対処法③仕事を積極的に手伝う

3つ目は、お局様の仕事を積極的に手伝う事です。お局様は相手にして徹底的に戦うのではなく、如何にして自分の味方に付けるかを考えたほうが精神的に楽です。その為には、仕事上の接点を1つでも多く作るのが重要になります。

どれほど嫌味を言ってこようと、手厳しい態度を取ってくるお局様であろうと、自分の仕事を手伝おうとしてくるような人に対しては、好意的な印象を持ってくれるはずです。少なくとも、嫌われてしまう事は無いでしょう。

対処法④できるだけ関わらない

どれほど自分からへりくだって接していても、どうにも関係か改善できないようなお局様もいます。もしも仕事上関わる必要のない相手なのであれば、出来る限り距離を置いて、極力関わらないようにするのが一番の手段となるでしょう。

自分は自分の受け持っている仕事に没頭して、休み時間も出来る限り関わらなくて済むように、物理的な距離も取りましょう。また、仮にどれだけお局様から嫌な事を言われても、真面目に受け取らずに聞き流すよう心掛けてみましょう。

対処法⑤嫌味や小言は無視する

嫌味、小言を言ってくるようなお局様は絶えませんが、それらにまともに取りあったところで更に面倒な状態を招くだけです。ですから、どれ程面倒な事を言ってきても、聞いているふりをして無視でもしておけば良いのです。

ただし、あからさまに無視をするというのは止めておきましょう。その無視をしたという事をいろんなところで言いふらされる可能性が高いので、空返事でもしておいて中身を受け取る必要は全くありません。

対処法⑥あまりにひどい場合は記録に残す

もしもお局様の対応、態度がひど過ぎると思った場合には、記録に残す事もお勧めします。職場におけるいじめ、パワハラに認定される可能性があるので、その内容を具体的な形で記録に残すと良いでしょう。

その際、内容はできる限り具体的に残す事が大切です。いつ、どこで、誰に、何をされたか、その時の周りに誰がいたかといったような事も残しましょう。録音などをするとより具体的な証拠にできますので、ハラスメントとして証明しやすくなります。

対処法⑦上司や他の社員に協力してもらう

自分一人での対処が難しければ、信頼できる上司や社員に相談をし、協力を持ちかけるのも手段の1つです。お局様に何かを依頼しなければならない場合にも、上司や男性社員を頼ってみれば、すんなりと受け入れてもらえるでしょう。

ただし、状況によっては上司であっても、お局様に対処するのが難しい事もあります。問題行動が目に余るという場合には、記録に残す以外にも、上司、あるいは会社の窓口などを頼ってみてください。

お局様への対処がうまくいかない場合は

自分でできる対処法は尽くしたけれど、それでも状況が変わらないといった場合には、転職を考えてみましょう。できる限りの事はしたので、それ以上無理をしてい座り続ける必要はありません。もっと楽に仕事が出来る場所を探してみるべきです。

お局様の心理を理解して上手に対処していこう

職場において長く気分良く働いていくためには、何よりも人間関係を良くしておくことが必要不可欠です。お局様への対処は難しいかもしれませんが、心理を理解すれば対処法も出てきますので、是非ともうまく付き合っていってください。

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