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タグ・ホイヤーの腕時計の魅力に迫る!なぜ「高級時計の入門モデル」と評されるのか?
スイスの高級腕時計メーカー「タグ・ホイヤー」の腕時計は、ロレックスやオメガと並び、日本でも着用者の多い時計として挙げられます。
そんなタグ・ホイヤーの腕時計は、スイスの高級腕時計に求められる品質や実用性をクリアしているのはもちろんなのですが、そのうえで、10万円台から購入できるという買い求めやすさから、「高級時計の入門モデル」「高級時計初心者向け」などと評されます。
今回は、20代~30代の高級時計入門世代にピッタリのタグ・ホイヤーの腕時計について解説していきます。
タグ・ホイヤーの解説
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タグ・ホイヤーとは?
1860年、ドイツ系スイス人のエドウアルト・ホイヤーが、「エドウアルト・ホイヤー・ウォッチメーカーズ(ホイヤー社)」を設立したところから、タグ・ホイヤーの時計づくりの歴史は始まりました。
当初からスポーツ用のストップウォッチやクロノグラフの開発を手がけており、現在まで続く「スポーツウォッチのタグ・ホイヤー」の素地は、設立当初からすでにできあがっていたと言えるでしょう。
1960年代には世界初の防水クロノグラフ角型時計「モナコ」、自動巻きクロノグラフ「クロノマチック」を開発するなど、ホイヤー社はスイスの高級腕時計業界のトップランナーとして走り続けます。
1969年発表のクロノマチック
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1970年代のスイスの時計業界は、「クオーツショック」無しには語れません。日本の腕時計メーカー「セイコー」がクオーツ腕時計を開発。
それまで主流だった機械式に比べ、メンテンナンスの必要がなく、誤差も少ない、さらにはセイコーが特許を公開したことにより、腕時計メーカー各社が製造に参入。腕時計の軽コスト化が急激に進み、スイス国内の時計生産は壊滅寸前まで打撃を受けることになってしまいます。
当時のホイヤー社もクオーツショックの煽りを受け、1982年には同じくスイスの高級腕時計メーカーであるピアジェの傘下に入り、社長のジャック・W・ホイヤーは経営から撤退、ホイヤー一族による経営は途絶えてしまいます。
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しかし、3年後にはピアジェ傘下を離れ、サウジアラビアの投資会社TAGグループによって子会社化。ホイヤー社は「タグ・ホイヤー」へと社名を変更することになりますが、その後、1999年にはTAGグループを離れ、今度はフランス・パリに拠点を置く世界最大のファッション企業グループLVMHの傘下に入ります。
このとき、LVMHのCEOだったジャン・クリストフ・ババンが意外な行動に出ます。かつてホイヤー社を経営していたホイヤー一族最後の社長ジャック・W・ホイヤーを名誉会長に迎えるのです。
そんな紆余曲折を経て来たタグ・ホイヤーも2014年には創業140周年を迎え、今なお高級スポーツウォッチメーカーとして業界を牽引しています。
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特徴・こだわり
タグ・ホイヤーの大きな特徴・こだわりは2つ、スポーティーでありながらドレスウォッチとしても魅力的なこと、高級時計のエントリーモデルに最適な価格帯であることが挙げられます。
タグ・ホイヤーの腕時計の人気モデル「カレラ」や「モナコ」は、モーターレースに強いインスピレーションを受けています。
タグ・ホイヤー カレラ クロノメーター
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レーシングカーのコクピットを模した文字盤のデザインはもちろん、ドライバーが着用する腕時計としての実用性・操作性をとことん突き詰めているため、タグ・ホイヤーの腕時計は世界一のスポーツウォッチと言っても差し支えないでしょう。ラグジュアリーとスポーティーが同居する唯一無二の時計が、タグ・ホイヤーのモデルなのです。
さらに、タグ・ホイヤーの腕時計に搭載されているムーブメントは、極めて厳格なスイス腕時計の精度基準を満たしていながら、10万円台から購入できるリーズナルがモデルが多いという特徴があります。
20代~30代のボーナスで購入でき、さらに周囲の人達にも自慢できる、高級腕時計ビギナーに最適のブランドと言えるでしょう。
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愛用している有名人
ここでは、タグ・ホイヤーの腕時計を愛用している有名人をご紹介します。日本の芸能人からハリウッドスター、世界的なアスリートまで、大人の男性が好んで身につけているイメージのあるタグ・ホイヤー。どんな方が着用しているのでしょうか?
日本国内の有名人着用ケース
プロテニスプレイヤーとして世界で活躍する錦織圭選手は、タグ・ホイヤーのグローバルアンバサダーを務めています。
また、錦織選手自身が監修を務めたコラボレーションモデルもリリースされています。
世界が認めるスポーツウォッチを数多く排出するタグ・ホイヤーは、トップアスリートとして日本を飛び出して活躍している錦織選手にぴったりですね。
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海外のセレブ着用ケース
タグ・ホイヤーの人気モデル「カレラ」は、広告モデルに当時人気絶頂だったハリウッド俳優のブラッド・ピッドを起用。今なお続くタグ・ホイヤーのブームの火付け役となりました。
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また、タグ・ホイヤーは数々のハリウッド映画で目にすることができます。
たとえばトム・クルーズ主演、2012年公開の映画『アウトロー』では、悪役を演じたジェイ・コートニーがタグ・ホイヤー アクアレーサー キャリバー5を着用。スナイパーという役どころだったため、画面いっぱいにアクアレーサーの文字盤が映し出されるシーンもありました。
タグ・ホイヤー アクアレーサー キャリバー5
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もちろん、俳優だけでなく世界的に有名なボクサーやレーサーなど、一流アスリートに愛されているのがタグ・ホイヤーです。