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メンズスーツのインナー正しい選び方と着こなしポイントとは?
スーツを着る際には、ジャケットやワイシャツなど目に見えるものに目がいきがちですが、インナーに関してこだわっている方はあまり多くないのではないかと思われます。インナーも時代とともに選択肢が増え、着こなし方も変化が出てくるようになりました。今回はスーツのインナーの選び方について詳しく解説します。
目次
メンズスーツのインナーは?
スーツにおけるインナーというのは、ワイシャツやその下の肌着などを指すものです。アンダーウェアとも呼ばれることがあり、夏場などの場合には特にジャケットを着ないような季節になってくることからこだわりが求められる時もあります。
日本ではアンダーウェアや肌着を着る習慣が根付いていますが、ヨーロッパなどではワイシャツ自体が下着のような扱いとなり、インナーを着ない事の方が多いようです。
日本の気候はよく知られているように高温多湿であることから、汗をかきやすい事も相まって必要性があるわけです。これ自体も着こなしやお洒落を左右する部分があるために、ジャケットやワイシャツなどと同じくこだわる必要が出てくるのです。
メンズインナーの種類
インナーと一口に言っても、定義によっては肌着だけではなくワイシャツなども含まれることがあります。例えばビジネスにおいてはスーツを着ますので、ワイシャツをインナーとすることが基本になっています。
ビジネスであればワイシャツが該当するインナーですが、オフィスカジュアルなどある程度崩した着こなしが許容される場であれば、ノーカラーのシャツ・ニット・無地のポロシャツといったようなものもインナーに使うことができます。
更にカジュアルな場面では、Tシャツなど襟のないものもインナーとして着用して良いでしょう。ビジネスシーンには不向きですが、リモートワークなどでは無地やボーダー程度ならば許容されることも多いようです。
襟があるかどうかにかかわらず、柄のあるインナーやサイズが大きいタイプのものは基本カジュアル系統に該当しますので、使うことができる場面が限定されるのも覚えておきましょう。
メンズスーツのインナー正しい選び方
メンズスーツのインナーは、肌着だけではなくシャツなども該当する定義になっています。ここからは、インナーを選択する際の正しい選び方のポイントを解説していきます。
スーツインナーの選び方①サイズ
まず必要なポイントとしては、インナーのサイズ感です。適切なサイズのインナーを選ぶことで、スーツ全体のシルエットを美しく見せられるようになります。
インナーが適切なサイズであれば、スーツの上からシャツやアンダーシャツが滑らかにフィットし身体のラインを美しく強調します。サイズが小さすぎると窮屈で動きづらくなり、逆に大きすぎるとたるんで動いた際に不快感を覚える可能性があります。
適切なサイズのインナーは着心地が良く、一日中快適に過ごさせてくれます。カジュアルな場合はシルエットが見えづらい余裕もある程度必要ですが、スーツのインナーについては上にシャツを着る関係上、ジャストフィットであることが望ましいです。
スーツインナーの選び方②デザイン
続いてのポイントは、デザインです。季節によって半袖や長袖、タンクトップなどの選択肢がありますが、ビジネスの場を想定した場合には半袖タイプがおすすめです。
半袖のインナーは季節を問うことなく着用することができる汎用性の高さがあります。長袖は寒くなってくる秋冬当たりが適切です。タンクトップは縫い目が目立ったり汗が染みやすい為、ビジネスシーンでは避けた方が良いでしょう。
襟のデザインも、Vネックなのか丸首、Uネックなのかという2つの選択肢があります。両方ともビジネス用としては特に問題ありませんが、ノーネクタイなどクールビズでありがちなスタイルなら、第1ボタンを外しても見えないUタイプがおすすめです。
スーツインナーの選び方③着丈
着丈についても注目してもらいたいポイントになります。メンズスーツのインナーを選ぶ際に着丈が重要な理由は、スーツ全体のバランスやシルエットを形成する上での影響があるからです。
着丈が短ければずり上がってしまってズボンのベルトを外し直す必要が出てきますが、着丈が長めのシャツを取り入れることで、そうしたトラブルを防ぐことができます。
オフィスカジュアルのインナーの選び方
最近ではかっちりとしたビジネススタイルだけではなく、オフィスカジュアルを容認する会社も増えていることでしょう。ある程度自由が許される中でインナーも選択肢が増える分、迷うことが多いのではないかと思われます。
オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアルとは、仕事やビジネスの環境においてフォーマルなビジネスウェアよりもカジュアルな服装を指す言葉です。カジュアル要素を取り入れたビジネスファッションとも言い換えることができます。
ビジネスカジュアルな雰囲気では、カジュアルなシャツやブラウスが許容されることがあります。この場合、通常のスーツに比べてデザインや色の選択しがより自由になっています。
ちなみにビジネスカジュアルは、対外的な客人と接することを前提とした職場向きのスタイルであるのに対して、オフィスカジュアルは社内の人物とだけ関わることを想定したスタイルになっています。
オフィスカジュアルの装いポイント
明確な定義が存在していないオフィスカジュアルは、選択肢が多くなる分迷う方も多いことでしょう。ただ、ビジネスの場でもスーツ程ではないにしてもオフィシャルさを保つ服装であるために、清潔感や身だしなみなどの必須な点は押さえておくべきです。
特に冬場の場合には、ジャケットの下に目立たないニットなどを防寒用として着ている方も少なくないと思われます。その場合には、普段着で使っているインナーをそのまま使っても問題はありません。
ニットを着ていれば透けることもまずありませんので、保湿性や吸湿速乾性など見た目よりも機能性重視で選んでも良いでしょう。
季節によるインナーの上手な選び方
インナーの選び方は色々とありますが、季節によって着用するインナーも変わってきます。そういった点から、特に悩みがちな夏と冬それぞれのインナーの選び方のポイントをまとめました。
夏のメンズインナー選び方
夏のスーツのインナーを選ぶ際には、やはり通気性や涼しさ、快適さといった点を重要視することとなります。吸湿速乾性のある素材は汗を素早く吸収して外部に発散し、清潔感を保ちながら快適に過ごせるため夏にぴったりです。
最近では冷感機能を備えたインナーも展開されています。直接肌に触れるインナーである分ひんやりとしていて、暑い夏場でもすぐに涼しさを得られます。夏場の暑さ対策もしたいという方におすすめです。
冬のメンズインナー選び方
対して冬のスーツのインナーを選ぶ際には、保温性と快適性に注目するべきです。当然ながら寒くなっている季節ですので、半袖のインナーも使えないわけではありませんが基本は長袖のインナーを使用するのがおすすめです。
インナーウェアは薄手でも保温性の高いものを選び、重ね着をすることで寒さから身を守ります。例えば、薄手のシャツにウールのセーターやカーディガンをプラスすると更に暖かく過ごせるでしょう。
メンズスーツのインナー着こなしポイント
フォーマルやカジュアルのバランスが難しいオフィスカジュアルの場合は、特に選択する際に迷いがちですので何を重要視するのかを押さえておきましょう。最後に、メンズスーツインナーの着こなしポイントについてです。
インナーのポイント①ワイシャツと色をあわす
1つ考えておきたいのが、ワイシャツと色を合わせておくということです。基本的にワイシャツのインナーとしては清潔感がある白無地が推奨されています。
白無地で目立つ場合は、ワイシャツとインナーを同じ同系統のカラーで合わせることで、透けても目立ちにくいでしょう。ベージュカラーライトグレーなど、比較的肌に近い色も透けにくいので悪目立ちする事もありません。
インナーのポイント②黒はNG
白や肌に近い色のインナーとは対照的に、ブラックのものはシャツをくすませてしまうなどの理由から避けるべきです。普段着のインナーとしてはよくありますが、ことスーツのインナーとしては適していません。
ワイシャツが白の場合には正反対の色ですので完全に透けて見えてしまうというのもありますので、基本的にインナーが見えない季節以外は避けておくようにしましょう。
正しくインナーを選んで快適にお過ごしください
インナーにも様々な種類がありますし、意外と選択1つで仕事中の快適さが左右されるといったケースも十分あります。是非本記事を参考に、ビジネスマネーに反しない、快適に過ごせるインナーをビジネスファッションに取り入れてみてください。