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実は奥深い「サンダル」の魅力。大人顔の一足を手に入れる。厳選アイテムをご紹介。
グルカサンダル 注目したい2つのブランド
ここ数年コロニアルファッションが注目されてきた流れでしょうか、グルカサンダルが俄然注目されてきました。サンダルという分類よりも、メッシュ使い、夏向きの靴と言った印象です。ストラップを使い、踵をオールドしてくれるので街歩きや長い時間のドライブでも疲れ知らずです。
そもそもグルカとは大英帝国時代のイギリスに仕えたネパール人傭兵、その部族の名前に由来してます。インドを支配下に置きたいイギリス軍を、勇猛果敢に支援したのがグルカ兵だったのです。彼らが身に付けていたミリタリーパンツの意匠はグルカパンツ(ショーツもあり)に引き継がれました。そして足元はサンダルのようなデザインが継承されました。
パラブーツ
https://www.instagram.com/p/BkOxVBxFO6r/?hl=ja&tagged=%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84
これまではパラブーツの夏靴と言えばローファーのコロ―が大定番でした。デニムとの相性も良く、アメリカやイギリスのローファーとは違うエレガントな印象がウケていました。しかしメンズファッションの志向がイギリス寄りなった影響なのでしょうか、上記のような背景のあるグルカサンダルがパラブーツの夏定番となりそうな勢いです。
http://rootweb.jp/products/brand/paraboot/
コーディネートの基本は素足履きのローファートと同じです。足元を軽く、デニムならロールアップ。ショーツにもハマります。パラブーツならではの歩きやすさはサンダルでも健在です。
フラテッリ・ジャコメッティ
http://www.arknets.co.jp/category/A10_B_A_F_842/A10_FG166_TEJUS_MARRONE.html
イタリア北部ドロミテ、アルプスを眺めるベネト地方に唯一残る職人メーカーのブランドです。この地方には農業や登山用に向けたノルベジューゼ製法に代表されるハンドメイドの歴史が残っています。その伝統的な工法や文化を継承し、現代化する事に成功したのがジャコメッティ(兄弟)でした。
生産量が限られるため、また素材使いにも妥協がないため価格はどうしても高価になってしまいます。しかし夏しか履かない製品なので、お手入れ次第で長く付き合える一足です。ソールはレザーを使ったものが多くサンダルでありながらエレガントない印象があります。素足でも、ソックスでも。