記事更新日:

至高の腕時計!マニュファクチュール、ジャガー・ルクルトの魅力

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
  • B!

誰もが一度は耳にしことがあるはずのブランド、ジャガー・ルクルト。時計マニアでなくとも、いつかは手に入れたい。そんな高級腕時計の代表ともいえるブランドです。

現在も、ジャガー・ルクルトの製品はスイスのポラントリュイにある1400人規模の工房にて、専門のクラフトマンたちの手によって生産されています。

今回の記事は、歴史と伝統、技術を受け継ぎつつ、たゆまぬ革新を続けるジャガー・ルクルトの魅力に焦点を当ててご紹介します。

時計界の重鎮 ジャガー・ルクルトの概要

スイスの小工房から始まったジャガー・ルクルト

http://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/our-maison/the-manufacture.html?JLCclick=menubar

今年で創業185年目を迎えるジャガー・ルクルト。1833年に誕生したこのブランドは、アントワーヌ・ルクルトのスイスの小さな工房から始まりました。

ちなみに、ルクルト家はもとはフランスからの移民です。現在、ジャガー・ルクルトの本社が存在しているスイスのル・サンティエ村の名前はこのルクルト家の建てた協会に縁があります。

当時では、アントワーヌ・ルクルトが行う時計部品の製造技術は桁外れなものでした。ミリオノメーターや鍵なし竜頭巻きの時計開発といった革新的な発明は会社を大きく発展させ、スイスにおける時計製造の中心となる企業LeCoultre & Cieへと成長します。その後、パリの企業、エドモンド・ジャガーとの注文を通じ、ルクルト製のキャリバー145を制作します。そのきっかけにより協力関係が続き、1937年に現在のジャガー・ルクルトが誕生しました。

唯一無二のオリジナリティ

https://www.ablogtowatch.com/breguet-history-manufacture-visit/

ジャガー・ルクルトといえば、なんといってもマニュファクチュールであること。マニュファクチュールとは、時計の心臓とも言える駆動部、ムーブメントを自社で生産できる技術力の高い企業であることの証です。

時計は非常に多岐に渡るパーツから成立しているため、実際の多くの企業はエタブリスールと呼ばれる、ムーブメントを外注し時計を組み立てるブランドとなっているのです。

また、発明に関してもジャガー・ルクルトは秀でており、前述のミクロン単位の測定が可能なミリオメーターや鍵なし竜頭巻きの時計、ルクルト製キャリバー145といった歴史的な発明、そして、400を超える特許取得がその実力を物語っています。

愛用している有名人

http://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/chronicles/news-events.html?JLCclick=menubar

まずはエリザベス女王。1953年にウエストミンスター寺院で行われた戴冠式、いわゆる王位継承の宣誓式にキャリバー101というムーブメントを載せたジャガー・ルクルトを着用したと言われています。

また、念願のアカデミー賞を受賞したことでも記憶に新しい、日本でも人気のレオ様ことレオナルド・ディカプリオがジャガー・ルクルト Master Compressor Extreme Labを愛用しています。

他には、ドラマ「MAD MEN」の活躍によりゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞したアメリカの俳優、ジョン・ハムがジャガー・ルクルト Reverso 986 Duodate Limited Editionを愛用しています。

国内ではアニメ映画界の巨匠、宮崎駿監督がジャガー・ルクルト Big Reversoを愛用しています。

ジャガー・ルクルトのアイコン!反転時計レベルソ

https://www.watchtime.com/featured/vintage-eye-for-the-modern-guy-part-4-jaeger-lecoultre-reverso/

最もジャガー・ルクルトで有名、かつ人気のモデルといえばレベルソ。初めて発表されたのは1931年のことです。この反転するケースという奇抜なアイディアは、ポロ競技中にも着けられる腕時計が欲しいという、あるイギリス人の将校のリクエストによって生まれました。

激しいポロ競技は試合中にスティックが折れることもしばしば。その折れたスティックが時計の盤面を傷つけるの防ぐにはどうすれば良いか。この問いに出した答えが、文字盤を反転し格納することでした。

現在はポロ競技どころか、ビジネスからパーティーまで男女を問わず愛用されるジャガー・ルクルトのアイコンとなり、さまざまな派生モデルが誕生しています。

ジャガー・ルクルトの定番シリーズ紹介

レベルソ

アールデコの洗礼を受けた、均整の取れたデザインが美しいスタイルを作り出す、レベルソ・コレクション。独創的な反転機能を搭載し、まさにジャガー・ルクルトの顔ともいえる、魅惑的な永遠のアイテム群です。

レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンド

ジャガー・ルクルトを代表するアイテムであるレベルソから、その名が示すように最もクラシックなアイテム、レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンド。1910年代から30年代のアールデコブームの只中に生まれたレベルソはその影響を多大に受け、直線的で幾何学的なケースや文字盤のデザインが印象的となっています。

裏面のダイヤルには独自のメッセージなどをエングレーヴィングすることが可能です。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは822/2となっており、部品点数は108点から成り立っています。パワーリザーブは45時間。ブレスレットはレザーです。

レベルソ・クラシック・ラージ

同じくジャガー・ルクルトを代表するレベルソから、レベルソ・クラシック・ミディアムのサイズと厚みをひと回り大きくしたアイテムとなる、レベルソ・クラシック・ラージ。

同じレベルソでもサイズ感からモダンでアグレッシブな印象になっています。昨今では腕時計はラージサイズのフェイスが主流となってきていますので、現代的なスタイリングの中では使いやすいアイテムとなっています。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは965となっており、部品点数は197点から成り立っています。パワーリザーブは38時間。ベルトはレザーです。

レベルソ・トリビュート・デュオ

こちらは表と裏、2つの異なった表情のダイヤルを持つトリビュート・デュオ。表面にはオパール仕上げの爽やかなシルバー、裏面にはクルー・ド・パリ仕上げのシックなブルーで構成されています。

独創的でありながら、その時のシチュエーションや気分で、あるいはTPOによって使い分けられる懐の深さが魅力です。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは845A/2となっており、部品点数は160点から成り立っています。パワーリザーブは42時間。ベルトはレザーです。

マスター

グランド・トラディション、ウルトラスリム、コントロールの3つのラインをもつ、クラシックな雰囲気のマスター・コレクション。曲線を用いたなめらかで優美なデザインの中には、精緻で確かな伝統の技術が息づいています。

マスター・コントロール・デイト

日本でも人気がある、マスター・コントロール・デイト。ステンレススチールのケースとブレスレットにブラックの文字盤がスタイリッシュな印象を与えてくれます。ドレスアップにはもちろんのこと、ドレスダウンにも、あらゆるシーンで万能に活躍してくれることまちがいなしの一品です。

あると何かと便利な日付表示窓は非常にシンプルで視認性が高く、デザイン全体を調和させる重要なアクセントとなっています。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは899/1となっており、部品点数は219点から成り立っています。パワーリザーブは38時間。ベルトはステンレスです。

マスター・カレンダー

名前のとおりカレンダー機能を搭載したアイテム、マスター・カレンダー。デザインのもとになったのは1945年発表のカレンダー機構を搭載したモデルです。

カレンダー機構の小窓から覗く満月や星、秒針の先に配された赤い三日月たちが、文字盤全体のスマートな印象にポップで可愛らしい雰囲気を加えてくれます。ジャガー・ルクルトの長年の歴史の厚みが生んだ、カレンダーを載せた腕時計における現代の決定版といえるアイテムです。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは866/1となっており、部品点数は305点から成り立っています。パワーリザーブは40時間。ストラップはレザーです。

マスター・ジオグラフィーク

1990年の発売開始から現在まで続く、世界中の時間をコンパクトな文字盤で表示できる
、マスター・ジオグラフィーク。小窓に表示されるのはポインターデイト、セカンド・タイム、パワーリザーブインジケーターとなっています。

どこかクラシックなニュアンスを感じさせつつも、現代まで幾度となくアップデートされたこのモデルは現代のファッションシーンにもピッタリとハマってくれます。

機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーのナンバーは939B/1となっており、部品点数は282点から成り立っています。パワーリザーブは43時間。ストラップはレザーです。

ジオフィジック

ジオフィジックはジャガー・ルクルトの歴史でもあり、時計の歴史でもあり、そしてまた、世界の歴史でもある。ジオフィジカルイヤーに捧げられた、歴史と未来、世界を感じさせるジオフィジック・コレクションです。

ジオフィジック・ユニバーサル・タイム

世界中を旅する人々をターゲットに発売されている、ジオフィジック・ユニバーサル・タイム。もとは、国際科学研究プロジェクトである国際地球観測年が行われた1958年に、同調査を行う研究者のために作られたアイテムです。

ラッカーとサンレイで仕上げられたブルーとレッドのコントラストが美しい、洗練された文字盤の中心には北極点が。このアイテムを手に世界に思いを巡らせるもよし、あるいは、このアイテムとともに世界へ旅にでるもよし。懐の深い、詩的な印象を纏った一品です。

トゥルーセコンドを搭載した、機械式自動巻きのジャガー・ルクルト製キャリバーナンバーは722となっており、部品点数は274個点から成り立っています。パワーリザーブ40時間。ストラップはレザーです。

まとめ

https://gqjapan.jp/watch/news/20171024/jaeger-lecoultre-renews-reverso

以上、スイスが誇る時計メーカー、ジャガー・ルクルトを見てまいりました。
長い歴史に裏付けられた技術と品質は、現在展開しているアイテムにも確かに息づいています。

値段だけの商品価値にとらわれずに、時計の持つ文化的、芸術的価値を含めた間違いのない腕時計を探したい。そんな方にはジャガー・ルクルトがおすすめです。

この記事をシェアする

  • B!

関連記事