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浮かれポンチとは?語源や類語・恋愛中の浮かれポンチの特徴など徹底解説!

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浮かれポンチ、という言葉を聞いたり、使った事はあるでしょうか?あまり良さそうな意味ではないと感じても、生活の中で聞くケースはとても稀ですので、死語なのではないかと思う方もいるかもしれません。今回は、そんな浮かれポンチの意味や特徴などについて解説します。

浮かれポンチとは

浮かれポンチという言葉を、現在も使っている人はどれだけいるでしょうか?すでに死語という方も居れば、方言なのではないかと思う方もいるかもしれませんが、実際に意味まで言える人はおそらくそこまで多くはないでしょう。

意味はお調子者

その意味というのは「お調子者で間抜け」といったものになっています。浮かれポンチにおける「浮かれ」というのは浮かれている、すなわちそのまま調子に乗っていると分かりますが、問題は「ポンチ」の方です。

ポンチというのは関西方言の言葉である「ぼんち」が元になっていると言われていて、その地方では坊ちゃん、すなわち若い男性を指す言葉です。ただ、語源が坊ちゃんというだけであって、調子に乗っている人であれば男女問わず使われます。

浮かれポンチの語源は?

そんな浮かれポンチの語源をたどってみると、「いかれポンチ」が元になっていると分かりました。これも関西弁であり、正気ではない、まともではないという意味の「いかれ」に、先に解説した坊ちゃんを意味するぼんちが合わさったものです。

これらを合わせて、浮かれている坊ちゃん、という意味合いで使われていたのが、浮かれポンチの元であると考えられています。派生したものであるために最初は男性に対して基本的に使われていたものの、現在は女性に対しても同じように調子に乗っていれば用いられます。

浮かれポンチの類語

今日浮かれポンチを使っている人の割合としては、そこまで多くはないかもしれません。というのも、調子に乗っているという意味を持っている言葉ならば他にも色々とあって、そちらの方が多く用いられているからです。

類語①ちゃらんぽらん

類語としていくつか挙げられるのですが、その1つがちゃらんぽらんです。これはいい加減で無責任、といった意味を持っている言葉であり、調子に乗っていて浮かれている浮かれポンチとも状況は似ていると言えます。

語源をたどってみると、「ちゃらほら」が変化したものであるとされていて、でたらめや嘘を意味する「ちゃら」と、同じく嘘ばかり言う人を指すほら吹きの「ほら」を合わせての言葉だと考えられています。

類語②軽薄

続いては、軽薄です。態度に慎重さが感じられず、軽々しい様子を指している言葉であり、軽い言動や誠実さのみられない態度を取っている人に対して用いられますので、大抵は侮蔑や蔑称といったマイナスな意味合いで使われている言葉です。

軽薄自体にも言い換えられる類語がいくつかあり、軽はずみや軽率、粗忽といった言葉があります。どれであっても責任感のなさそうな間抜けで調子に乗っているさまを表しているのは共通なので、浮かれポンチと似た言葉になります。

類語③浮き足立つ

もう1つは、浮足立つという言葉です。こちらは、不安や怖れによって落ち着きを失っていたり、逃げ腰になっている、そして期待や喜びによって浮かれ、落ち着きがなくそわそわとした状態を表すなど、マイナスな時に使うこともあればプラスの意味で使う事もあるのです。

人間個人に対して使うケースもありますし「町全体が浮足立っている」というように集団の雰囲気などを表す場合に用いる単語でもあります。元をたどると、踵が地面についていないつま先立ちであり、現在ではウキウキして落ち着かない、という意味で使う方が多くなりました。

浮かれポンチな人の特徴

類語も色々とありますが、総じて期待や喜ばしい事があったので高揚して調子に乗っている、といった点は共通しています。そして、浮かれポンチには言動についても一定の特徴がみられています。

特徴①どんな時もテンション高め

まず、基本的にいつでもテンションが高いという特徴が挙げられます。テンションが上がっている理由は恋愛かもしれないですし仕事かもしれませんが、何であっても良い事のあった物事だけが頭の中を占めている状態です。

恋人からちょっとした贈り物をもらえたり、仕事でちょっと上手くいった、褒められたといったような些細な事でも嬉しい何かがあった時、大げさなほど喜ぶので、ずっとテンションが上がったままなのです。

または、単にテンションだけが高い状態の場合にも使われていて、声だけが大きい、テンションが高いだけで良い事をしないといった、マイナスな捉えられ方をされるケースもあります。

特徴②幸せアピールが多い

続いては、幸せアピールをやたらとしてくるというものになります。誰であっても幸せな何かが自分に起こればとても嬉しいですし、その気持ちを誰かに知ってほしくて共有したがるものですが、浮かれポンチの場合そのアピールが特に強調されます。

普通に幸せアピールをする分にはまだ幸せそうな人止まりですが、繰り返しそれを強調したりしていると浮かれていると思われたり、鬱陶しい等と思われて浮かれポンチ認定されてしまうのです。

特徴③女性経験・男性経験が少ない

女性経験や男性経験など、所謂異性との付き合いをした経験が少ないのも特徴の1つです。特にこれは恋愛方面で多い傾向であり、それまでに異性と深くかかわった経験がほぼ無い場合、ちょっとした相手の言動を脈ありなどと判断するのです。

所謂、経験の少なさ故に「あの人は自分を好きに違いない」という勘違いが生まれるケースです。本当に好意を持たれているならば誰も迷惑はしませんが、的外れな場合には一方的な勘違いでしかありませんので、一人で浮かれているだけになります。

特徴④自分に酔いしれる

自分に酔いしれている、所謂自己陶酔なのも特徴になります。自己陶酔というのは、自らの容姿や才能を崇高なものだと尊み酔う事です。より分かりやすい言葉にすれば、自惚れやナルシストなどが類語に該当します。

こういった類の人間というのは、自分本位だったり自己中心的な性格をしているケースが多く、周りの人への配慮などを考えに含んでいません。故に非常に独善的な言動が目立ち、周りからは疎まれている事の方が多いでしょう。

特徴⑤常に前向き

基本的にポジティブ思考で前向きな思考回路も、浮かれポンチにありがちです。基本的に前向きだったりポジティブ思考なのは良いものなのですが、浮かれポンチの場合には良い意味でも悪い意味でも前向きです。

特徴で挙げていたテンションが高いものや、恋愛経験の少なさ故の勘違いというのも、元来の前向きな思考が影響しているのかもしれません。プラスに働けばそれ以上何も言う事はありませんが、間違った方向に自信満々に進んだりもします。

浮かれポンチな人との付き合い方

ここまでの特徴でもわかる通り、身近に浮かれポンチな人が居るとこちらが疲れてしまう可能性が高いです。故に、面倒に巻き込まれたり気疲れさせられないように、上手な付き合いをしていく必要があります。

付き合い方①同じ行動を取ってみる

まず、自分も相手と同じ行動をとってみるというものです。あえて相手と同じ動き方をして、自分が舞い上がっていたと気づかせるのが目的です。浮かれポンチに振り回されて疲れているのなら、いっそ一度トレースしてみてはいかがでしょうか?

付き合い方②余裕を持って接する

浮かれポンチな人も、多少曲がった形であるとはいえ一生懸命な部分はあります。害意を持って浮かれている訳ではありませんから、その部分には理解を持って余裕を持って接するようにすれば、思ったよりも良い関係を築けるでしょう。

付き合い方③ルールを決める

付き合いを持つ場合には、事前にルールを決めておくのも効果的です。例えば何時からはLINEのやり取りをしない、電話は〇分まで、といったように先に決めておけば、浮かれポンチのわがままに無駄に付き合わされずに済みます。

付き合い方④はっきり伝える

もし迷惑に感じているのであれば、ハッキリとそう伝えてみても良いでしょう。自分に酔っていたりして周りに迷惑をかけているのを自覚できていないケースの方が多いので、一度きっぱりと伝えればそれ以降は鳴りを潜めてくれるかもしれません。

浮かれポンチな人の恋愛中の注意点

恋愛中の浮かれポンチな人は、舞い上がっているがために下手を打ってしまう可能性がとても高いです。もし少しでも自覚があるのであれば、事前に注意点を抑えておきましょう。

片思い中の注意点

片思い中なら、連絡や告白の返事を急いたりといった自己中心的な行動は避けましょう。また、多少仲良くなっただけで恋人面をする人も多いので、気持ちを確認し合っていないのなら馴れ馴れしすぎる態度は控えるようにするべきです。

交際中の注意点

交際している相手がいるなら、片思い中と同じく連絡を急いたりはしないようにして下さい。そして、結婚に対しての考え方も重要で、人によって異なっているのは当たり前ですので現実的な部分についてもしっかりと考えるようにしてみましょう。

男性も女性も浮かれ過ぎない事が大事

浮かれることそのものが悪いという訳ではありません。しかし、浮足立って足元をすくわれたり、知らないうちに周りに迷惑をかけやすくなっているのは確かです。浮かれポンチになりそうな時こそ、いったん落ち着けるような対処を大切にしてみてください。

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