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フェチとは?フェチの種類ごとに隠された心理を解説!
フェチと言えば、皆さんはどんなものを思い浮かべるでしょうか?人それぞれの好みという事になりますので、想像するものは異なりますが、種類はとても豊富であり、そこには心理が隠されているものです。本記事では、そんなフェチの種類やそこに隠されている心理を詳しく解説します。
目次
フェチとは
まずフェチというのは、フェティシズム(fetishism)という英単語の和製略語です。扱う分野によってその意味も色々と異なっており、例えば人類学や宗教学では「「呪物崇拝」、経済学だと「物心崇拝」という意味で用いられています。
元は先に述べた宗教学の分野で、木片や貝殻、石といった自然物に呪的な力が籠められている事を指していました。しかし現在では、心理学において「ある対象、あるいはその断片を偏愛する性的踏査」の1つであるとされています。
難しい言葉がいくつか並んできましたが、今日においてフェチと言えば、相手の体の一部分、服装等、そして特定のシチュエーションなど、性的な興奮につながるものに対して異常な執着や偏愛を見せる事を指します。
フェチと性癖の違い
大抵の場合、フェチと言えば、ほとんどイコールで性癖と言い換えて使っている事も多いでしょう。この性癖というのは、もともとは心理や行動の中で表れる、個人特有の癖や偏りを指しています。
個人によって違う特性と言えば共通している点はあるものの、フェチと言うと更に性的指向や嗜好といった意味合いがより強くあります。ただし現在では、フェチと性癖を混同して使う場面も多い模様です。
フェチの種類と心理【体】
以上、フェチとはどんなものなのか、よく混同して使われる性癖との違いについて、それぞれ簡単にではありますが解説してきました。ここからは、実際にあるフェチの種類、そしてそこにある心理を種類別にご紹介していきます。
フェチ①髪フェチ
まず1つ目は、髪フェチです。名前の通り、髪の毛に対して興奮を覚える事を指しています。比較的、女性よりも男性にこのフェチは多い傾向にあり、女性の長く伸ばせて自由も効く髪に注目をしているのです。
元をたどると、日本の平安時代では、男性が女性の素顔を滅多に見る事が出来なかった時代であり、その分髪は長くボリュームのあるものになっていました。唯一見る事の出来る女性の長く艶のある髪に惹かれる事が多いのも、無理はないかもしれません。
よくある心理としては、その髪の毛に触れたいというのが多いです。艶があり黒いストレートヘアには特に惹かれる男性が多く、またシャンプーなどの女性らしい香りが好きという面もあります。
フェチ②筋肉フェチ
続いて2つ目は、筋肉フェチです。これも読んで字のごとく、鍛えられている筋肉に目を奪われる、興奮する場合に該当します。こちらは髪フェチとは対照的に、女性が男性に対して感じる事が多いフェチになります。
女性でも筋肉を鍛える事はもちろん可能なものの、男性よりも付きにくいとされています。その点男性はしっかりと鍛えれば相応の筋肉が身に付き、力強くたくましい印象を異性に与えられます。
筋肉をつけるうえでは、男性ホルモンであるテストステロンが必須と言われています。女性も無意識にこのホルモンに惹かれているのかもしれないです。
フェチ③手フェチ
3つ目は、手フェチです。こちらは髪や筋肉とは異なり、男性も女性も共通して抱くことの多いフェチになります。女性であれば男性の武骨でごつごつとしている手が、男性ならば女性の細くしなやかな感性を受ける指、手に惹かれるのです。
心理としては、女性の場合には男性の自分よりも一回り大きい手に安心感を覚え、守ってもらいたいという気持ちになります。対して男性の場合、華奢で細い指は女性のか弱さを感じさせ、庇護欲が働くとされています。
フェチ④腕フェチ
4つ目は、腕フェチです。女性が男性のたくましい腕に憧れるというのが多いかと思いきや、逆に男性が女性の腕、特に二の腕部分に注目するようです。女性にとってはコンプレックスになりがちですが、そうした部分も魅力的に映るのかもしれません。
女性が男性の腕フェチというのも、勿論あります。太い腕に守ってもらいたいという心理もあれば、細めの腕に母性本能を感じる事もあります。また、腕や手の甲に浮かぶ血管フェチという場合もある様です。
フェチ⑤脚フェチ
脚、太ももフェチは比較的多いのではないでしょうか?特に男性に多いフェチであり、スカートから伸びているすらっとした脚、絶対領域とも評される事がある太ももに目が行くのも、無理はない話なのかもしれないです。
長い脚か、色白の脚かなど、興奮するポイントに関しては人それぞれです。また、脚フェチの男性の場合には、ミニスカートやストッキング、ハイソックスなど、プラスでフェチを持っている事も多いです。
フェチ⑥尻フェチ
お尻フェチは、男性が圧倒的に多いのかと思われるかもしれないですが、実は男性にも女性にも多くあるフェチと言われています。男性の場合、女性の尻は性的な存在の象徴とすら言えますし、大きなお尻は安産型と言われていますから、それを求めている心理というのもあるのでしょう。
お尻フェチの男性だと、真面目、堅実な性格の方が多いとされます。その分、恋愛面では彼女に強めに引っ張ってもらいたいと思う節があり、大きなお尻が好きな人ほど甘えん坊になる可能性も高いです。
そして、女性が男性のお尻に惹かれる事もあります。男性の場合には女性と比較してお尻は小さめで、引き締められているところに男性らしさが感じられる、といったような心理がある模様です。
フェチ⑦胸フェチ
胸フェチは、やはり男性が非常に多いです。胸というのはお尻以上に女性の象徴といった扱いになる事が多く、男性からすれば性的な魅力を感じやすい最も大きな部位であるといえるでしょう。
一口に胸フェチ、胸が好きであるといっても、個々人によってその嗜好は様々です。単純に大きい胸が好みという人もいれば、小さい方が魅力的、という人もおり、また大きさは関係なく形にこだわる人もいます。
胸フェチの方は、他と比較しても本能的な部分から胸に惹かれているところが大きいです。恋愛においては、彼女に優しさや女性としての母性、癒しなどを求める傾向が強いです。
フェチの種類と心理【態度や仕草】
フェチというのは、何も体の部位だけに向けられるものではありません。胸や脚フェチなどは比較的メジャーではありますが、そのほかにも人の仕草や態度、言葉遣いなどにもフェチは存在しています。
フェチ⑧匂いフェチ
まずは、匂いフェチです。女性が男性に対して抱くこともあれば、その逆の男性が女性に対して抱くこともあり、どちらにも多いのが匂いフェチなのです。
女性の良い香りのするシャンプーの匂いが好きというのもあれば、特定の香水を使っているのが好きというものもあります。また、女性の耳の匂いや脇の匂いなど、体の特定の部位の匂いが好きという、中々マニアックな例もあります。
そして、女性も好きな男性の匂いがすると安心感を覚える、といった形でフェチとなります。付き合う相手に匂いが好き、というのが絡んでいると、本能的、そして直感的に相手を選んでいる可能性が高いのです。
フェチ⑨声フェチ
異性の声に対してこだわりを持っており、声フェチを自称している方も少なくありません。女性であれば男性の低くて太く安心感のある声に、男性であれば女性のやさしさと柔らかさを感じるような声が好み、というのがケースとしては多いです。
声というのは、意外なほどに人の印象を大きく左右するものでもあります。たとえ見た目が非常に優れていても、声がどうしても残念さがぬぐえないとなると、魅力が途端に激減してしまう事も普通にあり得るのです。
フェチ⑩方言フェチ
方言フェチというものもあります。これも男性にも女性にも当てはまっておかしくないフェチであり、普段は標準語で会話をしている知人や異性が、ふとした時に方言をこぼす瞬間があると、意外な一面を見られたようで印象に残ります。
地方の出身者しか持ちえない方言というのは、標準語にはない自然さ、柔らかさといったものがあり、それに惹かれる模様です。男性ならば京都弁や博多弁、女性なら関西弁や九州弁が特に魅力的に感じられるとされています。
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フェチの種類と心理【アイテム】
体の特定の部位というのはフェチと聞いて真っ先に思い浮かべるでしょうし、仕草や態度というのもその人個人にしかない特徴です。それ以外にも、身に着けているアイテムにフェティシズムを感じる事もあります。
フェチ⑪タバコフェチ
1つ目は、たばこフェチです。その名前の通り、たばこを吸っているところが魅力的に映るというものです。特に女性が男性に対して抱くことが多いフェチとされていて、当然大人しか吸えないたばこを吸っているのが格好良く見えるようです。
タバコが体に害を及ぼすものと分かっていながらも、大人になってそれを吸っているのが様になっていて、特に煙を口から吐く姿、ライターでたばこに火をつける姿、人差し指と中指で挟んでいるところが好き、など様々な場面が注目されています。
フェチ⑫メガネフェチ
アイテムに対してのフェチでは、眼鏡フェチは比較的多いかと思われます。男性、女性共に使っていても当然おかしくはなく、その分両者に人気があるアイテムフェチになります。
あくまでもイメージではあるものの、眼鏡をかけている人は何となくでも知的な印象を受けるものです。過去に好意を持った相手が眼鏡をかけていた人だったので、それ以降眼鏡フェチになった、という例すらあるほどです。
フェチ⑬スーツ・ネクタイフェチ
スーツやネクタイといった、衣服に興奮を覚える場合もあります。これらは男性の着る衣類であり、女性が魅力的に思う事が多い様で、仕事をしているデキる男性、というような印象を持つ模様です。特に、ネクタイフェチの方の場合には、指でネクタイを緩める仕草が一番魅力的に感じます。
フェチの種類と心理【マニアック】
この様に、個々人が特定の場所に性的、あるいは単純な興奮を覚えるものがフェチですので、様々な部位、場面、アイテムと人それぞれに感じるところがあります。最後に、フェチの中でもマニアックとされる種類について解説していきましょう。
フェチ⑭横顔フェチ
まずは、横顔フェチになります。主に女性のマニアックなフェチという位置づけになっていて、男性の横顔が好きだというものです。実は、この横顔に惹かれる人というのは、真正面から見た異性の顔には惹かれないといいます。
人間の顔というのは左右対称のようでいて実は左右非対称ですので、よっぽど芸能人になっていてもおかしくないような顔立ちの整っている人などいません。そんな欠点に目が行ってしまう正面から見た顔よりも、横から見た顔の方が良いというのも、無理はない話かもしれないです。
フェチ⑮ほくろ
2つ目は、ほくろがフェチというものです。これも意外に思われるマニアックなフェチの1つであり、こちらは特に男性に多めに見られます。女性のほくろ、またはほくろがある位置に対して興奮するというもので、特に口元や目元の泣きぼくろ、首筋などは人気の様です。
または、胸やお尻といった、普段は見る事の出来ない部分にほくろがあると、より興奮を覚えるといった例もあります。これは、普段人が見る事はできず、恋人などのごく親しい人しか見れないほくろに対する執着、と言っても良いでしょう。
フェチ⑯鎖骨
意外なフェチの3つ目は、鎖骨です。こちらは男性にも女性にもみられるフェチで、男性の目線から見ると、女性の鎖骨をはじめとした所謂デコルテラインには華奢でか弱さを感じます。また、ごまかしの利かない無防備な部位であるのも影響していると考えられます。
そして、女性の場合にも男性の鎖骨に目が行く事があります。こちらは男性の持つ太くてたくましい、女性には見られない鎖骨に注目するようで、ビジネススタイルだと中々見えないものの、着崩したりオフの日の服で見えると興奮するのだそうです。
フェチ⑰へそ
そして最後の、17個目になるフェチは、へそフェチです。男性に多く見られがちなマニアックなフェチであり、女性のへそを見て性的に興奮します。美しい体型をしている女性のへそは確かに綺麗ではありますが、そこに興奮を覚えるとなると、やはりかなりマニアックです。
その理由としては、基本的に普段は服で隠されている部位であるためです。ただ、理由はどうあれ世界的に見てみると、このへそフェチというのは人気が高い様で、ワールドワイドな視点ではへそに興奮する人は多くいる事が分かっています。
人それぞれフェチが異なる!
偏愛、執着という言葉で説明をしたように、フェチとは人によって異なるものです。ご自分のフェチは何だったでしょうか?今一度確認してみて、自分が何フェチなのかを再確認してみてください。