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本当の自分がわからない心理とは?原因から対処法まで解説!
生きている中で、本当の自分とは何なのかがわからなくなった経験はありますか?自分の事は自分が一番よく知っていると言われますが、それでも時折不安な気持ちになる事だってあるのです。本記事では、そんな自分の本当の部分が何なのか分からなくなった時に、解消するための考え方などを解説します。
目次
本当の自分がわからないと感じる時の心理とは
ふとした時に、本当の自分とは何なのか、と考えたことはあるでしょうか?仕事かプライベートで何かしら大きな変化があった時には、そうした心の変化が起きてもおかしくはありませんが、どんな心理になっているかをまず具体的に知りましょう。
自分がわからない心理①悲観的になっている
まず1つ目は、悲観的になっている事が挙げられます。これから自分が生きていくうえでの夢、目標といったものが明確に定められておらず、将来どうなりたいのかがわからないので、今何をすべきなのかはっきりしない時には、この状態に陥りやすいです。
それゆえに、自分の存在価値そのものを疑うようになったり、これまでの自分は何をしてきたのか、と過去の自分の価値も疑い始めます。何も進みたい方向が無いと、日々のモチベーションも下がってしまうでしょう。
自分がわからない心理②失敗が怖い
2つ目に考えられるのは、失敗を恐れている事です。これは特にプライドを高く持っている人にありがちで、一見自我の強そうな人に見えますが、その実プライド故に失敗した時の自分を受け入れられず、何も手に付かなくなっている状態になりやすいとされています。
そして、実際に失敗してしまった時の自分や、出来ない自分というものも認める事が出来ません。失敗そのものは誰にでもある事なのですが、これを恐れすぎていて挑戦する事も控えめになっていきます。
自分がわからない心理③自分を受け入れることができない
3つ目は、自分の存在を受け入れられていない事です。どれほどに周りからすれば完璧超人のような人間に見えても、その当人からすれば自分自身の嫌な所、直したいと思っているところの1つや2つあって当然です。
それだけならばまだ良いですが、その考えが行き過ぎると自分の全てを嫌いになってしまい、存在そのものを受け入れられなくなります。これもプライドが高かったり、完璧主義な人、真面目な性格の方などが当てはまりやすいです。
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本当の自分がわからないと感じる原因は?
自分がわからなくなってしまっている状態の時の心理は分かりました。しかし、何もないままにそんな状態に陥るとは考えにくく、何かしらの原因があって自分を見失っている事が多いです。
原因①自分の長所が思い浮かばない
1つ目は、自分の長所を思い浮かべられない、人に言う事が出来ない事です。自分の長所は何なのか、と人から聞かれたときに、すぐに答える事は出来るでしょうか?おそらく、言うのに多少時間がかかる事でしょう。
それでも、1つでも言う事が出来れば上々なのですが、問題はそれが何一つ思い浮かばない場合です。性格でも特技でも長所と言えるものが見つからず、結果的に自分とはどんな人間なのかを対外的に説明できないので、見失いがちという訳です。
原因②周囲に合わせ過ぎている
2つ目は、周りに合わせすぎている事です。自分がどうしたいのか、どう感じたのかよりも、周りから反感を買わないように、対立しないようにという考えが先行している、いわば空気を読み過ぎている状態なのです。
勿論、周囲に合わせる事自体が悪いわけではなく、人とのコミュニケーションを取る上では重要です。しかし、そればかり優先していて自分の意見を押し殺していては、いざ自分の意見を求められた時に何も言えないか、または誰かに同調する事しかできないでしょう。
原因③目標がない
3つ目は、具体的な目標を何も持っていない事です。心理の中にもありましたが、自分の気持ちが分からないという事は、自分が何をしたいのかがわからないのとほとんどイコールでつながっています。
仕事でもプライベートでも、何かしらの到達したい目標があれば、それはやりたい事がある証ですから、自ずと今すべきことなども分かります。しかしそれが何1つ無いとなると、何のために自分が生きているのかすらわからなくなってしまいます。
原因④没頭できるものがない
没頭できる何かを持っていない事も原因に数えられます。これもビジネス、プライベート問わず言える事ですが、没頭できる事があるという事は時間を忘れて集中できるわけですし、その中でより高みを目指したいという気持ちも湧いてきます。
ネガティブな状態を打ち消すのは、ポジティブではなく没頭であるとも言われています。もし原因がこの没頭できる事の無さであるのならば、趣味でも何でも良いので時間そっちのけで集中し続けられる何かを見つけるべきです。
原因⑤ストレスが多い
もう1つの原因は、ストレス過多になっている事です。ストレスと言っても色々ありますが、例えば仕事で責任ある事を任せられている、体力的に厳しい、生活で食事や睡眠がおろそかになっているなどが挙げられます。
ストレスというのは、自分が気付かないうちに蓄積している場合も多く、当然ながら精神、肉体双方に疲労が蓄積します。その状態のままでは自分自身を顧みる余裕もなく、何のために生きているのかを見失いがちです。
本当の自分がわからない時の対処法
目標が無かったり、人に気ばかり遣っていたりすると、自分の本当の部分を見失ってしまうのも致し方ありません。そんな時には不安がとても大きくなってしまうでしょうが、対処法もしっかりあります。
対処法①ポジティブに考え挑戦してみる
1つ目は、考え方をポジティブにして挑戦してみる事です。これまで失敗が怖くて挑戦する事に踏み出せなかった方も、まず前向きな考えを意識しましょう。仮に失敗したとしても、それは汚点になるのではなく、貴重な経験が出来たという財産になるのです。
そういった考えに移れれば、自ずと挑戦する事に対する恐怖も薄れてくるでしょう。また、新しい事への挑戦というのは、これまでの自分にはなかった考え方などを得られる機会でもあります。
対処法②休息を取る
2つ目は、休息を取る事です。心身共に疲弊している可能性が高いので、十分にリラックスできる時間を取るべきです。休息というのは非常に大切で、疲れている状態の時の思考というのは往々にしてマイナスな方向に傾いています。
天気が良ければ家に籠っているのではなく散歩に出かけたり、気に入っている場所に行って気分を入れ替えたりと、とにかく嫌な事を忘れられるような時間を取るべきです。
対処法③自分の感情を書き出してみる
3つ目は、今持っている自分の感情を紙に実際に書き出してみる事です。単語を書くだけでも良いので、自分の思考、感情を具体的に紙の上に書きましょう。それは、自分を客観的に見るきっかけにつながるからです。
特に、普段周りに気を遣ってばかりで、中々自分の意見を言えない、抑えているという方におすすめで、実際に書いている時にどういったシーンでどんな気持ちを覚えたのか、その理由が分かってきます。
対処法④自分に対する第三者の意見を聞いてみる
自分に対しての意見を、第三者に聞いてみるのも効果的な対処法になります。特に家族の方であれば、長年自分の事を見てくれた身近な人ですから、どういった特徴があるのかをすんなりと答えてくれやすいでしょう。
友人や恋人がいる場合には、そういった人たちに聞いてみましょう。ある程度以上の親交がある相手であれば、家族でなくとも自分がどんな人なのかを客観的に見てくれています。
対処法⑤カウンセリングを受ける
もし親しい人に相談しにくい場合には、カウンセリングを受ける方法もあります。特に、子供時代に親から過干渉を受けてきたというような過去、病気なのかもしれないという場合にはお勧めできます。精神疾患にならないために診療してもらうのは、珍しい事ではありません。
本当の自分がわからない時におすすめの本
自分を見失っている時には、周りの人へ自分について聞くというのが有効なように、他人の意見を取り入れる事が対策になります。そして、それは生身の人間だけではなく、本を読むのも同じ事です。
おすすめの本①『自分の気持ちがわからなくなったら読む本』
1冊目は「自分の気持ちがわからなくなったら読む本」です。まさしく現状を解決するのにふさわしい題名ですが、頭で考えすぎるのも原因になるので、もっと直感に頼って生きても良い、という事を教えてくれます。
おすすめの本②『自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと』
もう1冊は「自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと」です。著者の幼少の親子関係から低くなってしまった自己肯定感を如何にして上げてきたのかが記されています。
本当の自分がわからないと感じる時は焦らずに対処法を実践しよう
自分の本音を外に出せない状態と言うのは、思っている以上にストレスになるものです。それでも焦る事はありませんので、周りの人の意見を聞いたり、自分の内側に目と耳を向ける時間を作るようにしてみてください。