2018/07/27

なぜ!?セカンドラインが次々に終了する理由を探る。

ハイブランドのセカンドラインは、メインラインよりも少しリーズナブルな価格設定で人気を集めています。しかし、人気のはずのセカンドラインが次々に終了しているという現象が最近になって目立ち始めています。そして、そんな現象に困っているファンも多いです。高級ブランドに手が届くというところが魅力のセカンドラインがなくなってしまったら、高級ブランドは本当に手が届かないものになってしまいます。ブランド離れも進む一方になってしまうのではないでしょうか。なんとかこのファッション業界の流れをストップしたい!という願いを込めて、次々に終了するセカンドラインの調査をしながらその理由を探ってみたいと思います。

■マークバイマークジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)は2015年に終了を発表

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出典:Marc by Marc Jacobs facebook

マークジェイコブスとの統合を理由に、セカンドラインのマークバイマークジェイコブスを終了するという発表があったのは、2015年の3月のことです。非常にファンが多いセカンドラインだっただけに、世界中のファンの悲鳴が聞こえてきそうなほど、衝撃が走るニュースでした。
マークバイマークジェイコブスがスタートしたのは、2001年春夏コレクションのことです。メインラインのマークジェイコブスよりも価格設定が低く、カジュアルでポップなデザインが多く展開されたため、若い層にもターゲットが広がり、人気を博していました。ウェアだけではなく、リーズナブルなプライスのバッグも人気が高く、幅広いアイテムを展開していました。2007年には原宿に旗艦店がオープンしたことで、日本にもファンが多いセカンドラインでした。

■ケイトスペードサタデー(kate spade SATURDAY)は2015年春夏コレクションで終了

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出典:KATE SPADE SATUTRDAY facebook

ケイトスペードサタデーは、ケイトスペードニューヨークとの統合を理由に終了することが発表されました。ケイトスペードニューヨークの姉妹ブランドとして2013年の春に誕生しましたが、企業戦略やブランドポートフォリオを刷新する決議案により、セカンドライン・ケイトスペードサタデーの終了が決定となりました。今後の展開としましては、ケイトスペードニューヨークにノウハウを反映させていくこととなっています。
ケイトスペードサタデーは、土曜日のワクワク感を毎日に体感したい、というテーマを持ったブランドです。アパレル、アクセサリー、バッグ、シューズ、ステーショナリー、インテリアなど、トータルライフスタイルを提案するアイテムを販売。グローバルに展開されており、日本には2013年に原宿にショップがオープンしています。店舗展開も順調に進んでいましたが、より好調のケイトスペードニューヨークに力を入れるため、セカンドラインを一旦終了するということです。その影響力は大きく、アメリカ国内の16店舗、依託経営の3店舗、日本国内の8店舗、アウトレット1店舗を閉店することに。同時にオンラインビジネスも終了します。

■フィフティーファイブディーエスエル(55DSL)は2014-15年秋冬シーズンで終了

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出典:fashionsnap.com

55DSLはディーゼルのセカンドラインとして展開をしてきましたが、ディーゼルとの統合を理由に終了が決定。1994年にディーゼルのセカンドラインとして誕生して以来、ラング層をターゲットとしたアイテム展開で人気を拡大させてきました。その結果、ディーゼルはファン層拡大にも成功しています。ディーゼルの高級アイテムに手が届かなかった若い世代からの支持が高く、55DSLの終了が決定したときには、やはりショックを受けていたファンがたくさんいました。今後は、55DSLがターゲットにしていたヤング層にも訴求していき、ディーゼルのバリエーションを拡大していく予定です。

■ディーアンドジー(D&G)は2012年春夏コレクションで終了

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出典:the fashionisto.com

D&Gも、日本で大人気のセカンドラインでしたが、メインラインのドルチェアンドガッバーナとの統合により、2012年で惜しまれつつ終了してしまいました。ドルチェアンドガッバーナは、イタリアが誇る人気ラグジュアリーブランドです。そのドルチェアンドガッバーナのテイストを引き継ぎながら、若い世代へと大賞を広げて展開されたのが、D&Gです。メンズコレクション、レディースコレクション、ライセンスによる腕時計など、数々のヒット相手うを生み出してきました。都会的でカジュアルなデザインは、トレンドセッターとして注目を集め、日本ではメインラインを超えるほどの人気ぶりでした。

セカンドラインが次々に終了している理由としてブランド側が述べているのは、メインラインとの統合。セカンドラインが強化すればするほど、メインラインの力が弱くなってしまっていたのかもしれませんね。セカンドラインは価格設定が低くなっているため、ブランドイメージが下がってしまうことも懸念していた可能性もあります。とは言え、人気のセカンドラインがなくなってしまうのは残念でなりません。