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初心者向け、モテるメンズ革財布の選び方 決定版

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近年、革財布に凝る男性が増えています。
特に経年変化の大きいナチュラルな革を用い熟練の職人により仕上げられた革財布がトレンドとなっています。さらにシンプルなデザインの長財布が人気です。これらのアイテムが好まれる理由として本物志向が背景にあります。中でも手入れが必要な素材であれば革を育てたりメンテナンスするなどの手入れを楽しむ方が増えています。財政管理にもつながる財布へのこだわりは今、新しい大人の趣味として広がっています。

◆◆◆ 1.形で選ぶ ◆◆◆

【二つ折りタイプ】
海外では二つ折り財布が主流です。また海外の方はほとんど現金を持ち歩くことはなくカードで済ませますので大きな長財布を持つ習慣は少ないようです。 日本では現金を持ち歩く方が多く、その他カードやレシートなど現金以外も入る収納力がある財布が好まれます。 ただポケットに入りやすいコンパクトな二つ折り財布には、まだまだ根強い支持者が多いです。


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【かぶせタイプ】
かぶせタイプには二つの形があります。それはフラップ付きと二つ折り長財布です。フラップ付きのものはクラッチバッグのデザインに似ておりレディースものの主流となっています。一方、二つ折り長財布はメンズ長財布の最もスタンダードな形となっています。シンプルで開きやすいのが特徴で、ほとんどの場合片側はカード入れ、片側は札入れと小銭入れになっています。

【ラウンドファスナータイプ】
ファスナーが、ぐるりと取り囲むラウンドファスナータイプは収納力が高く、しっかり口が閉まるということで人気のあるタイプです。シンプルな見た目はスーツスタイルに合いますしカジュアルなイメージのファスナーがラフな普段着にも似合う万能デザインとして好まれています。

◆◆◆ 2.仕様を知る ◆◆◆

フォルムにこだわったらディティールにも気を使ってみましょう。
小さな財布でもマチ、コバ処理、ファスナーなど見どころはたくさんあります。

◆ マチの仕様 
袋の側面や底を広くとるマチは容量に関わります。
封筒では薄く容量がないですが取手付きの紙袋では広い底があるので容量が大きくなるのと同じです。財布は小さいのでマチの仕様で見た目も変化します。

【ササマチ】
ササマチ仕様は財布の底になるにつれて細くなっており財布が膨らみにくいのが特徴です。形が笹に見えるのでササマチと呼ばれます。
財布に薄さやエレガントさを求める場合はササマチ仕様がおすすめです。
【通しマチ】
底部分にあるマチが作られている仕様が通しマチです。
財布の場合では折り目があることで厚みが変わりますが全体的に大きく膨らみがちで財布も厚くなります。
【風琴マチ】
風琴とはオルガンやアコーディオンのことで風琴マチはアコーディオンの蛇腹のようにポケットを重ねる仕様です。通常のポケットはマチが内側にとがるので真ん中が引っ掛かりますが外側に尖ることでお札が引っ掛かりにくいのが特徴です。日本独自の手法であり手間のかかる珍しい方法です。

 

◆コバ処理◆
切りっぱなしの革は毛羽が立っていますのでコバ処理と呼ばれる革の断面の処理を行います。木材の断面を木端と呼びますのでコバの呼び名はそこからきたと思われます。
革の種類や技術の高さにより処理方法が変わります。革の愛好家は特に重要視する部分のひとつです。

【ヘリ返し】衣類の端処理と同様に折り返して処理する方法です。厚みと硬さのある革はこの方法ですとシワが寄りますが、この美しさは職人の腕によります。
ヘリ返しに使うためには革を薄くする必要がありますので耐久性に難がでやすくなります。

【コバ塗り】コバ塗りは顔料などのコーティング剤で処理をする方法です。素人目にも美しく見える方法なので気になる方はしっかり見るとよいでしょう。
腕の良い職人が仕上げた場合は均一になっています。

【コバ磨き】ワックスや仕上げ剤を塗りながらヤスリや彫刻刀などで磨いていく方法です。この作業は何度も繰り返す大変手間のかかる方法です。
また、ある程度の厚みがある革でないと、できない方法ですので革も選ぶ必要があります。

◆ファスナー◆
ファスナーに関しては日本のYKK製ファスナーが最も高品質とされています。YKKのファスナーは海外の高級ブランドアイテムにも採用されています。
一言でファスナーといっても用途や仕様で様々な種類がありスライダーの種類も豊富です。
ロゴが記されていない場合もありますので、お買い求めの際はファスナーの開け心地を確かめてみるとよいでしょう。

 

◆◆◆ 3.革を知る ◆◆◆

メンズ革財布において非常に重要視されるのが素材の革です。革は非常に奥深い素材ですがメンズ革財布で人気の革は、ある程度決まっています。革財布愛好家の間では革の変化を楽しむ経年変化を目的にしている方も多数いらっしゃいます。

◆ なめしによる違い ◆
そのままでは腐敗していく動物の皮を耐久性のある「革」にする加工はなめしと呼ばれます。なめし剤には様々ありますが大きく分けて二つのなめし剤に分類されます。

【クロムなめし】
現在なめしの多くは塩基性硫酸クロムによるクロムなめしがその主流です。また、クロムなめしにおいても様々な方法と複合するコンビネーションなめしが行われています。クロムなめしされた革の最大の特徴は耐熱性の高さです。また耐久性も高く加工しやすいうえ品質が安定しているメリットの多い素材です。経年変化においてはシワが付きやすい程度で色や風合いは、ほとんど変化がありません。

【植物タンニンなめし】
たんぱく質を収斂する作用がある植物タンニンはポリフェノールの一種です。植物タンニンなめしは古代より用いられてきましたが戦後にクロムなめしが急速に広まったことで現在では少なくなっている方法です。植物タンニンなめしされた革は品質こそ安定しませんが上手に手入れすれば長持ちします。また何よりも風合いや色の変化が大きく使うほどにアンティークの趣がでてきます。またコバ磨きの処理は厚みのある植物タンニンなめしされた革でないとできません。

◆ 革財布で人気の革 ◆

【ナチュラルレザー(ヌメ革)】
植物タンニンでなめされただけの素仕上げの革です。日焼けしやすく手の油によっても色が変わっていきます。革財布愛好家は基本的に、このナチュラルレザーを選びます。
ただ水に弱いのでシミになりやすく注意が必要な素材でもあります。また、なめし剤のPHが高いほど色が濃く仕上がります。

【コードバン】
コードバンは農耕馬のでん部(お尻)の皮を使用した革です。背後から狼に狙われやすいヨーロッパの農耕馬はその部分の皮が他の部位より厚くなっているからです。
仕上げに磨きをかけて厚い部分を削り出す加工が施されます。強度は他の革の二、三倍ある稀少な革でアメリカのホーウィン社製シェルコードバンが有名です。

【ブライドルレザー】主に馬具で使用される非常に堅牢な革です。革の繊維にロウを染み込ませることで固く丈夫にします。

 

◆ 仕上げによる革の種類 ◆

【オイルドレザー】なめしや仕上げの際にオイルを含ませたレザーです。しっとりした手触りで日焼けによる変化が大きいです。
また多少のキズならオイルの移動により消えてしまいます。

【ヌバック・スエード】革は二層構造で銀面(表面)と床面(裏面)に分かれています。ヌバックは銀面をサンドペーパーで起毛したものでスエードは床面をサンドペーパーで起毛したものです。起毛は使っているうちになくなり光沢が出てきますが、その変化の大きさも楽しみのひとつとされます。

 

◇◇◇◆◆◆ 最後に ◆◆◆◇◇◇

雑然として汚れた狭い家より整頓されたきれいな広い家のほうが快適に暮らせるように、お金も居心地の良い財布を好みます。お札・小銭・カード・レシートなどでいっぱいになった財布は膨らんで見た目が悪くなりますし痛みやすくもなります。財布を重要視すると金運が上がると言われるのはお金に対する意識が変わるからではないでしょうか。また、ある程度グレードが高い財布を持つと自分の自信にもつながります。トレンドはさまざまありますが頻繁に手にする財布は自分の気に入ったものが一番です。
是非、こちらの情報を利用してお気に入りの革財布を見つけてください。

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