2018/07/24

実力派老舗ブランド!マニアも魅了する「ブローバの時計」の魅力とは

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ブローバは、知る人ぞ知る老舗時計メーカー。クォーツショックによって一度は閉鎖寸前にまで陥るものの、2010年ごろになって見事に復権を果たしたブランドです。

音叉式ムーブメントなどを開発した革新性や独創的なデザインから、時計マニアほどファンになりがちなこのブランド。ブローバの時計を巻いていれば目の肥えた時計ファンからも一目置かれます。

ここでは、そんな「ブローバ」の時計の魅力について紹介します。

ブローバの解説

宝石店からスタートしたブローバ

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ブローバは、1875年にアメリカで創業された時計ブランド。チェコスロバキアの移民であるジョセフ・ブローバが開いた小さな宝石店が始まりです。

1909年、ジョセフはジョン・バラードという13歳の少年を従業員として雇います。天性の商才を持っていたジョン・バラードは、時計の事業を柱にすることを提案。こうして1911年から時計製造を開始することとなりました。ジョン・バラードはのちに社長の座を受け継ぎ、ブランドを30年にわたり牽引します。

1912年には時計製造の中心地、スイスのビエンヌに工場を設立。ブローバは一万分の一という精度で部品の完全標準化を行うという画期的な生産方式を取り入れます。さらに、懐中時計が優位だった時代にいち早く腕時計製造に注力したことで、当時のアメリカ市場のおよそ50%を握りました。

巧みなマーケティング戦略と音叉時計「アキュトロン」で一世を風靡

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人気ブランドとなったブローバは、1926年に時計メーカーとして世界で初めてラジオ広告を展開。世界初のテレビコマーシャルを売ったのもブローバで、ドジャース対フィリーズの試合中継前に放送され、アメリカ国民の大きな話題となりました。

ブローバの作品のなかで特に有名なのが、1960年に発表された音叉式時計の「アキュトロン」です。マックス・ヘッツェルという発明家によって生み出されたこの1本は、機械式時計の10倍の精度を誇る腕時計として世界に衝撃を与えました。

世界初の音叉ムーブメントを搭載したアキュトロンはさまざまな分野で評価され、NASAのアポロ計画の正式時計としても候補に上がります。残念ながらその座はオメガのスピードマスターに譲ったものの、宇宙船内の計器タイマーやパネルクロックといったより重要度の高い製品でブローバのものが採用されました。

クォーツショックで衰退するも2010年に復権

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時計メーカーとして大成功を収めたブローバでしたが、1969年にセイコーがクォーツ時計を完成させたことによって衰退が始まります。1976年に香港企業が、1979年にはアメリカ企業がブローバを買収しますが復活することはなく、忘れ去られたブランドとなりました。

過去のブランドになり果てたブローバでしたが、2008年にシチズンが買収したことにより風向きが変わります。かつての名作「アキュトロン」を旗印に、復刻モデルを発表しました。

アキュトロンをはじめとする魅力的なラインナップで完全復活を遂げたブローバは、魅力的な時計を手がける時計メーカーとして本物志向の時計好きたちから愛されています。