2018/07/24

王侯貴族も魅了する宝飾時計の雄「ブシュロン」の時計の魅力とは

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大人の色気を引き出せるラグジュアリーな時計を求めるなら、宝飾ブランドの腕時計がおすすめです。

その中でもブシュロンは、同じ宝飾時計でもカルティエやシャネルとは少し違った存在感を放ちます。

パリ5大ジュエラーであるグランサンクの一つとして名を博し、パリ万博やベルギー国王などに作品を認められていることからも実力派折り紙つき。ここでは、そんなブシュロンの時計の魅力について紹介します。

ブシュロンの時計の解説

ブシュロンとは?

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ブシュロンは、1858年にパリで誕生した宝飾ブランドです。創業者はフレデリック・ブシュロン(Frederic Boucheron)は織物業を営む家庭に生まれますが、宝飾業界に憧れ、14歳の頃からジュエリー製作を学びます。

当時の宝飾製造の中心地、パレ・ロワイヤルの有名店で修行を積んだフレデリックは、28歳の若さで自身の店を開業。ダイヤモンドへの彫刻や透過性のあるエナメル技法の考案など、前例のない革新的な発想と技術で名を轟かせました。

そして1893年、パリの高級住宅地だったヴァンドーム広場に店を移転します。ヴァンドーム広場と言えば、のちにヴァンクリーフ&アーペルやショーメなどが軒を連ねる宝飾店の聖地となる場所。同じくランドマークであるホテル・リッツが建つより以前に、ブシュロンはヴァンドーム広場へ店を構えました。

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ヴァンドーム広場を拠点とする店のなかでも、高級宝飾協会が認めた「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフ&アーペル」「メレリオ・ディ・メレー」「モーブッサン」の5つのブランドは、パリ5大宝飾店としてグランサンクと呼ばれています。ブシュロンは、グランサンクのなかで一番最初にヴァンドーム広場で店をオープンさせたハイジュエラーでした。

技法だけでなく、デザインに関しても時代を先取っていたブシュロンは、1900年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞します。自然界からモチーフを取り入れたアールヌーボーのスタイルで一世を風靡。その後、アールデコの時代でも多くの名作ジュエリーを生み出し、イラン国家などの王侯貴族まで魅了しました。

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時計製造に関しても、創業翌年の1859年には自社製品を手がけています。つまり、ブシュロンは時計を専業とする多くのスイスブランドよりも古くから時計づくりに携わっているのです。宝飾技術を取り入れたラグジュアリーな腕時計は名門ジュエラーならではで、150年以上が経つ今なお多くの支持を得ています。

現在ではグッチやイヴ・サン=ローラン、ボッテガ・ヴェネタといった名門ブランドを擁するケリンググループに所属し、世界各国に向けてグローバルに製品を展開しています。

特徴・こだわり

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ブシュロンの時計の特徴は、19世紀から受け継がれるクリエイティブな美意識。ヴァンドーム広場へどこよりも速く店舗をオープンさせた先見の明や、アールヌーボーなどのデザインで時代を率いてきたことなどからもわかるように、独創性こそがブシュロンの魅力です。

独創性の代表例として有名なのが、文字盤のインデックス。インデックスの数字には「1、2、3」のようなアラビアインデックスと、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」のようなローマインデックスがあります。

アラビアインデックスの場合、ほとんどのブランドは4を「Ⅳ」ではなく「IIII」の表記を採用しています。パテックフィリップやヴァシュロン・コンスタンタンのような雲上ブランド、ロレックスやオメガ、そして同じ宝飾ブランドのカルティエさえも「IIII」を使っています。

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ところが、ブシュロンの場合は「Ⅳ」の表記を採用。このスタイルを採用しているブランドは、ブシュロンの他にシャネルやベダ&カンパニーなど、ほんの数えるほどしか存在しません。こうした独自路線を貫くところに、ブシュロンの時計製造に対するこだわりが窺えます。

また、宝飾ブランドだからこそのラグジュアリーな雰囲気も特徴的。日本でも有名なロレックスやオメガ、タグ・ホイヤー、ゼニスなどの時計専業ブランドは、人気モデルのほとんどが実用時計。スポーティな外観とタフな使用感は大きな魅力ですが、エレガントというイメージとは若干かけ離れたものとなります。

その点ブシュロンのような宝飾ブランドは、たとえ貴石を用いたものでなくても、ケースの造形や文字盤のデザインからスポーツ時計にはない高級感を醸し出します。