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ドイツ時計界の至宝「ランゲ & ゾーネ」で大人の男にステップアップする

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時計の聖地と言えばスイスを連想する方が多いです。一方で今日ご紹介するランゲ&ゾーネは、聖地の中では唯一ドイツに存在し、グラスヒュッテ地方の名を時計の聖地の1つにまで押し上げたことで知られています。

ドイツのザクセン王国の宮廷時計師だったこともあるアドルフ・ランゲが創業したランゲ&ゾーネは、ドイツ人時計技師達の真面目で実直な性格が今日の時計界での地位を確立したと言えるでしょう。

今日はそんなランゲ&ゾーネの時計について調べてみたいと思います。

ランゲ & ゾーネの解説

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ランゲ & ゾーネとは?

ランゲ&ゾーネはドイツに本拠地を置く高級時計メーカーで、宝石や時計、ファッションブランドの会社を傘下に保有するリシュモングループに属しています。

1845年、アドルフ・ランゲがドレスデンの郊外に時計工房を創業したのがランゲ&ゾーネの始まりです。アドルフの死後はアドルフの2人の息子が後を継いで時計工房の規模を拡大、1868年に「Aランゲと息子達」という意味を持つ「Aランゲ&ゾーネ」というブランド名になりました。

しかし、第2次世界大戦終了後にドイツは東西に分かれてしまいます。そしてランゲ&ゾーネは東ドイツに国有化されてしまいました。

1990年にドイツの再統一がなされた頃、4代目となるウォルター・ランゲはブランドの復興に尽力します。そして1994年には後のランゲ&ゾーネの代表作である「ランゲ1」を発表しました。

現在のランゲ&ゾーネ

そして現在、ランゲ&ゾーネはパテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ブレゲと並び、世界5大時計ブランドの1つに数えられています。そしてドイツ、グラスヒュッテ地方の伝統的な技法を元に多くのデザインや特徴を持つシリーズを発表しました。

中でも有名なのが、クロノグラフの中で、世界最高峰のモデルと言われる「ダトグラフ」、そして約1か月、31日間のパワーリザーブを可能にした「ランゲ31」、また機械式時計の誤差をできるだけ小さくし、精度を向上させるために最も効果的な複雑機構であるチェーンフュジー機構が搭載されたモデルには、現在のドイツにあったプロイセン王国で制定された勲章の1つであるプール・ル・メリットを冠するなど、ドイツを代表する時計メーカーとして堂々と時計界に君臨し続けています。

特徴・こだわり

ランゲ&ゾーネがスイス以外の時計メーカーとして、唯一時計の5大メーカーの1つとされているのは、並々ならぬ企業努力と時計への飽くなき探求心の賜物です。

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特徴

ランゲ&ゾーネの特徴は、クロノグラフや自動巻き機構を搭載した懐中時計を開発するなどしたその高い技術力です。この技術力で19~20世紀頃にはドイツ時計界の頂点に立ちました。

オリジナルムーブメントの製造にもこだわったランゲ&ゾーネは、自社一貫製造のマニュファクチュール方式を採用していることでも有名です。

またランゲ&ゾーネ最大の特徴は二度組方式だとも言われています。これはムーブメントの完成後もう一度分解、洗浄し部品の1つ1つに表面仕上げと細部にわたるこだわりの装飾を施す手法です。これはランゲ&ゾーネが大量生産を目的とした時計メーカーではなく、生産された時計の1本1本に、世界最高峰の質を追求することの証明となります。

そのためランゲ&ゾーネが1年間に生産する時計はわずか数千本と言われています。多くのセレブ達に愛されながらも拝金主義に走ることのないランゲ&ゾーネの実直な経営努力は現在も受け継がれ、更に多くの愛用者を生み出す原動力となりました。

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こだわり

ランゲ&ゾーネはどのシリーズもゴールドとプラチナしか用いることがありません。これは自らを世界最高峰の時計メーカーと自認しているランゲ&ゾーネの決してぶれることのないこだわりの1つとなっています。

またもう1つは、1つのシリーズに対し1つの専用ムーブメントを作るという徹底したムーブメントへのこだわりです。これはランゲ&ゾーネがマニュファクチュールを採用しているからこそなし得たこだわりではないでしょうか。

シリーズごとに存在するデザインのコンセプトを最大限に表現するためには、それを邪魔しないムーブメント、またデザインの一部となり得るムーブメントが必要となります。ランゲ&ゾーネがシリーズごとにムーブメントを作るのは、そんなデザインへのこだわりが大きいと言えます。

更に近年ではランゲ&ゾーネは時計師の育成にも力を注いでいます。こうして育った優秀な時計師達はやがてランゲ&ゾーネを支える屋台骨となり、ゆくゆくは時計界を担う存在となるのでしょう。

このような他に類を見ない特徴やこだわりが、ランゲ&ゾーネがドイツ最高峰の時計メーカーとして、多くの人に常に注目される秘密です。

愛用している有名人

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ランゲ&ゾーネを愛用している芸能人と言えば、まず有名なのが俳優の神田正輝さんです。神田正輝さんはサクソニア 105.022を愛用されています。また、ミュージシャンの布袋寅泰さんはランゲ1 101.035を愛用されていることで知られています。

また高級時計を数多く所有されていることで有名なバナナマンの設楽統さんはランゲ1 101.039を所有されていますし、同じく時計好きとして知られている雨上がり決死隊の宮迫博之さんもランゲ・ツァイトヴェルクを所有されています。

ランゲ & ゾーネの定番シリーズ紹介

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ダトグラフ

ダトグラフは現行手巻きクロノグラフの中で、最も評価が高い時計、最高峰のシリーズと言われています。まさに名実ともに時計界全体から手本とされる教科書的な作りのクロノグラフです。

丁寧な手作業によって仕上げられたムーブメントのパーツが折り重なる様は、まさにムーブメントが織りなす芸術と言えるでしょう。この丁寧な作業や細部にわたる時計職人の心使いが凝縮されたこのシリーズは、ダトグラフを所有者から息子や孫の代まで受け継ぎ、愛用し続けられるようにとの願いが込められています。

アップダウン 405.035

1999年に発表された、ランゲ&ゾーネを代表するクロノグラフであるダトグラフシリーズですが、6時の位置にパワーリザーブ表示をプラスしたのがこのダトグラフ アップダウンです。クロノグラフの芸術とも言われるシリーズがより実用的に生まれ変わりました。

クロノグラフの司令塔であり、クロノグラフ機構の動きを制御する部品として古典的なコラムホイールが採用されています。また計測中にセットボタンを押すと針がゼロに戻り、何度も連続して計測を行うことが可能なフライバック式のリスタート機構も搭載。更に計測誤認が起こりやすいクロノグラフの悩みを解消するための機構であるプレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンターなども搭載しています。

複雑な機構を多く搭載している時計ですので、シースルーバックから見えるムーブメントの動作は緻密で美しく、多くの時計好きの心をとらえて離しません。

ダブルスプリット リミテッド 限定10本 404.048F/LS4041AX

この時計は、2人の競技者のタイムを比較するのに適したスプリットセコンド・クロノグラフや、クロノグラフをスタートさせることで計測された時間の累計を表示する機能である30分積算計を4時の位置に搭載しています。

その他にも針を2本搭載し、30分内のタイム差を秒単位で計測できるダブルスプリット機能を有する複雑ムーブメントを持っています。これにより秒だけではなく、分単位まで中間時間の計測が可能となり、更には2つ以上を対象としたタイムの計測も実現しました。

時計の歯車やテンプの真軸を支えるプレートには銀白色の合金を使ったブリッジを使用しています。また穴石を留めるシャトンはゴールド製です。

また裏蓋やムーブメント、文字盤などに彫金で模様を描き装飾を施す技法として、手彫りのエングレービングが採用された機械式時計の心臓部分であるテンプ受けも注目したいポイントです。

ランゲ&ゾーネが持つ技術を集結し、細部まで美しさにこだわった時計と言えるでしょう。

ランゲ1

ランゲ1はランゲ&ゾーネを代表するモデルです。ドイツの再統一後、復興したランゲ&ゾーネの最初の作品として1994年に登場したランゲ1の成功は、現在のランゲ&ゾーネを築く立役者となっています。

このシリーズは、伝統を受け継ぐ厳かで上品な作りが多くの時計ファンから絶賛され数々の賞を獲得し、ランゲ&ゾーネの復活を世に強く知らしめました。

最大の特徴は時分、秒、日付、曜日と言った文字盤上の全ての表示を一切重ねないオフセンターダイヤルです。また各表示の配置や大きさには黄金比を採用。これにより完璧な配置を実現しています。

ムーンフェイズ PGケース シルバーダイアル 109.032

この時計はK18ローズゴールドのケースが上品なイメージを演出する美しいモデルです。このK18ローズゴールドのケースとブラウンクロコレザーストラップの相性の高さも人気の秘密と言えます。

ランゲ1全体に対する細かい部分へのこだわりは一切壊さず、スモールセコンドの中に完璧ともいえるバランスでムーンフェイズを配置しました。

時計全体のデザイン性の高さもさることながら、文字盤上の配置にも趣向が凝らされたこの時計にはドイツの職人魂がぎっしりと詰められています。

またデザイン性だけでなく、実際の月と表示の誤差が積算されて1日の誤差になるまでには122年以上もかかると言う精度の高い機構が採用されている点も大きな評価を受けているポイントです。

ホワイトゴールド x レザーベルト 101.327X

この時計は残念ながら生産が終了していますが、3日間のパワーリザーブを備えた実力派モデルと言えます。最大の特徴は大きなケースならではの圧倒的な存在感です。また今では入手困難な時計であることも時計好きの心を捉えて離さないポイントとなっています。

光沢のあるレーザーベルトは高級感を感じさせてくれます。またホワイトゴールドがワンランク上の男性の手首を演出し、身に着ける人を上品に見せてくれます。

101.029 ランゲ1ルミナス WG

この時計のムーブメントは芸術と表現したくなるような美しさを持っています。また文字盤の各機構の配置もまさに完璧と言えるでしょう。時計業界を代表する傑作中の傑作と呼ばれることが多い時計ですが、圧倒的な存在感や美しさを見るとそれ以外に形容する言葉がないように感じられます。

ケース径約38.5mm。黒い文字盤は男性らしい印象を与えてくれます。これにより手首を凛々しく演出してくれます。また白い文字盤のタイプは反対に男性らしさを残したままのフェミニンさを感じさせてくれるでしょう。

サクソニア

サクソニアはランゲ1と同じくランゲ&ゾーネの復興時に発表されたシリーズの1つです。その名前はランゲ&ゾーネのルーツであるザクセン州を意味するサクソニアからつけられています。

この時計の魅力は何と言っても王道のドレスウォッチたる風格ではないでしょうか。華美になりすぎず、しかし手首をフェミニンに演出してくれる上品なデザイン性は多くの時計好きが注目しています。

しかしこのシリーズ最大の特徴は美しさにかまけることのない実用性の高さと言えます。カレンダー調整が年に一度のみのアニュアルカレンダーモデルや2つ目のデュアルタイムモデルなど、この時計を所有される方のニーズに合わせた様々な便利機能が搭載されています。

オートマティック 380.027

この時計は6時の位置にスモールセコンドを備えており、サクソニアの中でも最も象徴的なデザインが特徴です。これまでにランゲ&ゾーネが製作してきた数多くの自動巻き式時計の中で最も薄いモデルが、このサクソニア・オートマティックとなります。薄いので装着感が良いところも魅力の1つと言えるでしょう。

スモールセコンドは、10秒ごとの長めの秒目盛に数字が添えられています。これにより視認性を向上させることに成功しました。3時、6時、9時、12時の位置にはダブルアプライドインデックスを配置。これにより時間が更に認識しやすくなっています。

素材は、上品さを感じる18Kホワイトゴールドのタイプとフェミニンさが感じられるピンクゴールドのタイプから選ぶことができます。

オートマティック 380.044

シースルーバックから、ムーブメントの3/4を覆うプレートや、テンプの速度を微調整するスワンネック緩急針、チラネジ付テンワなど丁寧に仕上げられたムーブメントを心行くまで堪能することができます。

この時計の最大の特徴であり最大の魅力はブラウンの文字盤でしょう。ブラウンはケースに用いられたホワイトゴールドとの相性も良く独特の存在感を醸し出します。

上品でシックな佇まいが周囲に落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。この優雅なデザイン性が幅広い年齢層に支持され、また注目を集める秘密となっています。

ムーンフェイズ 384.026

12時の位置の日付表示はアウトサイズデイトを採用しており非常に視認性が高くなっています。また6時の位置にあるスモールセコンド上部にはムーンフェイズ表示が配置されており、バランスの取れた美しさを演出しています。優雅さが光る時計です。

アウトサイズデイトとは通常のデイト表示機能よりも大きな機構の事です。十の位と一の位に別々のディスクを用いることで日付表示させています。またムーンフェイズ機能は月の周期、月齢の経過を表示する機構の事を指しています。

このムーンフェイズ機能に用いられている群青色のプレートは金無垢のプレートにコーティングを施したものです。そのコーティング層をレーザー光で切り取ることで852個の星々の輝きを再現しています。

この精度の高い機械時計にはランゲ&ゾーネの均衡美が見事に表現されており、シックながらも圧倒的な存在感を醸し出しています。

1815

このシリーズ名は創業者アドルフ・ランゲの誕生年からつけられました。アドルフ・ランゲはグラスヒュッテという寂れた村の名を時計の聖地として世に知らしめたことでも知られています。グラスヒュッテは元々、銀の採掘場として発展していた村です。しかし19世紀の前半には鉱脈が枯渇。それから村は衰退の一途を辿っていきました。そんな未来のない村がアドルフ・ランゲにより見事に復興することができたのです。

レイルウェイ仕様の外周とブルースチールの針は、アドルフ・ランゲが好んで採用していたデザインでもあります。またこのシリーズはどのモデルも共通してアラビア数字のインデックスを採用。非常にクラシカルな印象を持たせてくれます。

このシリーズの最上位モデルはグランド・コンプリケーションで年間生産数1本、世界限定6本のみしか存在しません。そのため価格は2億円を越えます。

アップ/ダウン 234.026

この時計はランゲ&ゾーネのかつての人気モデルであるポケットウォッチに敬意を払って製造したものです。そのデザイン性は見る者を虜にするほど美しいことで知られており、ランゲ&ゾーネを象徴するモデルとしても有名です。

一度は廃盤になったモデルですが根強い人気に応え、一回り大きくなって復活しました。独特のパワーリザーブ・インジケーターはランゲ&ゾーネが1879年に特許を取得したものです。

ランゲ&ゾーネの長い歴史を感じることができる1本で手縫いのアリゲーターストラップの丁寧な職人技からも、時計への情熱やこだわりを感じることができます。またパワーリザーブが72時間もあるので実用性も抜群です。

235.026

ストップセコンド機能を搭載したスモールセコンドが採用されているので、時刻を秒数まで正確に合わせることができます。パワーリザーブも55時間あり、実用性が高い時計です。

ブルースチールの針やアラビア数字といった1815ならではのデザイン性ももちろん健在です。また線路をイメージしたレイルウェイモチーフの分目盛りなど、伝統的な要素も取り入れられています。そのためこの時計はランゲ&ゾーネの時計作りの伝統を今に伝える時計とも言われています。

18Kホワイトゴールドケースが上品な佇まいを演出します。シースルーバックが採用されているので、ムーブメントの駆動まで楽しめる一品です。

まとめ

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独自のムーブメントの製造過程や文字盤のデザインを持っており、時計への強いこだわりを感じさせる時計メーカー、ランゲ&ゾーネは時計の5大メーカーの中では唯一スイス以外の時計メーカーとして知られています。

その確かな存在感の時計を身に着けて、大人の男性にステップアップしませんか?軽い気持ちで購入できる価格ではありませんが、あなたの一生のパートナーとなってくれるでしょう。

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