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「ブレゲ」の時計は雲上の存在。大人の手首に高級感を身に着けよう
長い歴史に裏付けされた時計界でのポジション、威厳、そして自らのプライドをかけて維持し続ける細部までこだわり抜いた品質。
プレゲは「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」「時計の進化を2世紀はやめた男」と称される天才時計師です。時計師としての高度な技術はもちろん、最新の科学にも精通していたプレゲは、最高の時計職人の名を欲しいままにしてきました。
今日はそんな天才ブレゲが世に生み出した時計をご紹介します。
ブレゲの解説
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ブレゲとは?
ブレゲは1775年にアブラアン ルイ・ブレゲがフランスのパリに創業した時計メーカーです。
ブレゲが時計店を開業し最初に行ったことは、実用できるだけの耐久力を持った自動巻き機構の開発だと言われています。流行に流されず、実用性や本物だけが持つ美しさを追求し続けた初代ブレゲの発明は現在の機械式時計の礎となり、またブレゲ自身が天才時計師と言われる所以ともなりました。
新しい機構の発明だけにとどまらなかったブレゲの飽くなき探求心や時計を愛する心は、ついには高級時計をムーブメントから自社で一貫製造するマニュファクチュール化にも達しています。
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ブレゲの代名詞 トゥ―ルビヨン
ブレゲの代名詞と言えばトゥ―ルビヨンです。重力が時計の精度に影響する事を知っていたブレゲは、時計にかかる重力の影響を最小限に抑える機構を開発することで、極限まで精度を高めようとしたと言われています。
実用性の部分でも時計にはかかせない機構トゥールビヨンは、実用性ばかりはなく高い芸術性を併せ持っているため、機械式時計の代表的な機構として現代でも根強い人気を誇っています。
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ブレゲ社の功績
また、ブレゲが一線を退いた後はブレゲ社もトゥールビヨンの小型化などへの挑戦に真っ先に取り組みました。その他にも、ムーブメントに取り付けられた分銅が動くことで、ぜんまいが自動的に巻上げられ、時計が永久的に動き続ける自動巻機構や、暗闇でも時刻を音で知ることができる機構であるミニッツリピーターの「ゴング・スプリング」を開発したのもブレゲ社です。
ゴング・スプリングが開発される前は、ハンマーがケースを直接叩くトック方式により音を出していたリピーター機構ですが、このゴング方式が開発されたことで薄く、澄んだ響きを奏でることが可能となりました。
その他にも衝撃吸収機構のパラシュートや、従来のカレンダーが31日の月、30日の月、2月の日数差を認識できなかったことに着目し、これを自動で補正させることに成功した永久カレンダー、ブレゲひげゼンマイ、マリン・クロノメーターなどを含めると、現在の時計に用いられている機構の4分の3はブレゲが発明ないしは改良したものとなります。
時計界の歴史が2世紀早まったと言われるのも納得ですね。中でも1801年に特許を取得したトゥールビヨンは当時の懐中時計の精度を飛躍的に高めました。
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特徴・こだわり
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ブレゲには、時計界をリードし続ける時計メーカーならではの特徴とこだわりがあります。
特徴
パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ランゲ&ゾーネとともに世界5大時計の1つと言われているのがブレゲです。
最大の魅力はその実用性の高さと、時計の上級者に愛されるシンプルなデザインだと言えるでしょう。創業当初、主な顧客はフランスの貴族たちでしたが、その実用性の高さとデザイン性からすぐに、ヨーロッパの多くの王族や貴族、エリート達から賞賛を受け愛用されることになりました。
そんな歴史から言えるブレゲの特徴は間違いなく、ブレゲが大衆時計ではない「王の時計」だと言うことです。それを裏付けるように、ブレゲには博物館、美術館に展示されるほどのクラスの時計が揃っています。
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こだわり
機構の仕組みの1つ1つに美しさを施したブレゲ。その技術は時計製造技術の枠を越えると言われています。そんなブレゲのこだわりは芸術の域に達する時計を作り出すことです。
中でも特徴的なのが、先端に穴が開いた斬新なデザインを持つブレゲ針です。ブレゲ針はデザイン性の高さはもちろん、視認性の高さも大きなポイントと言えるでしょう。この針のデザインは現代でもパテックフィリップなどの一流メーカで採用されています。
また独特なインデックス書体であるブレゲ数字は、ブレゲ文字とともに懐中時計を製造していた時代からブレゲが持つ個性として愛され続けています。その他にも文字盤に規則的なパターンを彫り込むギヨシェ文字盤や、主にケースの側面に施される装飾で、コインの縁に見られるような溝状の模様であるコインエッジなどに代表される多くのデザインも、現在でも多くの時計に使用されています。
ブレゲの人柄に触れる
何より、ブレゲの時計にはアブラアム=ルイ・ブレゲの人柄が反映されていると言われています。中身を大切にし、外見は上品かつ控えめな時計が多いブレゲの時計。デザインから内部まで一切手を抜かないこだわりがそんな上品な時計を生み出す原動力となっているのでしょう。
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愛用している有名人
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ブレゲの顧客名簿にマリー・アントワネットやナポレオン・ボナパルト、アレクサンドル1世などのそうそうたる人物が名を連ねていることが、ブレゲの格式をより一層高めています。
愛用しているスポーツマン
日本中央競馬会の騎手、武豊さんはブレゲ マリーンII ラージデイト 5817ST/12/SM0を愛用されています。また元プロボクサーの井岡一翔さんはトランスアトランティック タイプXXI PG金無垢 クロノグラフ アリゲーターレザー 3810BR/92/9ZUを、プロ野球選手の藤川球児さんはマリーン ロイヤル 5847 / Ref.5847BB/92/5ZVを愛用されています。
更に、元プロ野球選手の松井秀喜さんもクラシック シリシオン Ref.5197BB/15/986を所有されています。
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愛用している芸能人
作曲家の秋本康さんはクラシック Ref.5140BB/29/9W6を所有されています。他にも俳優の大和田獏さんはクラシック ツインバレル Ref.5907BA/12/984を、石田純一さんはタイプXX アエロナバル Ref.3800ST/92/SW9を、伊藤英明さんはマリーンロイヤルを愛用されています。嵐の櫻井翔さんがトランスアトランティック タイプXX デイト 3820ST/H2/9W6を愛用されていることも有名ですね。また木村拓哉さんはマリーンII ラージデイト Ref.5817ST/Y2/SVOを所有されています。
その他にもとんねるずの石橋貴明さんはクラシック GMT アラーム Ref.5707BB/12/9V6とマリーンII クロノグラフ 5827BR/Z2/5ZUを所有されていますし、ケンドーコバヤシ さんは木村拓哉さんと同じくマリーンII ラージデイト Ref.5817ST/Y2/SVOを所有されています。
アブラアン-ルイ・ブレゲの傑作マリー・アントワネット
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ブレゲの時計の愛好者の中で最も熱烈だったと言われるのがマリー・アントワネットです。
彼女は自動巻き機構を備えた時計として有名なペルペチュエルを初め、たくさんのブレゲの時計を所有していたと言われています。
1783年、ケ・ド・ロルロージュの時計工房マリー・アントワネットに近しい者が訪れ、 「最高の技術と金無垢を使用した最高の時計」を注文しました。当時すでに宮廷時計師として長く活躍していたブレゲに、無制限の時間と費用を与えすべてを一任したのです。
しかしマリー・アントワネットは1793年に処刑されました。そして時計が完成したのは、1827年。実にマリー・アントワネットが亡くなってから34年後のことです。
注文を受けてからは44年も経過しており、ブレゲ自身も完成の4年前にこの世を去っていました。
最高傑作ブレゲ160の完成
そんな長い時間を費やして作られたのが、伝説の時計師アブラアン・ルイ・ブレゲの最高傑作と今でも言われている「ブレゲNo.160」です。この時計は推定価格数百億円と言われています。
1983年にエルサレムの美術館から盗まれ、2007年12月に発見されたこの時計は、当時の最高技術が惜しみなく使われ、神話さえ生んだとも言われる時計、ブレゲNo.160。この時計は2世紀に渡って時計界やコレクターの間で伝説として語り継がれてきました。
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新しいマリー・アントワネットの製作
2004年、スウォッチの生みの親ニコラス G. ハイエックは、ブレゲ社にこのブレゲ160の完璧なレプリカを製作するよう命じました。ブレゲ社は翌2005年からその復元に取り組み、過去の資料だけを頼りに2008年にレプリカを完成させます。このレプリカこそ新しいブレゲ160である「マリー・アントワネット」です。
新しい「マリー・アントワネット」は、まさに芸術作品と呼ぶにふさわしい時計です。
品番はブレゲ160にあやかったNo.1160。この時計は伝説の時計としてブレゲ160とともに後世に名を残すでしょう。
ブレゲの定番シリーズ紹介
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クラシック
創業者アブラアン-ルイ・ブレゲが確立したデザインを元に作られたのがクラシックシリーズです。
このシリーズはシンプルで控えめですが洗練されたデザインが特徴で、無駄のない繊細なラインながらも実用的に作られており強い印象を受けることができます。
独特の形をしたブルースチールのブレゲ針、コインエッジ、ギヨシェ彫りのダイヤルなどはまさに本来のブレゲそのものと言えるでしょう。
7147BB/12/9WU
2016年に発表されたこの時計はブレゲの伝統を継承するシンプルなスタイルが特徴です。
搭載されるキャリバー502.3SDは腐食や摩耗への耐久性が高いシリコンを素材に採用していますが、文字盤は古典的なギョーシェ模様を採用しており伝統と新しい素材のコラボレーションを楽しむことができます。
またシースルーバックになっているので、インバーテット・インラインスイスレバー脱進機やシリコン素材のひげゼンマイなど、502.3SDの美しくも実用的な駆動を楽しむことができるでしょう。
7637BB/12/9ZU
この時計も7147BB/12/9WUと同じくシンプルなデザイン性が特徴ですが、ミニッツリピーター機能に加え、秒針と24時間計という2つのスモールダイアルを搭載している実用性の高さで注目を集めています。異なる数種類のエングレービングが施されており、裏蓋やムーブメント、ダイアルなどの模様楽しむことができるのも時計好きには嬉しいポイントですね。
ケースはホワイトゴールドを、ストラップにはクロコを使用し上品に仕上げています。手巻きの時計ですので趣味性が高く時計好きにはたまりません。また自動巻きに比べると衝撃にも強く、ムーブメントの見栄えが良いのも特徴です。
その他にも40時間パワーリザーブ機能を搭載しているので、主ゼンマイを完全に巻き上げた状態で放置すると40時間は動き続けます。
ヘリテージ
このシリーズは古典的なデザインを現在の腕時計のフォルムに応用しています。あらゆる分野に精通したブレゲの高度な時計製作技術を余すことなく堪能できる魅力にあふれたシリーズです。
縦横に緩やかにカーブを描いたケースには繊細なギヨシェ彫りが施されています。また文字盤に施された模様からも一切妥協を許さないブレゲの時計へのこだわりを感じることができるでしょう。
5460BA/12/996
この時計は落ち着いたクラシカルなイメージが特徴です。絶妙なカーブを描いたケースが最高の付け心地を実現しています。スモールセコンドは中央に向かうほど深く彫られており、細工の細かさが見て取れるでしょう。
また文字盤に施された手彫りのギヨシェ模様が規則正しい美しさを表現しています。1783年頃に考案されたブレゲ針との相性も抜群です。更にケースサイドに施されたフルート模様のコインエッジなど、ブレゲの伝統が美しく表現された時計です。
5497BR/12/9V6
この時計はヘリテージシリーズの中では最上位のモデルです。18Kで仕上げられた美しい文字盤には美しい手彫りの装飾が施されています。18Kローズゴールドのケースとの相性も抜群で落ち着いた雰囲気を演出してくれるでしょう。
ブレゲならではのクラシックな要素を応用し傑作と呼ばれるこの時計は、プラチナ仕様のタイプやストラップがゴールドのブレスレットタイプもありますので、あなたに合ったタイプを見つけることができます。
トラディション
アブラアン-ルイ・ブレゲによって考案された初期の懐中時計であるスースクリプションにインスパイアされて生まれたのがこのシリーズで、伝統と革新という対極にある2つの顔を併せ持っています。
文字盤からは、左右対称に配置されたムーブメントを始めとする殆どの部品を見ることが可能です。
7057BB/G9/9W6
ムーブメントの中心に香箱を、その周囲にテンプなどを配置しているこの時計は、オリジナリティー溢れるこのムーブメントの配置こそが最大の特徴です。
ブレゲは時計の進歩と共に伝統を育んできました。このモデルはその歩みを体現したモデルと言えます。伝統的な中に感じられる新しいデザイン性はブレゲの出発点への回帰と、これから歩むべき道のりを示しているようにも感じられます。
この時計はテンプへの衝撃を和らげるパラシュート機構を搭載しており、より実用性の高い時計となっています。また裏からも表からもムーブメントの全容を見ることが可能ですので、時計好きにはたまらない一品です。
7047BR/G9/9ZU
この時計はオリジナリティー溢れるデザイン性が特徴です。時間はムーブメントの下部にある縮小ダイヤルに表示されています。また細かいギョーシェ模様が美しい時計で、白いローマ数字のアワーマークとの相性も抜群です。
ムーブメントを表から堪能できるように作られた独特の配置で、機構の動きを存分に楽しむことができます。シリコン製のブレゲひげぜんまいや香箱上のパワーリザーブ表示など、名実ともに古典と最新技術の融合を楽しみことができるでしょう。
タイプXX
この時計はフランス軍が1950年代にフランス海軍航空部隊に所属するパイロットの為に、ブレゲにパイロットウォッチの製作を依頼したことがきっかけで誕生しました。そんな軍用時計に自動巻き機能を搭載させ、民間用の時計として新たに発売されたのがこのタイプXXです。
現代に甦ったこの時計は、飛行中に連続した時間を計測するために必要とされたフライバック機能もそのまま受け継がれておりマニアックな一面も持っています。
3810ST/92/SZ9
この時計は随所にブレゲらしさを感じることができます。飽きのこないシックなデザインや、男性の腕によく似合う大きさ、色など全体的な雰囲気が非常に良い時計です。トータルバランスがとても良いと評されることが多いのですが人と被ることが少ないのも魅力の1つと言えます。また装着感が良く適度な重さがあります。
ケースサイズが42mm、サブダイヤルを一段低くしたオリジナルデザインで立体感のある文字盤も、ブレゲの伝統の技と最新技術とが結びついた新しい時代のパイロットウォッチとして圧倒的な存在感を演出してくれるでしょう。
3800ST/91/9W6
この時計は上品な印象を持っていますが、カジュアルシーンからフォーマルシーンまでどんなシーンにもよく似合う魅力を持っています。
ちょうど良い大きさや装着感から多くの方に支持される時計ですが、女性受けの良いデザインとしても有名です。
100m防水機能も搭載しているので、汗などにも強く実用性が高い仕上がりとなっています。
マリーン
このシリーズは上品なスポーツウォッチの実現を目指して作られました。フランス海軍のマリン・クロノメーター(海軍用精密時計)の製造過程では、アブラアン-ルイ・ブレゲが残した技術やアイデアが数多く採用されています。
このマリーンシリーズは、海軍でも使用されるほどの実用性の高さと現代人のニーズに応える高いデザイン性で人気を集めています。
5817ST/92/5V8
文字盤の中央には海の波を連想させるような柔らかい曲線のギョーシェ模様が彫られています。6時の位置のビッグデイトやアワーマークのローマ数字のバランスが秀逸です。また繊細かつ大胆な模様でオリジナリティー溢れるラバーストラップにも高いデザイン性を感じます。
この時計は現代人のニーズやセンスを見事に再現しているのではないでしょうか。時計を守る屈強なケースやプロテクターつきの竜頭も実用面で高い評価を得ています。そんな高い実用性と洗練された現代風のデザイン、そして上品なセンスとカジュアルな雰囲気の融合を感じさせてくれるでしょう。
5827BR/Z2/5ZU
ブレゲの時計らしさを追求した結果、ブレゲらしいスポーティウォッチとして誕生したのがこの時計です。
この時計はクロノグラフを搭載した防水モデルの時計でスポーティなデザインが最大の特徴ですが、ケース側面のコインエッジやブレゲ針の採用するなど、ブレゲらしさへの配慮を随所に感じることができます。
素材に採用したピンクゴールドが高級感を演出してくれるこの時計は、スポーティーながらも落ち着いた印象を持ち独特な存在感を感じさせてくれるでしょう。
まとめ
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ブレゲの時計は多くの時計好きの方々が、他の高級時計メーカーを経てたどり着く時計と言われています。言い換えると、時計の初心者はなかなかブレゲを選ばない傾向があるそうです。
ブレゲを選ぶと言うことはもちろんステータスの証でもあるのですが、時計通の証明ともなります。あなたも時計好きから好まれるブレゲの時計を選んでみませんか?
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