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ネカマとは?ネカマする男の心理や特徴・見分け方を解説!
インターネット上で時折耳にするのある「ネカマ」。言葉の意味だけならば知っている方も居るかもしれませんが、なぜネカマをしているのかは当人しか知る由はありません。本記事では、そんなネカマをしている男の心理や特徴、そしてネット上での見分け方などをご紹介していきます。
ネカマとは?
誰もがインターネットを使える現代。簡単に他人とつながる事が出来る中で「ネカマ」という存在が見られ、言葉だけならば聞いたことのある方も少なくは無いでしょう。
ネカマの意味
まずは意味から解説しますと、ネカマを一言で説明すればインターネット上で女性のふりをしている男の事を指します。「インターネットオカマ」の略称であり、実際には男性である事は間違いありません。
男性でありながらも、女性に見えるかのようなハンドルネームなど偽名を使用して、言葉遣いも女性らしく振舞い、話の内容までもすべて女性目線に置き換えます。勿論それらすべて架空のものであり、ネット社会における匿名性を利用しているのです。
ネカマの由来
誰もがスマートフォンやパソコンを持っていて当たり前というような現代ですが、最近になって急速に普及してきたために、ネカマも割と最近作られた言葉と思われるかもしれませんが、実は30年以上前から使われていた歴史があります。
2021年現在から30年ほど前になる、1980年代の後半から1990年代の後半、パソコン通信が普及し始めたころに同時に使われ出したと言われています。その当時はネカマと略さず「ネットのオカマ」とそのまま呼んでいた模様です。
インターネットが現代の様に普及する前であった当時の通信手段の1つがパソコン通信で、複雑な設定や専用のソフトが必要なために、当時利用していたのは男性がほとんどだったのです。
となると、当然女性の利用者は少なくなり、女性であると名乗っただけで注目を集めるようになります。こうした背景から、現代まで続くネカマが誕生したという訳です。
「ネカマ」の対義語「ネナベ」
男性がインターネット上で女性のふりをしているのがネカマと呼ばれているのですが、その逆も存在します。逆とはすなわち、本当は女性の人が、インターネットで男性を装っている事であり、これをネットオナベを略し「ネナベ」と呼びます。
ネカマの出没場所
ネカマとはなんなのか、その意味や由来、対義語などについてそれぞれ簡単にではありますがご紹介しました。インターネット上で女性と偽るのですからネット上でのみ見られるのは当然ですが、具体的にはどんな場所で出没するのでしょうか?
出没場所①オンラインゲーム
まず1つ目は、オンラインゲームになります。昨今のオンラインゲームの人気度合いは加速度的に高まっており、無料でも高いクオリティで遊ぶことのできるゲームが当たり前のように出回っています。
自らキャラクターを作成して登録するというシステム上、ネカマにとっては皮を被りやすい環境になっています。ソロでゲームをプレイするほか、男性と対戦をしたりチームを組む際にも、女性の様に振舞っています。
オンラインゲームの比率は、男性の方が多い傾向にあります。女性と言えばたとえ偽りだったとしても真偽は分かりませんので、優しくしてもらいやすい、得をしやすいのです。
出没場所②出会い系サイト
2つ目は、出会い系サイトです。出会い系サイトというのは、インターネットを通じで男女が知り合う出会いの場を設ける仲介サービスサイトです。ネカマが出没する最も多い場所の1つにも数えられます。
元は先述した通り、現実の男女が手軽に出会いの場として利用できる場所でした。しかし、登録に関しては匿名、つまり詳細な本人確認等は行われない上に性別は任意で選べますので、女性になりすましている人が多いです。
実際に出会い系サイトをネカマとして利用してみると、やはりこちらも男性ユーザーが多いのか、驚くほどに多くの男性から声をかけられるようです。
出没場所③SNS
3つ目は、SNSです。若い世代を中心として利用者の多いSNSは、ソーシャルネットワークサービスの略称です。手軽な連絡手段として用いられるLINE、Twitterやインスタグラム、フェイスブックなどがこれに該当します。
これも出会い系サイトなどと同じく、アカウントを作成する上では性別の選択などは個々人の自由の為、ネカマアカウントが作りやすいのです。フェイスブックは実名登録であるためにあまり多くないものの、インスタグラムやTwitterは比較的多く見られます。
アイコンや自己紹介文、日々の投稿などを女性らしくする事で、あたかもユーザーも女性であるかのように見せています。現実と違う性別で、周囲からの注目を集めたり反応を楽しんでいる訳です。
出没場所④掲示板サイト
もう1つ、掲示板サイトも挙げられます。インターネット上におけるコミュニティの一種であり、ある1つの議題に沿って関係のある話題を、不特定多数の人が書き込めるサイトの事を指します。
最も有名な所で言えば、2ちゃんねるが最大手と言えるでしょう。こうした大型掲示板と呼ばれているサイトでは、ペンネームなどを利用して匿名で気軽に利用できますから、やはりネカマにとっては成り代わりやすい訳です。
女性になりすます事で、現実でも女性の人と親しくなろうとしたり、男性の相談者や投稿者に対して女性としてやり取りをするのが楽しいのだそうです。
ネカマする男の心理
この様に、誰でも簡単にインターネットが利用でき、安易に匿名性を得られるようになった現代においては、割と身近な所にネカマが潜んでいる可能性が高いです。それでは、なぜこれほど様々な場所でわざわざネカマなどやっているのでしょうか?
心理①女性になってみたい
まず1つ目に考えられる心理は、女性になってみたい、というものです。単純に女性になりすます事を遊び感覚で楽しんでいる場合にはこちらに該当し、男性のままではしづらいようなファッションやスイーツ、恋愛系の話など、女性ならではのトークに関心を持っている男性は意外に居るものです。
本当はファッションやスイーツなどの話をしたいけれど、現実では男で相手もいない、などという場合に、ネット上で女性になりきる事で純粋に楽しんでいたりするものです。
心理②ストレスを発散したい
2つ目は、ストレスの発散目的です。現実の自分につかれている人や、ストレスを抱えてしまっている人がネカマをやる、というケースも考えられ、現実の自分ではない架空の自分を演じる事で、そのストレス発散を考えているのです。
誰であっても、非日常や違う人生を楽しみたい、という気持ちが少なからずあります。この欲求が、ネット上でネカマになる、という割と簡単にできる方法で現実となり、癖になるケースもあります。
人には誰しも変身願望というものが備わっており、現実の自分とは違う何かになってみたいという気持ちがあるものです。こうした心理も、ネカマをしている理由の1つに数えられるかもしれません。
心理③人を騙すことが楽しい
3つ目は、人を騙す事に悦楽を感じているケースです。1つ目の女性になってみたい、という心理は、趣味が女性らしいもので演じる事で楽しみたいという純粋なものでしたが、中には騙す事を楽しんでいる悪質なネカマも居ます。
特に、出会い系サイトやSNSなどの簡単に女性らしいアカウントを作りやすい世界においては割と多くみられるタイプであり、気があるフリをしてみたり、女性経験の少なそうな男性に近づき、相手を弄ぶのが目的です。
心理④チヤホヤされたい
もう1つ、チヤホヤされる環境に居たいという心理もあります。こちらも出会い系、SNSやオンラインゲームなどで見られる事ですが、例えゲームプレイが下手だったとしても、女性と言っておけば周りからは甘く扱われたり、助けてもらう事が多いのです。
また、SNSにおいても、同じ投稿を男性と思わしきアカウントがした場合と、女性らしいアカウントがした場合、後者の方が「いいね」などの反応をもらいやすいという現象があります。
このように、匿名性を簡単に得られるインターネットにおいては、真偽が簡単に分からないので女性と言っておき、注目されたがっているのです。
ネカマする男の特徴
SNSでも掲示板などでも同じですが、匿名であるゆえに相手の顔など分かる筈もありませんので、ネカマなのか本当に女性なのかの見分けがつきづらいところがあります。
特徴①女であることをアピールしてくる
そこで見分けられる特徴の1つが、女性であることを自らアピールする点です。心理の中でも述べたように、ネカマをやっているのは女性を演じているからこそ得られるメリットがあるから、という理由でやっているケースも少なくありません。
そのメリットを得るためには、匿名のままでは分からない性別を自分から女であると主張して、周りに覚えさせる必要があります。本当に女性ならそこまでの主張はトラブルの観点からもしてこない筈なので、アピールが多い場合には怪しいです。
特徴②恋愛トークを仕掛けてくる
2つ目は、恋愛系のトークを仕掛けてくる事です。ネカマをしている男性の中には、女子トークの輪に入りたいがゆえにネット上の女性にアプローチをする、といった目的でやっているケースもあります。
男性と言っていては警戒心が生まれてしまうために、女性と偽って近づき、恋愛トークをしたりします。また、女性と偽って男性とトークをし、相手が女性と気付かずだましている状態を楽しむという中々悪質な場合も考えられます。
特徴③絵文字や顔文字を多用する
3つ目は、メッセージのやり取りの中で絵文字や顔文字を多用する事です。メッセージの中でも感情表現が豊かで大げさな場合、女性を演じているネカマの可能性が高いのです。
大した事では無いのに大げさな対応を取ったりするなど、とにかく過剰に女性アピールをしてきます。音符やハートなど、如何にも女性の使いそうな絵文字や顔文字を目に見えて分かるほど多用してくるのならば、見分けも付くでしょう。
特徴④下ネタを言ってくる
もう1つ、下ネタも言ってきます。どれだけインターネット上で女性として取り繕っていても、しょせん本人は男性です。話題や言葉遣いを変えていようと、男性が関心を持ちやすい下ネタを何の抵抗もなく話してきます。
通常、本当の女性であれば下ネタなど忌避する会話の内容ですし、まして本人から言い出すという事はまず無いでしょう。それを自分から言ってくる相手の場合、女性である可能性が無い訳ではないものの、ネカマと考えた方が妥当です。
ネカマの見分け方
純粋にネット内で女性としてふるまって楽しんでいる人もいれば、人を騙して遊んでいるなど悪質なものまで、ネカマにも種類があるのです。最後に、ネット上でのネカマの見分け方をご紹介しましょう。
見分け方①女性が嫌う下ネタを振ってみる
まず、女性が嫌いそうな下ネタの話を振ってみる事です。特徴の中でも挙げた通り、どれだけネット上で女性の様なふるまいをしていようと、ネカマはリアルでは男性であることに違いはありません。
もし相手が本当に女性であるのならば、基本的に下ネタの話などしたくは無い筈です。こちらから話題を振ってみて、もしも相手が乗り気の対応をしてきた場合には、ネカマの可能性がとても高いです。
見分け方②服のサイズを聞いてみる
2つ目は、着ている服のサイズを聞くことです。大抵のネカマというのは、女性を演じるうえで性格や言葉遣いまでは気を付けていても、自分の見た目までは考えていませんから、服のサイズを聞かれたもどう答えるべきか分からないのです。
特に、下着のサイズについてはデリケートな話である事も相まって効果的です。女性ならばわかる話ですが、世間一般のバストサイズのイメージと現実にはかなりの違いがあるので、頓珍漢な答えを返してきた場合には非常に怪しいです。
見分け方③投稿写真に統一感がない
3つ目は、投稿されている写真に統一感が無い事です。特にSNSのプロフィール写真については、それらしいものをネット上から拾ってきて使っていますから、統一感が無いのも無理のない話です。
見分け方④好みのタイプの男性芸能人を聞いてみる
好みのタイプの芸能人を聞く、という方法も有効です。ネカマと呼ばれている人たちは、現実では大体30代から40代の男性が多くを占めています。SNS等を利用している女性には10代や20代が多く、もし質問に少し前に有名だった男性芸能人を答えた場合には、ネカマかもしれません。
ネカマにも種類がある?
ネカマにも、良い方の人と悪い方の人がいます。良い人というのは、自分が女性的趣味を持っていて、現実ではそれが難しいのでネット上で楽しんでいたり、単純にチヤホヤされたいだけの人たちです。
対して、嘘をつくことで相手を騙し見下したり、気持ちを弄ぶことを面白がっていたり、またはだまして金銭的な利益を得ようとしてくるのは悪いネカマなので、引っ掛からないよう注意が必要です。
悪質なネカマに注意しよう
楽しみたいからネカマをしている人もいれば、他人を騙して弄ぶような悪質なネカマも存在します。顔が見えないネット上の話ですから、ぜひとも注意して下さい。