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スーツの襟の種類や特徴まとめ!着こなすためのポイントを押さえよう!

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スーツの襟というのは複数の種類が存在しており、それぞれで形状が異なっているのはご存じだったでしょうか?形状が異なれば、全体的な着こなしにも影響が出てくるために実はポイントになっている部分でもあるのです。今回はそんなスーツの襟の種類や特徴と、着こなしのポイントについて解説します。

スーツの襟の種類と特徴

スーツの襟は、ラペルとも呼ばれています。その種類も今回ご紹介するように豊富に存在していて、全体的なシルエットや着こなしにも大きな影響を与えます。まずは種類ごとの特徴から解説していきます。

スーツの襟①ノッチドラペル

最初にご紹介する襟のスタイルは、一般的なスーツ等の上着で見られる襟の形状の一つであり、ノッチは襟の先端にV字型の切り込みがありこのV字の切り込みが「ノッチ」と呼ばれます。

今回ご紹介する通り襟の種類は数多くある中でも、最も多く採用されているのがこのスタイルであり、仕事に限らず公の場全体でよく見られるデザインとなっています。

シングルブレストやダブルブレストのスーツで一般的に使用されることが多くなっており、このデザインはクラシックでありながらも流行に左右されないという事で多くのビジネススーツやフォーマルなスタイルに適しています。

スーツの襟②ピークドラペル

ピークドというのは「先端がとがった」という意味を持っており、その名前の通り襟の先端が上部を向いていて鋭角な形状をしているのが最たる特徴です。

比較的しっかりとした場で着る正装やダブルブレストのジャケットといったような服装に採用されることが多い襟の形状となっていて、特にタキシードやドレスコードがフォーマルな場で好まれることがあります。

先にご紹介したスタンダードなスタイルよりも幅が1㎝ほど短くされているピークドスリムと呼ばれる形態も存在しており、こちらを選択する際は流行りを反映したい場合に向いています。

スーツの襟③セミピークドラペル

先端をとがらせた襟の形状に対して、やや控えめで下襟の角度を若干水平にカットした形態をしている襟型です。尖りがあまり気にならないスタイルの襟の一種となっています。

先端が鋭く、V字状になっているピークドスタイルに対しこちらはやや緩やかでピークドよりも穏やかな先端形状をしているのが特徴です。それでいて、スタンダードな物よりも洗練された印象を与えることができます。

スーツやジャケットのスタイルは個々の好みや機会によって異なりますが、こちらの襟の形式は比較的フォーマルな場面からビジネスカジュアルな場面まで、幅広く対応できるスタイリッシュな選択肢とされています。

スーツの襟④フィッシュマウスラペル

その名前が示す通り魚の口の形状に似ていることから名付けられたスタイルです。パッと見た形状ではオーソドックスなノッチドタイプに外見が似ていますが、下の襟部分が下方向を向いているノッチドに対し横に向いているのが違いとなります。

幅広の襟を特徴としており、これにより他の襟の形状とは異なる独自の印象があります。 また伝統的な襟の形状から派生した一種でもあり、モダンで洗練された外観になることからファッション意識の高い人々に好まれやすい襟型です。

特に3つボタンタイプのスーツとこの形状の襟という組み合わせの相性は非常に良好とされていて、ビジネスシーンなどではこの2つの組み合わせを選択するビジネスマンが多い様です。

スーツの襟⑤クローバーリーフラペル

クローバーリーフラペルはスーツの襟の形状の一つで、クローバーの形状に似ていることからその名前がついています。このスーツの襟は、通常のノッチラペルやピークラペルとは異なり特有の形状を持っています。

具体的にはオーソドックスなタイプの襟の上と下に存在していた角を取り去ったような形状をしており、その形通りの丸さが名前の元です。襟の先端が丸みを帯びており、三つの小さな切り込みが形成されていてこれによりクローバーの葉っぱを思わせるデザインになっています。

丸みがあり角が取れているデザインということから優しく穏やかで柔らかい印象を与えることができる襟型となっていて、男性用のスーツだけではなくレディーススーツにも採用されることが多いのです。

スーツの襟⑥ローリングダウンラペル

そしてもう1つが、ローリングダウンラペルです。別名を段返りボタンとも呼ばれている襟型であり、第一ボタンが存在する個所が反っているのが最大の特徴です。

基本的にアウターの場合にはボタンが3つあり、第一ボタンを閉めないで着るのがスタンダードです。襟の先端がやや下向きになっている特徴的な曲線を持っていて、この形状によって襟が自然な流れを持ち、スーツ全体の印象も柔和になります。

かしこまりすぎることなくそれでいて上品にまとめられるスタイルである事から、ビジネスでもカジュアルでも映えるデザインとなっています。スーツ以外にも、ステンカラーコートやチェスターコートなどコートに採用されることも珍しくありません。

襟の幅で着こなしの印象も変わる

この様に、スーツの襟の形1つとっても様々な種類が存在しているのがお分かりいただけるかと思われます。これだけ様々な種類があるだけではなく、襟自体の幅をどの程度にするのかによっても見る人の印象が変化するものなのです。

襟の幅①レギュラー

まずは、レギュラー幅になります。名前の通り襟幅の中でも一般的、スタンダードなものとなっており、一般的にビジネススーツや一般的な社交場で使用されるスタイルです。

幅としては7.5㎝から8.5㎝のものがレギュラーに該当しており、幅広いシチュエーションにマッチさせることができます。特に多いのは8㎝幅のもので、適度な幅でクラシックな印象を与えます。幅が広すぎず細すぎず、幅広い服装や体型に適しています。

襟の幅②ワイドラペル

続いては、ワイドラペルです。こちらも名前からわかりやすいように襟の幅が広くなっているデザインのものを指していて、具体的な幅の基準はブランドやデザイナーによって異なりますが通常は標準の襟よりも広めになっています。

1950年代以前に生まれたとされていて、平均的な幅は9㎝から10㎝程度のものです。クラシックで伝統的な幅であるためにフォーマルな場においてもマッチする幅の襟となっており、特に太いネクタイとの相性は抜群とされています。

襟の幅③ナローラペル

幅広の襟が存在していれば、それとは逆に襟の幅が比較的狭いスタイルのものも存在しています。スーツの襟の幅が狭いほど、よりモダンでスリムな印象を与えられる傾向にあるために飾りすぎないスタイルを求めている人に選択されることが多いです。

実際は一般的に若い世代やファッションに敏感な人々の間で人気があり、特に細身のジャケットやスリムフィットのスーツと相まって洗練された外見を演出させられます。

スーツの襟を意識した着こなしポイント

スーツの襟一つとっても、種類や幅など様々な種類が展開されている事がお分かりいただけたかと思われます。こうした襟の種類とスーツの組み合わせは膨大になりますが、最後に襟を意識したスーツの着こなしポイントをご紹介します。

ポイント①スーツとシャツの襟幅のバランスが大事

まずは、スーツとシャツの襟幅のバランスを考えるという点になります。スーツとシャツの襟幅が調和していると、全体のバランスが自然と取れてスタイリッシュで洗練された印象がプラスされます。襟のデザインが一致していることで、全体の印象がまとまりやすいです。

幅が広めのワイドラペルであれば小さな襟のシャツを合わせると不格好になってしまいますし、逆にナローラペルに大きめの襟だとだらしなくなってしまいます。

ポイント②後ろから見たときシャツの襟が少し見える

続いては、後ろから見た時のシャツの襟が少し見える程度のバランスにする事です。シャツの襟がジャケットに完全に隠れて見えていなかったり、ジャケット側の上襟が浮いているとバランスが悪く見えてしまいます。

シャツの襟がジャケットの上襟よりも少し見えている程度が良いバランスとされています。顔周辺は全体の印象を左右する場所でもありますので、この辺りも意識的に整えてみましょう。

ポイント③ノーネクタイの場合はシャツ選びを慎重に

もしネクタイをしない、いわゆるノーネクタイスタイルで行く場合には、シャツ選びは慎重にするべきです。例えばクールビズ期間などが該当しますが、袖が崩れにくいボタンダウンに高めのワイシャツだと一番合わせやすいとされています。

着用シーンや好みに合ったスーツの襟を選ぼう!

たかがシャツの襟、と思われるかもしれませんがその実されどシャツの襟であり、着こなしのバリエーションや見え方は全く異なるものになります。ここをしっかりと決めると見栄えも非常によくなりますので、次にシャツを着る際には是非とも気を遣ってみてください。

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