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【徹底解説】世界最高峰のファブリックを生み出す「ゼニア」の全て。
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「ゼニア」の歴史や魅力を全て徹底紹介
http://www.zenonni.com/ermenegildo-zegna-fabrics-spring-summer-2017/
世界最高峰といわれる「エルメネジルド・ゼニア」のファブリック。それを用いて仕上げられる一級品のスーツやウェアの数々。ブランドの誕生からさかのぼり、生み出される生地の特徴やこだわり、フォーマルアイテムたちの魅力、「ゼニア」の全てに迫ります。
目次
Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)
歴史
https://www.zegna.jp/jp-ja/記事/zegnaについて/歴史.html
■ 初期
「エルメネジルド・ゼニア」は、1910年にイタリアで創業。イタリアを代表する世界的ファッションブランドです。創立者であるエルメネジルド・ゼニアが18歳の時、ウール工場を設立。その2年後には、スーツのための高品質な生地生産の評判を得たことから工場の拡大を成功させます。
ニューヨークなどへの輸出が盛んでしたが、戦争中の窮状によって生地の輸出等はそれ以上に広がらず、25年以上をかけながらも1400人の労働者を雇用、着実に事業を展開していったのです。
■ 第二世代
そして1966年に初代のエルメネジルドが亡くなった後、息子であるアルドとアンジェロが事業を引き継ぎ既製品の男性用スーツ等の販売を開始し始めます。続いて、ニットウェアラインやカジュアルウェアライン、アクセサリーラインを発売。スペインやスイスに工場を設立するなど、それは生産を国際化した初のイタリアブランドのひとつでした。
80年代には、16ヶ国の旗艦店をオープン、「ゼニア」最初のブティックがパリでできたのもこの頃です。85年にはミラノでオープン。
■ 第三世代
90年代までには、アルドとアンジェロの子供達が「ゼニア」の責任者をつとめ、ファッションとアパレル部門の主要ビジネスを成長させること目指し、イタリア最大のアパレルメーカーとなったのです。「ゼニア」は、中国市場に進出した最初の西洋高級アパレル会社となり、2014年までには南アフリカ、エジプト、モロッコ、ナイジェリアでも店舗が開店。
■ 現在
そして現在、第四世代の後継チームへ。「ゼニアグループ」は「長期的な目標」、「事業継続のための、ファミリーによる企業経営」、「厳格な企業統治制度に体現された、健全な倫理コミットメント」という3つの原則を理念に、創業者のビジョンを忠実に守りながら、革新の実現を目指しています。
特徴とこだわり
https://www.zegna.jp/jp-ja/記事/zegnaについて/歴史.html
18歳のエルメネジルド・ゼニアのウール工場設立が、イタリアで最も著名でダイナミックなファミリー企業の始まり。彼は、「世界で最も美しいファブリック」を作るという強い夢を持っていました。環境や製品への投資を惜しまず、最高品質の自然繊維を原産国から調達し、生産工程の刷新、環境改善を目指しました。
ウールを得るための牧羊から、オーダーメイドスーツのボタンホールなどの細かいディテールにまで妥協なくこだわり、さまざまな局面で最高品質を目指しています。
研究開発を常に怠ることなく、ファッションからアクセサリーまで多岐にわたるアイテムの展開に加え、「ゼニア」は常に向上心を持ち続け革新を起こす、強い企業スピリットの持ち主です。それこそ「ゼニア」というブランドの変わらぬこだわりであり、イタリアのみならず世界中から高い評価を受けている理由です。
「ゼニア」の評判
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「ゼニア」のアイテムはもちろん一級品。全てのコレクションが数万円〜数十万円という価格にも関わらず世界中から支持を受けているのは、「ゼニア」が作り上げるものが「最高品質」であるためです。世界の有名ブランドから指名を受け、コレクション製作を手がけるほど。
このように、素材や細やかなディテールにこだわる「ゼニア」の確かな品質は、顧客からも大変高い評価を受け続けています。
アイテムごとの価格帯
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ファッション部門
カジュアルなスウェットシャツやポロシャツなどは5万円〜10万円ほど。素材にこだわるニットウェアは10万円〜20万円。カジュアルブレザーは30万〜40万円。コートやアウターは20万円〜100万を超すものまで、さまざまなスタイルの実現を可能にするコレクションを取り揃えています。
フォーマルウェア部門
シャツが4万円〜8万円。ネクタイは2万円〜3万円。そしてこだわりのスーツに限っては一番安値であっても30万円ほどで、高価なものでは60万円というラグジュアリーな価格設定となっています。
購入可能な店舗
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公式サイトでの購入も可能ですが、取り扱い店舗をご紹介します。主に百貨店内のブティック等での購入が可能です。
関東地域
「エルメネジルド・ゼニア 渋谷西武」、「エルメネジルド・ゼニア 池袋西武店」、「エルメネジルド・ゼニア 伊勢丹新宿店」、「エルメネジルド・ゼニア 新宿タカシマヤ店」、「エルメネジルド・ゼニア 阪急メンズ東京店」、「エルメネジルド・ゼニア 丸の内店」、「エルメネジルド・ゼニア 三越日本橋店」、「エルメネジルド・ゼニア 日本橋高島屋店」など。
関西地域
「エルメネジルド・ゼニア 阪急メンズ大阪」、「エルメネジルド・ゼニア 大阪グローバルストア」、「エルメネジルド・ゼニア 大阪高島屋店」、「エルメネジルド・ゼニア 京都大丸店」、「エルメネジルド・ゼニア 神戸大丸店」など。
「ゼニア」スーツ
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世界最高峰の「ゼニア」スーツ。最高級な価格設定ではあるものの、世界中から多くの支持を集めています。素材、品質、技術は確かの「ゼニア」「ツーピーススーツ」をご紹介。
Ermenegildo Zegna 15MILMIL15ウールマイクロチェックスーツ ¥529,200 (税込)
詳細はこちら
「ゼニア」の中で最高級の素材のひとつ「15ミルミル15」のネイビーウールスーツ。希少なエクストラファインメリノウールから生まれた、これぞ最高峰のファブリックです。極細の繊維で織り上げられた極めて滑らかな質感と手触り。スーツ特有の重みを感じさせない快適さと心地よい着心地を実感できます。
きめ細やかなマイクロチェック柄が、深みのある高級感を感じさせる仕上がりです。
「ゼニア」ネクタイ
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スーツやウェアのみならず、フォーマルアクセサリーにも「ゼニア」の革新的なこだわりが詰まっています。最高峰のスーツにぜひ合わせていただきたい「ゼニア」ネクタイをご紹介。
ネイビー地ペイズリー柄ネクタイ ¥14,000(税込)
詳しく見る
マイクロデザインの生地が高級感漂うネクタイ。大胆にデザインされたペイズリー柄には、芸術性と伝統的な美しさを感じられます。ブランド「ゼニア」の持つ歴史の重みを表現するかのように、重厚感ある仕上がり。生地に繊細な織り込みがなされ、他のネクタイとはまた違った質感を「ゼニア」は作り上げます。
▼関連記事
「ゼニア」の生地
https://ordersuit-ginza.jp/zeg_suit/#zegna_cnttl06
「ゼニア」の生地にはさまざまな種類が存在。それは施されるラベルが証明します。生地の特徴や魅力を紹介していきましょう。
「トロフェオ」シリーズ
■ トロフェオ
「ゼニア」を代表する生地のひとつであり、一番人気を誇る生地です。ツヤと光沢のある、上品かつエレガントな魅力を持っています。イタリア語で「トロフィー」という意味を持つ「トロフェオ」は、その名の通りウールのコンテストから表彰されたウールを使用した一級品です。
■ トロフェオ600
「トロフェオ」にシルクをブレンドした新クオリティ。600番手という極細番手のシルクを使用しているため、生地表面にはきめ細やかに輝くシルクの光沢を感じられます。春夏用のバリエーションで軽量な点も魅力です。
■ トロフェオカシミヤ
ファイン素材である「トロフェオ」にカシミヤをブレンドした革新的な生地です。90%ウール、10%カシミヤの贅沢なフランネル素材で、カシミヤ混のソフトなタッチが着心地も快適です。従来のフランネルほど重厚でなく、シンプルでクラシカルな柄も特徴的。
春夏向け生地
■ シルク
新ラインナップのシルク100%生地です。ゼニア社にシルク生地工場が新設されたため、今までになかった「シルク」生地が2011年春夏コレクションで登場。滑らかな質感で引っかかりを起こしにくい加工を施されており、他のシルク素材よりも優れた仕上がりです。
■ シャン
中国で絹の黄金時代である「商」を英語名にした「シャン」と呼ばれるシルクとウールをブレンドした生地。現代的で軽量かつ繊細なクオリティ、綾織りでシルクのラグジュアリーな光沢が魅力的です。夏シーズンに人気を集める素材でもあります。
■ クロスプライ
ソフトなシルキータッチの素材感。ウールが混紡されているので型崩れがしにくく、夏素材で涼しく快適な着心地です。シルクと麻のさらりとした柔らかな質感と軽やかな羽織り感は、クールビズのビジネスジャケットとしてもオススメ。
■ クールエフェクト
「ゼニア」の革新的ファブリック。伝統あるエレガンスさと最新のテクノロジーの融合が生み出した「クールエフェクト」は、生地の表面温度を約10度下げることを可能に。多くのメディアでも取り上げられ、好評を博した新クオリティです。
■ ハイ・パフォーマンス
オーストラリア産スーパーファイン・メリノウールを使用した「ゼニア」の定番生地のひとつ。80年代半ばに開発した機能性の高いクオリティで、弾力性がありシワになっても形状を戻しやすい点が特徴です。軽量で涼しい着心地も魅力。
■ ハイパフォーマンス リネン
オーストラリア産スーパーファイン・メリノウールを強撚した「ゼニア」定番素材のひとつ。高い弾力性とシワになりにくい点が特徴です。軽量かつ清涼感を感じられる素材は、春夏シーズンにオススメ。
秋冬向け生地
■ ヘリテージ
1930年代のスタイルを元に復刻した素材。重いクオリティであった当時のものよりも実用的に軽量化され、世界で人気を博している生地でもあります。伝統あるデザインと杢タイプの色柄は、スーツラインとは一味違った高級感が魅力です。
■ コーデシルク
カシミヤのように滑らかな肌触りで、カラーバリエーション豊富な素材。ピュアシルクという「ゼニアグループ」の画期的な新クオリティは、世界中の有名ブランドから高い評価を得ています。シルクの特性である保温性も優れた生地です。
■ プレミアムカシミア
生後一年以内のモンゴル山羊のホワイトカシミヤを使用した「プレミアムカシミヤ」。純白な繊維を厳選し、色の純度と光沢を最大限に引き出して仕上げられます。繊維の端部が少なく、毛玉になりにくい上質な素材です。
■ 2トーン
表と裏のカラーの出方を変化させることができる画期的な生地です。通常染めではなく、特殊な技術によってダブルフェイスのように見える工夫がなされています。ウール100%のタッチがしっとりと柔らかく感じられ、カシミヤのようなソフトなタッチも実現。秋にオススメの快適な着心地です。
■ トラベラー
ダブルツイスト糸により、シワの回復性に優れた素材です。繊細なシルク混の素材感が魅力。近年注目を集め、秋冬クオリティの中では定番となっています。機能性の高さとシワの回復しやすい素材は、忙しいビジネスマンにもオススメ。
オールシーズン生地
■ カシュコ
コットンとカシミヤをブレンドした独特な生地。洗練されているがインフォーマルといった風合いが「ゼニア」の革新的センスが光る素材です。「カシュコ」のソフトで絹のような肌触りは、さまざまなシチュエーションに対応可能。幅広いカラー展開とオールシーズンに着用できるファブリックです。
■ ウール シルク&リネン
柔らかい素材で、明るいカラーが人気の生地。「ゼニア」が厳選したウール、シルク、リネンの天然素材がブレンドされています。異なる性質の素材を、「ゼニア」の卓越した技術によりそれぞれの特性を活かしたファブリックに仕上がっています。
スーツ生地にオススメ
■ 14ミルミル14
ゼニア社の生地の中で最高級の素材です。それはつまり「世界最高峰の生地」ということを意味します。直径14ミクロンという極細の繊維と希少性あるウール原料で織り上げた「14ミルミル14」。心地よい肌触りと最高の快適さが魅力です。
■ エレクタ
しなやかな質感と優れた耐久性を兼ね備えた生地。シワになりにくく、仕立て栄えする「エレクタ」は、かっちりとしたスーツスタイルを求めるなら最適の素材です。クリアカットの気品を感じる光沢も魅力であり、「ゼニア」の定番生地となっています。
■ 15ミルミル15
「エルメネジルド・ゼニア」の中で、最高級の素材のひとつです。15ミクロンという極細の希少ウールで繊細に織り上げられた生地。「ゼニア」をまとう顧客の中でも特に一級品にこだわる方が選ぶ最高峰の生地です。
■ モヘアトロフィー
南アフリカの上質なモヘアを使用した復刻素材。ハリとコシのある風合いと、贅沢な光沢感が魅力です。弾力性には優れているものの、風通りの清涼感も抜群。全て無地のみの展開。
■ ソルテック
清涼感あるシルキーなタッチが魅力の「ソルテック」。繊細に輝く光沢があり、ウールの強度も期待できます。ファイバー加工を施されたことにより、夏でも快適な着心地です。フォーマル素材にも最適。
まとめ
http://www.zenonni.com/ermenegildo-zegna-fabrics-spring-summer-2017/#jp-carousel-1501
「ゼニア」の生地が世界最高峰といわれる所以をお分かりいただけたでしょうか。小さな工場から始まり、イタリア国内で評判を得てから、現在では世界中を魅了するブランド「ゼニア」。その「ゼニア」が作り上げるスーツやネクタイは間違いなく一級品です。
他に類を見ない素晴らしい生地、心地の良い質感を、自らの手で実感してみてください。
「エルメネジルド・ゼニア」公式サイト
季節TOPIX!『夏のスーツの臭い』はどう対処するべきか?
予防策は、1日スーツを着たら風通しの良い場所に大きめのハンガーでかけて2日待つ事です。数着の着回しが前提となりますが、汗の雑菌が繁殖して臭いを発するのを防ぎます。
でも、もう臭いがついてきてしまったという場合は、アイロンのスチームか消臭スプレー・ファブリックミストがおススメです!
消臭策1:アイロンのスチームを活用する!
引用元:メンズファッションラボ
最近では綾瀬はるかさんのCM等でスチームアイロンが話題になっていますが、自宅にあるアイロンで十分です。
スーツ生地が傷まないようにハンカチを当てて、上からスチームを大量噴射します。3~5プッシュほどしてスーツ生地がしっとりするくらい利用してしっかり乾かすのが効果的です。
著者はレンタルビジネスで毎日数十本のネクタイ・ビジネスのメンテナンスを行っていますが、スチームの消臭力は間違いないと自信をもっておススメします。
消臭策2:消臭スプレー、ファブリックミストを活用する!
手間なく簡単に対応するなら消臭スプレーやファブリックミストがおススメ。効果的なのは上述の暗所干しやアイロンスチームを活用してからですが、急ぎで臭いを対策したい方には消臭スプレー、スーツリフレッシャーは利用価値があります!
理想としては以下のような消臭成分(柿タンニン、茶葉エキス、サトウキビエキス)を含み、ほのかに良い香りをまとえるようなものが推奨です。200mlで約1300回プッシュできるので1年くらいは持ちます。
スーツに関してもっと知りたい方はコチラ!
>ブランドネームに騙されるな!本当に上質な「スーツブランド」の見極め方
>30代の男性におすすめのオーダースーツ!男を格上げする一着の作り方とは
>あなたに似合うネクタイの選び方〜似合う色と柄、スーツとの合わせ方をご紹介〜
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