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結婚記念日に愛情の石をプレゼント! 2月の誕生石アメジストってどんな宝石?
2月の誕生石であるアメジストは「高貴」や「愛情」といった意味をもつパワーストーンとして人気です。昔から紫は位の高い色として知られており、今では幅広い年代の方に愛用されてたり、プレゼント用の宝石として人気です。今回はそんなアメジストが一体どんな石なのか? 分かりやすくご紹介します。
身に着ける人に気品を与えてくれるような、澄んだ紫色が特徴的なアメジスト。
世界中で幅広い層から人気のアクセサリーやジュエリー素材の定番です。
日本では2月の誕生石として有名です。ヨーロッパでは古くから、結婚記念日にその年にちなんだ宝石を贈る習慣があり、アメジストは結婚記念17年目に贈る宝石とされています。
大切な人に「ありがとう、これからも宜しくね」という気持ちを伝えるにも最適ではないでしょうか。ここでは、高貴で品のあるアメジストの特徴、魅力、パワー、取り扱い上の注意点などをご紹介させて頂きます。
◉2月の誕生石「アメジスト」ってどんな宝石?
アメジストは水晶の1種で、紫色のものをアメジスト(紫水晶)と呼びます。放射能と微量の鉄イオンを含むことで美しい紫色に見えるのが特徴です。
いいアメジストを選ぶためには、色ムラがなく、紫の色合いが濃く透明度が優れている品をチョイスしてみましょう。ガラスのような光沢をもち、色彩としては淡いライラック色から、濃紫色まで幅広い色合いがあります。
水晶の中でも高い評価を得ており、ジュエリーに加工されることはもちろん、天然石ブレスレッドなど身近なパワーストーンとしても人気のある素材です。
主な産地はブラジルですが、スリランカ、マダガスカル、中央アフリカでも質の良いアメジストが産出されています。なんと宝石が採掘できないことで有名な日本でも産出されており、宮城県白石市の雨塚山がその産地として有名です。
◉アメジストの歴史
アメジストの名前の起源は、ギリシャ語の「amethistos」、酒に酔わないという意味の単語から来ています。この石を身に着けていれば、お酒に飲まれないと信じられていたのだそうです。また、それを象徴するように、ギリシャ神話にこんな話があります。
たまたま機嫌の悪かった酒神であるディオニソスは、最初に出会った者を酔わせようとたくらみます。不幸にもその犠牲者となったのが、月の女神ダイアナの神殿に向かう途中に、フラリと立ち寄った妖精のアメジストだったのです。
ダイアナはディオニソスのたくらみに気付き、彼女を石にして助けました。石になったアメジストの姿を見たディオニソスは大変後悔し、ぶどう酒を注いで美しい紫色の宝石に変えました。アメジストの美しさの裏にこんな悲劇があるとは、少し意外に思われるかもしれません。
昔から澄んだ凛とした紫の輝きを発するアメジストは、教会や司教の尊厳と威厳を表すシンボルとされており「司教の石」としてヨーロッパでは認知されています。
日本でも、紫は最も気高い色とされています。例えば聖徳太子の定めた『冠位十二階』で最高位の色とされていますし、中国では皇帝のみに身に着ける資格が与えられていた色だそうです。
こうした紫色の高貴なイメージから、現在でもアメジストは、年代・性別を問わず世界中で人気の宝石となっています。
◉アメジストの宝石言葉とは?
アメジストは「誠実」「心の平和」「高貴」「覚醒」「愛情」と言った宝石言葉を持ちます。アメジストの紫色とその柔らかな波動が、「誠実さ」や「心の平和」という宝石言葉につながります。
また、古来より古今東西を問わずに権威・知性の象徴であったことから「高貴」という宝石言葉も持ちます。スピリチュアルパワーの強い石とされ、その効果として、直感力や冷静な判断力、洞察力を高める効果があるとされています。
そうした理由から、アメジストは隠れた美しさや才能を引き出してくれるとされ「覚醒」、さらに人を見抜く目を与えてくれるので、良い異性との出会い、恋愛を取り持ってくれる「愛情」という宝石言葉に発展したようです。
◉アメジストのパワーストーン的効果とは?
アメジストは官能的で神聖なパワーを持つ霊的なパワーストーンとして扱われます。紫赤と青の色調からなるアメジスト。青は清める(浄化)効果を持ち、赤はパワーを象徴する色合いとされています。
紫の色調によって心を落ち着け、直観力・洞察力・インスピレーションが高まると同時に、赤のパワーでマイナスエネルギーをプラスに変換し、前へと進む勇気をくれる宝石でもあるのです。
インスピレーションの延長として、表現力をアップさせる効果があるとされ、隠れた魅力や、才能、能力を引き出す助けもしてくれるとされています。
また、インスピレーション・感性・ポジティブなエネルギーのバランスが整い、困難が生じたとしても的確な判断が出来るようになるとされています。「恋人を呼ぶ石」と言われるのも、こうしたことが以故のようです。
◉アメジストの種類
基本的に紫水晶は、その薄い濃いに関わらず「アメジスト」と呼ばれます。ただし、色合いに幅あるのは確かで、色の濃度や見た目の特徴から、愛称を持つアメジストも存在します。いくつか代表的なネーミングとその特徴をご紹介させて頂きます。
・ラベンダーアメジスト
白味を帯びたような淡いパープルで、優しい印象を与えます。更に色が薄く奇麗な色のものはローズアメジストとも呼ばれています。
・ケープアメジスト
白い部分と紫の部分が入り混じったアメジストに付けられる名です。紫一色とは違った、少しエキゾチックな印象となります。
・ピンクアメジスト
ラベンダーアメジストよりも薄く、ピンク色に見える品に付けられる名です。
・グリーンアメジスト(プラシオライト)
アメジストに熱又は放射線処理をして、変色させたものです。グリーン色をしています。
・アメジストエレスチャル
紫色と水晶のクリアなグラデーションと鮮やかなインクル ージョン(内包)が特徴的です。水晶の最後の姿を「エレスチャル」と呼び、その中でも水晶の中にアメジストが入っているものが「アメジスト・エレスチャル」と呼ばれます。アメジストの中でもヒーリング力が強いとされています。
・アメシトリン
アメジストとシトリンが混ざり合った品です。アメジストとシトリンの相乗効果が得られるとされています。
◉アメジストを加熱するとシトリンに変化
シトリンは和名では「黄水晶」と言われ「黄色い石」と言うイメージが強いと思います。その通り黄色やブラウン系統の色を持つ水晶です。色合いとしては全く異なりますが、実はシトリンとアメジストの構造はほとんどど同じなのです。
そもそもシトリンは、地中深くに結晶したアメジストがマグマなどによる熱干渉や、放射線の影響を受けて結晶構造が歪んで黄色となったものです。
天然のままで美しい色合いのシトリンはほとんどなく、市場に出回るほとんどのシトリンが、この原理を利用して、アメジストを人工的に加熱して作り出したものとなっています。
◉注意! アメジストの正しいお手入れ・保管方法
アメジストは、宝石の中でも傷が付きやすい種類の宝石です。ですから、他の宝石と同じBOXにそのまま入れるなどせずに、単独で保管し、他の宝石との擦れや接触を避けるようにしてみましょう。また、衝撃にも強く割れやすい為、落下・衝突には十分に注意しましょう。
さらに、パワーストーンの多くは、日光で浄化する事がありますが、アメジストは日光に弱く、日光にあたると色が抜けてしまいます。一度抜けると元に戻ることはありませんので、保管時にはこの点に注意しましょう。
保管の際には直射日光を避け、箱の中にしまうか、黒い布を被せて光の遮断を図ってみて下さい。日常の手入れでは、使用後に柔らかい布で石の表面をなでるように拭く程度で大丈夫です。
あまりに汚れが目立つようでしたら、筆や柔らかい歯ブラシ等に水をつけ、丁寧に磨いてあげましょう。
◉まとめ
いかがでしたでしょうか。高貴な輝きを放つアメジストと、色の違うシトリンが実は兄弟だったとは意外です。世界中で人気があり、アクセサリーやジュエリーとして良く使用されています。
現在では、技術の向上も相まって合成アメジストなるものも登場しているので、購入の際には気を付けたいところです。また、アメジストは日光に弱いので、使用や保管時に少し注意してあげましょう。アメジストの魅力と取扱上の注意を心得て、澄んだ上品な美しさを長く楽しみたいものですね。
◉ビジネスシーンで活躍するアメジストおすすめアイテム
▼アメジストカフス
鎌倉カフス工房 アメジスト ラウンドコアカフス ns001-a-6
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