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シャンプーは毎日しなくても良い⁈適切な頻度と洗う時のポイントを解説!
皆さんは、入浴時にどの程度の頻度でシャンプーをしているでしょうか?毎日やっている方が多いかと思われますが、実は絶対にシャンプーを毎日使わなければならないということは無く、適切な頻度があるのです。本記事では、シャンプーは毎日やるべきなのか、適切な頻度や洗い方のコツなどを解説します。
目次
シャンプーは毎日しなくても良い⁈
シャンプーは、絶対に毎日しなければならないものだと思っていませんか?汚れを落としたり、美しい髪をキープするためには必要な事なのは間違いないでしょうが、実はあまりこまめにやらなくとも、それほどの悪影響はありません。
毎日シャンプーをするメリット
まずシャンプーを毎日するメリットからですが、1つ目はやはり、髪の汚れを落とせることです。シャワーで流すだけでもある程度、表面の汚れを落とす事は可能ですが、それだけでは洗い流せない汚れもシャンプーを使う事で洗い流せます。
シャンプーで洗えるのは髪の毛だけではなく、頭皮も含まれます。頭皮の汚れを取り除き清潔な状態をキープする事で、髪の毛も健康的に育ってくれる事でしょう。また、頭皮を揉み洗いしたりすればマッサージ効果もありますし、シャンプーの香りによるリラクゼーション効果も期待できるとされています。
毎日シャンプーをするデメリット
では逆に、毎日シャンプーをし続けると起こりうるデメリットは何なのかというと、1つは余分に皮脂を取りすぎてしまう事が挙げられます。不要な分の皮脂を洗い流すのなら良いですが、必要な分の皮脂まで落としてしまっては、肌トラブルにもつながります。
2つ目は、肌の常在菌を洗い落としてしまう事です。常在菌は健康な人の体内にも存在している菌の事で、減らしすぎると頭皮を守る役割がある皮脂が少なくなってしまいます。最近では常在菌環境を整えるタイプのシャンプーもあるなど、重要視されています。
また、化学薬品が悪い影響を与えてしまう可能性もあります。シャンプーには髪の保湿やダメージケアを行うために薬品が配合されていますが、あまり多く使いすぎれば意図しない影響を及ぼしかねません。
シャンプーの適切な頻度は?
この様に、毎日シャンプーをしない方が良いわけではありませんが、かといって毎日していれば絶対に良いとも言い切れないのです。そこで、適切なシャンプーを使う頻度を押さえておきましょう。
ヘアタイプと使ってるシャンプーによって頻度が違う
実は、毎日シャンプーを使うべきかというのは、個々人のヘアタイプや使っているシャンプーなど、環境によって異なるものなのです。毎日の洗髪は乾燥や切れ毛を起こす可能性がある反面、極度にオイリーな髪質の方の場合、シャンプーをした方がプラスになるとも言われています。
人によって乾燥しやすいのか、オイリーなのかなど、ヘアタイプというのは千差万別ですから、一概に適した頻度が決まっている訳ではありませんし、バランスを見つけるのも難しいです。ただ、一般的な場合には髪のベタつき、乾燥が見られるなら、2~3日に1度はするべきとされています。
頻繁にシャンプーを使っていると、成分によっては髪を過乾燥状態にさせてしまい、かといって逆に使わないままでは余分な頭皮や汚れを蓄積させるばかりです。その為、髪質に適した頻度を参考にするべきです。
1日2回のシャンプーはやめよう!
目が覚めるし、香りも良いので朝にシャワーを浴びている、シャンプーを使っているという方もいるでしょうが、実は一日に2回以上シャンプーを使う事は推奨されていないのです。
朝、もしくは昼間にシャンプーを使うと、あまり時間的な余裕がないケースがほとんどですので、高温のドライヤーで乾かしがちです。急いでいては、十分に汚れを落とせていなかったり、髪や頭皮を傷つける事につながる恐れがあります。
例え急いではおらず、時間的な余裕も十分にあったとしても、もし朝シャンプーを使ったのであれば、夜にまた使う必要な無いでしょう。2日に1回でも、丁寧にやれば十分に汚れも落とせます。
女性に望ましいシャンプーの頻度
女性のシャンプーの頻度はどの程度が望ましいのかというと、3日に1回程度でも良いと言われています。これは実は男性の洗髪頻度についても同様で、女性の場合には男性よりも皮脂の分泌が少ないのです。
日本の女性に多い黒髪は、特有の程よい皮脂の分泌によって、艶があり美しくなります。また、頭皮に存在している皮膚常在菌は、弱酸性のバリアを形成して頭皮を守り、皮脂は髪に絡んで天然のコーティングを施してくれます。
その為、高い頻度で洗い流さなくても、髪はそこまで悪い状態にはならないという訳です。また、使うシャンプーについても、無添加まではいかなくともアミノ酸系などの刺激が少なめの物をお勧めします。
季節によってもシャンプー頻度は変えよう
髪質だけではなく、季節によってのシャンプーの適切な頻度は変わってきます。秋や冬、春先といった時期であれば、汗をかきにくい為に先に解説した望ましいシャンプーの頻度である3日に1回程度でも良いでしょう。
ですが、夏場となると汗をかきますし、ベタ付きが気になってきます。そういった場合には、通常のシャンプーでの洗い流しだけではなく、お湯のみで洗い流す所謂「湯シャン」だけでも、汚れは思っている以上に落とせます。
毎日シャンプーをするなら?やり方のコツ
3日に1回、髪質に合わせて頻度を調整する、と言われても、今まで毎日やってきたのですから急に頻度を変えるのは気が引けるという方もいる事でしょう。毎日シャンプーをするのなら、髪や頭皮を健康に保つコツがいくつかあります。
毎日シャンプーのコツ①予洗いやすすぎはしっかり
まず、予洗い、すすぎはしっかりと行うようにしてください。すでに解説している通り、シャンプーを使う目的は髪や頭皮の汚れ、余分な皮質を落とす事です。それは間違いありませんが、長時間乗せたままだと刺激物に変わってしまいます。
その為、長くシャンプーを使っていれば汚れもその分落とせるという訳ではないのです。ですので、お湯で髪を濡らす予洗いである程度汚れを洗い流しておくこと、そしてシャンプーを使うのならば、無駄に長く時間をかけずに洗い、更にすすぎはシャンプーの倍の時間をかけて洗い残しが無いようにします。
毎日シャンプーのコツ②朝シャンは避ける
2つ目は、朝にシャンプーを使う、所謂「朝シャン」は避ける事です。人間の髪の毛というのは、睡眠中に分泌されているホルモンによって、成長が促進されています。その為、夜の寝る前にシャンプーを使って頭皮の汚れを取り除くと、髪を順調に成長させられるのです。
ですが、朝シャンオンリーにしてしまうと、日中に溜まった汚れや余分な皮脂が残ったままの状態になります。シャンプーを毎日使うというのであれば、朝に使うのは避け、夜のみ使うという習慣づけをしましょう。
毎日シャンプーのコツ③よく泡立てて洗う
3つ目は、シャンプーを良く泡立ててから使う事です。ボトルから出したままのシャンプー剤の状態で髪や頭皮に付着し、頭の上で泡立てようとすると、泡立てるときに不要な摩擦が生じますし、シャンプー剤のムラから洗い残しが出てしまいます。
また、必要以上に洗浄力が発揮され、頭皮にダメージを与えかねません。シャンプーというのは泡の状態にする事で、初めて本来の洗浄力を発揮するものです。ですので、シャンプー剤を手に取り、手の上で十分に泡立たせてから髪に乗せましょう。
毎日シャンプーのコツ④よく乾かす
洗い終わったら、濡れた髪をよく乾かします。お風呂から上がったらすぐにドライヤーを使うのではなく、タオルを使って濡れている髪の毛から水分をしっかり拭き取りましょう。水分がたくさん残っている状態でドライヤーを使っても、乾かすのに時間を要しますし、熱ダメージが加わりやすいです。
また、ドライヤーを使わないまま自然乾燥をするというのも良くありません。湿った場所というのは雑菌が繁殖しやすく、髪の毛も例外ではありません。髪を洗ったら、必ずタオル+ドライヤーで髪を乾かしてください。
毎日シャンプーのコツ⑤洗浄力の強いシャンプーは使わない
もう1つ、洗浄力が強いタイプのシャンプーを使うのはあまりお勧めできません。洗浄力が強いシャンプーは、それだけ汚れや余分な皮脂を落とす効果が高いです。しかし、必要な分の皮脂まで洗い流してしまう可能性が高いのです。
皮脂というのは、頭皮を刺激から保護するためのバリアの役割も担っています。その為、完全に取り除くのではなく、必要分は残さなければならないのです。刺激が少なく、洗浄力も強すぎないアミノ酸系や、ベタイン系と呼ばれるタイプのシャンプーを推奨します。
適切なシャンプーの選び方
シャンプーと一口に言っても色々と種類があり、高級アルコール系、アミノ酸系、石鹸系などがあります。高級アルコール系は洗浄力が強い傾向にありますが、その分刺激も強めですので、頭皮が乾燥しがちな方にはあまりお勧めできません。
アミノ酸系のシャンプーは、髪の保護効果などがあるシリコンが使われていませんので、低刺激かつ洗浄力も控えめです。洗浄成分はアミノ酸系のものが含まれ、頭皮や髪の汚れを洗い流せますが、洗い上がりがパサつきがちとも言われています。
そして、石鹸系のシャンプーには天然の界面活性剤が使われており、刺激が強くないので頭皮や髪に優しい、洗浄力が強く汚れをしっかり落とせるなどの特徴があります。
毎日洗うのにおすすめのシャンプー
3日に1回、2日に1回程度でも問題はないと言われても、習慣付いている以上毎日洗いたいという方も少なくないでしょう。そこで、毎日洗うのにお勧めのシャンプー製品をご紹介しましょう。
おすすめ①ボタニカル ダメージケアシャンプー
1点目は、ヘアケアアイテムでは有名なボタニカルのダメージケアシャンプーです。ツバキ種子油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油などの天然由来成分を多分に配合しており、これらすべて保湿成分ですので髪の潤いをキープできます。
ソープナッツサボンソウなどの植物系成分と、石鹸系成分の2つの洗浄成分で毛髪と頭皮を洗浄、弱酸性で優しい洗い心地です。シリコンや合成着色料も使用していないなど、毎日使っても刺激になりません。
おすすめ②ハル kurokami
haru(ハル) kurokami スカルプ シャンプー 400ml (アミノ酸 / 天然由来) ボリュームケア エイジングケア
2点目はハルのkurokamiスカルプシャンプーです。オレンジ油やレモン果皮油、イランイラン花油といった天然由来成分を100%使用しているタイプのシャンプーであり、天然アロマの柑橘系の香りです。
洗うだけで、頭皮ケアやフケ、かゆみなどのケア、ハリやコシを与え髪のダメージも補修するなど、全部で6つの効果を発揮してくれます。保湿成分を多分に含んでいるため、リンスやコンディショナーを使わなくてもこれ1本で十分です。
おすすめ③さくらの森 ハーバニエンス オーガニックシャンプー
こちらも天然由来成分100%仕様の、オーガニックシャンプーになります。カモミールやスギナ、ローズマリーなど合計で7種のオーガニックハーブが配合されており、これらが頭皮環境を整えてフケやかゆみを予防してくれます。
天然成分100%の原料に加え、頭皮環境を考慮してベースとなる水にもこだわっており、南阿蘇産のオーガニックハーブから煮出したハーブティーをベースに使っています。髪と同じアミノ酸系で、濃密な泡を作り出して洗う事で、頭皮や髪にダメージを与えずに汚れをしっかり落とせます。
シャンプーの頻度を減らしたい人におすすめのシャンプー
毎日シャンプーを使いたい人には、天然成分を豊富に使ったものなど、刺激が強すぎず優しいタイプのシャンプーがお勧めされています。逆に、シャンプーの頻度を減らし2日に1回程度などにしたい方にも、お勧めの製品があります。
おすすめ④ツバキ ドライシャンプー
1点目は、ツバキのドライシャンプーになります。名前の通りのドライシャンプー、つまりお湯で洗い流す必要のないタイプのシャンプーであり、わざわざ浴室に行かなくとも自室で髪や頭皮になじませるだけで、シャンプーとしての効果を発揮する事が出来ます。
美容成分、皮脂吸着成分を含んだジェル状のシャンプーを塗布する事で、水のように液状に変化して広がります。余分な水分はすぐに揮発してドライヤー不要の感触になり、また皮脂吸着パウダーが毛穴の皮脂を吸収してサラサラとした仕上がりになります。
おすすめ⑤サラ ヘアコロン サラの香り
もう1点は、サラの髪コロンです。こちらも1点目と同様、お湯で洗い流さないタイプのシャンプーで、ジメチコンやツバキ種子油などを配合しているため、しっかりとした保湿効果が期待できます。
サラの香りは、ベースにローズダマセナ、イリス、ホワイトムスク、サンダルウッドなど、ハートにローズアルバナルシスなどの90種以上の天然エッセンス、ヘッドにレモンやピーチの香りを使っています。嫌なにおいをカットし、シャンプー上がりの優しい香りが持続します。
自分の頭皮や髪に合った頻度でシャンプーをしよう
シャンプーは必ずしも毎日しなければならないというものではありません。人によって、髪質や使っているシャンプーなどが異なっていますから、まずはそこを理解する事が重要です。それぞれに合わせた適切な頻度と正しいタイミングで、シャンプーを使うようにしてください。