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ネクタイの長さはどのくらいがベスト?基本の結び方3つを詳しく解説!

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ネクタイを結ぶときには、なるべく良く見せたいというのは誰もが思うところでしょうが、長さについてはどの程度が正解なのか具体的に分からない方も多い筈です。今回は、ネクタイが適切な長さになる基本の結び方をご紹介しますので、是非とも参考にしてみてください。

ネクタイの長さが気になる

スーツに合わせるネクタイを選択するとき、色やデザインももちろんこだわりたいところではありますが、長さについても意識したいところです。基本的には、結んでから長剣と短剣の長さ調節をするところでしょう。

何度かネクタイを結んでみても、どうにもしっくりとした仕上がりにならない場合には、結び方が悪いというよりもネクタイそのもののが長すぎる、短すぎるといったように合っていない可能性も浮上してきます。

長すぎても短すぎても、見た目は全体としてだらしない印象が出てきてしまいます。その為、色や柄以上に長さが適切かどうかというのは見栄えに大きく関係してくるのです。

ネクタイの長さについての基礎知識

見る側の立場を考えてみても、ネクタイのバランスが短すぎたり長すぎるのを見ていると、綺麗に結んでほしいといった気持ちになるところでしょう。失敗しないためにも、まずはネクタイの長さに関する基礎から知っていきましょう。

ネクタイの一般的な長さ

まず基本的なネクタイの長さというのは、140㎝前後のものが最も多く用いられています。これは、日本人の平均の身長や体重の数値化から、最も適した数値として割り出されたものなのです。

よって、平均的な身長である170㎝前後の身長の方であれば、ネクタイそのものの長さは145㎝から155㎝辺りのものが適しています。

平均以上の身長、175㎝であれば155~165cm程度、逆に165㎝前後なら140~145cm程度といったように、身長によって長さの目安が異なります。勿論、首の回りのサイズといったような部分で個人差が出る事もあります。

ネクタイを結んだ時の適正な長さ

ネクタイ自体の長さの適切な具合が分かったところで、続いて結んだ時の適切な長さを見ていきましょう。基本とされているのは、結んだ時に長剣側の方がベルトのバックルに半分かかる程度が最も綺麗に見える長さです。

もしそれ以上にネクタイが長く、ベルトを通り越すような長さになっていたり、逆にベルトに届かないで上背のどこかで止まってしまっているような短さでもスタイルがしっかり決まらず、カジュアルに見えてしまう部分があります。

ベスト(ジレ)着用時のネクタイの長さ

もう1つ、ベストを着用した場合のネクタイの長さも確認しておきましょう。ジャケットとシャツ、そしてベストという所謂スリーピーススタイルを選択する時には、ベストとスラックスの間から見えないようにするべきです。

通常ならベルトに半分かかる程度で良いのですが、ベストを着た時に同じ長さにするとベストからネクタイが見えてしまったり、ベルトとネクタイが重なってベストの下が盛り上がってしまう可能性が出てきます。

従って、ベストを着用するスリーピーススタイルであれば、ベルトにかかる手前程度に調整するのが最もバランスが良く見えるスタイルになります。

ネクタイの基本の結び方

この様に、ネクタイ自体の長さも適切なものを選択するべきですし、スーツのスタイルによっても結んだ時の適した長さが違う点を覚えておきましょう。続いて、基本的なネクタイの結び方を3点ご説明します。

ネクタイの結び方①プレーンノット

まずは、プレーンノットという結び方になります。ネクタイの結び方も数多くあれど、この結び方は最も基本に位置している方法であり、冠婚葬祭を始め、ビジネス、就職中などでも幅広く使う事が出来ます。

  1. 首にまわしたネクタイの大剣のほうを長めにし、小剣の上にクロスする
  2. 小剣に巻きつけるように大剣を一周まわし、前にもってくる
  3. 半周、大剣をまわして小剣の後ろにもっていく
  4. 首元のループに大剣を下から上へと通す
  5. 下部にある大剣と小剣でできたループへ大剣を通す

ネクタイの結び方②ウインザーノット

続いては、ウィンザーノットになります。こちらはオーソドックスなイギリス式スタイルの結び方として人気の高いものであり、出来上がった時に正三角形に近い形になります。よって、体格の大柄な方でも上半身とバランスを取りやすい結び方でもあります。

襟の開き具合が大きいシャツや、襟自体が大きいシャツと合わせると、仕上がりの三角形の大きさもあって全体的なバランスも整えられます。

  1. 小剣を短めにとり、大剣を小剣にクロスして後ろに出す
  2. 大剣を左側の首元の上のループから通す
  3. 通したら締めて、大剣を前から回して右側に回す
  4. 首元のループに大剣を下から上へと通す
  5. 小剣をおさえながら大剣下に引っ張る

ネクタイの結び方③セミウィンザーノット

もう1つ、セミウィンザーノットという結び方もあります。ワイドカラーのシャツ、厚手のネクタイなどを使う際にマッチしたもので、2つ目に挙げたウィンザーノットでは結び目が大きいという場合にお勧めです。

出来上がりの三角形が程よい大きさになり、見ている人にもインパクトをしっかりと与えつつもあまり主張し過ぎない形になります。

  1. 小剣を短めにとり、大剣を小剣にクロスして後ろに出す
  2. 大剣を左側の首元の上のループから通す
  3. 通したら締めて、大剣を前から回して右側に回す
  4. 右側首元の下から大剣を通して、結び目に大剣の先を上から通す
  5. 小剣をおさえながら大剣を下へ引っ張る

ネクタイの長さは結び方で調節できる

ネクタイ自体の長さなどにも適したものがありますので、最初にネクタイを選ぶところから大切なのは間違いありません。ただ、背丈に適さない長さのものであったとしても、結び方次第での調節も可能なのです。

ネクタイの長さを長くしたい時

まず、長さを長めに取りたい時、すなわち結んだ時に短くなってしまう場合には、結び方の中でも最初にご紹介したプレーンノットで結ぶのがお勧めできます。最もスタンダードであり、左右が少し非対称になる結び目が特徴的です。

実際にプレーンノットで結ぶとき、大剣を回す回数が他の結び方に比べてそこまで多くありませんから、必然的に結び目も小さくなりやすいのです。

これによって、剣先部分が残りやすい、すなわち結んだ時に長めになりやすい結び方となっているのです。よって、ネクタイが短めになってしまう場合には、プレーンノットを基本の結び方として実践しましょう。

ネクタイの長さを短くしたい時

逆に、大剣部分が長くなってしまって短めに調整したい、という時もあるでしょう、そういったシーンがある場合には、ダブルノット、もしくはウィンザーノットの結び方を適用するのが推奨されます。

ダブルノットも、比較的ベーシックなネクタイの結び方の1つとして数えられています。小剣側の長さが調整しやすいですから、ネクタイの先端がベルトのバックルより下まで伸びてしまう場合にお勧めです。

また、結び方でもご紹介したウィンザーノットも短くしたい時に推奨できます。プレーンノットとは対照的に大剣を回す回数が多い方法ですので、結び目を大きくして大剣を残しにくくなります。

ネクタイのディンプルは美しく見せたいもの

基本的な結び方さえ押さえられれば、ある程度ネクタイはスッと結べるようになることでしょう。ただ、ある程度使ってくる中で鳴れてきたと思った時には、仕上がりを気にする時にディンプルを美しく見せる工夫を凝らしてみてほしいのです。

ネクタイのディンプルは美しく見せたいもの

ディンプルというのは、ネクタイのノットの下部分に作るえくぼのような形状のくぼみを意味するものです。英語で「えくぼ」という意味を持つ単語であり、日本ではあまり主流ではないものの、海外では首元を綺麗に見せるためにメディアに出ている人も実践しています。

このディンプルを形成する効果としては、ネクタイをより立体的に見せられて見ている人にスマートな印象を与えられる、というものが挙げられます。ひと手間を加える事で、見た目にも気を配れるというアピールにもなります。

ネクタイの結び方が何十種類も存在しているように、ディンプル自体にも種類が多くあって、2つのくぼみを作り出すダブルディンプル、最も一般的なセンターディンプルなどが挙げられます。

恰好良いディンプルを作るコツ

スマートにディンプルを作りたいのであれば、親指と中指でネクタイをつまんでひだを作り出し、人差し指で崩れないように押さえつつネクタイを締めるのです。そうすることで、綺麗なディンプルを作れます。

ネクタイの長さが変わるだけで印象が変わる

ビジネスのシーンにおいて適切なネクタイの長さは、ベルトのバックルに半分程度かかるくらいの長さ、であることをしっかりと覚えたうえで、結び方やディンプル、そのほかネクタイピンなどを使ってお洒落に見せましょう。

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