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サンダルと靴下の組み合わせがアツい!メンズファッションに取り入れてみよう

サンダルと靴下の組み合わせがアツい!メンズファッションに取り入れてみよう
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最近、有名なファッショニスタやモデルなどのコーディネートでよく見かける「サンダルと靴下の組み合わせ」。

本来素足で履くべきサンダルに靴下を組み合わせるなんて、NGコーディネートの代表格で「ダサい」スタイルだと思っている人もいるかもしれません。

 けれども、靴下のデザインバリエーションが増えた今、ファッション好きの人の間ではシューズと靴下のコーディネートを楽しむだけではなく、サンダルに靴下を合わせるスタイルも注目されているのです。

 ここ数年来、メンズのサンダルと靴下のコーディネートは徐々に浸透し、一般的なものとなりました。ところが、意外と「キマっている!」という人が多くないのも実情。

 サンダルと靴下の組み合わせをおしゃれにキメたいなら、ただ適当に靴下を選んで履けばいいというものではありません。特に、大人世代の男性は、ダサい・子どもっぽい・若作りしているなどの印象を払拭することが大切なのです。

 「オシャレな人!」と感じさせるためには、サンダルや靴下のチョイスに関する基本的なルールを守ること。そうすれば、大人のこなれ感があるサンダル&靴下スタイルを演出できます。

 そこで、おしゃれなサンダルと組み合わせの例や、サンダルや靴下を選ぶときのポイントなどを紹介します。

サンダルと靴下の組み合わせはおしゃれなファッショントレンド!

 サンダルと靴下の組み合わせは、今やおしゃれのトレンドと言っても過言ではありません。以下でその理由を最近のトレンドと共に解説します。

従来の常識を捨て自由に楽しむ傾向に

 最近のファッション業界では、シーズンレス・ジェンダーレスなど「境目を作らない」のが主流。従来の「◯◯は△△に合わせなければならない」というような価値観に縛られることなく、自由に組み合わせを楽しむ傾向になっています。

 その1つが、「サンダルと靴下の組み合わせ」。

 ここ数年来、女性も男性も「サンダルは素足に履くもの」という概念は捨て、サンダルと靴下のコーディネートを楽しむようになりました。

少し前までは「メンズのシューズは本革でも素足で履くほうがおしゃれ」という考え方もありましたが、素足&シューズは今やトレンドアウトな状態に。

 海外のラグジュアリーブランドが、靴下と高級サンダルの組み合わせを提案したこと、メンズの靴下技術が進化し、デザインやカラーが豊富になってきたことなども、シューズやサンダルと靴下のコーディネートが注目される原因になっていると思われます。

「オシャレなイケオジ」のサンダル&靴下コーデ

 サンダルと靴下の組み合わせを取り入れているのは、トレンドに敏感な若い世代だけではありません。

 たとえば、海外の春夏ファッションストリートスナップなどでは、いわゆる「イケオジ」な男性が、膝丈のハーフパンツにシャツスタイルに、サンダルと靴下コーディネートをキメている姿を多くみかけるようになりました。

 また、日本でもファッションブランドに勤めている人・メンズウェアの販売スタッフ・デザイナーなどのクリエーター・ファッショニスタで知られる有名人などが、サンダルと靴下の組み合わせを取り入れている姿を、雑誌やSNSなどで見かけることも増えています。

ぬけ感のあるオシャレ上級者に見られる

 サンダルと靴下のコーディネートは、適当に組み合わせただけではただの「ダサい人」になってしまいます。

素足にサンダルよりも清潔感があり、なおかつ抜け感のある「オシャレ上級者」にみられるにはコツがあるのです。

一見面倒に思えるかもしれませんが、実は簡単!慣れてしまえば、いろいろなバリエーションを楽しめるでしょう。

メンズができるサンダルと靴下の組み合わせ例

まずは、サンダルと靴下を組み合わせをするときの基本を紹介しましょう。

同色系のサンダルと靴下でまとめる

初心者やファッションコーディネートにあまり自信がなく「冒険はしたくないなぁ」という人に、まず試して欲しいのが「同色」「同系色」コーディネートです。

「同じ色」でまとめるコーディネートです。絶対に失敗しない代表格が「オールブラック」。黒のサンダルに黒の靴下なら、黒一色にまとまるので統一感がでます。

また、Tシャツとハーフパンツ、カラーシャツと短パンなど、ウェアはどのようなコーディネートでも合わせやすいのもメリット。

 ただし、黒の靴下といっても、昔からある薄手の絹やレーヨンのビジネス用靴下は絶対にNGです。綿などカジュアルな靴下にしてください。

 同様にホワイトのサンダルなら、ホワイトやアイボリーのソックスを合わせ「オールホワイト」にまとめてもいいでしょう。ただし、白のソックスは素材感や網目の細さなどで「学生ソックス」に見えてしまうことも。

 網目が太め・上部に別色でラインやブランドのロゴマークが入っている・全体が白で、つま先とかかとだけ別色など、ちょっとしたデザインを取り入れた白ソックスのほうが学生感は無くなります。

また、靴下とサンダルを同系色にまとめるのもおすすめです。

  • サンダルが濃い茶色なら、靴下はそれよりも少し薄い茶色
  • サンダルが薄めの茶色なら、靴下はベージュ
  • サンダルがブラックなら、靴下は濃いめのグレー
  • サンダルが濃いグレーなら、靴下はトップグレー 

など、同じ系統の濃淡を試してみてください。「サンダルの色よりも靴下のほうが少し薄めの色」にするのがコツです。 

同系色でも少し個性を出したい場合は、靴下をサンダルと同系色の一色するだけではなく、柄靴下で2〜3色取り入れるとよりオシャレで個性的な足元になります。 

  • サンダルが黒なら、靴下は濃いグレーと薄いグレーのボーダー柄
  • サンダルが濃い茶色なら、靴下は薄めの茶色とベージュの水玉
  • サンダルが濃いグレーなら、靴下は薄いグレーと濃いグレーのストライプ 

のように、同系色でベーシックなボーダー・水玉・ストライプなどの柄物にするとより、オシャレ上級者に見えます。

靴下をファッションの差し色として使う

靴下に「差し色」に使うと、コーディネートのオシャレ度がぐっとアップします。

 差し色とはアクセントカラーともいわれるもので、たとえば、落ち着いたベーシックカラーのコーディネートや黒白グレーなどのモノトーンコーディネートをする際、アクセントになるように「小物で違う色のカラーを使う」テクニックのことです。

  • Tシャツやシャツが白でパンツも白、サンダルは黒などモノトーンコーディネートの場合、靴下を鮮やかなブルーやレッドにして、アクセントを効かせる
  • 薄い杢グレーのTシャツに、パンツが濃いグレー、サンダルが黒のグレートーンコーディネートの場合、靴下をワインや濃いピンクなどグレーと相性のいい色にする

 通常、ファッションコーディネートにおいて、差し色はバッグ・帽子・手袋・アクセサリー・マフラーなどで用いるので、基本的に「自分の顔色に映える色」を使わないとうまく映えないこともあります。 

その点、靴下は足元なので遊びカラーを取り入れやすいものです。ウェアでは取り入れにくいシーズンのトレンドカラーにするのもいいでしょう。 

差し色はぼやけた色だとパンチがなくなってしまうので、ヴィヴィットカラー・ネオンカラーなど、鮮やかな色を取り入れてください。「差し色で遊ぶ」のは、年齢に関係なく楽しめるテクニックです。

レザーサンダルに靴下を合わせて大人っぽく

カジュアルなスポーツサンダルやシャワーサンダルと比較すると、ぐっと大人っぽくなるのがレザーサンダルです。レザーサンダルは、ハーフパンツだけではなく、スラックスパンツとシャツの「大人のきれいめカジュアル」スタイルにもぴったり。

 メンズのレザーサンダルは、黒か茶系が多いので、同系色か同色の靴下だと落ち着いた感じになります。

「同色でまとめるのはつまらないな」という場合は、トップスの色の中から一色選んで、それと同じ色の靴下を合わせるのがおすすめです。  

たとえば、トップスがグリーン・白・茶系が混ざった夏らしいボタニカル(植物)系プリント柄のシャツで、パンツが白、レザーサンダルは茶色という、リゾートスタイルの場合は、シャツのプリントのグリーンと同じ色の靴下を合わせると、綺麗にまとまります。

 また、トップスが薄いベージュのシャツ、パンツが濃紺のスラックス、サンダルが茶色と、アイテムがすべて違う色の場合は、トップスと同じ薄いベージュの靴下を合わせると、品のいい大人のきれいめカジュアルになります。

 冬のサンダルに靴下を合わせて個性的に

サンダルと靴下のコーデを楽しめるのは、春夏だけではありません。秋冬シーズンはロングボトムとコーディネートしてください。

 スリッポンなどの冬サンダルは足の甲の部分が覆われた「サボタイプ」が中心で、スエード・ウール・ボア・起毛ウール・ムートンなど温かな素材を使用しているのが特徴です。 

冬の場合、アウター・トップス・ボトム・マフラー・帽子など、いろいろなアイテムを身にまとうので、いずれかの一色を取って靴下の色にしましょう。たとえば、全身がモノトーンのコーディネートで、マフラーだけ差し色で赤を使ったら靴下も同じ赤に。

 全身を茶系の濃淡でまとめたコーディネートで、鮮やかなブルーのニット帽をかぶるなら、靴下も同じ鮮やかなブルーのものを。

 マフラー・帽子・イヤーカフなど首周りアイテムの色と、足元の靴下の色をリンクさせるのがオシャレ上級者のテクニックです。

 また、冬はパンツの丈や太さとのバランスも大切です。冬サンダルは基本的にポテっとしたシルエットでボリュームがあるので、すっきりと見せるためにはパンツの丈や太さも重要。

太め・長めのパンツで、足元がボリュームのあるムートンのサボサンダルを合わせると重たい印象になってしまいます。 

せっかくのサンダルと靴下のコーディネートも見えないので、基本的には冬は「細めでくるぶしより少し上の丈パンツ」のほうがキマります。

柄物靴下で存在感アップ

最近のメンズソックスは、ボーダー・アーガイル・タイダイなど従来のメンズソックスにありがちな柄物以外にも、さまざまな柄のものがたくさん登場しています。

動物・植物・音符・幾何学・水玉ほか、さまざまなモチーフの靴下があるので、お気に入りの靴下を見付けたら、サンダルとのコーディネートを楽しむのもおすすめ。

 ただし、カラフルな柄物靴下を履くときは、ほかのウェアは単色か同系色などでまとめましょう。トップスが派手な柄物で靴下も柄物では、にぎやか過ぎてオシャレ感がなくなってしまいます。

 差し色の靴下のときと同様ですが、たとえば、白のシャツ・黒のハーフパンツ・黒のサンダルなどのモノトーンコーディネートの場合に、カラフルでポップな柄物靴下を合わせると足元が引き立つでしょう。

サンダルと靴下を組み合わせる時のポイント

サンダルと靴下を組み合わせるときは、あくまでもさりげなくコーディネートしているように見せるのがコツ。

 いかにも「若作りしている」「トレンドを取り入れようと頑張っている」など、力が入っているようにさりげなく装ってください。

 あくまでも「大人の男の抜け感があるオシャレスタイル」に見せることが大切なのです。

 そのためには、適当に選ぶのではなく以下のポイントをおさえましょう。

  • サンダルや靴下は季節に合ったものを選ぶ
  • サンダルと靴下コーディネートで出かけるシーンを考える(TPOも意識)
  • 靴下とボトムスの長さ(丈)のバランスが重要
  • サンダルのデザインバリエーションを知って、それに合った靴下を選ぶ

季節やシーンに適した靴下を選ぶ

 サンダルに限らず、シューズやソックスは季節感に合った素材のものを選ぶのは、ファッションコーディネートの基本です。

 基本的には春夏のサンダルはラバー・ビニール・麻やコットン・レザーなど、秋冬はスエード・ウール・ボア・起毛ウール・ムートンなど暖かい素材を用いています。

 そして、靴下も春夏はコットンや麻など、秋冬は厚手のコットンやウール・ニット・起毛素材などが中心です。素材同士の季節感を合わせることが大切です。

たとえば、夏の涼しげなメッシュのレザーサンダルに、肉厚の起毛ソックスを合わせるのはおかしいですよね。

逆に、冬のムートン素材のサボサンダルなのに、薄い春夏のソックスではアンバランス。暖かい起毛素材やニットの靴下を合わせるようにしてください。

また、大人の男のコーディネートをキメる要素の一つに「TPOに合っている」があります。

 プールサイドのバーなら、柄物シャツ・ハーフパンツ・靴下・スポーツサンダルコーディネートでもOKですが、ディナーのレストランは、無地シャツ・スラックス・靴下・レザーサンダルのコーディネートで……というように、シーンも意識したオシャレをしましょう。

さらに、ボトムスの丈と靴下の長さのバランスも考えてみましょう。

春夏に、サンダルと靴下のコーディネートを楽しむなら、ボトムス(パンツ)と靴下の長さのバランスに気を付けてみてください。大人世代の男性に似合うのは、ショートパンツではなく膝上くらいのパンツです。膝上5〜10cmくらいまでが、初心者でも失敗しないメンズのショートパンツの丈の長さ。

 膝上10cmを超える短めの丈のショートパンツは、露出が多くなり、子どもっぽく無理して若作りしている印象になってしまいます。

 膝上5〜10cmのハーフパンツに合わせる靴下の丈は、以下を意識してみるのがおすすめです。 

  • クォーターソックス:クルーソックス(ふくらはぎまでの丈)よりも短いソックス
  • 短めのクルーソックス:長めだとパンツの裾と靴下との間にのぞいて見える肌が少なくなり、足が短くみえてしまうので要注意

また、秋冬の場合は「メンズができるサンダルと靴下の組み合わせ例」の「冬のサンダルに靴下を合わせて個性的に」の項目で紹介したように、冬サンダルはボリュームがあるシルエットなので、パンツの丈や太さが重要になります。

 細めでくるぶしより少し上の丈のパンツや、足元を絞ったスウェットやジョガーパンツなら、靴下とサンダルのコーディネートを見せることができます。

 また、太め・長めのパンツでは、靴下とサンダルのコーディネートは隠れてしまいますが、座って足を組んだ時などにチラッと見えるので手抜きは禁物。ビビットな差し色や柄物の靴下がおすすめです。

 サンダルのテイストや素材を考えて組み合わせる

靴下を合わせるときは、サンダルのデザインテイストに合ったものを選びましょう。

 代表的なメンズのサンダルはの1つに、スポーツサンダルがあります。

 ここ数年来、トレンドとして人気がすっかり定着したのがスポーツサンダルです。

一般的なサンダルよりも、ソールや甲部分の機能性が高く足にかかる負担が少ない設計なので、アクティブに動くことができます。

 最近では、スポーツサンダルは、さまざまなメーカーから機能面だけではなくデザイン性の高いものも出ているので、Tシャツなどのカジュアルスタイルのときだけではなく、きれいめかカジュアルスタイルの仕上げにもぴったりです。

 スポーツサンダルは、ベルトタイプ・つま先が覆われているシューズタイプなどデザインバリエーションも豊富。靴下との相性がいいので、同系色や同色でモードっぽくまとめるのがおすすめです。

 また、サンダルの種類としてグルカサンダルも挙げられます。グルカサンダルは、19世紀に英国領だったインドにて傭兵として組織されていたグルカ族の兵士たちが履いていたものにインスピレーションを受けたデザインのサンダルです。

 編み込みのレザーで、足の先端から甲の部分にかけて保護されているデザインが特徴的。編み込みの幅や複雑さなどによって雰囲気が変わります。

 靴下を履くと、ジャケットとパンツのきれいめコーディネートにも合うのですが、そのときは、同系色か、ウェアの一部からとった色(シャツのプリントの一色など)の靴下を合わせるときれいにまとまるでしょう。肌が露出する部分が少ないグルカサンダルは、秋冬も履くことができます。

チラッとのぞく靴下が春夏用のコットン素材だと寒々しいので、起毛素材など暖かい厚めの素材の靴下を合わせてください。

 また、コンフォートサンダルをお持ちの方も多いでしょう。コンフォート(Comfort)とは、日本語で「快適」という意味です。その名前が表すように、履いていて快適なサンダルのことで、足裏にフィットし適度なクッション性があるので疲れません。デザイン性の高いものも多く、近所に散歩に行くだけではなくタウンやアウトドアなど、いろいろなシーンで使用できるものも増加中!

 最近では、ハイブランドもコンフォートサンダルに注目し、ブランドロゴをあしらったパーツや生地を使用した高級な製品もあり、Tシャツとハーフパンツのシンプルなカジュアルスタイルのクラス感をぐっと上げてくれます。

 コンフォートサンダルは、メランジ(杢調)のスニーカーソックス(くるぶしまでの短いソックス)との相性がピッタリです。

 さらに、シャワーサンダルというものもあります。その名前の通り、スポーツ選手が「シャワーを浴びる際にはくつっかけサンダル」をイメージしたサンダルのことです。水に強いEVA素材で作られていることが多く、基本的にはプールや海などのレジャーシーンに合うサンダルです。有名スポーツブランドやラグジュアリーブランドからでているシャワーサンダルは高級感があり、靴下との相性もぴったり。

 コンフォートサンダルと同様に、スニーカーソックスとの相性がいいサンダルです。

まとめ

以前はダサいコーディネートの一つだった「サンダルと靴下の組み合わせ」。サンダルのデザインや靴下の色や丈など、基本的なルールを意識すれば、抜け感・こなれ感のある「大人のカジュアルスタイル」を演出できます。

 初めての方は、まずはサンダルと靴下を同色にまとめるところから始めると、抵抗感もないでしょう。慣れてきたら、今回ご紹介したオシャレに見せるテクニックを取り入れて、サンダル&靴下コーディネートを楽しんでくださいね。