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夏まで待てない。白のキャンバススニーカーの準備は大丈夫?

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毎年、梅雨明けが発表されると、しまっておいた『白スニ(=白いスニーカー)』を出す日だと決めています。白いスニーカー、しかもキャンバス素材のスニーカーは夏を象徴するアイテムではないかと思うのです。洗ってしまっておいたのですが、もう一度水に通してから履くようにしています。太陽のにおいがするような、そんな気分が味わえます。

http://www.upscalehype.jp/2015/04/3211/

キャンバスの紐つき、そうした白のスニーカーは誰しもが経験してきたアイテムではないでしょうか。レザー仕様にくらべ少年っぽいイメージなので、最近は敬遠していたという方もいらっしゃるかも知れません。しかし使い方次第で汎用性が高く、少年っぽさが好印象につながるというポイントもありです。

ブランドで選ぶのではなく、微笑ましい印象がありながら着用感のいいアイテムをチョイスしてみました。そのまま使っても問題ないのですが、ここはひとつ提案があります。それは紐を替えることなんです。紐の材質を見直すことをお勧めします。詳しくは後半で。

 

履き下ろす前に大切にしたい。白スニーカーを楽しむ3項目

新品なら洗う、まずは一度水を通しましょう。

https://cojicaji.jp/laundry/how-to-wash/569

おとこは、どうでもいいこと、誰も気づかないないことに気が向いてしまうことがあります。スニーカーに限らず、新品でまっサラな衣類、身につけるものはなんだかくすぐったいような、気恥ずかしいような思いをしたことがあるならば、以下のことにも納得いただけると思います。

もし新しいスニーカーを購入したのであれば、梅雨の晴れ間を逃さずザブザブと、もしくは水をとおすだけでもイイでしょう。サラの商品の表面を洗い流すことで、キャンバスらしい柔らかい感触が生まれます。インナーでも同じことが言えるので、素足で履いてもキャンバス独特の固さが薄れ、違和感も解消でできます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/s-martceleble/col-sneakercare3.html

ただし洗剤を選ばないと、黄ばみの原因になることもあります。専用洗剤も発売されているので、それを使うのが正解です。大切なのは陰干しと風通しです。湿気を取るため新聞紙を詰め込むことは、形をたもつためにも大切です。

シューレースはC100(シーヒャク=コットン100%)がお勧めです。

https://item.rakuten.co.jp/eighthundredships/37944463/

スニーカーに限らず、生産地の多くが海外に移転したり、生産効率を求めることから、それまで気に入ってたディテールがチープに感じることがあります。キャンバスの生地が違うとか、色落ちが違うとかオリジナルでしか味わえないことの再現は難しいのですが、出来ることは試してみましょう。

そこでシューレースを取り替えます。今では標準でついてくるシューレースのほとんどに化学繊維が混紡されています。耐久性が良く取扱い勝手はいいのですが、味わいという部分では物足りない。そこでC100 のシューレースに交換しましょう。現在のモノのサイズを測り、相当するものを選べば大丈夫です。

https://item.rakuten.co.jp/eighthundredships/37944463/

本体と違う色を選ぶという方法もありますが、ここは同じ白がイイでしょう。本体といっしょに汚れ、色あせ、洗ったあとでも親和が保てます。混紡だと洗いが効くぶん、そこだけ白いという不自然さが残る場合があります。人によっては、C100にしか生まれない、ヨレがイイのだとか。ひとり悦に入るという境地です。

百人百様ですが、オーバーラップをお勧めします。

http://www.idokaba.net/article/2016/02/10/626

シューレースの結び方について、それぞれのご意見やお好みがある事は承知の上です。選ぶスニーカーによっても違いがあると思います。ですがここで選んだスニーカーたちにはオーバーラップという結び方をお試しいただきたいと思っています。

結び方は、画像を参照いただければわかるように、上から下にクロスさせながら通していけばいいだけです。左右の長さを均等に進めていけばキレイに仕上がります。

https://girly.today/3370

スニーカーであっても革靴であっても、履くときは紐を緩めて足をいれ、つま先に近い部分から順に紐を締めていきます。結び目はきつすぎない事です。足は天候や時間によって形がかわるので、面倒でもこのルーティンは大切にしてください。靴擦れを予防し、足の疲れも緩和します。なによりも靴の形が美しく保てます。

少年のココロを忘れない大人のために お勧めの白スニたち

北欧デザインが息づく トレトン ナイライト

https://ameblo.jp/focarth/entry-11998500952.html

これも構造的には内羽根式といっていいのかも知れません。スウェーデン発のトレトンから名品ナイライトを一押しスニーカーとして紹介します。そうした理由からなのか、またラウンドというよりはアーモンドトゥに近い形状からなのか、とれも上品な足元を演出してくれます。サイドに配したサインが控えめなところもイイ。

https://ameblo.jp/focarth/entry-11998500952.html

フィラのウエアを着て、ヘアバンドをした長髪で人気のあったテニスプレーヤー ビヨン・ボルグが愛用して注目されました。彼もスウェーデン出身。端正なマスクで女性だけでなく男性ファンも多くいたため、彼を真似たファッションも横行していましたね。当時と変わらない、今となっては北欧らしいレトロな趣きです。

https://ameblo.jp/focarth/entry-11998500952.html

トリコロール模様が誇らしい スプリングコート

https://blogs.yahoo.co.jp/hechawo/36038515.html

フランス靴と言えばJMウェストンを思い出す方も多いのでは。そしてJMウェストンと言えば足入れの固さ、しかし馴染むと離せない、離れられない魅力があります。スプfリングコートも、そうした頑固さを継承しているようです。

http://www.dejlicka.net/spring-court-b1-mid-cut-m-canvas-%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-b1-mid-cut-canvas-whitefox-p-2277.html

キャンバスが固い、ソールが反りづらいという第一印象でした。しかし、この丸いフォルムが気に入っていたので良く連れ出していました。馴染みだしたのは、夏も終わりに近づくころだったと思います。それからは相棒のような存在です。ジョンレノンが愛用したことで人気が絶えることはありません。フランスらしい頑固でいながら革新的なニオイが大人を惹きつけます。

 

https://heritager.com/?p=11911

イタリアンな白スニはチープさが魅力 スペルガ

http://haigyo.net/orange/?p=2683

チープと書いたのはその気軽さ、軽妙さを羨望したために思わず出た言葉にすぎません。本国イタリアを中心にヨーロッパ全域で人気があると聞いてます。ですからアジアのリゾートでスペルガを履いた白人を見たら、それはイタリア人かもしれないという都市伝説?があるとか。

https://sumally.com/p/1479977

スニーカーにしては薄いインソールを搭載しています。デザインもイタリアンメイドにしてはそっけない。タグが無ければファストブランドのスニーカーと言ってもいいほどの気のぬきようです。しかしこれほど隙だらけのデザインだからシーンや装いを邪魔しません。シンプルな魅力などと、有り体な表現では収まらない『引き算』の美学に気付くはずです。

https://www.pinterest.jp/pin/645140715344927937/

 

日本製白スニを履いて 胸を張る

独特の施法がリピーターを量産する スピングルムーブ

https://www.spingle.jp/fs/sneaker/spm-141-white

広島で作られるスニーカーは「バルカナイズ製法」を採用しています。1839年にアメリカで生まれた製法で、ゴム底と靴本体を独自の方法で厚着させます。革靴並みの工程を経ることで、一体感が生まれ、ヒビ割れなども軽減されるものです。足幅の広い日本向けの形状にあわせた設計により、コンフォートシューズ並みの快適性も約束しています。

https://www.spingle.jp/fs/sneaker/spm-141-white

次なるコラボ企画も気になります。ムーンスター

http://blog.livedoor.jp/knockoutblog/archives/1684079.html

上の画像はKATOとの、下の画像はサーフブランドのSTUSSYとのコラボレーションで生まれたものです。シンプルですが、それぞれ存在感があるので、どこのブランドなのか気になる面構えをししています。久留米発のムーンスターは140年の歴史あるシューズメーカーです。子供靴も手がけているのでコンバースなどに目覚める前に、誰しも一度は経験しているのでは。次なるコラボ先のニューズに注目です。

http://overlord.blog123.fc2.com/blog-entry-6061.html?sp

日本メイドのスニーカーを考察していると、高倉健さんのスタイルに合うのではないかと思いました。任侠ものの映画の姿とはことなり、IVYファッションに包む姿は適度な隙が魅力でした。スタイリストが持ち込む服装ではなく自身で選んだものを事由に着こなす姿は、マネできそうでできないもどかしさの対象でした。

G9の襟を立て、肉厚なチノパンといういつもの装いを、日本製のスニーカーで締めていただく。立ち姿が勇ましく、思わず胸を張りたくなる、そんな誇らし気持ちを覚えます。シンプルなものほど、着る人のキャラクターやキャリアが表れます。夏を楽しむ白い相棒をしかり見つけてください。