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マスクによるアゴニキビや肌荒れの原因は？対策とスキンケア方法をご紹介！
マスクを欠かす事が出来ない情勢である昨今。外出時には必ず使用しなければならない中、肌トラブルも誘発してしまっています。特に、アゴのニキビや肌荒れなどは多くの人が悩むところです。本記事では、そんなマスクによって引き起こされる肌トラブルの解決方法などをご紹介します。
マスクによる肌のトラブル
マスクが必需品となり、道行く人はほとんどがマスクを使っています。しかし、本来不要なはずのマスクを使い続ける事は肌トラブルにつながります。例えば、顔が赤くなってしまいヒリヒリする、ニキビ跡ができる、顎にだけニキビが出来てしまうといった事があります。
こうしたトラブルが起きてしまうとはいえ、マスクを着けないというのも難しい相談です。その為、マスクを使っているとなぜこうしたトラブルが発生してしまうのか、そしてその対処法を覚えておくことをお勧めします。
マスクによるアゴニキビや肌荒れの原因
アゴにニキビが出来てしまったり、肌が痛くなってしまったりと、マスクを使うだけでも様々なトラブルが起きてしまいます。では、諸々のトラブルが発生するのか、その原因をまずは解明していきましょう。
肌トラブルの原因①摩擦
まず1つ目は、マスクと肌の間の摩擦です。マスクを外したり着けたりといった時にはもちろん、ズレた時や話すために口を動かす際にも、肌とマスクとの間で摩擦が起こっています。
加えて、マスクの内側というのは閉じられているので高温、かつ多湿です。肌の一番表面に位置している角質層は、その環境だとまるでお風呂から上がった後のようになり、バリア機能が低下している状態なのです。
肌トラブルの原因②蒸れ
2つ目は、蒸れになります。先に解説した通り、マスクを着用している最中は、汗、呼吸などによって湿度も温度も上昇する一方です。そうした高温多湿の環境というのは、雑菌や細菌にとって絶好の環境です。
すなわち、雑菌などが繁殖しやすいという事であり、ニキビにも関係してきます。ニキビの原因菌はアクネ菌と呼ばれているもので、これが繁殖する事でニキビが発生しやすくなる、という訳です。
肌トラブルの原因③乾燥
3つ目は、乾燥です。マスクを着けている最中こそ高温多湿な環境になりますが、そこからマスクを外したときには急激に湿度も温度も変化します。すると、肌の水分も蒸発して乾燥した状態となるわけです。
肌の一番表面にあるのは角質層であり、マスクをしている最中はこの層が水分を吸収してお風呂上がりのように膨らみます。すると、肌のバリア機能も低下してしまい、下記の外部刺激を受ける事につながります。
肌トラブルの原因④刺激
そしてもう1つが、刺激によるものです。刺激にもいくつかありますが、まず外部から受ける刺激が挙げられます。肌のバリア機能低下によって、肌を外部から守る機能が失われてしまい、外部からの刺激を受けやすくなるのです。
例えば紫外線、花粉といったものが外部刺激に挙げられ、本来バリア機能が十全に働いていれば防げたものが、マスクを使い乾燥しその機能が低下してしまうと、悪影響をそのまま受けます。
また、マスク本体の繊維による刺激もあります。肌に合わない繊維のマスクを使っていると、肌がかぶれて赤みやかゆみを引き起こす事もあります。
マスクによる肌荒れの対策
この様に、マスクを使うだけでも肌は様々な刺激を受けており、ニキビ等の発生につながってしまいます。原因が分かったのであれば、後は対策を取るだけですので、マスクによる肌荒れを防ぐ対策を見ていきましょう。
肌荒れ対策①適切なマスクを選ぶ
まず1つ目は、適切なマスクを選択する事です。原因の中で、マスクの繊維による刺激があると解説していますが、ならば話は簡単で、肌に余計な刺激を与える事の無い繊維を使ったマスクを選べばよいのです。
多く出回っている不織布のマスクは、ポリプロピレンやポリエチレンなどを素材に使っており、これらは化学繊維故に肌に合わない人も居ます。もしも合わない事が分かっているのなら、布マスクなど別素材のものを使ってみましょう。
肌荒れ対策②UVカットを怠らない
2つ目に、UVカット対策を怠らない事です。マスクをしていれば肌が露出する面積が少なくなりますから、そうした対策を怠っている方も多いかも知れませんが、マスクを使う、使わないにかかわらず、肌を守るならUV対策は欠かせません。
マスクをしていようと紫外線は肌に届きますし、バリア機能の低下によって刺激を受けやすくなっています。特に、顔の側面は日焼け止めの塗り忘れなどが起きやすいので、十分気を付けましょう。
肌荒れ対策③こまめに汗を拭き取る
3つ目に、こまめに汗を拭き取るようにしましょう。マスクをしていると、どんどん内部は蒸れて汗も出やすくなります。そうした環境では、ニキビを発生させる雑菌が増えてしまいますので、対策が必要です。
マスクの中が汗で蒸れていると感じた時、ハンカチなどで汗を拭き取る事がその対策になります。また、もしも肌が乾燥してしまっていると感じたのならば、保湿ケアも併せて行ってください。
肌荒れ対策④ストレスのケアもする
もう1つ、ストレスケアも対策になります。コロナ渦という現状の中、中々自由に行動が出来ずにストレスが溜まってしまっている方も珍しくないでしょう。そうした状況では、美容効果のある女性ホルモンが低下し、男性ホルモンが増加します。
これに加えて、ストレスというのは体内にある活性酸素を増やします。活性酸素が皮脂を酸化させ、過酸化脂質を生み出してニキビの原因にもなります。これを解消するためにも、家でもできるストレス解消法を実践するべきです。
ゆっくりと入浴する時間を取るといった簡単な方法も効きますし、ウォーキングなどの軽い運動、アロマテラピー、オンラインで知人と会話をするなど、こまめに解消法を実践すると良いでしょう。
アゴニキビのスキンケア方法
マスクを使う事は避けられないので、デリケートな状態の肌をケアする事が大切になります。まず、使用する基礎化粧品は刺激が出来る限り少ないものを選んでみましょう。
低刺激なものであれば、肌に余計な負担をかけることなく保湿などのケアを行えます。どうせマスクで肌が隠れるからといってケアそのものを疎かにしていると、バリア機能の低下によってさらに肌荒れ、ニキビ発生が加速します。
帰宅した後は肌の汚れ、およびメイクを洗顔で優しめに洗い流し、清潔にした状態で化粧水や乳液を使いましょう。
アゴニキビのスキンケア方法①摩擦を加えずに洗顔する
具体的なスキンケアの方法として、洗顔の際には無駄に摩擦を加えないようにしましょう。洗顔料を使って肌の上でゴシゴシとやっている方も居るかもしれませんが、必要な皮脂や水分まで落としてしまいかねませんし、何より摩擦は肌に悪影響です。
その為、汚れはしっかりと落としつつも、肌に必要な分の皮脂を残す事が出来る洗顔料を使いましょう。泡立ちが良好な洗顔料ならば、肌の上で擦ったりしなくても十分洗浄効果を発揮できます。
実際に使う際には、手で洗顔料をしっかりと泡立たせて優しく洗ってください。洗った後には、36度から38度程度の人肌くらいのぬるま湯で洗い流してください。
アゴニキビのスキンケア方法②保湿はしっかりとする
2つ目は、肌の保湿をしっかりと行う事です。これはマスクによるアゴニキビの予防に限った話ではありませんが、どんな季節であっても肌の保湿を欠かすことはできません。
そもそもニキビが出来てしまうのは、十分な保湿が行われずに乾燥してしまい、肌のバリア機能も発揮されず、過剰な皮脂が分泌されるといった原因が考えられます。バリア機能を守るための最も基本となるのが、肌の保湿なのです。
洗顔が終わってから、出来る限り時間を空けずにすぐに保湿をしましょう。肌表面の水分が蒸発する前に、化粧水や美容液、乳液をすぐに使って潤った状態を保つようにしてください。
アゴニキビのスキンケア方法③ニキビ用の基礎化粧品を使う
3つ目に、ニキビ対策用の基礎化粧品を使用する事です。大抵ニキビ用とされている基礎化粧品には、肌の刺激になり得る殺菌剤、防腐剤といった成分を使っていないので、優しく肌をケアできるのです。
製品としては、例えば資生堂の「dプログラム」などがお勧めできます。皮膚の常在菌のバランスに着目した化粧水であり、ニキビや吹き出物ができにくい、常在菌のバランスのよい肌を保てます。
マスクが原因のニキビはスキンケアを見直そう
マスクを手放す事が出来ない情勢である以上は、出来る限り肌に余計な刺激が加わらない各種のケアが必要になります。正しいスキンケアによってニキビや肌荒れを防止し、是非とも健康的な状態の肌をマスクを使っている最中でも保ってください。
